不思議な姉妹と生活する陰キャラ学生!?   作:ユキ・E.L.F

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なかなか時間が取れなく、更新遅れて申し訳ございません。
では、どうぞ


人は裏切る&藤白財閥と葵「怖ぇ~…」

五月中旬、ゴールデンウイークが終わり、一般的な人は学校が楽しみかもしれないが、友達いない俺にとって、これから毎日学校に登校する事は、Lv1の村人が魔王の城に向かっているのと同じと言っても過言では無い。

 

しかぁし!、姉妹愛娘と一緒に登校するとによりLv1の村人パーティにLv99のエンジェル姉妹が加わる事により、ラスボスどころか裏ボスまで倒せるまでもある。

 

年が離れている為、強制的に別れて教室までステルスを使って行動しているが、生徒会にすぐ捕まり連行される。

 

俺の学校生活は、ほぼ一日、生徒会のサキュバス会長(姉)、毒舌鬼副会長、冷血女帝の幼馴染の手下になる。キリクエVじゃねぇかよ。主人公が魔王に捕まって7年くらい奴隷になるやつ...ゲーマーのトラウマだ...。

 

この人達と別れてもサキュバス後輩(妹)が無駄に関わってくるので、一緒にいると周りからのバフ視線で、俺のステータスが100%1になる。

 

放課後なり、生徒会の書類、部費、活動報告のまとめを一足先に終わり腕を伸ばし机に頬をつけて休んだ。反対側、パソコンを打っている竹見は疲れきった葵の様子を伺った。

 

 

「終わったの?。光」

 

「オワタ(1日が)...、あのさぁ、疑問に思ったんだけどさ、花って人前だと葵とか光って呼ぶけど、誰もいない時だとこうちゃ...」

 

「これ以上、言ったら...ネ...」

 

「...スイマセン......」

 

 

間隔が5センチくらい顔が近づき威圧をかけてきた。すると、副会長が立ち上がり会長の机のもとまで歩き出した。

 

 

「会長、これから部活動を見学させてもらいに行きますから準備してください。竹見さんもイチャイチャしてないで下さい」

 

「副会長!、イチャイチャなんてしてません!」

 

「会長も動画なんて撮っている場合ではないですよ」

 

「薫ちゃん、ダメだよ。止めちゃ、折角いいところだったのに~」

 

「会長!、なに撮っているんですか。消してください!」

 

 

放課後の生徒会室は、会長のおちょくりモードか、仕事が多すぎて真面目過ぎる空間になるか、副会長が俺を罵っているかの三択。

 

花は慌てて、会長のスマホを奪い取ろうと手を伸ばすが会長は余裕な笑みで避ける。葵は仕事があるなら早く終わらせたいので副会長に問いかけた。

 

 

「あの...副会長...」

 

「なん...貴方は話しかけないでください。キモいです。変態!」

 

「くはぁ!......もう...シンドい...」

 

 

「何ですか」と言いかけたのにも関わらず、男だと気づいて、罵ってきた。葵にとっては副会長の罵声は一番心に響き、葵の残りわずかなライフが消えた...。

 

 

「皆さん、一日の最後の仕事を終わらせに、部活を見学させてもらいに行きますよ」

 

 

副会長が締めのある言葉により収集がつき、諸々の部活を見学をさせてもらう為に移動をした。

 

 

FIRST・・・・・吹奏楽部、この時期はコンクールが近いので、日々、必死に練習をしているとか、ソロのオーディションだと甲子園で演奏ができるとか。まぁ、余計なことを言うと個人差はあるけどな。

 

 

生徒会が音楽室を入ると男女共々、憧れの人、先輩、好意のある人がいれば、やる気を出し張り切って演奏を再開した。

 

だが、どうやら、俺はお邪魔の様だ。俺と目が合うと舌打ちや耳打ちや睨みつける事が多い。

 

 

はぁ...トイレでも行くかと言いながら帰るか...。

 

 

見学をやめて帰ろうとすると、吹奏楽部の部長と話し合いをしている会長が生徒会は音楽室を後にした。

 

 

NEXT・・・・・硬式、軟式野球部は甲子園、全国大会予選が二月前なので地獄の様な練習を行っている。ひたすら走って、バットを振ったり、投げたりを繰り返している。

 

