魔法科高校の鋼の錬金術師   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

さっきハーメルンを開いて作品を投稿しようとして……お気に入り数1,084になっているのを発見したときの反応。


( ゚д゚) ・・・


(つд⊂)ゴシゴシ


(;゚д゚) ・・・


(つд⊂)ゴシゴシゴシ


(;゚Д゚) …!?

昨夜見たときは500くらいだったのに…

一日で増えすぎじゃね!?((((;゜Д゜)))

と思いましたマル

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第五話 初めての魔法

エドはコンビニで買ってきたサンドイッチをパクパクと食べながら、真理から送られてきた資料に更に目を通す。

 

彼が今見ているのは、この世界でのエドワード・エルリックの戸籍情報である。

 

この世界での自分の立ち位置というものを頭に入れておかなければ後々ややこしいことになるからだ。

 

資料によれば、没落したドイツ貴族の末裔ということになっているらしい。

 

古式魔法『錬金術』を使いこなす一族であり、その使い手は現在エドワード・エルリック一人であること。

 

家族はなし。

 

母:トリシャ・エルリック、父:ホーエンハイム・エルリック、弟:アルフォンス・エルリックは病気で亡くなり、多額の保険金にて生活している。

 

そして通信教育で義務教育は終了している……という設定らしい。

 

 

(よくもまあ……こんな設定を即座に考えたなおい)

 

 

エドは缶コーヒーを飲みながら思考する。

 

しかも所々微妙に合っているのがなんとも言えない。

 

エドの母親トリシャは、エドが5歳のときに病気で実際に亡くなっているからだ。

 

エドとしては父親と弟も亡くなっていることに少し複雑な気分であったが…そこは精神年齢百歳を超える男エドワード・エルリック。

 

彼もなんだかんだといって割り切っている。

 

ちなみに、彼としては母と父が結婚して名前が載っているというのが地味に嬉しかったりする。

 

 

(オヤジ……)

 

 

エドは不器用だった父親を思い出す。

 

エドの父親ホーエンハイムは今から約170年前……()()()()()()()()()こちら側から『真理の門』を開く際に……嫉妬(エンヴィー)という人造人間(ホムンクルス)と共に門の通行料として犠牲になった

 

そのおかげでエドは一度、()()()()つまり自分の出身世界に戻ることに成功するのだが……色々あって()()()()に戻ってきたのだ。

 

 

「はぁ…考えたって仕方ねえか。それに今はやらなきゃいけないことが多いしな」

 

 

彼は自身の機械鎧(オートメイル)を見る。

 

 

(早くこいつを使いこなせるようにならねぇと…)

 

 

そして彼はサンドイッチの袋と缶コーヒーを錬金術で分子に分解した後、本棚にある()()()()()を数冊取り出し、読み始めるのだった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

───魔法

 

 

 

魔法とは『超能力』と呼ばれていた先天的に備わる能力を『魔法式』として体系化したものである。

 

素質ある者や、才能ある者がより安全に使用できるようにと改良されたものだ。

 

『魔法式』を発動させるには、構築する工程を途中で挟むため、『超能力』に比べて…スピードをある程度犠牲にしなければならない。

 

だがその代わりに、幅広い汎用性を得ているのが特徴である。

 

魔法は物理法則に関係なく事象改変が可能である。

 

しかし、物理法則に逆らわない形で発動された魔法は、少ない力で大規模な事象改変を起こすことが可能である。

 

また、事象改変の規模や干渉度が大きいほど難易度の高い魔法であり、魔法師に大きな負担がかかる。

 

魔法を発動する時、距離が離れている場合、物理的距離ではなく情報的距離によって決まる。

 

例え遠く離れていたとしても、相手を認識する事ができれば、発動は可能である。

 

 

魔法の歴史は意外と浅い。

 

 

魔法の歴史が始まったのは、ある狂信者集団の核兵器テロを……一人の超能力者が未然に阻止した出来事が発端である。

 

そこから超能力研究は魔法へと名を変えて発展していく。

 

魔法の科学的解析が時代毎に進み、魔法陣や詠唱は起動式という物に変わり、杖や術符は術式補助演算機:CADへと姿を変えた。

 

人々はそれらを現代魔法と呼び、それまでの魔法を古式魔法と呼ぶようになった。

 

 

 

パタン……

 

 

 

エドは魔法の教本を読み終わると、腕を伸ばす。

 

背中からボキボキッという音がなった。

 

 

(魔法っていっても……物理法則を完全に無視することはできないんだな…)

 

 

エドは思考を続ける。

 

 

(そこらへんは錬金術と同じか…)

 

 

エドの扱う錬金術も物理法則を無視することはできない。

 

 

水から氷や熱湯、液体・気体・固体に変えることはできるが、火に変えることはできない。

 

火から酸素や二酸化炭素を操り、爆発を起こすことはできるが、雷などを発生させることはできない。

 

電気から磁力を操り砂鉄の操作、電子エネルギーを操ることでプラズマや雷などは起こせるが、水に変えることはできない。

 

 

(古式魔法っつーオカルト染みたものまであるみたいだしな…)

 

 

資料によれば、古式魔法は超能力が世に知られる以前から存在していた本物の魔法であり、忍術や陰陽術、精霊魔法などと呼ばれるものがこれに該当する。

 

 

(それに資料によれば錬金術は古式魔法に該当…いや……この場合はBS魔法か?)

