不思議な姉妹と生活する陰キャラ学生!?   作:ユキ・E.L.F

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遅れてしまい本当に申し訳ございません。
3週間ぐらい、入院をしておりまして手術する羽目になってしまい、全くスマホを持てる気力も無く、ずっと寝ていました。
言い訳ですが、本当に申し訳ございません。



生徒会初仕事

太陽が出て数時間も立っていない頃、サッカー部が眠そうにボールを蹴っているのを北校舎の生徒会室から見えた。

 

大卓にパソコンを置いてカタカタと扱う音が聞こえる。

 

目つきの悪い男子生徒がパソコンを打っている黒髪を腰まで下ろして、馴染みのある顔をした女子生徒に「コーヒーを持ってきて」と言われた。

 

竹見花専用マグカップにすり潰したコーヒー豆とお湯を入れ、かき混ぜて、彼女のもとまで運んだ。

 

 

「どうぞ、熱いから気をつけろよ」

 

 

葵は彼女の左手もとに、こぼれない様にゆっくりと置いた。

 

 

「ありがとう。昨日は災難だったね」

 

 

彼女は一旦パソコンを打つ手を止めて、ほほ笑んで話しかけてきた。

 

 

「生徒会長にはなるべく関わりなくないけど、生徒会に入った以上、関わってしまう・・・・・」ハァ

 

 

心から本能が嫌がるくらい苦手な人だと思った。その様子を見ていた竹見は苦笑していた。

 

 

「私も同じような感じだったな・・・・・」

 

「えっ...花も脅されて生徒会に入ったのかよ」

 

「こうちゃんよりはマシだけどね」

 

 

今の葵を見て、過去の自分を見ているように感じた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

桜が舞い散って、まだ汚れも無い新しい制服を来て登校する女子生徒。

 

周りの学校より二倍近く広いマンモス校、私立桜夜学園に着いた。女子生徒のクラスの印象は無愛想な口数が少ないクールな女子

 

そんな彼女が生徒会に入る事になったのは、入学して一ヶ月すぎた頃

 

 

天井からピン、ポン、パン、ポーンとよく耳にする音が聞こえた。

 

 

〝「1ー1の竹見花さん、1ー1の竹見花さん、至急生徒会室まで来てください。繰り返します。1ー1の竹見花さん、1ー1の竹見花さん、至急生徒会室まで来てください。お願いします。」〟

 

 

その声は非常に静かで女の魅力を感じた。女子の声がクラスの特に男子生徒の騒がしい声が教室に響き渡る。

 

 

・・・・・何だろう?

 

 

アクセサリーも付けてないカバンを持って、ドアを開け教室を背後にして、疑問に思いながら生徒会室に向かった。

 

彼女の学園でも五本の指に入る。容姿である。廊下で歩くだけで目立つ。

 

だか、同時に同性のカースト上位に余りよく思われていない。竹見花が悪いことをした訳では無い。気に食わないと言う。一方的に、矛盾した理由だ。

 

歩いているうちに、生徒会室前まで来ていた。ドアを開けたら、入学式に歓迎の言葉を言っていた。生徒会長が大卓に座って待っていた。

 

 

「あっ、待ってたよ。竹見花さんだね。どうぞ、座って座って♪」

 

「はい、失礼します。」

 

 

竹見は高校生徒会長、藤白色美の反対側の椅子に少し緊張しているが座って、要件を聞いた。

 

 

「それで、私に何か要件があるご様子で・・・・・」

 

「そうそう。花ちゃんさ~、生徒会書記になってくれない」

 

「はなちゃ......無理です。集団に入るのが嫌なので...特に生徒会に入るなんて・・・・・もっと嫌です。」

 

「あっ、そう~♪」

 

 

藤白色美は「フッフッフっ」と竹見花の瞳を離さず見ながら、余裕そうに笑っていた。

 

 

「じゃあ、こんな事言ってもかな」

 

 

藤白色美は胸ポケットから白い紙を取り出した。竹見は胸騒ぎがした。

 

 

「えっと~、小学校5年生、登校の時、一緒の班の幼なじみの男の子が当たり前の様に寝坊して・・・・・」ゴッホン

 

 

竹見は快適な涼しいところなのに汗が出てきた。

徐々に顔もりんごの様に赤くなっていた。

 

 

「仕方が無いから、毎日の様に自宅にお邪魔して、起こしに行った。それは彼女にとって、とても幸せの時だった・・・・・」ニアニア

 