 

野球か小学校の頃、6年やってたけどな。センスなかったからやめた気がする...。

 

 

野球野郎共の視線に五本の指に入る美少女達が視線に入ると声が大きくなってプレーのキレが増した。

 

 

しかし、またもや、生徒会の独りだけ歓迎されている訳では無いので、練習ボイスに罵声が入っていた。

 

 

「男!」「誰や!」「消えろー!」「キモい!」「陰キャラ!」「ボッチ!」

 

えぇ...、キミたち、打ち合わせでもしてるのかよ。凄いね...なんで感心しているの、オレ...。

 

 

溜息をつき、帰ろうとすると再び、まるで分かり切った様子で会長がマネージャーの話を切って、無言で次に移った。

 

次々と見学をさせてもらい、生徒会は歓声が多いが、どの部活でも葵に対しての視線や態度は変わらない。

 

 

LAST・・・・・バスケ部、3年最後大会が近く、顧問がいないが、キャプテンの指示を聞いて必死超えて練習している。何故、会長は最後にバスケ部を選んだのか不思議というか、嫌な予感がして、不気味さに悪寒を感じる。

 

 

バスケ部専用体育館に着き、片側は女子、反対側は男子と別れて、男子の方を見学をさせて頂くと、やはり、どのでも単純なヤツが多く、五本の指に入る美少女達が来ると張り切り出した。

 

 

すると、バスケ部2年の久我仁(くが じん)という、3年生を超えた天才エースが、部活中に葵を見て大声で注目を集める。

 

 

「あそこに生徒会と美少女1年の弱みを握っている。転校生の葵光って奴がいるぞ!」

 

えっ...誰それ、いや、寧ろ、弱みを握られているのはオレ...。

 

 

副会長や花はその発言に反応して対抗しようとする前に会長が前に立った。

 

 

「どこからその噂が入ったのかな?久我仁くん」

 

「生徒会の様子を見れば分かりますよ」

 

「キミ、葵くんは私のお気に入りなんだよ。その彼を悪者扱いにする気だろう」

 

「いや、まさか、本当の事を話しているだけじゃないです」

 

 

一方に引かないので会長はわざとらしい演技で困った様子を作り、久我仁に提案をした。

 

 

「よし、では葵くん、彼とバスケでハーフコートで1on1、先に5本先取で勝負しなさい。葵くんが勝った場合は認めなさい。」

 

「プッ...フハハァ!、かいちょ、マジで言ってるんですか。そいつ、運動神経悪いですよ」フハハ

 

「そうなの?」

 

「そうっすよ。くっくっく...体力測定、学年どころか高校でビリですよ。そんな奴に天が地にくっついても負けるわけが無い。やべぇ!、笑いが止まらない!」

 

 

久我仁はお腹を抑えて爆笑して、周り部員もクスクスとあるいは爆笑していた。

 

 

「じゃあ、葵くんには一本取ったら勝ちでいい?」

 

「えっ、それでも構わないですよ。どの道、変わらないですからね」

 

 

笑いが収まらない様子で問いかけて、会長はあざとらしい演技で綺麗な瞳を葵に向けた。はぁ...と溜息をついてコートに立った。

 

 

この人、今までの原因を知っていて最後にバスケを選んだのか、いや、まず、勝てるわけねぇ...。

 

「おっ、やる気かい転校生くん。いいよ。おママごとのように遊んであげまちゅよ」ニアニア

 

「ハイハイ、黒歴史が増えるだけだからな」

 

 

久我仁がボールを持ってゴールを背後にして、上着を脱ぎ捨て葵は反対側に立ち対面をした。

 

 

「会長が負けた場合はバスケマネージャーと俺の彼女になって下さいよ」

 

「うん、いいよ」

 

「「「えっ...ええぇ!!」」」

 

 

やすやすと久我仁の提案に乗って、周りは顎が外れるほど驚き、多くの人の声が体育館に響いた。

 

 

「じゃあ、ルールはさっき言った通りだから、ではスタート!」

 

 

ちなみに1on1はディフェンスがボールを持っていて、オフェンスにパスをすることにより勝負が始まる。

 

