多分これが一番…   作:ひろっさん

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7/10 14話に誤字があるらしい。でも、自分で書いてすぐは分からない。マジで分からない…。


噂の転校生

バラムガーデンにテレサがやってきて、いきなり強烈な戦闘力を見せつけ、大きな話題となっていた。

 

「今度の転校生、スゲえんだよ!」

「どこがどう凄いの?」

「なんか、こう……意味不明なんだよ!」

「意味不明?なにそれ」

「とにかく、俺らじゃ何やってるのかサッパリ分からねえんだ!」

「それじゃなにも伝わらないわ。伝令役はもうちょっと言葉を勉強して――」

「ムッ、ムッ、ホァイ」

 

一陣の風が通り抜ける。

物凄いスピードで動く黒髪少女と共に。

 

「待てコラァッ、廊下を、走る、な……!」

 

その後を、金髪オールバックの白コートが追い掛けるが、追い付く気配が全くない。

 

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」

 

そもそも走っているかどうかも怪しい相手を、風紀委員であるサイファーは汗だくになり、息を切らしながら必死に追いかける。

彼もGFをジャンクションしており、常人を遥かに超えた身体能力を発揮できるのだが、黒髪少女と比べてしまうと雲泥の差だった。

いっそ悲しくなるほどの速度差である。

 

「今のなに?サイファーが追いかけて行ったけど……」

「今のが例の転校生だ」

「本当?」

「あの意味不明っぷりは間違いないぜ。

なんせ、1人で魔女にも勝てるんじゃないかとか言われてるくらいだ」

「そんなバカなことあるわけないでしょう。単独で魔女に勝つなんて……」

 

昨年正Seed認定を受けたばかりの16歳の金髪天才美少女キスティスは、荒唐無稽な同級生の話に深々と溜息を吐く。

 

彼女は任務でしばらくガーデンを離れており、今日帰ってきたばかりだ。

なので、ここ最近のバラムガーデンの話題をさらう年下の転校生の話をほとんど知らない。

 

ソレを知るのは翌日、5日毎の襲撃を見学した時の事となる。

 

 

 

バラムガーデンの鏡餅が遠くに見える草原。

以前より多くの教員や生徒達が詰めかけていた。

彼らの視線の先には、槍を振り回したり演武らしき動きをしつつ、時間を待つ黒髪少女の姿。

 

彼らは目の当たりにすることになる。

テレサの戦い方を『赤魔法』や『魔法剣』の延長と考えていた、自身の大きな間違いを。

 

黒い靄が発生し、そこから黒い角に青白い体躯の四つ足の獣が出現する。

それは一見して強大な魔力を内包していることが知れた。

今のバラムガーデンの総戦力をぶつけて、倒せるかどうか。

まさしく、国1つ程度ならば簡単に滅ぼしてしまえそうな、そんな魔物。

 

「“大地を割ります、敵を割れた大地に落として潰させます、敵から反撃が来て当たれば死にますが”『させません』」

 

それはそのまま、地震と共に発生した大地の裂け目へと吸い込まれるように落ち、地面の崩落に圧し潰されて、死んだ。

 

最後に無数の隕石が降り注ぐ。

それは近くのグアルグ山脈の山頂を一部抉り取り、あまりの衝撃に大規模な崖崩れがそこかしこで発生し、草原が穴だらけとなる。

相当数がパニックになり、『プロテス』や『シェル』を展開したが、見物人達へは至近弾の1つもなく、死者はおろか怪我人も出なかった。

 

「たぶん、これがイチバン早いと思います」

 

そして、黒髪少女は倒れ伏し、翌々日の朝まで昏睡状態となる。

 

 

 

それから丸1日、テレサが起きるまで、大激論が交わされた。

彼女が何をやったのか、誰1人として理解できなかったからである。

 

「一体、あれはなんだったんですか?」

 

キスティスは世話役の先輩ルールーに尋ねる。

ルールーはキスティスの世代の生徒達の憧れの的だった。

 

「彼女の言葉が正しければ、未来予知と事象改変の賜物、らしいわ」

「本当にそんなことが可能なんですか?」

「私だって分からないわよ。

直接話を聞いていても、理解の取っ掛かりすらない。

しかも契約上、あの魔物をあの子抜きで倒せるようになる必要があるそうよ。

本当に、今から気が重い……」

 

どうやら憧れの先輩でさえ、あの少女が行ったことは半分も理解できていないらしい。

 

 

 

