転生者の幽雅な日常   作:九戸政景

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政実「どうも、好きな天気は快晴の片倉政実です」
柚希「どうも、遠野柚希です。たしかに快晴の青空は気持ちが良いから、俺も好きだな。まあ、雨とか雪も嫌いじゃないけどさ」
政実「そうだね。雨も雰囲気とかが好きだし、雪も綺麗な風景を作り出してくれるから、欠かせない天気だよね」
柚希「そうだな。さて、雑談はここまでにして、そろそろ始めていくか」
政実「うん」
政実・柚希「それでは、第2話をどうぞ」


第2話 心の声を覚る少女

「おはようございます、天斗伯父さん」

「おはよう、シフル」

「おはようございやす、天斗の旦那」

「はい、おはようございます、皆さん」

 

 晴れ渡った青空の下で、気の早い色取り取りの鯉のぼり達が泳ぐゴールデンウイークの初日の朝の事、白澤(はくたく)義智(よしとも)達と一緒に朝の挨拶をしていた時、ふと天斗伯父さんがコーヒーを飲みながら読んでいた朝刊の記事が目に入ってきた。

 

「なになに……『昨今、行き過ぎた森林伐採の影響で山に生息している野性動物達が街へ降りてくるようになり、怪我などの被害を受ける住民も続出している』か……」

 

 そういえば、前世でも同じような事がニュースになったりしてたっけな……。あっちみたいにこれが原因で亡くなる人が出ないと良いんだけど……。

 

 その記事を読んでそんな思いを抱いていたその時、義智の冷たい声が聞こえた。

 

「ふん……たしかに林業は文明の発展には大切な物だ。しかし、その山に棲まう獣や妖、そして精霊などにとっても、樹木というものは無くてはならないものなのだ」

「ああ。確かに山には木霊(こだま)のように樹木に関係する精霊もいるからな」

「その通りだ。だが……昔の人間達とは違い、現在の人間達にはそういった考えを持った者は多いわけでは無い。そしてその結果、このようなしっぺ返しを食らう。まったく……愚かしい事だ」

「まあ……一応、そういう考えを持った人達や今の状況に危機感を覚えてる人達はいるし、保護団体やボランティアの人達が植林とかの活動をしてはいる。でも山の動物や妖達からすれば、正直なところ『現在(いま)』が一番重要だからな……」

 

 すぐ手の届くところに何かしらの食べ物があり、家で雨風や冬の寒さを凌げる俺達とは違い、動物や妖などの山に棲むモノ達は『森』や『川』が自分達の住み処となる。だから、人間の勝手でそれが失われるとなれば、そういうモノ達としては正直たまった物では無いのだ。

 

 ……何か良い手があれば良いけど、そう簡単に何とかなる事でも無いしなぁ……。

 

 新聞記事を見ながらそんな事を考えていると、風之真が俺の肩の上で腕を組みながらうんうんと頷いた。

 

「確かにそうだよなぁ……俺がいたとこには人間がいなかったから、この瓦版の記事みてぇな事は起こってねぇが、もし起こったら喧嘩なんかとはわけが違ぇ事に発展しそうだなぁ……」

「……ん? 風之真の故郷って人間が住んでない所なのか?」

「おっと、そういやまだそれは話してなかったな。何でかは知らねぇんだが、俺の故郷には人間なんて一人もいなくてな。前を見ても後ろを見ても妖がいるし、右を見ても左を見ても妖がいる、そして上とか下を見たって妖がいるようなそんな場所でぃ。

んで、祭の日なんかは『賑やか』って言葉が逃げ出すくれぇの盛り上がりで、それが原因で小せぇ喧嘩なんかも起こったりすんだが、あくまでも昂ぶった気を発散してぇだけだから、色んな奴がそれに対してヤジを飛ばしたり出店の食い物を食いながら見物してたりするんだ!」

「へぇ……そんな場所があるんだな……」

 

 人間がいない妖達だけの世界か……興味はスゴくあるし、そこへ行く手段を見つけられたら皆で一緒に旅行をしてみたいな……。

 

 風之真が話す場所について考えていたその時、風之真から小さな腹の音が聞こえた。そしてそれを聞くと、天斗伯父さんはクスッと笑いながら俺達に声を掛けてきた。

 

「ふふ……それでは、そろそろ朝ご飯の準備を致しましょうか?」

「うぅ……申し訳ねぇです、天斗の旦那……」

「いえいえ。私もそろそろ朝ご飯にしようと思っていましたから。それでは皆さん、お手伝いをお願いしますね?」

「はい」

「うむ」

 

「へい!」

 そして俺達は役割分担をした後、朝食を作るための作業に取り掛かった。

 

