不思議な姉妹と生活する陰キャラ学生!? 作:ユキ・E.L.F
なかなか、作れませんでした。こんな短いのに、申し訳ございません。頑張って、1週間以内に投稿する所存です。
では、どうぞ
現在、危機的状況に凍りつくような空気に立たされている。葵は姉妹の関係と藤白姉妹には葵の過去の事件を触れ、バレる事をなんとしても避けたい。
事件の事は花の口からは出ないであろう。何故なら他人に言わない約束をしているからだ。姉妹の件はどうやって誤魔化そうか。何択かある。
1、姉妹との関係を全て話す。
秘密にしたいのに自分から白状するとかアホだな。
2、「......血が繋がってない、赤の他人の子を引き取った」と少し気まずそうに言う。
誘拐犯確定だな。
3、「親戚から引き取った」と言う。
これは安全策だな。だが、少し、花に疑われそうだな。
4、「実は......生き別れの妹なんだ...」と言う。
2次元にしかねーよ。そんな物語!、...いや待てよ。絶対ないという可能性がある訳では無い。意外とありなのかもしれない......
ガァー!、自問自答するほど可笑しくなってる!!
どうする。葵、よく考えろ。何を守りたい。自分が恥をかこうが守りたい。ならば選択肢は一つだ。
誰もが1を選択するであろうが、しかし、意外と安全なのは2である。何故ならば、竹見花は俺には家族が失ったのは知っている。生き別れの妹がいるとなれば、妹の親に引き取られたと自己解釈するであろう。気がつかないなら、「妹の親に引き取られた」とふたりに聞こえないように密かに言えばいい。
1の選択がダメなのは、3人で暮らしているということになる。3人には否定が生まれる。例えば、「一人暮らしの学生に姉妹を預ける親戚がいるはずが無い」と思うだろう、ならば、2が得策である。
頬を人差し指でかきながら、動揺して答えた。
「あっ...と、えっ...と...実は...生き別れの妹でな...親父には愛人がいてだな...二人の間に生まれたのが俺なんだけど...それは違くてな...もう二人お腹に宿してて...それが妹なんだ...それが母にバレて...離婚...俺は実の母である...その人に身を預けたんだよ...正直...俺もびっくりしたよ...」
いくら何でもベタ過ぎるような理由だな...上手くいくか...。
すると、彼女達は口元を手で抑え、声が思わず出てしまうくらい驚いていた。何故か知らないが雪菜達も驚いていた。
「うそっ!!、先輩にそんな事が...」
嘘だけどね......
「そんなドラマチックなことがあるんだね~」ウンウン
そんなドラマチックな事は3次元には無いだろう。多分...
一番葵の過去を知っている竹見花を見ると、少し泣きそうな顔をしていた。
「よかったね...こうちゃん...少しでも血の繋がりが近い家族がいて...」クスッ
何かホント、すいません!!
雪菜と雪音を見ると何故かふたりは落ち込んで頭を抱えていた。どうやら、俺が言った事が嘘だと気づいていないようだった。
パパは、じつはお兄ちゃん?、兄弟ってけっこんできるのかな?
パパが、実はお兄ちゃんということは...つまり...結婚が......できない...
「嘘だからな。真に受けるな」ボソッ
葵はふたりに密かにふたりの耳元に呟いて伝えた。そしたら、ふたりは飼い主が帰ってきて喜んでいる猫のような表情で明るくなった。
放送朝礼の五分前のチャイムが流れて来たので、藤白会長が話を切った。
「葵くんは機械に触ってもらうから放送室行くよ。花ちゃんも」
藤白会長は生徒会長っぽい指示を出して歩き出した。
「雪音、雪菜、じゃあな、頑張れよ。」
「うん、バイバイ、お兄ちゃん」フリフリ
「お兄ちゃんも頑張って下さい」
ふたりの元気な声を聞いて、放送室に向かおうとするが、藤白に呼び止められた。
「せんぱ~い、私にも何か一言はくださいよ」プクゥ
キミ、稀にあざとくなるよね。いや、いつもか...
