問題児と一緒に変態赤龍帝も来るそうでよ?   作:暁紅

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皆さんお久しぶりです。色々ゴタゴタしていましたが何とか復活。久しぶりに書いたのだ少し変かもしれませんが宜しくお願いします。

ついでに久しぶり過ぎて内容を忘れた人のため簡単なあらすじを
何やかんやで異性転生した一誠→色々触りながらギフトゲームに勝利→何か招待され行ったら魔王襲来。こんな感じです。


今日の九時頃に後半を投稿予定ですのでそちらもどうぞ宜しくお願いします。

それとfate最高でした。桜好きとしてはここまでスポットライトが当たっていると嬉しくて、涙が流れそうになりました。本当に素晴らしかったです。



赤龍帝vs謎の全身黒タイツ前編

黒い契約書類が舞い降り阿鼻叫喚としているさなか、さらにその場を騒然とさせる現象が発生する。

 

それは本陣営のバルコニーにて、何の前触れもなく白夜叉を黒い風が球体状に覆った事から始まる。

 

「なんだと!」

 

咄嗟にその場にいた数人が白夜叉に手を伸ばすが、黒い風が触れるのを妨害し、そのまま突風を巻き起こしてバルコニーから弾き飛ばす。

 

その後数分も経たずに空から魔王と思わしき集団が降下し始め、バルコニーの下付近でちいさな爆発音と共に空中にて二人の男が殴り合いの戦闘を開始する。

 

この時一誠は春日部と一緒にバルコニーへと向かっていた。

 

バルコニーに付くと先に付いていた飛鳥が侵入を妨害している黒い風に体当たりをしていた。

 

「飛鳥この中に?」

「ええそうよ。けどこれが邪魔をして」

「なら三人とも離れろ」

 

一誠の掛け声の通り三人が扉の前から離れると、その手に取り出していた『デュランダル』を力いっぱい振り下ろす。

 

青い刃は魔力により光り輝き、黒い風の対照的に光の魔力の渦を発生させ激突する。

 

「くッ」

 

魔力の渦はは黒い風と激突した直後に視界全てを白く染め上げる光を放つが魔力の渦は消し飛ばされ、刃は見事に弾かれる。

 

『デュランダル』を握っていた両手にはまるで素の拳で鉄の扉を全力で殴ったような痛みが走る。

 

それでもめげずにもう一度魔力を溜めて振り下ろす。

 

その結果は変わらず刃は弾かれる。

 

「なんだこれ」

契約(ギアス)で守られてる?」

「そうじゃな、何かしら契約書類(ギアスロール)に出ておらんか?」

 

黒い風の向こうから聞こえてきた白夜叉の通りに確認をすると

 

※ゲーム参戦事項※

   ・現在プレイヤー側のゲームマスターの参加条件がクリアされていません。

   参加をする場合は参加条件を満たしてください。

 

書かれているがその条件何処にも記載されていない。これこそが魔王達の仕組んだ作戦の一つで、白夜叉を封印するために参加条件を記載しなかった。

 

現状これ以外の情報源が無いため条件を満たすことはほぼ不可能。白夜叉の復帰は無いと思った方がいい。

 

元魔王であり東区画最強の階層支配者の参戦不可は初めての魔王戦となる飛鳥達に取っては、いささか不安が過ぎることになる。

 

そこへ陽気な声で白装束の女が二匹の火蜥蜴を連れて現れる。

 

「あら?本当に封印されてるじゃない。そうなっちゃ最強も形無しね」

「貴様!サラマンドラの同志達に何をした!」

 

笛を得意げに回している女の周りに立っている二匹の火蜥蜴は、サラマンドラに所属している者達であり。

 

口からは小さな火の粉溢れさせ、目は血走っていて魔笛によって操られているのは間違い無かった。

 

「そんな簡単に情報を上げるわけないでしょ。それとそこで話していたのは誰かしら?」

 

女はオーケストラを指揮する指揮者のように笛を上に上げると、火蜥蜴達は飛びかかり逆方向へと吹き飛ばされる。

 

「あらまぁ...」

「逃げるぞ!」

 

一誠は一瞬で『禁手化(バランス・ブレイク)』し火蜥蜴達を殴り飛ばした。

 

一応殺さないように手加減はしたが当分動けないようにはしている。

 

四人はその場から空に飛び上がり一瞬で離れる事に決める。空を飛ぶ力を持っていないジンは一誠に抱かれ、飛鳥は春日部に抱かれ飛ぶ。

 

女は空を飛ぶ春日部をまじまじ見つめ、舌なめずりをしたターゲットに決めると魔笛に唇を添え演奏する。

 

音色は不協和音のような嫌な感じではなく、ずっと聞き入っていたい魅入られる音で、人一倍強い聴力を有している春日部は

 

「だめだこれ」

「え?きゃ!」

「ちょっ」

 

魔笛に惑わされ身体の自由を奪われる。

 

咄嗟に空中で飛鳥を投げ渡し怪我をさせないようにしたが、投げ飛ばされた先で胸に一誠が頭を埋めてしまい、投げなければ良かったと後悔することになる。

 