 

 

『いただきます』

 

 朝食を作り終わった後、俺達は声を揃えて挨拶をしてから朝食を食べ始めた。明るく話し好きな風之真が加わって話題などが増えた事で、この家も多少賑やかにはなったが、正直な事を言うならもう少し賑やかなのも良いかなと心の中で思っていた。

 

 今はまだ俺達だけだから静かに感じるけど、これから仲間がどんどん増えていったら、そんな風に思う事も無くなるかもしれないな。

 

 その光景を想像して思わずクスリと笑っていると、天斗伯父さんがニコニコとしながら俺に話し掛けてきた。

 

「ふふ……柚希君、何だか楽しそうな事を考えているようですね?」

「あ、はい。もっと仲間が増えたら、この家ももっと賑やかになりそうだなぁと思ってたんです」

「ふふ、そうですね」

 

 天斗伯父さんが微笑みながら答えると、義智はそれに対して小さく鼻を鳴らした。

 

「ふん、お前達の考えを否定する気はないが、妖を含めた超常的なモノの中には、人間に対して悪印象を持つ者がいることを忘れるなよ?」

「それは分かってるけどさ、そういうモノ達とも仲良く出来たら、それは凄く良い事だと思わないか?」

「最悪の場合、仲良くする前に命を奪われかねんがな。……まあ、そうなる前に出来る限りの手は尽くしてやるが」

「ほーう? 義智の旦那は、何だかんだで柚希の旦那の事を大事に思ってんだねぇ?」

「……ふん」

 

 風之真からのからかい混じりの言葉に、義智は鼻を鳴らしながらそっぽを向いた。

 

 ふふ、義智は何だかんだで面倒見が良いもんな。いつも素っ気ない態度を取ったり冷たい言葉を口にしたりするけど、しっかりと手を貸してくれる時は貸してくれるし、俺達の様子をしっかりと見てくれている。そういう所は、本当に年長者らしい所だって思える気がするなぁ……。

 

 そっぽを向いている義智の様子を微笑みながら見ていると、風之真が突然何かを思い出したように声を上げた。

 

「おっと……そういや柚希の旦那、今日もあの夕士達と遊ぶ約束をしてなかったかぃ?」

「ああ、それは午後からだよ」

「へぇ? そんじゃあ午前中は、いってぇ何をするってんだぃ?」

「そうだなぁ……午前中は宿題でもやろうかな。ため込むと後で苦労するし」

「宿題ってぇと──ああ、あの色んなもんが書いてる紙切れとか冊子みてぇな奴とかか……」

「ああ、そうだよ。……そうだ、風之真も試しに少しだけやってみるか?」

 

 俺が試しに訊いてみると、風之真は苦笑いを浮かべながら首を横に振った。

 

「いいや、俺は遠慮しとく。今回の一件で学びがどれだけ大事かは思い知ったが、何というか……ああやってジッと座ってんのとか勉学って奴とかとはやっぱり相性が合わねぇんだよ」

「ははっ、たしかに風之真がジッと座ってる様子なんて想像もつかないかも」

「へへっ、だろ?……と言っても、ウチの兄貴と妹は違うんだよなぁ……」

「風之真……」

「前に話したかもしれねぇが、ウチの兄貴は瓦版屋に、そして妹はお医者になりてぇらしくてな。暇がありゃあいっつもその辺飛び回ってた俺とは違って、暇な時にゃあ本を読んでたり何か書き物をしたりするような兄妹達なんだ」

「……そっか、やっぱり兄妹でもそれぞれに違いは出るんだな」

「まあ、そうだな。そういえば柚希の旦那は、前世で兄貴とか弟とかはいなかったかのかぃ?」

「うーん……前世でも俺は一人っ子だったかな。だからちょっと兄弟がいる友達が羨ましかったりしたんだよなぁ……」

「へへっ、そうかぃ。でも、俺は柚希の旦那の事はダチであり、兄弟みてぇなもんだと思ってるぜ? もちろん、柚希の旦那が兄貴だ」

「風之真……ふふ、ありがとうな」

「おう、どういたしましてってな!」

 

 俺達が笑い合っていると、義智がふぅっと息を吐いた後、静かな声で話し掛けてきた。

 

「……兄弟の話も良いが、早く食べ切らんと飯が冷めてしまうぞ」

「……っと、それもそうだな。義智、ありがとうな」

「ふん、飯は出来たばかりの方が美味いのが当然だからな」

「へへっ、そりゃあそうだ。よっし、柚希の旦那。俺らもちゃちゃっと食べちまおうぜ!」

「そうだな」

 

