不思議な姉妹と生活する陰キャラ学生!?   作:ユキ・E.L.F

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悪魔な生徒会長

窓際から運動部の熱血の掛け声が聞こえ、教室二つ分の広さに豪勢な調度の並ぶ生徒会室。中央にある大卓に着席している。脅迫され呼び出された。少し目つきが悪い男子高校生

 

男子生徒が着席している反対側で腕を組んで、壁に背中を寄せている赤メガネをかけた担任

 

先生の前に大卓に着席している。

雪のように白い髪色、長い髪を一つに編んで左肩前に出している。上品な美しさをもった色っぽい姿をしている女子高生が偽りのない笑顔で見つめられていた。

 

 

何故、こうなった・・・・・

 

 

葵は絶対関わってはいけない気がすると本能が言っていた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

川が静かに流れ、人の気配がない。桜が散る細い一本道に、ハーフ美女とやんちゃな金髪少女が手を繋いで喋っている。

 

その後ろに、大人しい黒髪少女と朝から精神的な疲れている男が無言で並んで歩いていた。

 

有意義に話している雪音と藤白を見ているうちに、

いつの間にか土地を広々と使った学校に着いた。

 

「ふたりとも、小学職員室まで送るから行くぞ」

 

「バイバイ。れいみお姉ちゃん」フリフリ

 

「バイバイ。雪音ちゃん、雪菜ちゃんも」

 

「・・・・・」ペコリ

 

 

右手を大きく振った。藤白は小さく手を振り返した。

雪菜は無言で少し頭を下げて、3人で職員室に向かおうとした時、藤白に呼び止められた。

 

 

「あっ、先輩。昼食また一緒に食べませんか?」

 

「いやだ。同級生と一緒に食べろ」

 

「同級生と一緒に食べても楽しくないです。屋上で待っているので来てください。来なかったら先輩の教室まで行きます。嫌なら来てください。では失礼します」

 

「ちょっ・・・・・」

 

 

人の話を聞かず、勝手に話を切って小走りをして姿を消した。スッキリしないまま小学職員室まで送り、自分の教室に向かった。

 

教室に入って自分の席に座り。丁度、萩本先生が来て他校と変わらない朝礼をして終わった。

 

 

 

一時間目は体力測定をおこなう際、パートナーを組めと言われたが、友だちがいない葵は話しかけるまで待った。

 

後ろから爽やかな笑顔で目立たないイケメン君に話しかけられた。

 

 

「葵くん、組まないかい?」

 

「お願いします。えっと~」

 

「速水駿(はやみずしゅん)同期なんだから、敬語はいいよ」

 

「わかった、よろしく。これから何をやるんだ」

 

「反復幅跳び」

 

 

反復幅跳びは全国の男子高校二年で20秒で65回以上いけば、なかなか凄いと言われる。

 

 

「最初は俺がやるから葵くんは数えて」

 

「わかった」

 

 

先生がホイッスルを鳴り、皆が一斉に左右に飛び始めた。その中でも駿は周りの人より五本の指に入る速さだった。

 

 

「ハァハァ...なんかい?」ハァ

 

「64回・・・・・」

 

「マジか...」

 

「キミ、部活バスケやってるだろ」

 

「そうだけど・・・・・なんで分かったの?」ハァハァ

 

「そうだなぁ・・・・・腕と足の筋肉のつき方。反復幅跳びの記録。バスケはスライドステップに癖が強いからすぐに分かる」

 

「凄い分析力だね」フゥー

 

「たまたま思っただけだ。次、頼む」

 

「オッケー」

 

 

立ち上がり三本の白いラインの真ん中に立った。少し周りから視線を感じる。転校生がどのくらいの実力なのか気になっているのだ。

 

しかし、葵は本気を出す気は無い。何故なら面倒くさいからである。

 

「次行くぞ」と言われ構えて、ホイッスルがなった。

 

葵は1秒に2回のペースで始めた。結果は40回である。

周りのクラスメートは少し笑っていた。

 

この学校は運動が出来る人が多いからである。しかも、葵のクラスの男子は運動神経が悪い人が少ないとか...

 

 

たぶん...ビリだからな。まぁ別に気にしないけど...