「何かって・・・・・・・・・・適当に頑張れ」
「雑!」
落ち込んだ顔をして顔を地面に向けた。葵は彼女が10分前くらい前に言っていた事を致し方無く実行した。
「ありがとう・・・・・」
藤白の頭に2~3秒だけ手を乗せた。驚いて顔を上げようとしたが、目を合わすのが恥ずかしすぎて顔もいつも以上に赤くした。
頭から手が離れるのを感じて、葵を見ようと顔を上げたが彼は既に後ろを向いて、さっきまでの行動が無かったような雰囲気を出して放送室に向かった。
「いつも、面倒くさそうで目つきが悪いのに根は誰よりも優しい人ですね。ホント」ボソッ
藤白は頬を赤くして照れながら葵の事を呟いた。
その本人は数秒前の行動に恥ずかしすぎて死にそうになっていた。
もし...アイツの嫌がらせや冗談だったら......終わった・・・・・そういえば、何であんな恥ずかしい事を言ったんだ?本心が掴めん...
屈辱と後悔しながらノロノロと歩き、放送室に向かった。
放送室に到着して、初めて触れる機械を片っ端から藤白会長に叩き込まれ、普段、慣れない事や黒歴史を作るような事を朝からやり、メンタルがすでにボロボロである。
こんな時に朝から体育が待っており、面倒なので「体操服を忘れました」と減点されるが朝から散々なのでサボり、2時間目は担任の萩本先生の「授業中に寝てたから」という訳で書類運びを手伝わされた。あとの授業は適当に流した。
昼休み、やっと休めると思いきや。藤白の約束を思い出し、憂鬱そうにいつものように屋上まで向かった。
重いドアを開けると、快晴な空にいいそよ風が吹いて、いつもの場所に彼女だけポツンと置かれ、ブツブツと独り言を呟きながらご飯を食べていた。
「約束するの忘れてたな~。言わないと来ないだろうな...」ハァ...
「来なくてよかったのか。帰るわ。」クルッ
「えっ!」ガバッ
鳩が豆鉄砲くらったような顔をして、卵焼き落としたが弁当箱に見事に戻り、硬直していた。
「じゃあな。」
「あーー!。待ってくださいーー!!」
「何だよ。帰らせて」
「今!、先輩の机はグループの誰かに占領されているんで、優しい先輩なら、違う所で食べるでしょ。!!」
何でわかるんだよ。葵検定5級を合格できるぞ・・・・・
説得させようと必死にどんどん近づき、葵の手を掴んで来た。
「だ~か~ら~!。」
近い!近い!近い!。そしていい匂い!!
彼女自身は無意識に大きくも無ければ小さくも無い、男の理想サイズの胸を谷間に葵の手をよせた。
ヤバイ、ヤバイ、姉妹揃って童貞キラーかよ!。
「一緒に食べましょう!!」
さらに深くよせてきた。
深くなってるー!・・・・・落ち着け、俺・・・・こういう時は気を逸らして冷静になろう。そうだ、πをもとめぇ......って、今触れてやつと関係ありありじゃねえか。
中学校の頃、πを教える時、先生は必ず「男子共、胸を想像するなよ」って言ってたわ。紛らわそうとしてるのに余計、意識してしまう!!
「わかったから!取り合いず、離して...」
「あっ・・・すいません。」
藤白は「あっ」と我に戻り手を離した。葵は少し残念と思ってしまった。
「はぁ・・・・昼休みが無くなるから食べよう。」
「えっ!、良いんですか?」
「唯一食べる場所がココしか無いからな。正直...」
「そうですね。先輩、友達いないですもんね。」
昼ごはんを食べようと座り、パンを食べようとすると
記憶の奥底に封印していたのに、一瞬にして思い出してしまった。
「うぐっ・・・あの放送聞いてたのかよ...」
「はい、どっかで聞いた事がある声だなと思いましたが、まさか、姉さんだとは思いませんでした...」
「お前の姉さんどうにかしてくれ。嫌がらせしかしないんだが......おかげで疲れる一方だ...」
「あっ!でも珍しいですよ。姉さんが男性に興味持つのは、いつも、興味無さそうな顔をしているのに、先輩にはいつもハイテンションですよね~。何かしたんですかね?」
「余計な事をしたのはお前だろう。」
「あっ・・・そうでした。テヘッ♪」
・・・・可愛いと思ってしまった...