 そして俺達は朝食を再び食べ始めた。

 

 

 

 

「えーと……これがこうでこれがこうだから──よし、これでこれは終わりっと」

 

 朝食の後、俺は自分の部屋で宿題を片付け、義智はその近くで瞑想、そして風之真は近所のパトロールに出ていた。

 

 やっぱり連休は安心して過ごしたいから、ちゃちゃっと終わらせた方が良いよな。よし……午前中に全部終わらせるつもりでやるか。

 

 そして、次の教科に手を付けようとしたその時、ふと義智達とは違う小さな妖気を感じ、俺は手を止めながら義智に声を掛けた。

 

「……義智、お前も感じたか?」

「……ああ。だが、風之真の時と同様に注意するほどではないようだがな」

「そうかもしれないけど、もし風之真と同じような奴だったら、声ぐらいは掛けるからな?」

「ふん……お人好しな奴め」

 

 義智は静かに言うと、再び瞑想を始めた。そしてそれと同時に感じていた妖気がフッと消えた。

 

 まあ、この義智の反応を見る限り、困ってる奴を助けること自体は嫌がってないみたいだし、もし午後に妖気の主に出会えたら、話くらいは聞いてみるか。

 

 そして俺が再び机に向かい始めた時、開け放っていた窓を通って、風之真が部屋の中へと戻ってきた。

 

「ただいま帰ったぜ、柚希の旦那、義智の旦那」

「ああ、お帰り。今別の奴の妖気を感じたんだけど、その辺にそれっぽい妖はいたか?」

「ん? 妖気はたしかに感じたが、それっぽい奴ぁいなかったぜ? まあ……いたとすりゃあ、可愛らしい嬢ちゃんが、その辺を歩いてはいたくれぇだな」

「可愛らしい嬢ちゃん?」

「おう、柚希の旦那と同じくれぇの年っぽくてな、黒の長い髪で色白の可愛らしい嬢ちゃんだったぜ?」

「へー、そっか」

 

 謎の妖気を感じた直前だったせいか、俺は風之真が見たという『可愛らしい嬢ちゃん』とやらに何となく興味が湧いていた。

 

 もしかしたら、その女の子が妖気の主だったりするのかな……? よし、風之真が何か知らないかちょっと訊いてみるか。

 

「風之真、その女の子について何か他に分かることはあるか?」

「おっ、柚希の旦那もやっぱり女にゃあ興味があるのかぃ?」

「興味があると言うかは、その女の子が妖気の主かもしれないからだな」

「あ……なるほど、そういう事か。……つっても、他に知ってる事ねぇ……おっ!」

「ん、何かあるのか?」

「おう、あるともあるとも! 俺がその嬢ちゃんを見てた時なんだけどな、可愛らしい嬢ちゃんがいんなぁと思ってたらよ、いきなりその嬢ちゃんがクルッと俺の方を向いて、ニコッと笑ってきたんだよ」

「いきなりか……その女の子と距離は離れてたんだよな?」

「おうよ。だいぶ距離は離れてたはずで、それも口に出した覚えもねぇんだけどな……」

「思った瞬間、いきなりクルッと向いてきた、か……」

 

 風之真の話から察するに、よっぽど勘の良い人間とかじゃなければ、その子の正体はたぶん……。

 

 その女の子の正体について、何となく予想はついたものの、実際に会わないとどうしようもないため、俺はとりあえず風之真との話を続けた。

 

「まあ、その子の正体が何にしろ、実際に会うことがあったら、話くらいは聞いてみようか。風之真の話を聞く限り、違うとは思うけど、何か困ってる事とかがあれば、解決してあげたいし」

「へへっ、そうだな! この町で暮らす者同士、困ってる時には助けあうもんだしな!」

「そういう事だ。さて、とりあえず俺は宿題の続きをするけど、風之真はどうする?」

「んー、そうだなぁ……さっきまで飛び回ってたことだし、昼の時間までこの机の端っこで眠らせてもらおうかねぇ」

「分かった。それじゃあ昼になったら起こすから、それまでゆっくり寝ててくれ」

「おう! そんじゃあおやすみ、柚希の旦那」

「うん、おやすみ」

 

 挨拶を交わすと、風之真は机の隅へトコトコと歩き、体を小さく丸めると、静かに寝息を立て始めた。

 

 よし……あまり音を立てないようにしながら宿題を片付けちゃうかな。

 

 そして俺は風之真の寝息と外を飛んでいる小鳥の囀りを聴きながら、再び宿題に取り掛かった。

 

 

 

 