 

「えっと...」

 

「フォローしなくていいぞ。あぁー疲れた。2回目もやるのか」

 

 

何も変わらない記録で授業は終わった。男臭い更衣室で着替えて、教室に戻り。残りの授業はノートの隅から隅までを残さず真面目に受けて昼休みに入った。

 

 

はぁ...藤白に来られたら困るな...行くか。面倒だけど

 

 

クラスメートがグループを作って、弁当を食べながら会話しているなか、一人行動をして屋上に向かおうと教室から出ていこうとしたら、背後から体育のペアになった速水に話しかけられた。

 

 

「葵くん、屋上に行くんだろ。一緒にいいかい?」

 

「悪い、屋上で約束している人がいるだ。また今度にしてくれ」

 

「あっ!、この前葵くんを探していた。噂のハーフ1年の藤白さんかな?」ニアニア

 

こっ...こいつ何ニアニアして上がる。あと、そんなに話せる仲か、俺たち・・・・・。

 

「いや、違う。待たせたら悪いから、じゃあな」

 

「今度どんな関係か聞かせろよ」

 

 

教室のドアを強く開けて全力で屋上に向かった。後ろから答える気がない質問が聞こえたが無視をして走った。

 

 

 

屋上のドアを開けるとひとりだけ可憐な花が置かれている様に上品に座っていた。

 

 

「あっ、先輩遅いですよ」

 

「悪い、ちょっと面倒な事があってな」

 

「まぁいいです。では一緒に食べましょう。隣に座ってください」

 

「あぁ」

 

 

藤白が床をトントンと軽く叩き、1メートルくらい間をとって座った。

 

 

「先輩また周りの目を気にして、別にいいじゃないですか」

 

「いやいや、そこは気にしろよ。俺といると嫌われるぞ」

 

「別にいいですよ。先輩がいるんで」

 

「あまり、男を勘違いするようなことを言うな。あざとい」

 

これ以上黒歴史を作りたくない...そう言えばこの前作ったわ。ナキナキ

 

 

藤白は少し顔を暗くして、昼食を食べ始めた。

葵は彼女の表情に気づいたが見なかった事にして、話を逸らした。

 

 

「お前はクラスではどうしてる?」

 

「えっ...えっと、女子は私の机に集まって話しかけて、男子の方は遠くから私を見てますね。この前、初日に同級生で人気の方が私に告白しに来ましたが、断りました。」

 

「勿体ないな。どうしてだ」

 

「好きな人がいるからですよ・・・・・」

 

 

藤白は瞳をそらさず葵の瞳を真っ直ぐに見ていた。

すると、授業五分前のチャイムが鳴り、周りを見たら誰もいなかった。さっきまでの会話が無かったように葵は弁当を片付けて立ち上がった。

 

 

「授業遅れるから行くぞ」

 

「・・・・・そうですね」

 

 

藤白も弁当を片付けて立ち上がり、ふたりは屋上を背後にして、藤白を教室まで当たり前のように送り教室に戻った。

 

 

 

6時間目が終わり、周りの人達は憂鬱そうに「これから部活か、面倒だな~」と言いながら学年主任が来て終礼を終えた。

 

カバンを持って帰ろうとしたら校内放送が鳴った。

直感だが嫌な胸騒ぎがした。

 

その声は非常に静かで女の魅力を感じた。女子の声がクラスの特に男子生徒の騒がしい声が教室に響き渡る。

 

 

〝「2ー2の葵くん、2ー2の葵くん、帰宅をしないで、至急高校生徒会室に来てください」〟

 

 

教室にいる生徒、全員の視線が葵に集まる。

 

 

ボッチには拷問だな・・・・・。

高校生徒会室分かんないから、帰るか・・・・・。

 

〝「葵くん、生徒会室分からないなら友達に聞きなさい」〟

 

「俺に友達はいないけどね...」ボソッ

 

〝「キミ、友達いないんだったね。本当にごめんなさい...」〟

 

なんで!?盗聴器でもあるのか。てか憐れむ声で謝るな!

 

〝「5分後に来てください。来なかったらキミの担任から弱みを握って・・・・・」〟

 

今・・・・・弱みを握ってて言ってなかったか?