一足先に食べ終わり、曇一つもない青い空を見上げた。不意に思ってしまった事が口に出た。
「クラスでも素なのか?」
「・・・・・なんでそんなこと聞くんですか?」
「なっ、何でって・・・そうだな。今のおまえは少なくとも、いつも俺の前だと本音で話してくれてるんだな・・・と思っただけ。」
その言葉を聞いて彼女は黙り込んでしまい、少し気まずい雰囲気なった。
あれ・・・?、言っちゃいけないこと言ったかな?
すると、彼女はいきなり大きなため息をつき出した。
葵は首をかしげて藤白を見る。
「なぜ、ため息をつく」
「いや、何かもう、嬉しいのか、嬉しくないのか分かんなくなりました。」
本当は先輩がそんな事を気づいてくれて嬉しいんですけど・・・・・ずっとアピールしているのに何で気づかないですかね。プンスカ
表情が怒ってるように見えるのに、どこか嬉しそうにしていた。
「で、どうなんだ?」
「そうですね~正直、猫かぶってます。ニャ~♪」
あざといが可愛い・・・・今の雪菜と雪音にやってくれないかな・・・・・絶対可愛い!!動画に収めたい!!トップ画にする!!
「なんでだ?」
「わかりません。まぁ~でも、素で話しているって事はその人に好意があるんじゃないんですか?」チラッ
これで先輩に気づくはず!
「へぇー、そうなのか」
興味無さそうに空を再び見上げた。その様子を見てイラッときた藤白は葵の腕をつねった。
「イタイ、イタイ。なにすんの?」
「全然、痛くなさそうじゃないですか!。しかも棒読みですし。」
「まぁ、痛くもないしな」
「えっ!、力一杯つねったのに!」
「弱すぎ...護身術とか習えよ。心配だわ...」
なんでそんなに力入れたの、恨みでもあるわけ?
「習ってますよ。」
そんな答えを聞いて、少し半信半疑で不安そうな目で彼女を見た。
「じゃあ、今度、雪音と雪菜にも教えて...心配だから俺も」
「先輩の妹ちゃん達、カワイイですからね。もしもの為に教えないといけないですね。」
のんびりと話してたら、授業五分前のチャイムがなり、屋上におり教室に戻った。
「学生の本文は学問である」と言われる今日の学問は幕を閉じ、皆は「部活だ」「遊ぼうぜ~」「ゲームしようぜ」「今帰るからね。僕だけの(2次元)フィアンセ♪」など、声が聞こえてくる。
生徒会室に向かおうとカバンを持つと、体育のペアになった。爽やか系地味イケメン、速水駿が話しかけてきた。
「葵、放課後時間があるなら、一緒にみんなで遊ばないかい?」
でた。ボッチに気をまわす人。いるよね~そういう人。悪いことではないけど...
「悪い、パスだ。生徒会の仕事があるから、じゃあな」
「あっ・・・・・」
適当に流し歩き去った。だるそうな目で、生徒会室まで左ポケットにスマホを入れ、Bluetoothをして、アニソンやラブソンを聴き、夕食の献立を考えながら歩き始めた。
夕食どうしようかな。パスタ?お好み焼きとか?いや、プレートが無いな・・・・寿司でも作るか?魚は大好きだろう。猫の血を引いているから・・・・あれ?そういえば、どうやって生まれたんだ?。お母さんは人間らしいけど、お父さんが猫?それともふたりみたいに人にコスプレさせてるような感じなのかな?・・・・・謎だらけだ。ふたりのお母さんは病院はどうしていたのだろう?