「それじゃあ、行ってきます」

「それでは、行ってくる」

「それじゃあ、行ってきやす」

「はい、行ってらっしゃい、皆さん。柚希君、お使いの件、よろしくお願いしますね」

「はい」

 

 昼食を食べた後、俺は愛用のショルダーバッグを肩に掛け、義智達と一緒に夕士達と約束をしている公園へ向かうため、家のドアを潜って外へと出た。

 

「さて、ささっと行ってしまっ──」

 

 そして、妖力を使って姿を隠しているミニ義智と風之真を肩に乗せたまま歩き出そうとしたその時、後ろから元気の良い声が聞こえた。

 

「よっ、柚希!」

「ん、夕士か。今日も元気が良いな」

 

 夕士の元気の良さに少し感心していると、夕士は楽しそうに笑いながら大きく頷いた。

 

「ああ! だって連休だぜ、連休! 連休って何だかテンションが上がるだろ?」

「んー、まあたしかにな。だけど、宿題は忘れるなよ?」

「宿題……ああ、それなら大丈夫だぜ? 午前中の内に大体は終わらせたからな」

「なんだ、夕士もだったのか。……まあ、長谷なら昨日の内に全部終わらせたぞ、なんて言いそうだけどな」

「あはは! 違ぇねぇや!」

 

 出来る限りの長谷の声真似をしながら言うと、夕士は楽しそうに笑い始めた。

 

 まあ、実際そうだろうな。今でさえ、俺が成績で負けそうな気がするし。

 

 夕士が楽しそうに笑う様子を見ながら、フフッと小さく笑っていると、肩の上から義智が霊力を通じて静かに話し掛けてきた。

 

『談笑も良いが、まずは公園へと向かったらどうなのだ?』

『……っと、それもそうだな。ありがとうな、義智』

『ふん、礼には及ばん』

 

 そして俺は、笑い続けている夕士に声を掛けた。

 

「よし、そろそろ行こうぜ、夕士。もしかしたら長谷がもう待ってるかもしれないからさ」

「だな! よぉーし、それじゃあ公園まで競争しようぜ!」

「競争って……まあ、たまには良いか」

「へへっ、それじゃあよーい……」

「「どん」!」

 

 そして俺達は長谷が待っているかもしれない公園へ向けて全速力で走り出した。

 

 

 

 

それからしばらくして、公園の入り口でゆっくり足を止めた後、俺は後ろにいる夕士に声をかけた。

 

「よし、俺の勝ちだな、夕士」

「はぁっ、はぁっ……そ、そうだな……」

 

 走り続けてきた事で少しだけ疲れてはいたが息を切らしていない俺に対して、夕士は少し辛そうに息を切らしながら返事をした。

 

 やれやれ……こうなったら少しだけ手助けしてやるかね。

 

 俺は少し苦笑いを浮かべた後、『ヒーリング・クリスタル』を首から外し、それを苦しそうに息を切らす夕士へ差し出した。

 

「夕士、ちょっとこのペンダントの端に触れてみてくれるか?」

「はぁっ、はぁっ……え、これって柚希が首に掛けてる奴だよな……?」

「そ、何でも疲れとかが取れるおまじないが掛かってるとかっていう話だからさ。ということで……ほい」

 

 俺が先の方を指で摘まんだまま渡すと、夕士はゆっくりと反対側の端に触れた。そしてその瞬間、俺は『ヒーリング・クリスタル』に魔力を送った。すると、さっきまで辛そうにしていた夕士の顔に安らぎの色が見え始めた。

 

「……あれ? さっきまで息が切れてたのに……全然辛くない……?」

「ふふ、どうやらおまじないの話は本当だったみたいだな。その様子を見るに、もう大丈夫そうだろ?」

「ああ! 何だか走る前と同じくらい元気な気がするぜ! ありがとうな、柚希!」

「どういたしまして」

 

 そして夕士が手を放した後、俺は『ヒーリング・クリスタル』を再び首に掛けた。

 どうやら『ヒーリング・クリスタル』は俺の願いによって、疲労や傷とかのダメージ、そして呪いとかの邪な物を自分へ移し替える事で治癒をするアイテムになったらしい。そのため、こうやって誰かのダメージとかを引き受けた後は、少しだけ輝きが曇ってしまうため、『ヒーリング・クリスタル』が持つ自浄作用の他に太陽の光や月の光、後は塩水なんかで清めてやることで、再び力を発揮してくれるようになるのだ。

 

 まだ完全に曇るほどのダメージは受けたことはないけど、いつかは──いや、たぶん『あの時』になったらきっとそうなるだろうし、その時までに俺も力を高めておかないとな……。

 

 首に掛かっている『ヒーリング・クリスタル』を指でピンッと弾きながら考えていると、公園の中から静かな声が聞こえてきた。

 