「どういうことだ、新型の『赤魔法』など、何一つ使わなかったではないか!」

「どうにか『状況再現』や『任意コード』については聞き出せた内容は、そちらにも回してあるはずだ」

「あんな荒唐無稽な内容など、誰が信じると言うのだ!」

「荒唐無稽であろうと、我々はそこから検証し解析しなければならない。

彼女の技術を取り込むとはそういうことではないのか。

そちらにやる気がないなら、政治的にやり込めるためだけの面会などやめてもらいたい。

我々には今、この時間も惜しいんだ!」

「チッ」

 

ヤマザキと制服教員の激論は、多分にバラムガーデン内の政治対立的な面を含んでいた。

ただ、今回は言いがかりに等しい文句を付けた制服教員の方があっさり引き下がった。

 

「(ノーグめ、いたずらに急がせてもこうなるのは分かっているだろうが。

金のために奴に付いたが、このまま留まっているのも考えものだな)」

 

どうやら、彼らの中でも色々とあるようだ。

 

 

 

エクスデスは儀式の後に新たな反動を受け、そこでやっと『肝心な時にうっかりする呪い』が解けていないことに気付いた。

今度のものは『黒歴史を幻として見せつけられる呪い』である。

 

「こ、これは一刻も早く手を打たねば……!」

 

とりあえず、以前配下に解呪させたおかげで弱まった呪いを自力で打破。

その強大な魔力でゴリ押しして解いた。

 

そして今回の失敗について考える。

 

「『キングベヒーモス』の霊体を送りつけてしまったのか。

道理で儀式そのものは成功したわけだ」

 

あまり大きな力を持った魔物を送り込めるだけの規模の儀式は、そもそも行っていなかったのである。

なのに巨体の『キングベヒーモス』を実体で送り付けた気になってしまっていたのだ。

 

ただ、今までの偵察がすべて失敗に終わっていたため、ある程度は大きな力を持った魔物を送る必要があったのは事実だ。

次こそは生きた『キングベヒーモス』を送ると予定を決め、エクスデスは改めて行動を開始した。

 

 

 

――おれはジュノにいたので急いだところがアワレにも忍者がくずれそうになっているっぽいのがLS会話で叫んでいた。

……?――。

 

――気にするな、コヤツのいつものことだ。

 

――どうやら忍者がたよりないらしく「はやくきて~はやくきて~」と泣き叫んでいるLSメンバーのために俺はとんずらを使って普通ならまだ付かない時間できょうきょ参戦すると。「もうついたのか!」「はやい!」「きた!盾きた!」「メイン盾きた!」「これで勝つる!」と大歓迎状態だった忍者はアワレにも盾の役目を果たせず死んでいた近くですばやくフラッシュを使い盾をした。

 

……!――。

 

――忍者から裏テルで「勝ったと思うなよ・・・」ときたがLSメンバーがどっちの見方だかは一瞬でわからないみたいだった。

――「もう勝負ついてるから」というと黙ったので戦士サポ忍の後ろに回り不意だまスフィストを打つと何回かしてたらキングベヒんもスは倒された。

 

……!――。

 

――やけにヨロコんでおるようだが、シリアイなのか?

 

――おれは光属性のリアルモンク属性だから一目置かれる存在。

――たまに学校に行くとみんながおれに注目する。

 

――キサマは黙っておれ。

 

……――。

 

――なに、コヤツの名前だと?確かにコヤツは『キングベヒーモス』であるが。

 

――『キングベヒんもス』!

 

――わかったわかった。

 

……――。

 

――なんと、異世界にもチンミョウなるモノがおったのだな。

 

……――。

 

――ちくしょうおまえらバカだ……。




――――あとがき

こんばんは、毎度お馴染みのひろっさんです。
原作キャラ2名追加入りまーす。

そして今回、テレサは本格的に人外技を披露しました。
『します、させます、させません』ですね。
彼女は『任意コード』と呼んでいますが、正確には『乱数調整』、未来予知みたいなものです。

以前の『略して剣』とか『ノーザンクロス』は、可能性が限りなくゼロに近くとも、まだFF8の設定をこねくり回せば人間業として成立する可能性がありましたが、『乱数調整』からは人外に踏み込む必要があります。



――――設定

『キングベヒんもス』:独自設定
ブロント語を話す霊体。
テレサにジャンクションしている『マインドフレイア』とは知り合いだが、特に仲がいいわけではない。

FF5では『次元の挟間』ラストフロアに出現する雑魚モンスターの1種に『キングベヒーモス』がいる。
GBA版では追加ダンジョンに色違いの『ベヒーモス』が出現し、なぜか『キングベヒーモス』より強く設定されている。
FF8に出現するのは『ベヒーモス』で、『キングベヒーモス』は出ない。

HPと耐久が高く、時間がかかる割に魔法攻撃へのカウンターのメテオ以外は特徴がないため、実はそこまで印象に残らないモンスターでもある。

この小説ではGFとしてテレサに協力させる予定。
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