「えっち」

「いや、今の俺関係なくね?」

「一誠...もぐ?」

「何をだよ!」

「ナニをだよ?」

 

声は笑っているように聞こえるが目が笑っておらず、ずっと見つめていると闇そのものを覗いているような目だった。

 

それよりも今はこんなコントをしている場合ではない。

 

この状況かで最善の選択肢を考える。

 

「ごめんなさいねジン君。春日部さんを抱えこの場から逃げなさい」

「はい」

 

命令を受けた途端にジンの目からハイライトが消え、地面に倒れている春日部を抱え走り出す。

 

飛鳥を申し訳なさそうに見てからジンの背中を追い始める。

 

 

 

 

 

闘技場からはかなり離れ、今いるのは多くの一般的な建物が立ち並ぶ住宅街だった。

 

魔王が現れた事で辺りに人は一人も居らず、遠くの方で聞こえる爆発音以外は静かで不気味な雰囲気が漂っている。

 

この場所まで来れば命令を完了した扱いなのかジンの手から春日部が落とされ、目にハイライトが戻る。

 

「ごめん...私のせいで」

「いや、耀のせいじゃない......」

 

一誠は辺りにただならぬ雰囲気を感じ警戒態勢に入る。

 

二人は特に何も感じていないようで頭を傾げていたが、突然背後の建物が縦に真っ二つに裂ける。

 

金属と金属のぶつかり合う強烈な音が鳴り響いた時に一体何が起きたのか理解した。

 

「フュー、さっすが」

「褒められても嬉しくない!」

 

建物が裂ける直前。咄嗟に身体が動いたと言うよりは、感で自然と身体が動いたの方が的を得ている。

 

『デュランダル』を取り出して背後に向いて剣を地面スレスレから上に切り上げた。

 

結果は分かっているように相手の剣と歯ぎしりし合う事になる。だが敵の男が使う剣はレイピアのように細く、何故『デュランダル』と歯ぎしり出来るのか分からない。

 

さらにおかしいのが、いくら身体の自由を奪われたからと言って、春日部が一切知覚出来なかった事だ。もし感で動いていなければ確実に切られていた。

 

男は剣を一回納刀すると両手を前に突き出して拍手をおくる。

 

「いやーうん流石だね。これでこそ俺の見込んだ男だよ」

「だから嬉しくないって」

 

改めてじっくりと男を見ると怪しさが満載だ。

 

服の代わりに着ている黒いタイツの肩と膝のみを覆う黒いプロテクター。ここまで黒で揃えているにも関わらず、腰に差してある真っ白い剣。その白さは全体の黒さと相まって余計に目立っている。

 

怪しさ以外を全く感じない男が指パッチンを鳴らすと、何も無かった空間から白い『契約書類(ギアスロール)』を出現させ一誠に投げつける。

 

一度右手で弾いて落としそうになったがどうにか両手でキャッチして、中身を確認する。

 

DEAD or DEAD

 

プレイヤー一覧 兵藤一誠

        Fragarach

 

・クリア条件 どちらかが死ぬまたは相手が違反を犯した場合

 

・敗北条件 このギフトゲームをしているプレイヤー以外の他者を再起不能または致命傷を負わせた者と死んだ者が敗北となる。

 

・勝者報酬 倒したプレイヤーの全てを得る

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、両コミュニティはギフトゲームを開催します。

        ∈⊆∧∨⊃_∈⊆∋

 

最後が文字化けしていて読む事が出来ないがゲーム内容は理解出来た。だからこそ

 

「受けられるわけないだろこんなの」

 

そうこのゲームでは絶対に相手の命を刈り取らねば追われない本当の『デスゲーム』だ。

 

受ければ殺さなければいけない。そのためこんな物を受けられないと『契約書類』を捨てようとすると

 

「本当に良いのか?お前に差し出す最初で最後のチャンスだぞ?」

「何がだ?」

「自己紹介してなかったな...俺の名は兵藤一新の使った七聖剣が一つ、フラガラッハ。フラガと呼んでくれ」

「フラガラッハ...」

 

目の前の男は自身こそが『フラガラッハ』だと言い放った。

 

白夜叉から知らせれた七聖剣の五つの内の中に『フラガラッハ』は存在している。それに聞いていた話とも合致する。

 

曰く剣身はかなりの細身であるが何物にも勝る切れ味を持っていて、身軽に動ける事からかなりの凶悪性だった。

 

そうすれば『デュランダル』と打ち合えた理由にもなり得る。となると、これは七聖剣を手に入れるまたとないチャンス。

 

投げようとして上げた手を下ろし

 

「分かった受ける。ただしそこの二人を逃がさせてくれ」

「......いいだろう。俺が興味があるのは貴様だけだからな兵藤一新の息子」

「ありがとう。ジン頼むわ」

「でも」

「絶対に勝つからさ」

「分かりました。絶対に勝ってください」

「おう」

 

ジンは顔を赤くして全力で持ち上げ走り去っていく。そのとき春日部の心の中にひとつの不安が過ぎった。

 

ここから離れてはいけない。

 

しかし、今の彼女には身体を動かす術はなくどんどん離れて行くことになる。

 

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