「入り口が騒がしいと思ったら……やっぱり遠野達だったか」

「よっ、長谷。やっぱり先に来てたんだな」

「ああ。と言っても、俺もついさっき来てどうやって待とうか考えてたところだけどな」

「そっか。それじゃあさっそ──」

 

 その時、俺はある事を思い出し、それを長谷に訊いてみることにした。

 

「長谷」

「ん、どうした、遠野?」

「確認なんだけど、宿題ってやったか?」

「宿題? そんな物は……」

 

 そして長谷は、フッと笑いながら言葉を続けた。

 

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「……ふふふ、やっぱりそうだったか……!」

「……ふふ、あはは! やっぱりそうだったな!」

 

 予想した通りの答えが返ってきたため、俺達はさっきの会話を思い出して思わず笑い出した。そしてそんな俺達の様子を見て、長谷は合点がいった様子でフッと笑いながら声を掛けてきた。

 

「その様子だと……俺の答えを事前に予想してたんだな?」

「ふふふ……ああ、その通りだよ。それも予想してた通りの言葉だったからさ」

「なるほどな」

「それに柚希の奴、長谷の声真似までやってたしな」

「ああ、そういえばやったな」

「ほう……? それならそれがどんなもんか、遊びながら訊かせてもらおうか?」

「ああ、良いぜ。よし……それじゃあ改めて、早速遊ぼうぜ!」

「おう!」

「ああ」

 

 そして俺は返事をしながら妖力を通じて、義智達に声を掛けた。

 

『義智達も好きなように過ごしてて良いぞ?』

『分かった』

『あいよ!』

 

 義智達が頷いて肩から降りたことを確認した後、俺は夕士達と一緒に遊び始めた。

 

 

 

 

 遊びに少しだけ疲れ、ちょっとだけ休憩を取っていた時、夕士が突然こんな事を言い始めた。

 

「あ、そういえば……」

「ん、どうした? 稲葉?」

「いや、午前中の勉強の合間にちょっとだけ家の辺りを散歩してたんだけどさ」

「うんうん」

「この辺じゃあまり見掛けない女の子がいてさ、同じ学校の子なのかなと思ってみてたら、その子が急に振り向いて違うって言ってるみたいな感じで、静かに首を横に振ったんだよ」

「へぇ……でも、夕士は口には出してないんだよな?」

「ああ、それも少し距離も離れてたから、凄く不思議でさ……」

「なるほどな……」

 

 夕士の言葉に長谷が静かに答えるのを聞きながら、俺は午前中の風之真との会話を思い出していた。

 

 そういえば、風之真もそういう事があったって言ってたな……って事は、その子の正体はやっぱり……。

 

 その子の正体が何となく分かった後、俺は再び夕士達の会話に参加した。

 

「もしかしたら、その子は心の声が聞こえるのかもな」

「心の声か……あれ、そういえばそういう妖怪っていたよな?」

「ああ、いるな。……そうだ、二人はもし心の声が聞こえたらどうする?」

 

 俺が試しに訊いてみると、夕士と長谷はお互いに少し考えた後、それぞれ答えを話し始めた。

 

「俺は……出来るだけ聞かないようにするし、その事を話さないようにしようかな。やっぱり誰だって心の声は聞かれたくないだろうしさ」

「なるほど。長谷は?」

「俺も普段は稲葉と同じく聞かないし、自分から話さないけど、利用できそうな時は使うくらいだな。まあ、当然悪いことには使わないぜ? あくまで“ちょっと利用できそうな時は”ってだけだ」

「あはは、なるほど」

 

 俺はそのらしい答えを聞いて、少しだけ可笑しかったのに加えて、とても安心していた。

 

 分かってた事ではあるけど、やっぱりこうやって面と向かって聞けると安心するな。

 

 俺が静かに思っていると、夕士が興味ありげな様子で声を掛けてきた。

 

「そういえば、柚希はどうなんだ?」

「俺か? 俺は二人のを足した感じだな。普段は隠してるけど、何か困ってる人がいた時はその時にはそれを駆使して助けるみたいな感じかな」

「あはは! 何だか柚希らしいな!」

「そうだな。何というか、お人好しの遠野らしい答えかもな」

「お人好しって……まあ、否定はしないけど」

 

 そういえば、午前中に義智にもお人好しって言われたような……まあ、一生この性格とは付き合っていくことになるんだろうし、良い事にしとくか。

 

 そう考えた後、俺はベンチから立ち上がり、夕士達に声を掛けた。

 

「よし……それじゃあ休憩はここまでにして、遊びの続きと行くか!」

「おう!」

「ああ」

 

