続き書けたで候。
一応、エドが出る競技はモノリス・コードと、アイス・ピラーズ・ブレイクの二つにしました。
では、どうぞ( *・ω・)ノ
ブランシュ事件から早三ヶ月が経ち、七月となる。
季節もすっかり春から夏へと変わっていた。
そんななか、エドは第一高校の図書館にこもっていた。
ある調べ物をしていたためだ。
そしてその資料と思わしき本を閉じると椅子にもたれかかる。
「だあぁ~!書いてある情報は結局どれも同じかよ!!」
彼の目の前には複数の本が束で置かれている。
エドはある物質についてずっと調べていた。
それが賢者の石だ。
かつてブランシュのリーダーである司一が使っていた賢者の石エリクシル。
その用途は魔法の術式増幅効果、なにもないところからの物質創造、あらゆる事象改編の可能な物質である。
しかしエドが読んでいた資料にはそれらのことについて
資料によれば賢者の石は、『卑金属を貴金属に変換する魔法に使用する触媒』
卑金属を貴金属に変換する魔法は、材料に賢者の石を作用させることにより貴金属を作り出す、と伝えられている。
つまり
石を使うだけで物質変換魔法が使えることから、賢者の石には魔法式を保存する機能があるとされているのだ。
それが
だがこれで一つ判明したことがある。
(ここ三ヶ月、ずっと賢者の石について調べてみたが……分かったことと言えば資料に書かれてる賢者の石と、あの眼鏡野郎が使ってた賢者の石は
エドは思考を続ける。
(眼鏡野郎が行方不明になって約三ヶ月。警察は今も必死に探してるみてぇだが、未だに見つけられず……か。考えられるとすればそのまま国外逃亡か、国内に留まって別人にでも成り済ましたか、それとももう既に……)
そしてチラリと時計を見る。
「ちっ……もうこんな時間か」
彼は小さく舌打ちする。
昼休みがもう終わろうとしていた。
彼は机にあった資料を返却コーナーに置くと、荷物を持ち、足早に図書館を去っていく。
午後から先日行われた期末考査の結果発表があるからだ。
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教室に戻ったエドは、深雪・ほのか・雫と合流すると端末を確認する。
期末考査の結果はネットで公開されるのだ。
そこにはこう書かれていた。
総合順位
一位 司波深雪(1ーA)
二位 エドワード・エルリック(1ーA)
三位 光井ほのか(1ーA)
四位 北山雫(1ーA)
「やったー!!」
「深雪とエドは当然の結果としてまぁ、順当な結果だね」
ほのかと雫が喜ぶが、端末を見ていたエドはワナワナと震えていた。
「ぬぐぐぐぐ……」
「エ、エドワードさん?」
そして深雪の方に悔しそうに視線を向ける。
エドの視線の鋭さに思わずたじろぐ深雪。
「エド……威圧しない」
「もう、深雪が困ってるでしょ!」
するとエドの保護者となりつつある二人がエドを
「試験前なのに夜更かししてたエドが悪いんでしょ!体調管理も試験の内だよ!!」
「……あのときは調べ物があったから仕方なかったんだよ」
「言い訳しない。これ以上は負け犬の遠吠えだよ?」
「ぐぬぬぬぬ……」
保護者となりつつある同級生二人に言い負かされる元国家錬金術師エドワード・エルリック。
彼は精神年齢百歳を越えているが、ここ最近、精神的に未熟な面がさらに出やすくなっている。
俗に言う精神が身体に引っ張られるというやつである。
それでも成績上位に入るのは流石であるのだが。
ちなみにこれは総合成績の結果である。
公開された順位には、実技や理論の順位もある。
実技順位
一位 司波深雪(1ーA)
二位 エドワード・エルリック(1ーA)
三位 北山雫(1ーA)
四位 森崎駿(1ーA)
一位と二位はさすがといったところか。
そして驚くべきことに上位にあの森崎が入っていた。
それに気付いたほのかと雫がエドに視線を向けるが、彼は気付いてないようだった。