さっきの会話が無かった様に切り替え、会長のあざとらしい声と共に久我仁からボールを渡された。だが、渡された直後、ドリブルをしようとしたが一瞬でカットされた。

 

 

「ほら、言った通りだろう。俺には勝てない。まず、3年生が俺に勝てない時点でお前は終わりだけどな」ニアニア

 

そうだな。まぁ、適当に流すか。

 

 

そっから、まだ、経った5分しか経過していないのに、久我仁が攻める時、必ず抜かれてシュートが入り、ディフェンスでは必ずカットされる。

 

そして、葵の最後のかもしれない攻撃、途中で会長にタイムをして呼ばれた。

 

 

「葵くん、分かってる。お姉さん、見ず知らずの人の彼女になっちゃうんだよ。頑張ってよ」ボソッ

 

「いや、普通に無理でしょう」ボソッ

 

「普通はね...。奥の手は君がやる気を出しちゃう、おまじないを言ってあげるよ♪」

 

えっ、何それ、怖い。

「キミの秘密、バラしちゃおう」ボソッ

 

よし!、やる気が出たぞう!。

 

 

会長の怖~い一言により、葵はやる気を出してコートに立ち上がった。

 

 

「そんなにやる気を出して、会長にエロい何かでも吹き込まれたのか。もしそうだとしても、勝負に勝てないよ。」ニアニア

 

「気にするな...」ハァー

 

俺からしたら、それよりヤバいことだ...。

 

「これで最後になってしまうのか、ではスタート!」

 

自分の危機っていうのに、会長は凄いノリノリだな...。

 

 

葵は会長の心から楽しそうな顔を見て、安心するというか、呆れるというか、癖の溜息をつき、久我からボールを受け取る。

 

久我はいつもの様にボールをカットしようとするが、葵は「あぶねっ」と言いつつ、避けてボールを取られないように体を壁にボールを背後にして勝負で初めて構えて、そのまま適当にシュートを打ち...入った。

 

会長以外の外野は唖然として見ていた。葵は頭をかきながら会長に問いかけた。

 

 

「会長、一本入れたので勝ちですよね...」

 

「う~ん、そうだね~。呆気なかったから、葵くんも5本先取にしようか♪」

 

オイオイ、あんたの名誉をかかっているのに、さらに自分の首を絞めるような事を言うなよ。俺もこれ以上やるのシンドいんだけど...。

 

 

彼女は表情変えずに曇りのない笑顔でルールを変えて、久我仁はラッキーと思い、不敵な笑みでボールを持った。

 

 

「ルールの考案者が言ってるんだから、やるぞ。」ニアニア

 

はァ...めんどくさい...一層の事、負けよ...やめよう...。俺が負けたら変な噂を流れるし、会長もあんな条件は嫌だろうし、しょうがない。

 

 

いつもの様に、気だるそう面倒くさそうにコートに立ち久我仁と再び対面。

 

 

「これで終わらせて、めでたく、ハッピーエンドだよ。陰キャラくん」ニアニア

 

「そう...勝手にしてくれ」

 

「じゃあ、そうさせてもらうぜ」ニアニア

 

 

久我仁がシュートを入れれば、会長が久我仁の彼女になる。しかし、葵が止めればまだ分からない勝負。葵から久我へボールを渡し、ドリブルで葵を抜かそうとした。

 

 

「これで終わりだな。陰キャラくん」ニアニア

 

「勝手にしろって言ったけど、俺も勝手にするから...」

 

 

葵は一言、久我に言いながら、久我のドリブルボールがコートに付く時、葵は左手でボールを叩き転がったボールを奪った。その動きに久我はえっ、と思い、背後を振り返った。

 

 

「おっ...たまたま取れた。すげぇ、俺...」

 

 

特に喜びの感情に出さず、ボールを持ってボー立ちしていた葵。今の動きに会長以外はやや驚いていたが、まぐれだろう。と誰かが呟いき、皆は、そうだな。と勝手に納得していた。

 

 

「たまたま取れただけだろう。まだ俺にはチャンスがある。次はまぐれで取れないぜ」

 

 

久我はボジティブに受け取り、ディフェンスに切り替えた。しかし、この後、交互に勝負しても久我は点数入らず、寧ろ、葵がたまたまカットでき、シュートが入り、いつの間にか点差が縮まり、次は葵の攻撃で、シュートが入れば、葵に対して嘘が撤回される。