 

〝「・・・・・じゃなかった交渉して貰った。キミの個人情報バラすよ...うふふ」〟

 

俺の個人情報保護法!!。悪魔だろ。

 

〝「あっ!今、心の中で私に悪魔って言ったでしょ。罰として葵くんの情報をちょっとだけながしまーす♪」〟

 

 

教室にいる生徒達は興味津々に耳を傾けた。葵はそれどころでは無かった。

 

 

「何故バレた!!マジかよ。花、生徒会室教えてくれ」

 

 

幼なじみの竹見花を目で探したがいなく、葵は脳を凝縮して、クラスで話せる人がいないか考えた。

 

 

いない・・・・・いや...いるぞ。一人だけ話せる奴が体育のペアになった奴、確か名前は・・・・・清水じゃなくて速水だ

 

 

急いで速水俊を目をこらしめて探そうとした。丁度、速水がこっちに近づいて話しかけようとしていた。

 

 

「速水、生徒会室の場所わかるか」

 

「あぁ、北校舎三階の中央階段を使ったら、正面の教室だ。ここからだと反対側だから、走っても1分は必要だぞ。間に合うのか?。もう1分もないぞ」

 

「40秒あれば十分だ」

 

「だけど、キミは50m走と1500m走もビリだったはず、間に合う訳が無い」

まぁ...本気出さないからな。本気を出すのは試合だけ...

 

「教えてくれてありがとう。今度、なんか奢る」

 

 

速水にお礼を言って、トップ・ギアで北校舎三階の生徒会室に向かった。

 

天井から葵の一部の個人情報が流された。

 

 

〝「葵くんは小学校6年生の頃、親離れがなかなか治らなかった・・・・・」〟

 

なんで知ってんの?!てか、なんで個人情報にそんなこと書いてあるの

 

 

廊下にいる生徒たちに笑われながら、葵は顔を抑えたいくらい恥ずかしさのなか、走りながら突っ込みを入れた。

 

 

〝「他には・・・・・何これ?葵くんは中学卒業後・・・・・」〟

 

 

誰だか知らない女子から雪音と雪菜にも言ったことが無い秘密を言おうとした。

 

 

ちっ・・・・・間に合うか...

 

〝「親に内緒でN........」〟

 

彼女が言おうとした瞬間。ドアを勢いよく開けて、背後から目つきの悪い男子生徒が少々荒々しい呼吸をしながら近づいて。彼女が持っている紙を奪い取って丸めてポケットに入れた。

 

「ハァハァ・・・・・要件はなんですか?」フゥー

 

 

葵は棒立ちになりながら呼吸を整えて彼女の顔を見た。どこかで見たことがあるが、今はどうでもいいと思い切り替えた。

 

 

「キミ速いね。そこの大卓の椅子に座って、このまま会話すると校内放送で聞こえちゃうから切るね」

 

 

彼女は頭と口元によくテレビのカメラマンやディレクターとかに使っている。高級そうなマイクを外して、大卓にマイクを置いて座った。

 

葵も言われた通りにして、大卓の椅子に座った。

 

すると、もう1人ドアを開けて入ってきた。赤メガネをかけた黒髪ロング。うちの担任の萩本先生だった。

 

 

「なんで先生がいるんですか...。てか、教え子の個人情報を簡単に渡さないでください」

 

「ごめんごめん。正確には取り引きをしたんだ・・・・・。」アハハ

 

「先生に何を取り引きしたんですか?」

 

「えっと・・・・・」

 

 

先生の左ポケットから紙がはみ出ていた。よく見るとシャトー・モンペラ・ルージュって書いてあった。

 

スマホで詮索するとアジアで最も人気のあるフランスのワインだとか、予想だがこの担任はワインに目がないんだろう。

 

 

「紙きれ1枚に自分の情報を取り引きしたのか・・・・・」

 

「まぁ...すまない・・・・・葵」

 

「いいですよ。原因は先生じゃなくて自分の前に座っている人ですから・・・・・」

 

 

偽りのない笑顔で葵をずっと見つめている女子に質問をした。

 

 

「貴方は誰ですか?」

 

 

彼女は「そうかまだ自己紹介はしてなかったね」と可愛い笑顔で質問に答えた。

 