 そして俺達は再び様々な遊びをして、楽しく時間を過ごした。

 

 

 

 

「それじゃあ、二人とも。また明日な」

「ああ、また明日!」

「また明日な、遠野、稲葉」

 

 カラスが鳴き始める夕方頃、夕士達と別れた後、俺は天斗伯父さんに頼まれたお使いをこなすべく、スーパーがある方へと歩き始めた。

 

「んー……! 今日も楽しかったなぁ……!」

「やれやれ……齢が幼くなった分、心まで幼くなったのか? 柚希よ」

「いやいや、楽しい時はいつでも楽しいもんだぜ? それに幼い時から元気に遊ぶのは大切なんだぜ?」

「風之真、お前もまだまだ小童だろうに……」

 

 肩に乗った義智達と話しながら、道を歩いていたその時、ふと小さな妖気を感じた。

 

「これは……午前中の……」

「この妖気……ふむ、やはり妖気の主はまだまだ幼いようだな」

「いやいや、義智の旦那。いくら子供でもその妖によるだろうに……」

「我は余程の力を有した者以外であれば、さして問題はないのでな。ところで、柚希。早々に妖気の主の居所を突き止めた方が良いのではないか?」

「そうだな」

 

まあ、正体はだいたい見当がついてるから、義智の言う通り場所だけでも特定しておくか。

 

 そしてその妖気の出所を探ろうとしたその時、後ろから静かな声が聞こえた。

 

「ふふ、わざわざ探さなくても大丈夫ですよ? 何故なら私はここにいますから」

 

 振り向いてみるとそこにいたのは、白い服に赤いスカートという格好をした長い黒髪の小さな女の子だった。

 

 あまり見掛けない黒髪の小さな女の子……どうやら風之真と夕士が見たのはこの子のようだな。

 

 その女の子の見た目と風之真達の話を総合して考えていると、女の子は不思議そうに首を傾げた。

 

「風之真さんというのは、そちらの鎌鼬さんの事で、夕士さんというのは……もしかしてツンツンとした黒い髪の男の子ですか?」

「ああ、そうだよ」

「ふふ、やっぱりそうだったんですね。風之真さんもそうですけど、その夕士さんも驚かせてしまいましたから、記憶に残っていたんです」

 

 女の子は俺の答えを聞くと、クスクスと静かに笑い始めた。

 

 当然の事だけど、俺はさっきの事は『口には出さずにただ考えていた』だけだ。つまりこの子は……。

 

 俺が目配せをすると義智も風之真も正体が分かった様子で静かに頷いた。そしてその俺達の様子を見て、女の子はニコニコとしながら声を掛けてきた。

 

「その様子ですと……どうやら私の正体が分かっているみたいですね」

「ああ。君の正体、それは……」

 

 俺達は声を揃えてその正体を口にした。

 

『さとりだな』

「ふふっ、大正解です♪」

 

 女の子──さとりは頷きながら嬉しそうに答えた。

 

 

『さとり』

 

 日本古来からいる、『心を見通す力を持つ』妖で、漢字では『覚』と書く。

 鎌鼬同様、日本の様々な場所にさとりについての文献があり、伝えられている姿も様々だが、『心を見通す力を持った妖』という事やそして『山中に棲まう妖』である事は共通している。

 

 

 つまり、その覚がここにいるのはちょっと妙なんだよな……。

 

 俺が不思議に思っていると、さとりは少しだけ顔を曇らせながらそれに答えてくれた。

 

「私がここにいる理由……それは、皆と棲んでいた山が棲みづらい物になってしまったからです」

「棲みづれぇ物……? そりゃあいってぇ、どういう事なんでぃ?」

「実は……山の持ち主が変わった途端、山林や土地を次々と手放し始めたんです……」

「……金に目が眩んだか。ふん、実に浅ましいものだ」

 

 義智が冷たく言うと、さとりは両手をぎゅっと固く握りながら話を続けた。

 

「一族の皆が言うには、昔──それも前の持ち主さんの時までは良かったらしいんです。前の持ち主さん達は、私達妖や山の動物達の事を考えてくれていたようで、たとえ山の木を切る事になっても、切過ぎになったりしないように考えてくれたり、そして時には新たな苗木を植えたりしてくれていたらしいんです。

 ですが……今の持ち主──前の持ち主の息子さんは、山の管理をしないどころか、次々と山林を切り出し、そして土地までも次々と手放していったんです……そしてその結果、私達の一族は次の住処を求めてそれぞれ別の地へと旅立っていきました。

 そしてその時に、お母さん達とも別れました。同じところに固まるよりも色々なところへ散らばった方が良いからという理由から……」

「そうだったのか……」

 

 森林伐採の影響で人間と共存しながら棲んでいた山の妖や動物達が次々と住処を無くし、また別の場所へと旅をしないといけない、か……。たしかに土地の持ち主は人間かもしれないけど、何で『見えていない』ものを疎かにするだけじゃなく、『見えてるもの』まで疎かにしようとするんだよ……!