どうやら森崎の存在自体を忘れているらしい。
その件の森崎はというと、遠目からエド達の方を睨んでいた。
ちなみにほのかは五位である。
「おい、なんだよこれ!」
「ありえないだろ!」
「採点間違いじゃないのか!?」
何やら騒がしい。
その原因は理論の順位にあった。
理論順位
一位 司波達也(1ーE)
二位 エドワード・エルリック(1ーA)
三位 司波深雪(1ーA)
四位 吉田幹比古(1ーE)
まさかの二科生二人が上位にランクインしていた。
ちなみにこれを見た深雪が今度はエドに冷笑を向けている。
愛しいお兄様の次をとられてしまったからだ。
そして周りもこの結果が信じられないのか騒がしくなる。
「ったく、どんなズルしたんだよ」
「実技の感覚が分からないのに理論が理解できる筈がない。しかも四位も二科なんて」
するとその言葉を聞いていた雫が一言。
「成績が良かった相手を貶めて何か得るものがある?」
「「!?」」
「授業の機会に恵まれない二科生が自分より結果が良かったことには、けなすより自分の努力の足りなさを恥じるべきだよ。私も含めてね」
「「うっ!?」」
雫の言葉を聞いた一科生達も自覚があるのか、何も言えなくなる。
「……収まったみたいだから落ち着け」
「…………はい」
ちなみに側で聞いていた深雪の周りには冷気が漂っていた。
エドとほのかはそんな深雪を宥めていた。
(ナイスだよ雫うぅ……)
ほのかはこのときほど雫に感謝したことはなかった。
下手をすればA組全体が氷付けにされていてもおかしくなかったからだ。
だがこのときの彼女はまだ知らない。
氷の女王様など相手にならないくらい周りを巻き込み、騒動を引き起こす
そして日々振り回されるストレスにより胃痛を引き起こし、胃薬が常に手放せなくなることを。
やがてその胃薬すら飲み過ぎて効かなくなり、苦肉の策で自らの治癒魔法により胃を治し始めることを。
それがきっかけでつい治癒魔法を極めてしまうことを。
このときの彼女は……まだ知らない。
がんばれほのか。
負けるなほのか。
君の胃痛との戦いはこれからだ。
「……今変な電波を受信したような?」
「ほのか、どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ雫」
◆◆◆
九校戦。
正式名称……『全国魔法科高校親善魔法競技大会』。
毎年夏に開催される全国九つの魔法科高校が選りすぐりの生徒を集め、学校同士で競い合う魔法の競技大会である。
七月中旬、一学期の定期試験も終了したことで、多くの生徒がもうすぐ開かれる九校戦に向けて準備を始めている。
そもそも九校戦とは、非魔法科高校で言う高校総体やインターハイのようなものだ。
当然、メディアでも注目されており、この九校戦で活躍すれば将来が約束されているとまで言われている。
よって多くの生徒が闘志を燃やしているという訳だ。
そんな中、エドと達也は摩利に風紀委員会本部に呼び出されていた。
彼女から呼び出された理由というのが風紀委員長の引継ぎの為の資料を作ってくれということだ。
風紀委員会には、まともな引継ぎが行われたことが一度もないという悪しき伝統が残っている。
摩利は一年の頃から風紀委員として活動していた為、まともな引継ぎがなくてもやっていけている。
だが次期風紀委員長は風紀委員の経験が一切ない人物らしく、出来るだけその人が困らないように引き継がせたいとのこと。
しかし普段がさつな摩利がそんな資料作りなどできる筈もなく、苦肉の策として飛びきり優秀な一年生コンビに白羽の矢が立ったのである。
「ったく、よくこんなんで今まで風紀委員の活動を回せてましたねぇ」
「エドワードに同意します、委員長」
「全く耳がいたい……」
エドが若干イライラしつつ、作業をこなしながら少し怒鳴るように話す。
達也も淡々と作業をこなしながら、エドの言葉に同意する。
摩利は申し訳なさそうな表情をしながら小さくなっていく。