「・・・・・そっ、それは、そっ、そんな事より・・・・・」アワアワ

 

 

段々、竹見は恥ずかしそうな震え声で藤白色美の話をそらそうとしたが、藤白は無視をして音読を続けた。

 

 

「何故なら、好きな子の寝顔を見れて、天にも登る心地ってこういう事なんだと思いながら、2年間・・・・・」

 

 

反応がないなと思い、彼女を見たら、真っ赤にした顔を伏せて、頭から湯気が出そうなくらい、うなされていた。

 

「どう、入る気なった?」ニコニコ

 

「わっ、分かりました...書記にならせて頂きます...」ウゥゥ

 

「やった~。これからもよろしくね。花ちゃん♪」ニコニコ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

竹見は一年前の生徒会に入る事になった自分を葵に重ねて見ていた。

 

 

思い出したく無かったのに・・・・・

 

「おーい、どうした。ボーとして」

 

 

竹見は葵の顔が近くて驚いて、思わず生徒会室に日常では出さない声が響いてしまった。

 

 

「キャ!。びっくりした…」

 

「うわっ!、こっちのセリフだ。急に落ち込んだり、顔を赤くなったり、どうした?」

 

「・・・・・何でもない」ボソッ

 

昔からクールな子だから、少し違う一面が見て、可愛いと思ってしまった・・・・・

 

 

ニアけそうで口元が上がりそうになったので、彼女の視線に入らないような角度で、口を手で隠して堪えた。

 

すると、赤い顔をして、ビクビクと体を震えてた彼女は葵に向かって拳をぶつけようとしたが、葵は軽快に受け止めた。

 

 

「何、ニアニアしてるの・・・・・。殴るよ。」

 

「危ねぇ...もう実行しているから、取り合いず、拳をおろして...下さい...お願いします。」

 

 

彼女はすんなりと拳を下ろし、肩にかかった髪を後ろに直して座った。彼女の行動に手を右胸に当ててホッとした。

 

 

「ところで、呼び出した会長がいないんだが、寝坊か?」

 

 

噂をすると後ろからガタンとドアを開ける音が聞こえてきた。

 

来たかと思い振り向くと眠そうな顔が一つも無く、爽やかな笑顔でドアを開けた。高校生徒会長・・・藤白色美は「おはよう」と言いながら、葵に抱きついてきた。

 

 

「ちょっ...離れてください...暑苦しいです。」ウットウシイ

 

会長のウォーターメロン2つが腕に挟んで当たってる。この人は新手の童貞キラーか・・・・・

 

「童貞の葵くんには刺激が強かったかな?」ニアニア

 

 

会長は葵の頬を突っついて、更に胸を押し付けた。

 

 

「なぜ、自分が童貞前提なんですか?否定はしませんが・・・・・」

 

「キミ、自分をアピールしないからね、モテないんだよ。知ってた?」

 

「知らないですね。小林修(こばやしおさむ)先生も初耳ボタン押しますよ。その知識」

 

まず、目立ちたくないからムリだけどね。

 

「そうやって自分を否定して、だから、他人と関わろうとしないんだね。キミは...」

 

 

周りからしたら、イチャイチャとしているようにしか見えない会話をしていると、同じルームにいるにも関わらず、一言を喋らず、ドス黒いオーラを放ちながら、葵をジッと見ていた。

 

 

「花ちゃん、嫉妬しているの?」ニアニア

 

 

藤白会長は挑発するような口調で、さらに、葵に胸を谷間の奥まで押し付けて腕に当てて密着した。

 

 

「......冗談はやめて下さい、それよりも、今日の予定を教えて下さい。」

 

 

竹見は少し羨ましそうな顔をしたが、頭を抱えて溜め息をついた。

 

 

「そうですよ。藤白会長」

 

「はぁ、ノリが悪いよ。まぁいいけどね」

 

 

会長は頬を膨らませて、葵から離れ大卓の中央にある椅子に座った。

 

 

「そろそろ、学園生が登校してくるから、校門で風紀が乱れてないか見ながら挨拶運動をする。以上、では葵くんこっち来て、中腰になって」

 

「えっ...何でですか?」

 

「いいからいいから、先輩&会長命令だよ。」

 

「・・・・・威厳の無い命令ですが。分かりました」

 

「威厳が無いとか、失礼だよ。」

 

 