独りで考えてるうちに、生徒会室前までいつの間にか着き、ドアを開けた。
「ウッス...」
挨拶をして入ったが、どうやら葵が一番乗りの様だ。
大卓にカバンを置いて、窓側の一番端の椅子に座り、窓越しからいろんな部の活動を見ていた。
へぇ~、上手いな。特にサッカー部やテニス部が・・・・誰も来ないな...愛娘は先に帰ってるから、帰っていいかな?よし、帰ろう!
立ち上がり、カバンを持って帰ろうとした時、ガラガラとドアを開ける音が聞こえた。
長身でスタイルがいい割には胸部の成長があまりよろしく無さそうで、ブロンドヘアーをポニーテールして、お姉さん的なオーラがあり、そんな美女に冷たい眼差しを向けドアの前に立っていた。
「男......誰ですか。あなたは、此処はあなたがいるような場所ではないですよ」
正直、面倒くさそうだから、帰って少しでも休もう...
「すいません。教室と間違いたようなので失礼します・・・・・」
誰だか知らない金髪女子の横を通ろうとすると、「ちょっと待った!」と止める声が聞こえ、「うわぁ・・・」と思わず声が出てしまった。声のヌシは藤白色美、生徒会長だ。
「総務に承認した葵光くんだよ。立派な関係者だよ!」
「色美、なんで男を選んだの?!」
「何でって?」
「私が男が苦手なのは知ってるでしょ」ボソッ
「大丈夫、大丈夫、彼、面白いよ。薫も気に入るよ」
ふたりで葵に届かない声でヒソヒソと討論して、どうやら、会長が論破をしたようで、そして、葵に災いの矢が向いてきた。
「そして葵くん!」
「はい...」
「なんで帰ろうとするの。これはお仕置きが必要だね...」
「・・・えっ」
彼女はニアニアと考え出し、少し待つと。案が決まったようだ。
「玲美をいつでもいいから、ゴールデンウィーク辺り止めてあげて、私も途中から泊めて」
「無理、嫌、却下です」
「でも、どの道、泊める約束をしてるんでしょ♪~」フフ
まるで何もかもがわかってるような口調でフフフと笑っていた。
くっ...この人の情報の流れが早い過ぎる。情報屋かよ。ならついでに、ソロで90層の裏ボスの弱点を教えて欲しいくらいだよ。
「君が裏ボスの弱点知っても、ソロではクリアできません」
「マジかよ...ソロプレイヤーに限界が...って自分の心読まないでください...いや、コールドリーティングですか。そこまで的確に当てます?」
「っ!・・・・・よく知ってるね。葵くん、今まで知らないフリをしてたでしょ」
コールドリーティングとは、話術の一つで、外観を観察したり何気ない会話を交わしているだけで相手のことを言い当て、相手に「私はあなたよりもあなたをよく知っている」と信じさせる話術である。
観察力がある人には誰でも出来るテクニックである。
世の中には悪用して、人を騙したりする人も存在する。
驚きのあまり、副会長も思わず何気なく話しかけてきた。
「・・・あなた、よく知ってますね」
「たまたま知ってるだけですよ。それで、今日は何ですか?」
話を切って、今日の要件を聞いた。
「今日は葵くんに副会長と会計を掛け持ちしている風月薫(ふうげつかおる)を紹介しようと思って」ニコニコ
パッと爽やかな顔になり、副会長の肩をポンッと置いかれ副会長は気まずそうな顔をしていた。
「はぁ・・・3ー4の風月薫です。よろしくお願いします。最初に言わせてもらいますけど、私は男が大嫌いなので、いつも、下心丸出しで話しかけてくるから・・・」
また、氷のように冷たい眼差しを向けた。この人の過去に何があったんだと思うくらい冷たくて重い視線だと感じた。
「2ー2の葵光です。よろしくお願いします。自分そんな風に見えますかね・・・・・」
「いいえ、あなたの場合は目つきが気持ち悪いです」
とうとう、気持ち悪いと言われた・・・・・
「だけど・・・下心がある感じはしません」
あぁ...スタイルがいい割には胸に成長ホルモンが届いて無いなと思ったからだろう。
「・・・今、失礼な事を思いませんでしたか?」ゴゴゴ
さっきまで冷たい視線だったのに、いきなり、獲物を狩るような目になった。そんな怒りの視線に動揺してしまった。
「いや・・・そのぉ・・・副会長は会長よりは魅力的だなと・・・・・」
目を逸らし適当に誤魔化した。会長は頬を膨らませた顔で向かって来た。
「葵くん、私の事、魅力が無いと?」
「はい、会長はあまり魅力が感じません」キッパリ
「そんなハッキリ言っちゃう!、お姉さん、泣くよ」ウェーン
白々しい嘘泣きを始めた。
チラチラとこっちを見て嘘泣きしてやがる・・・・・まぁ、会長は大人しければ可愛いなとは思うけど・・・・・コレだからな...