自業自得である。
なぜエドが書類作業が出来るのかというと、彼の出身世界であるアメストリス国の軍に所属していたとき、国家錬金術師の査定というものがあった。
その査定でレポートを提出しなければならなかったため、今までの自身の活動を詳細にまとめていたことがあった。
そのため、書類をまとめるのにも慣れているという訳だ。
査定を受けなければ国家資格を剥奪されてしまうので、その度に必死になっていたのは彼にとっても懐かしい思い出だ。
ちなみに二人が入る前から散らかっていた本部も、今ではしっかりと整理整頓がされており綺麗な状態を保っている。
摩利と何気ない話をしながらエドと達也は資料作成を進めていく。
すると三人の話題は九校戦へと変わる。
エドは当初九校戦のことは知らなかったのだが、雫が熱心に教えるためある程度なら知っていた。
達也も九校戦を見たことがなかったのだが、大体のことは知っているらしい。
「今年は三連覇がかかっているんだ」
「三連覇……っすか?」
「そうだ。私達今の三年にとっては、今年も勝ってこそ本当の勝利だ」
「へー」
「そういえばエドワード、お前に伝えなければならないことがあったんだ」
摩利の言葉にエドは首を傾げる。
「なんすか?」
「まだ暫定なんだが、お前にはモノリス・コードとアイス・ピラーズ・ブレイクに出てもらうことになる」
「は?」
エドは一瞬フリーズする。
だがすぐに再起動する。
「……オレもその九校戦とやらに出ないといけないんっすか?」
「滅茶苦茶嫌そうだな」
エドの面倒くさそうな表情に尽かさずツッコミを入れる達也。
その様子が可笑しかった摩利は軽く笑いながら答える。
「当然だろう。エドワード、確かお前は期末試験は第二位だったな?だったら九校戦に選抜されるのは確定だ」
「マジかよ……」
エドは項垂れる。
「それにお前の錬金術は万能だ。モノリス・コードとアイス・ピラーズ・ブレイク。私達はこの二つの競技でお前が活躍できると判断した」
摩利の言葉に達也が納得する。
「確かにエドワードはその二つに向いていますね。モノリス・コードは実戦に近い形式で行われることもあって錬金術で相手を翻弄・撹乱できるでしょうし、アイス・ピラーズ・ブレイクも遠隔錬成で対応できます」
「それに実戦慣れしているというのも大きい。期待してるぞエドワード」
「はぁ……」
エドはため息をつくと同時に資料を纏め終わる。
「終わったかエドワード?俺も今終わらせた」
「ああ、なんとかな」
エドが両肩を大きく回す。
身体から関節のなる音がした。
達也も席から立ち上がって身体をほぐす。
「すまないな二人とも」
摩利が礼を言う。
「礼という訳ではないが、ここしばらくは風紀委員の活動は免除だ」
「へーい」
「了解です」
「やれやれ、淡白だな」
二人の反応に摩利は肩をすくめた。
◆◆◆
九校戦とは魔法科高校に所属する生徒にとっては、夢の舞台である。
また一般人からすれば映画で見るような未知で不可思議な現象が飛び交う大会だ。
さらに十師族が出ればその注目度も比ではない。
九校戦は毎年、富士演習場南東エリアの会場で十日間開催され、観客は述べ十万人来ると言われている。
九校戦で行われる競技は全部で六つ。
高速で飛び交うクレーを破壊する……スピード・シューティング。
ボールを魔法やラケットで打って相手のコートに落とせば勝つというテニスに近い競技……クラウド・ボール。
ボードに乗って水上コースを走り、タイムを競う……バトルボード。
向かい合って自陣にある十二の氷柱を守りつつも敵陣にある十二の氷柱を倒す……アイス・ピラーズ・ブレイク。
空中にホログラム投影された的をバットで壊して回る……ミラージ・バット。
モノリスという情報体を奪い合う三対三の魔法戦……モノリス・コード。
基本的にこれらの競技を本戦と新人戦とで分けて行う。