 

 

「最後か...」ボソッ

 

「最後だぁ!、てめぇ!、なに勝ちヅラしてやがる!」

 

「キミはバスケ部エースで学園で一番上手いんだろう?、止めればイイじゃない、ね♪」

 

 

ボソッと言った声が久我の耳に入り、喧嘩腰で久我は葵の胸ぐらを掴むが、会長の匠の言葉で久我は舌打ちをして離した。

 

 

「じゃあ、これで最後になるのか、葵くんがボールを持てば勝負が始まります。さぁ、運命の戦いです♪」

 

 

久我からボールを受け取り始まった。すると、久我が葵の足を思いっきり踏んだ。本来であれば、ファールを取られるが、しかし、誰も気づいていない。

 

 

「いてっ...!」

 

「お前に負けるとか一生の恥だからな。徹底的にお前を潰す。しかも、お前は今までの勝負1回もドリブルをしていない。ならば、ドリブルをさせてカットしたら確実に勝てるし、シュートも打てない。終わりだ!」

 

 

必死に葵に圧力のあるディフェンスで押し出す。増しては葵より少し身長があるから、確かにシュートは打てない。だが、彼の考えすぎる思考が...ハズレる...。

 

葵は踏まれた足を引いてドリブルを突き出す。その瞬間を狙った久我はボールをカットしようと手を出したが、葵は※レッグスルーで避けて距離を保った。

 

※レッグスルーとは、バスケットボールにおけるドリブルテクニックのひとつであるスポーツ用語、自分の股下でバウンドさせるように、足の間を通してドリブルをする方法のこと。右手に持っているボールを、左手に持ち替えるためのドリブル、もしくは、左手に持っているボールを右手に持ち替えるためのドリブルであり、対峙したディフェンスにボールをスティールされづらくするために、自分の足の間を通して相手ディフェンスとの距離を保つ。

 

 

会長以外は驚愕していた。運動神経悪いと言われる奴がいとも易々とレッグスルーをしたことに...。

 

 

「オイオイ、どうした。ボールを取らないとまぐれでシュートが入って負けるぞ...」

 

 

そう言って葵は挑発した。久我がシワを作るほど、怒りの顔が出して、葵のボールを取ろうとカットしようとするが、楽々と避けて、5分間ぐらい、久我が葵をオモチャにするつもりが、久我は寧ろ、逆に....自分がオモチャにされているのを気づいた。

 

 

「テメェー!、ふざけんな!」

 

 

久我は葵のボールをカットしようとするが、カットする手が、いつの間にか両手でコートに付いて尻もちついていた。

 

葵はそのまま、転んでいる彼の隣でぎこちないシュートを打って、勝負に終止符を打った。

 

葵のプレーで周りは唖然と呆然と驚愕で混乱しているが、男子バスケ部3年生が葵に近づき、その後に、2年のや1年が続き、葵を囲んでバスケ部の勧誘をし始めた。

 

 

「キミ、上手いね!」「バスケ部に入らない?」「勿体ねぇぞ」「キミなら全国は夢じゃねぇよ!」「女子にモテるぞ!」

 

 

この状況に、俺は会長の本心に気づいた。それは居場所を悪くしない為、将来の為に友好関係を作らせる為に会長は最初っから差し向けるように誘導して予測道理にさせた。運悪く久我が会長に喧嘩を売った...、だが、俺は会長の予測を......裏切る。

 

 

「それにしても、久我って最低な奴だな」「そうだな。もう、関わらないどこうぜ」「そうしようぜ」「明日からさ、嫌がらせしようぜ。今までの」ボソッ

 

久我を応援していた部員、仲間、友達、親友だった奴らに裏切られ、罵声や罵倒が飛んでいた。

 

久我は絶望していた。どん底に...。何も答えれない。友も裏切られ、もはや、高校の嫌われ者になってしまった彼。

 

 

「まぁ、それぁ、負けるだろう。だって、俺が作らせた芝居だし、コイツは単なる濡れ衣だぜ。久我の弱みを握って踊らせたんだよ。しかし、滑稽だよな。仲間に裏切られ、光り輝いていた自分が失い、絶望のどん底にいる気分はどうだ?、久我仁...」