葵は何をするのだろうと分からないまま仕方なく中腰になり、竹見も頭を傾げて見ていた。

 

会長はニアニアしながら、葵の肩を掴んで、足を「葵くん、手を後ろにして、私の足を持って」と指示を出して、細くて傷一つも無く折れそうな人差し指を校門に指した。

 

 

「Go!」

 

「「Go!」じゃないですよ!」

 

てか、太もも柔らかい。胸を当たっている。二人っきりだったら俺の理性がぶっ飛ぶかもしれない。

 

「柔らかい?理性、飛んじゃう?」ボソッ

 

 

彼女は葵の耳元に囁いた。

 

 

こっ、この人はサキュバスか。世界中の童貞を殺す気だな...

 

「降りてください。こんなところ見られたら、転校早々、変な噂が流れますよ。」

 

「大丈夫♪大丈夫♪人気の無いルート知ってるから、そこを通ればいいよ。ほらほら、早く行かないとみんな来ちゃうよ。」

 

「ちょっ、暴れないでください。分かりました。分かりました。花、行くぞ」

 

 

一足先に会長の指示を聞き、誰もみられてない事を願いながら校門まで全力疾走して向かった。

 

 

「・・・・・えっ?、ちょっ、ちょっと待って」

 

 

少し羨ましそうに会長を睨みつけながら、葵の背後を追った。

 

一心不乱で走っているうちに、校門が見えてきた。女子生徒の声が聞こえたが、何とかギリギリ誰も見られず到着した。

 

葵は会長を下ろした。会長が何故かスマホの画面をストップウォッチにしていたが、特に気にしないで挨拶運動を始めようとした。

 

後から竹見が膝に手をつけて荒々しく息を上げていた。

 

 

「はぁ、はぁ、あっ、葵、昔はそんなに速くなかったのに、凄く足速くなったね・・・・・」ハァハァ

 

「そうか?」

 

まぁ、中学時代、高校生と一緒にバスケしていたからな...それに、今では...

 

 

中学時代の地獄のような練習の日々が脳裏にフラッシュバックしたが、今はどうでも良いと思い、目の前のことに切り替えた。

 

 

「おっ...おはようございます...」

 

「「えっ...お..は...よう...ござい...ます......」」

 

 

登校した女子高生達に挨拶し、返したのだが距離を取り、葵を見ながらヒソヒソと話しながら通り過ぎた。

 

それを見ていた会長は葵にアドバイスを言おうと近づき話しかけた。

 

 

「葵くん、警察に止められて取り調べされそうな顔してるよ。もっと笑顔に」ニコニコ

 

どんな顔だよ。Wikipediaで調べたら出そうだな...

 

「自分、笑顔作る苦手なんで...(大きな声を出すのも)」

 

「問答無用。一回やってみ」ホラ

 

 

言われるがままに笑顔を作ってみた。

 

 

「えっ......こんな...感じ...ですか?」

 

 

笑顔を会長に見せたが言葉を失い固まっていた。右手を葵の左肩にポンと置いた。

 

 

「葵くん.........捕まるよ」

 

最初の一言がそれか!。等々、捕まったか!!

 

 

周りを見渡すと登校してきている学園生達は葵の作り笑顔に恐怖を覚え避けて校門を通ってた。

 

 

そんなに酷いのか......警察に気をつけよ。

 

 

ショックと不安が葵の脳裏に焼き付いた。

 

不安と言うのは雪音と雪菜のことである。一応、保険をかけているが、朝食を作り置きして学校に向かったので、ちゃんと起きれているか朝食を食べているか、ふたりの事が心配なのである。

 

噂をすると3人の登校姿が見えてきた。保険というのは藤白玲美のことである。藤白なら面倒見がありそうでふたりの事を知っているので頼んだ。

 

その代わり、条件を出され、内容は「いつか、先輩の家でお泊まり会をして良いのなら、いいですよ」だそうだ

 

正直言うと頼み事と条件のメリットとデメリットの差がありすぎるような気がしたが了承した。

 

 

「パ...お兄ちゃん~」

 

 

金髪少女が大きな声で葵に向かって走って来て、葵のお腹に顔を埋めて抱きついてきた。

 

後からふたりがゆっくり歩いて来た。特に無駄な心配だったようで安心した。

 

 

「雪音。ちゃんと朝食を食べたか?」

 

「食べたよ。美味しかったよ」スリスリ

 

「そうか、ありがとう」ナデナデ

 