 

 俺がやり場の無い怒りを感じていると、風之真が覚の姿を見て、不思議そうに話し掛けた。

 

「するってぇと……その人間の嬢ちゃんみてぇな格好は、人間達に怪しまれたりしねぇためかぃ?」

「あ、服はそうですけど、この人間の姿は元からなんです」

「元から……? そいつぁ、いってぇどういう事なんでぃ?」

「実は……私のご先祖様が人間の方と夫婦だったらしくて、その極微量の人間の血の影響で私だけがこの人間の姿で産まれてきたんです」

「ふむ……いわゆる先祖返りの一種といったところか……」

 

 義智は顎に手を当てながら独りごちた後、さとりの顔を真っ正面から見ながら静かな声で話し掛けた。

 

「覚よ、今から我の問いに答えてもらおう」

「はい、何でしょう……?」

「お前は……お前達の一族や獣達を追い出した『人間』の事を恨んでいるか?」

「『人間』の事を……」

「そうだ。そして、そのような行いをした『人間』と同じ姿をしていることをどう感じている?」

「え、ちょっと待っておくれよ、義智の旦那! その問はこの嬢ちゃんには酷なんじゃねぇのかぃ!?」

「酷……? どこがだ? 柚希と違い、覚は『妖』だ。同じ『人間』に訊くのならばいざ知らず、種の違う『妖』に訊いたところで酷では無いだろう?」

「いやいや、そいつぁ違ぇんじゃねぇのか!? たしかにこの嬢ちゃん達は『人間』に酷ぇ目に遭わされたさ! でもよ……でもよぉ! この嬢ちゃんにはその『人間』の血がちょっとだとしても流れてんだぜ!? それならどう考えたってあんな問いは……!」

 

 風之真が今にも泣き出しそうな様子で言っていたその時、覚はニコッと笑いながら風之真に声を掛けた。

 

「風之真さん、ありがとうございます。でも、私なら大丈夫です。私の答えは決まってますし、義智さんの考えは分かっているつもりですから」

「覚の嬢ちゃん……」

 

 そして覚は、真っ正面から義智の顔を見ながら、自分の答えを言い始めた。

 

「義智さん、私は……『人間』の事を恨んでいません。そしてこの『人間』の姿をとても大切な物だと思っています」

「ほう……ならば、まずは『人間』を恨んでいないというその理由を訊かせてもらおう」

「はい。風之真さんが言ってくれた通り、私や一族の皆や動物達は『人間』に住処を追い出されました。でも……それは仕方が無いことなんです。

 一族の皆と前の持ち主さん達が共存していた時と違い、今は妖の存在を知っている人や見ることが出来る人、そして妖達の事を信じている人はとても少ないです……だから、今の持ち主さんみたいな方がいても、それはしょうがない事だと思うんです」

「そうか……ではもう一つの質問の答えの理由を聞かせてもらおう」

「私がこの『人間』の姿を誇らしく思っている理由、それは……この『人間』の姿が『人間』とさとりという『妖』、その二つの種族がかつて共存をしていたことの証だからです」

「共存の証、か……」

「はい。さっき私は、今は妖の事を知っている人や見ることが出来る人、そして信じている人はとても少ないと言いました。でも……この私の姿が示している通り、かつては『人間』と『覚』の二つの種族が共に歩み、そして協力をしながら生きてきました。だからこの姿は、私にとってとても大切な物なんです。ご先祖様達が私にくれたかけがえのない証だから……」

「……そうか」

 

 呟くような声で言った後、俺の方へ顔を向けた義智は、普段なら言わないであろう事を口にした。

 

「柚希、この覚を我々で保護するぞ」

「保護って……つまり、風之真みたいに『絆の書』の中にって事だよな?」

「その通りだ」

 

 俺の問い掛けに義智は頷きながら静かに答えた。

 

 それは別に構わないし、俺としても賛成だ。でも……。

 

「義智にしては珍しいな。自分から妖を保護するって言うなんてさ」

「そ、そうだ! さっきあんな事を訊いてたってのに、どういう風の吹き回しなんだぃ!?」

「ふむ……そうだな。たしかに普段の我であれば、捨て置けまたは滅しろとでも言ったであろうな。だが此奴は、自身や一族の者へ酷な仕打ちをした『人間』を恨まず、そして自身の姿をその『人間』と『覚』が共存していた証であると言った」