 

 

葵の発言に誰もがはっ?、と声が出るが、1番驚いている久我は訳も分からず目を大きく開いて葵に顔を向けた。

 

 

「いやいや、お前ら可笑しいと思わないか?、バスケ部のエースがド素人に負けたんだぞ。それは俺が久我の弱みを握っているからに決まっているだろう」

 

 

葵は暑苦しい男子バスケ部サークルから力任せで抜け出し、久我の近くまで歩いて、人格を変えて、悪そうな不敵な笑みを作り、性格を変えて、怪しまれず嘘、ホラを吹き出した。

 

そして、誰かは言い出す......。

 

 

「サイテー!」「テメェー!」「久我を虐めるなんて!」「だから、可笑しいと思ったんだよ...」「裏がありそうだったんだよな...」

 

 

そして言い返す。人間関係を壊す言葉......。

 

 

「いや、キミ達の方がサイテーだろう。仲間だったのに、久我より一瞬でも上だと思ったらすぐに裏切って...、それで、よくも仲間、親友、友達なんて言えるな...、増してはバスケとはチームプレーだ...お互いを信頼し合えない時点でチームは終わりだ...」

 

 

この状況で人間関係を壊す言葉を発し、バスケ部一同、体育館にいる生徒は黙り、葵は脱ぎ捨てた上着を拾い体育館を背後に、荷物があるので生徒会室に向かった。この後の体育館の様子は葵は知らない。

 

生徒会室に着くと、人間関係崩壊状態のバスケ部の収集を副会長や竹見に任せ、葵の後からついてきた会長が憐憫な表情で問いかけた。

 

 

「あれがキミの答え?」

 

「何がですか?」

 

「・・・・・自分を物理的、精神的苦痛を与えた相手を救って、状況に応じて久我仁が流した嘘を、そのまま利用して自らを悪者扱いにさせる。自己犠牲かな?」

 

「物理的に...、会長...人が悪いですよ。最後の俺の攻撃で足を踏まれているの、気が付いていたでしょう...」

 

「テヘェ♪、いや、面白そうだったから、ついつい口が塞がちゃって♪」

 

「オイオイ、重要でかつ大切なところを口を塞ぐな...」

 

「まぁ~、でもお姉さん的に、一番驚いたのは、私の為に勝ってくれた葵くんだけどね。嬉しかったな~♪、ありがとう♪」

 

 

彼女は、普段、人前で見せない、一番魅力的な笑顔で葵に向けてお礼を言った。葵はそれに気が付いたが、気が付いていないフリをしてそっぽを向いた。

 

 

「な訳無いじゃないですか...、どちらかと言うと俺の秘密をバラされたくないから勝ったんですよ...」

 

「えぇ~、そんなこと言っちゃってイイの、お姉さんのフラグ立てた方がいいよ~♪」

 

なんのフラグだよ...。

 

 

「まぁ、でも久我仁くんはキミのおかげで、いい刺激になって大人しくなったでしょうし、キミの嫉妬や玲美のナンパが無くなるだろうから、大丈夫かな...」

 

「ナンパ?、あぁ、久我仁って藤白をナンパしてた奴か...ナンパを俺が止め、しかも、一緒にご飯を食べてるから嫉妬していると...なるほど...何気に会長ってシスコンなんですね...」

 

「キミ程じゃないよ♪。」

 

「で、俺の秘密事なんですけど、約束してくださいよ...」

 

「秘密事?、なんのこと?」

 

 

彼女はキョトンとした顔で首を傾げた。

 

 

「いや、会長が勝負の条件に俺の秘密事を...」

 

「あぁ~!、アレね。嘘だよ♪」ニコッ

 

「・・・・・マジかよ...」

 

「面白い事を言ったら、やる気を出すかなと思って」アハハ

 

この人...嫌い...。

 

「まぁ~でも、今回の件はあまり好きじゃないな。心が痛かったよ...」

 

 

彼女はガチトー音で今回の件のやり方に納得いかなかった。そんな会長を見て、少し驚いたが真に受ける訳でも無く、いつも道理に答えた。

 

 

「それは気のせいですよ...」

 

 