 

 

BS魔法

 

BSは「Born Specialized」の略であり、魔法として技術化される以前の異能である。

 

「先天性スキル」とも呼ばれており、超能力者が元々持っている能力のことを指す。

 

 

(…改めて歴史書や教本とか見てみたが、オレの出身世界と戦争の多さはそんなに変わらねぇな。それにあっちの世界でいう『国家錬金術師』……『戦略級魔法師』なんて奴らがいるみたいだしなぁ)

 

 

エドは左手で髪をかきながら考える。

 

 

この世界でも戦争は起きている。

 

 

だが『戦略級魔法師』の存在で世界は膠着状態のようなものに陥っている。

 

『戦略級魔法師』は都市、または艦隊を一撃で壊滅させることが可能な威力を持つ戦略級魔法の使い手を指すのだが…

 

いまや核兵器といった兵器などよりもこの戦略級魔法師を保有している国が圧倒的に有利となっている。

 

現在、国家によって公表されている戦略級魔法師は全部で十三人おり、「十三使徒」と呼ばれている。

 

 

(世知辛い世の中だなおい…。下手したらオレのいた世界よりも物騒じゃねぇか)

 

 

エドの出身世界でも戦争は起きていた。

 

だがこの今の世界ほど物騒でもなかった。

 

エドも『国家錬金術師』としてアメストリス軍に所属していたが、兵器として召集されたことは一度もなかった。

 

それはこの世界ほど兵器や、乗り物、武器などが発達していなかったということもある。

 

それに『戦略級魔法師』に比べて『国家錬金術師』の数が少なかったのもエドの印象に入っているだろう。

 

少なくともエドの面識のある『国家錬金術師』は、3,4人しかいない。

 

 

(いや…人造人間(ホムンクルス)なんて化け物がいたんだ。オレの出身世界も物騒さでは負けてねぇな…)

 

 

エドはかつて苦しめられた人造人間(ホムンクルス)達を思いだし、思わず遠い目をした。

 

そしてエドは机に置いてある一枚の紙に視線を向ける。

 

そこにはこう書かれていた。

 

 

『国立魔法大学付属第一高校入学試験のご案内』

 

 

「真理の野郎がこの資料を置いてるってことは……例の()()()()が入学する高校か」

 

 

ここでエドはふと弟のことを思い出す。

 

 

(きょうだい……か)

 

 

そして首をブンブンと振り意識を切り替える。

 

 

「こんなところでしんみりしてたらアルに喝入れられちまう」

 

 

そしてエドは行動を起こすために庭へと出た。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

魔法を使用する場合、魔法演算領域という魔法師の持つ精神の機能の一部を使用しなければならない。

 

魔法師は魔法演算領域を意識的に使用し、想子(サイオン)……いわゆる魔力をCADに注入することで魔法を行使するのだ。

 

エドは『扉』から得た知識により、さっそくCADを使用する。

 

 

(んー……とりあえずこの機械鎧(オートメイル)想子(サイオン)ってのを入力すりゃいいんだな)

 

 

そしてエドは恐る恐る右手に触れる。

 

すると右手の義手が光り、身体の中から()()()()()()()()()()()に陥る。

 

そして魔法が発動した。

 

 

「うん?なんか変わったのか?」

 

 

そして右手を動かそうとしたが……

 

 

「ん?あれ」

 

 

()()()()()()()()()()()

 

 

 

「は?」

 

 

 

そして左手も動かそうとするが……

 

 

 

()()()()()()()()()()()

 

 

 

「な、なんで身体が動かねぇ!?」

 

 

 

そして両足を動かそうとするが……

 

 

 

「ふん……ぬううううう!!!!」

 

 

 

()()()()()()()()()()()

 

 

 

「ぜぇぜぇぜぇ……ど、どうなってやがる!?」

 

 

 

エドは首を動かそうとするが……()()()()()()()()()()

 

 

 

「ぬあああ!!!意味がわかんねぇ!!!」

 

 

 

家の庭にて微動だにしないまま雄叫びをあげる男エドワード・エルリック。

 

 

 

 

 

 

ナニカシラコノコエ

 

 

 

 

 

 

ヤアネエキンジョメイワクヨネー

 

 

 

 

 

 

サイキンノワカイモノハマッタク

 

 

 

 

 

 

ご近所さんからエドの雄叫びによって苦情の声が聞こえるが、身体が全く動かないことによって暴走しているエドが気付くはずもなかった。

 

 

 

「ちっくしょうがあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

 

ボキッ

 

 

 

そして彼が動けるようになったのは数分経って魔法が解除されてからだった。

 

 

身体を無理矢理動かそうと、何度も腰に力を入れていたエドはその影響で腰を痛める。

 

 

その日の夜、腰を治療するために錬丹術を使い、その効果に感動することになる。

 

そして自分の使った魔法が硬化魔法ということに気付き、その効果の強さに驚いたのも別の話である。

 




えー
活動報告欄に書いたのですが、エドワードの使用魔法現在募集してます。

「これ使えばー?」「こういう系いいんじゃね?」と思う方は活動報告欄に書いてもらえるでしょうか?

感想欄ではアンケートなどの解答は禁止となっているので案がある方は活動報告欄までお願いしますー。


あと思った。
魔法科高校の劣等生……設定細かいー(´Д`)
アタマイタイー……

ラノベを読んでいるのに頭が痛くなるというのはこれいかにorz

とりあえず逃亡しないようにガンバリマスorz

あ、あとエドワードのお父さんの名前は、鋼の錬金術師2003年版のアニメの名前使ってます。原作とは名前違うので混乱しないでくださいね( ̄~ ̄;)

では、また(・∀・)ノ

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