十日間というハードスケジュールの中、九校の魔法科高校の生徒達ががしのぎを削り、競技に取り組むのだ。
それ故に九校戦の出場メンバーに選ばれるというのはとても名誉なことだ。
試合で活躍すれば成績は加算され、夏休みの課題も免除、評価も全てAになるという学校からの処遇も破格付き。
逆に言えば、それだけ九校戦には力を入れなければならないということ。
故に無様な姿は見せられず、代表選手も慎重に選ばれるのだ。
参加人数は各校から新人戦選手男女十名ずつ、本戦選手男女十名ずつの合計四十名で、作戦スタッフは四名、技術スタッフは八名が参加できる。
一人の選手が参加できる競技は二種目のみ、一つの競技にエントリーできるのは各校ともに最大三人までとなっている。
新人戦は出場できるのは一年生だけで、本戦は学年の制限はなしである。
そして今年度の九校戦出場選手の選出は実力優先のため、第一高校では生徒会主導の元、行われている。
そのため主に定期試験で上位だった者が選ばれる。
出場する選手は十文字が中心となって決定していたのだが、ここで問題が発生する。
技術スタッフ─エンジニアが一人不足していたのだ。
そこで白羽の矢が立ったのが達也である。
しかし一年生のそれも二科生がエンジニア入りすることは前例が無く、周囲からの反発又は否定的な意見が出てくるのは必然であった。
そこで現在、部活練本部では生徒会が達也のエンジニア入りを推薦するという旨を他の九校戦参加者に伝えたのだ。
ここでは出場選手及びエンジニア─技術スタッフが集合し、九校戦に向けての会議が行われていた。
そしてエドも例外ではなく、部活連本部に足を運んでいた。
「生徒会は技術スタッフとして一年E組司波達也君を推薦します」
「二科生が……!?」
「でも風紀委員なんだろ?」
「CADの調整なんて出来るのか?」
一科生からは予想通り否定的な意見が返される。
「達也さんの実力も知らないのに……」
「うん……私も達也さんに担当してもらいたいな」
達也のことをよく知る雫とほのかは達也のエンジニア入りに肯定的である。
それは二人が達也の優秀度合いを知っているというのも大きい。
「納得いかない者がいるようだが……司波の技能を実際に確かめてもらうのが一番だろう」
「具体的にはどうする?」
摩利が十文字に問う。
「実際にCADの調整をやらせてみればいい。なんなら俺が実験台になるが」
達也の実力を知っている十文字が躊躇いなくそう述べる。
しかし、二科生への偏見を捨てきれない、納得できない者達は簡単に承諾しようとしなかった。
「危険です!下手なチューニングでもされたら、怪我だけでは済みません!!」
「では、彼を推薦したのは私ですから、その役目は私がやります」
達也を推薦した責任感からか、今度は真由美が名乗り出る。
「いえ、その役目、俺にやらせてください」
しかしここで意外な人物が立候補してきた。
(へぇ。ここで桐原先輩が出てくるとはな……)
やり取りを見守っているエドも予想外といった反応であった。
あの達也でさえ驚いているのだから。
「課題は、競技用CADに桐原先輩のCADの設定をコピーして、即時使用可能な状態にする。但し、起動式そのものには手を加えない……で、問題ありませんね?」
「うん、それでお願い。……どうしたの?」
達也から課題の確認を受けた真由美は、どこか乗り気では無さそうに見える達也に問いかける。
実際のところ、達也自身エンジニアチームに入りたい訳ではなく、妹にお願いされたから仕方なく……である。
「スペックの違うCADの設定をコピーするのは……あまりオススメできないんですが、仕方ありませんね。安全第一でいきましょう」
達也の言葉に真由美は首を傾げる。
その言葉の意味を理解できた者は少ない。
勿論我らが鋼の錬金術師は、その言葉の意味を理解している。
達也は端末を操作し始め、桐原はサングラスのようにも見えるディスプレイを装着し、端末に手をあてスキャンを開始する。