葵は真面目の顔をしている会長の横を通り過ぎ、怖いくらい静かな廊下を歩いてった。

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

部活・・・・・「部活動」の略。主に中学・高校の、スポーツや文化面で教科外に行う団体的教育活動。

 

部活、そんな言葉を聞いて俺は前に通っていた。中高一貫校の部活動を思い出した。ただ何となくで白い紙にバスケと書いて若い顧問に提出して始めた部活。

 

4年間やってきて、何故、部活如きであんなに熱くなるのか、足が、手が、肺が、心臓が、体が動くのかよく分からなかった。

 

只只、ひたすら肺が潰れるまで心臓が痛くなるまで走って、脂肪を筋肉に変えるぐらい痛めつけ、厨二病みたいなことを言うと己の限界を超えて新しい世界を自分で開いた時、周りの人達より上達した時、得た答えは、優越感と達成感だった...。

 

小学校の頃からバスケを始めた同級生や上級生からは「なんだアイツ、調子に乗りやがって」 「下手くそだったくせによう!」と罵倒や罵声が耳に通り過ぎ、一人また一人と消えていった。

 

俺は誰かに認めて欲しかったのであろうか。と言ってしまうとまるで俺が誰かに認めてほしいと言っているのと同じだ。だがそれは無い。

 

 

退部届けを渡しに顧問に渡すと事情を理解した上で話した。「お前ならNBA選手になれるレベルだ。興味があるのならそこに行け」と強く進めた。言われるがままに入団テストを受け、ギリギリっぽかったが合格した。

 

しかし、家族を失って実家に戻る事になり、夢も目標もない自分にはいい機会だと思ったが、自ら、折角のチャンスを下りなければならなかった。

 

ある日、実家に帰る一週間前、スマホに一本の見知らぬ電話番号が表示されていた。

 

 

えっ...、詐欺?、詐欺だよな。まぁ、普通に考えたら間違い電話だよね。ハズっ!。

 

 

躊躇いもなく緑ボタンをプッシュして耳にあてた。

 

 

「こんばんわ、初めまして藤白財閥、社長であり、バスケグループのコーチの藤白美蓮(びれん)と申します」

 

「・・・・・どうも、葵光と言います。あのーすいません」

 

「なんだい?葵くん」

 

「・・・・・新手の詐欺ですか?」

 

「フフッ、キミは面白いね。だけど、本当だよ」

 

「いやいや、藤白財閥ってSuperficiality(訳・超)が付くくらいの会社が陰キャでボッチの高校生をスカウトする訳がない!」

 

「陰キャでボッチって、フフッ、面白いな。しかし、今現実に起きている事だよ。ちなみに、すでに君の後ろにいるよ。葵くん」

 

 

真に受ける訳ではないが、一応、怖いので後ろを振り返ったがそれらしき人はいなかった

 

「冗談はやめて下さい...。怖いし」

 

「ごめんごめん、キミの目の前にいるよ」

 

「えっ...」

 

 

目の前を見ると自分と同じくらいの身長で真っ白な白髪をオールバックにして、ハーフで少し老けているが優しそうな笑みを浮かべて、耳にあてたスマホを下ろし、葵の様子を伺っていた。

 

 

「改めまして、初めまして、藤白財閥、社長でありバスケグループのコーチの藤白美蓮と申します」

 

そう言って、右後ろにいる体の大きい黒ずくめでサングラスかけた男が名刺を差し伸ばし、葵は恐る恐る受け取った。

 

「これで信じたかい?葵くん」

 

「エッ!、ハイッ!」

 

ヤベぇ...、片言になってしまったが、テレビで観たことがある...。

 

「そんなに畏まらなくてもいいんだよ。さっきみたいな感じでもいいよ。葵くん」

 

「わかりました。じゃあ、遠慮なく。何故、自分をスカウトするのですか?」

 

「フフッ、遠慮がないね。葵くん」

 

「遠慮をするのも、失礼ですから」

 

「いい性格をしていね。その質問は、車の中で答えるとしよう。葵くん」

 

 

高級車フェラーリーの中で話し合い、都合により藤白財閥も長野を発展させる為に移転し、中心としてこれからも活動するらしい。

 

これが藤白財閥と関係がある物語。

 




読んでくださりありがとうございます。
次回の投稿は年越しです。皆様、良いお年を
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