嘘泣きをしている会長を無視して、副会長は獲物を狩る様な目をしておらず、何故か硬直していた。
はっ...初めて可愛いと言われた。どうしよう、どう反応したらいいのかわからない。
「あ...あの~、副会長?」
「・・・・・・・なっ...何ですか?。私を口説いても何もありませんよ」
何故か慌てて早口になり、オドオドとして、口をパクパクして言った。
「いや、口説いてないですけど・・・・・」
「しっ...色美より私の方が...み、魅力的と言いましたよね。」
「あ〜、それは事実だと思います。こんな悪魔な人よりは先輩のほうが断然いいと思いますけどね」
「酷いよ。葵くん、また個人情報流しちゃうよ。」
「誠に申し訳ございませんでした!、会長は魅力的な女性です。」
「それで、よろしい」ウンウン
即座に葵は会長に頭を垂れて謝った。その様子を見ていた副会長は一瞬、微笑んだような気がしたが、冷静な雰囲気に戻り呟いた。
「・・・・・益々、あなたの事が嫌いになりました。」
何故!
「今日は帰ります。色美、後は任せます」
前髪を後ろに戻して教室から出ていき、トントンと足音を立てながら生徒会室から離れた。
残されたふたりは書類まとめを実行した。沈黙のなか、素朴な疑問を会長に質問した。
「会長、花はどうしたんですか?」
「はなちゃんは用事があるって帰ったよ。」
「そうですか・・・・そういえば、会長と副会長の関係は何ですか?」
「葵くんと花ちゃんと同じ関係だよ」
「へぇー、そうなんだ。また、話が変わりますけど、庶務は誰なんですか?」
「その件に関してはキミが頼りになると思える人材を選べばいいよ。」
友達いない=頼れる人はいないので、どうするか、考えながら書類をまとめた。
「うーーん、終わった。葵くん、もう帰っていいよ。」
立ち上がり腕と背筋を伸ばした。葵も書類まとめが丁度終わった。
「えっ...会長はどうするんですか?」
「うん?、私はまだ萩本先生に用事があるから」
「そうですか・・・・・あまり、ひとりで抱えないで、誰かに頼ってもいいんじゃないんですか。まぁ、自分はお言葉に甘えて帰りますけど...」
「・・・・・!、君は本当に面白いね。益々、私も興味が湧いてくるよ。」
「それは嫌ですね。じゃあ、帰るので失礼します」
カバンを持って、会長にお辞儀をして、生徒会室から出て、日が差す廊下を歩いていった。
会長は葵の後ろ姿がいなくなるまで見届けた。
再び腰を下ろし、大卓に自分のノートパソコンを開いて葵の関しての個人情報を探っていた。
だが、彼の情報を探っても家族構成と中学二年と高校一年の履歴が一部、消されているところがある。
ついでにと、葵の妹、雪菜と雪音に関しては名前、生年月日、成績などはあるが家族構成、血液型の情報だけが皆無だった。
そんな結果を知り、パソコンを閉まって椅子から立ち上がり、紅く染まった空を見て呟いた。
「あの子...いや、あの子達は一体何を隠して、守ってるんだろうね」
読んでくださりありがとうございます。
誤字などがあれば教えてくだされば助かります。
次回は1週間以内に頑張って投稿したいと思います。
今後とも、よろしくお願いします。