父親の今日も頑張ろうという気持ちがわかってしまった。

 

 

やはり愛娘が笑顔で抱きついてくるとついつい微笑んで撫でてしまった。その様子を見ていた。会長が少し驚いた顔をして見ていた。

 

 

「先輩、おはようございます。約束どおり連れてきましたよ。」

 

「あぁ、ありがとう」

 

 

普通にお礼を言ったのに関わらず、何故か不満げな顔をしていた。

 

 

「何だよ...不満げな顔をして...」

 

「雪音ちゃんみたいに撫でてくださいよ。」

 

 

綺麗に整って高そうなシャンプーを使ってそうないい匂いする髪を近づけてきた。

 

 

はっ?、何言ってんだこの娘は、なんで俺がリア充イベントみたいな事をしなければならないのだ。

 

「そう言うのは好きな人にやってもらえ」ハァ…

 

「だから、そうしてもらおうと思って...」ブツブツ

 

 

何かブツブツの言っているがほっといて、家では少し明るいが学校だとクールなキャラになってしまう雪菜に話しかけようとしたが様子がおかしいと思った。

 

 

「雪菜、大丈夫か?」

 

「おと...お兄ちゃん...大丈夫です。藤白さんが...」グッタリ

 

「藤白?、藤白がどうかしたのか?」

 

「お兄ちゃんの部屋に入ろうとしていたので、止めるのに疲れて...」

 

 

それを聞いて、愛娘を疲れさせた本人を睨みつけた。彼女は目を逸らしてぎこちない顔をしていた。

葵はいつもより低い声で話しかけた。

 

 

「藤白」

 

「いや...そのォ...好奇心に勝てなくて......ごめんなさい...」アワアワ

 

 

彼女は落ち込んだ顔をして、頭を下げた。別にそこまでしなくていいのだけれど、彼女が反省しているのが伝わった。

 

 

「いいよ。部屋に入ってないなら、雪菜、ありがとう」

 

「別に......自己満足だから...」プイ

 

 

顔を少し赤くしてそっぽ向いた。葵はこれはツンデレなのかな?それとも自分を認めていないかと思った。

 

 

「あっ、玲美ちゃん、彼おもしろいね~♪」

 

「えっ?、姉さん!!。何でここにいるの!?」

 

「.........会長と藤白って姉妹だったのか?」

 

確かに、名字が同じだもんな......

 

「そうだよ。ちなみに君を知ったのはこの子が頬赤く染めて君との出ぁ・・・・・」

 

「あぁーー!、待って待って!!、言わないでー!」

 

 

口を塞ごうと両手を会長の口に当てようとしたが、すんなりと避けられた。

 

唐突に驚きの事を知った。このふたりが姉妹だと言う衝撃な事実を、正直言うと容姿や人望の厚さ以外、似ているところが一切無い。

 

 

「姉さんは何をやってるの?」

 

「私?、生徒会のお仕事。」

 

「一応、これでもお前の姉さんは生徒会長だぞ」ボソッ

 

「えっ!、本当に?」

 

「えっ、知らなかったの?。始業式の時、歓迎の言葉を言っていたじゃん」

 

まぁ...藤白は遅刻して来たからな。タイミングが悪かったんだろうな。

 

 

生徒会長と美人ハーフ1年生が姉妹という所を聞いていた竹見は疑問に思っていた事を言い出した。

 

 

「そういえば、葵にくっついてる少女たちは誰?」

 

「...誰って、葵くんの妹じゃないの?」

 

「えっ?、何言ってるんですか?葵の兄弟はお姉さんだけですよ。妹がいるなんて聞いたことないですよ。」

 

 

竹見の一言により、葵は時間が凍ったように感じてしまった。

 

 

花はドSの将軍だったのかな...

クールの限度を超えて禁句の摩訶鉢特摩(マカハドマ)使った...それともキング・クリムゾンか.....

どの道、災厄だ......

 

 

3人の女子高生の視線が集まるなか、葵と美少女姉妹は青ざめた顔をして言い訳を考えていた。

 

 

 




短くてすいません。誤字などがあれば、教えて下さると、とても助かります。読んでくださりありがとうございます。
ちなみに摩訶鉢特摩(マカハドマ)の意味を知らない方は「アカメを斬る」と言う作品を見て下さい。
キング・クリムゾンは「ジョジョの奇妙な冒険」を見て下さい。
興味のある方はご覧になってください。
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