スキャンはすぐに終わり、その旨が桐原のディスプレイに表示されたところで達也から『外してもいい』と言葉をかけられる。
桐原がディスプレイを外すと、達也が端末を操作している姿が目に映る。
達也は手打ち入力で調整を行っていた。
それを見ていたエドは意外な顔をする。
(あいつもキーボード入力か)
エドは
それは主に戦闘で使うことを意識しているが故に、扱いもシビアになるためだ。
だからこそ、その調整には細心の注意を払っている。
様子を見ていたほとんどの人間は懐疑的な目線を向けるが、一部の人間はその異常性に驚く。
「何やってんだぁ、あいつ?」
「今時キーボードオンリーなんて、古すぎるよ」
「へぇ……完全マニュアル調整か」
「
「うん。けど、彼がやっている事がなんなのか、分からない人の方が多いみたいだ」
ほとんどの生徒が胡散臭そうな表情をする中、紫髪の女子生徒に
男子生徒の名は
刻印術式の権威である
その隣にいる女子生徒の名は
『地面』という概念を持つ対象に強い振動を与える魔法を得意とする
「大したもんだ。桐原先輩のCADって結構スペック高そうなんだがな……」
エドが独り言を呟くと……
「ああ、スペックが異なるCADの設定のコピーは意外と難易度が高い。それを全てマニュアルで行う技術は、高く評価されるべきだろう」
「はんぞー先輩……」
エドは驚く。
まさか服部がそこまで達也を評価するとは思っていなかったからだ。
エドは服部を見て小さく笑う。
「……なんだ?」
「いや、別に?」
「ならニヤニヤするな……」
「へいへい」
すると達也の作業が終了したようだった。
「終了しました」
桐原は競技用CADを身に付ける。
そして桐原は自らが最も得意とする魔法、『高周波ブレード』を発動させた。
「桐原、感触はどうだ?」
「問題ありませんね、全く違和感がありません」
その言葉を聞いた摩利と真由美が顔を明るくさせる。
しかし、未だ否定的な意見を持つ生徒もいた。
「一応の技術はあるようですけど、いい手際とは思えないね」
「やり方が変則的すぎる」
そんな意見が飛ぶ中、CADへの理解が深い中条あずさが力強い口調で話す。
「私は司波君のチーム入りを強く支持します!彼が見せてくれた技術はとても高度なものです!全てマニュアルで調整するなんて私には出来ません!!」
生徒会の会計であり、CADの知識が豊富なあずさが達也を支持した事に皆が驚く。
否定的な生徒達も少し驚くが、まだその姿勢を崩さない。
「確かに高度な技術かもしれないけど、出来上がりが平凡じゃ意味が無いよ」
そんな中、再び服部が達也のチーム入りを支持した。
「桐原個人のCADは競技用の物よりハイスペックな機種です。使用者にその違いを感じさせなかった技術は、高く評価されるべきだと思いますが」
「まあ、そう言えなくもないが」
「会長、私は司波のエンジニアチーム入りを支持します」
「はんぞー君……!」
服部の発言に真由美も驚く。
生徒会副会長である彼、かつて二科生を差別していた彼が、そんな言葉を発するとは思ってもいなかったからだ。
それはもちろん、彼自身にとっても。
「九校戦は当校の威信をかけた戦いです。一年生とか前例が無いとか、そんな事に拘っている場合ではありません。司波の技術力は我が校にとって大きな力となる。それを示した今、司波をエンジニアチームに加入させる事は当校にとって最善かと思われます」
あずさと服部の二人が達也のエンジニアチーム入りを支持した所で、最後のダメ押しが入る。
「中条や服部の指摘は、尤もなものだと俺も思う。司波は我が校の代表メンバーに相応しい技量を示した。俺も司波のチーム入りを支持する」
十文字の言葉に反論する者はいなかった。
これを経て司波達也のエンジニアチーム入りが確定されたのだった。
次回から本格的に九校戦へ。
あ、あと九校戦にウィンリィとアルフォンス出すかもっす。
では、また(・∀・)ノ