 

「私の名前は藤白色美(ふじしろ しきみ)。この学校の生徒会長をやってるんだ」

 

「で...その生徒会長様は個人情報を流そうと脅してまで自分に何の御用ですか?」

 

 

彼女は立ち上がり、葵に指をさし予想外の事を言われた。

 

 

「キミは生徒会の総務になって」

 

「無理です」

 

「最後まで言わせてよ」

 

「何故自分なんですか?」

 

「面白いから」

 

「何そんな理由かよ」

 

存在するだけで面白いとかとNー1を1位取れんじゃね

 

 

彼女は腑に落ちない顔で椅子に座った。彼女の後ろにいる腕を組んでいる先生が口を動かし始めた。

 

 

「葵は人と関わろうとしていない。だから、いい機会だから入ればいいと思うが...どうだ」

 

「無理です。家に帰ったら忙しいので」

 

「忙しいって言ってるが...家で何をやってるんだ」

 

「家事です」

 

 

萩本先生はそれでもしつこく葵を説得させようとした。

 

 

「偉いことだが、それは親にやってもらって、キミは青春をしたいと思わないのか」

 

「そっ...それは無理です。色々と事情があるんです...」

 

 

学校側には家族の事を言っていないから少し動揺してしまった。

 

先生と話していると生徒会長が「そろそろかな」と呟き立ち上がった。

 

 

「どこ行くんですか?」

 

「いや、そろそろキミを説得させる。姉妹が来るんだけど・・・・・」

 

・・・・・姉妹・・・・・えっ?

 

 

生徒会長がドアに近づくとドアをノックして「失礼します」と聞き覚えのある声とふたりの姿が見えた。

 

 

「なっ・・・・・なんで雪音と雪菜がいるんだ・・・・・」

 

「このお姉さんにお兄ちゃんを説得させてって頼まれたから・・・・・」

 

「パパを説得させに来たの」

 

 

雪音が失言をして、葵と雪菜が凍りつくように固まってしまった。雪音もあっ!って顔をしていたが、

 

生徒会長と先生は言い間違いたのかと勝手に納得して話を進めた。

 

生徒会長、藤白色美はふたりを使って葵を説得させようとした。

 

 

「お兄ちゃんを生徒会に入ってくれなくてお姉ちゃん困ってて」ナキナキ

 

 

生徒会長は誰も見ても嘘泣きだとわかる下手な演技を始め雪菜に頼んだ。

 

 

「おと・・・・・お兄ちゃんは優しいです。だから家事をひとりでいつもやっています。私と雪音は無理しないで三人でやればいいと思っています。会長も泣いてますし、だから生徒会入ってあげてもいいんじゃないですか」

 

騙されてる子がこんな所にいた!!。本人も驚いて嘘泣きやめだした。

 

「そうそう、雪菜ちゃんがこういってるんだし入ってよ。生徒会は人手が少なくてだからキミみたいな実力を隠している人材が欲しいんだ。あと、面白いよ。キミは特にお気に入りだよ」

 

 

生徒会長はコロッと嘘泣きをやめて、雪菜の肩をポンと置き、葵に話しかけた。雪菜は生徒会長が嘘泣きだと分かり、少し顔を赤くしていた。

 

 

この人...俺と同じ人間だ・・・・・てか何故、気に入られている?

 

 

葵は腕を組んで、おでこにしわを寄せて考えた。

 

 

「・・・・・・・・・・分かりました。生徒会の総務をやらせて頂きます。」

 

「やった。ありがとう。詳しい内容は明日ね。もう遅いから解散。」

 

 

葵は面倒くさそうな顔をして、ふたりを連れて生徒会室から出ていった。

 

校門に向かうと藤白玲美がひとりで誰かを待っていた。

 

 

「誰か待っているのか?」

 

「わぁ!...不審者かと思いました。丁度良かったです。一緒に帰りましょう」

 

酷くない・・・・・泣くよ

 

「俺を待っていたのかよ。何でだよ」

 

「先輩しか楽しい会話ができる人がいないので」

 

 

葵は「あっそ」っと言い、4人で一緒にカラスの鳴き声が聞こえ、夕日を向かうように帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 




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