「たしかにそうだが……それがいってぇどうしたってんだ?」

「この覚のような者であれば、これからの柚希の助けとなる。そう考えたに過ぎん。もっともあの質問の答え次第では、本当に捨て置くか滅することも考えたがな」

「へ……つまり、義智の旦那はこの嬢ちゃんの事を試してただけって事かぃ?」

「その通りだ。まあ、お前は少々勘違いをしていたようだがな」

「な、何だよぉ……俺はてっきり義智の旦那が、ただ単にこの嬢ちゃんへ酷ぇ問をしてぇだけかと思ったぜ……」

「ふん、そのような事をしたところで、意味は無いだろう。我は意味の無いことはせん主義なのでな」

「そ、そうかぃ……義智の旦那、疑って本当に悪かった……!」

「謝罪など良い、我も本来であれば事前に言うべきだったのだからな。だが事前に言ってしまっては、お前達の思考から此奴が真意を感じ取ってしまうと思ったのでな」

「あ……たしかにそれだったら、俺はドキドキしながら見ちゃってたかも……」

「面目ねぇが、俺もだ……つまり、義智の旦那の考えは合ってたってぇ事だな」

「そうなるだろうな。さて……」

 

 義智はさとりの方へ向き直ると、静かな声でさとりに問い掛けた。

 

「お前はどうする、覚よ」

「私、は……」

 

 さとりは少しだけ迷ったような表情を見せたが、すぐに覚悟を決めた表情に変わると、途切れ途切れになりながらも自分の答えを言い始めた。

 

「私は……皆さんと一緒にいてみたい、です……! 皆さんの事をもっと知りたいですし、皆さんと一緒に色んな物を見てみたい……! そして何より……妖の事をしっかりと分かってくれる人と同じ妖の皆さんと一緒にいたい……! だから……私を、皆さんと一緒にいさせて下さい……!」

 

 覚の答えを聞いた後、俺と風之真はニッと笑いながら、そして義智は静かにフッと笑いながらそれに答えた。

 

「ああ、もちろんだぜ、覚」

「我らの中でお前の事を拒む者はおらん。安心するがいい、覚よ」

「へへっ、困ってる嬢ちゃんを助けねぇなんて道理はねぇからな! それに仲間が増えるってんなら、賑やかになんだから俺的にゃあ大歓迎だぜ!」

「柚希さん……義智さん……風之真さん……」

 

 そして覚は、満面の笑みを浮かべながら言葉を続けた。

 

「皆さん、ありがとうございます。そして、これからよろしくお願いします」

「うん、よろしくな、さと……」

 

 その時、俺はある事に気付いた。

 

「そういえば、お前の名前を訊いてなかったよな?」

「私の名前……ふふ、そういえばそうでしたね」

 

 そして、覚はニコッと笑いながら自己紹介をしてくれた。

 

「私は覚のこころ、と申します。皆さん、改めてよろしくお願いします」

「ああ。それじゃあ改めて……俺は転生者の遠野柚希だ。これからよろしくな、こころ」

「我は白澤の義智だ。よろしく頼むぞ、こころ」

「そして俺は鎌鼬の風之真だ。これからよろしくな、こころ!」

「……はい!」

 

 俺達に返事をする覚──こころのその顔には安心などの色が浮かんでいた。

 

 よし……それじゃあ次は……。

 

 俺はショルダーバッグから『絆の書』を取りだし、空白のページを開いた後、『絆の書』で行う作業の事を思い浮かべながらこころに声を掛けた。

 

「こころ、それじゃあこのページに手を置いてくれるか?」

「ふふっ、はい。そして手を置いたら、ここに私の妖力を入れれば良いんですよね?」

「その通り。それじゃあ早速始めるか」

 

 そして俺とこころはページに手を置き、俺は魔力を流し、こころは妖力をページへと流した。

 

 ……三度目とはいえ、やっぱりこの魔力を流し込む作業はまだ慣れないな……。

 

 その事に少しだけ苦笑しながら、体の奥から腕を伝って、手にある穴からページへと魔力が流し込むイメージをし続けていた。そして必要な魔力が全て流し込んだその瞬間、いつもと同じように体の力が急に抜け、倒れ込みそうになったが、いつもと同じように足に力を込める事で、それを何とか耐えることが出来た。

 

 ふぅ……何とかなったな。

 

 そして『絆の書』に視線を落とすと、そこには木の枝に腰掛けながら優しく微笑むこころの絵と覚についての詳細が書かれた文章が浮かび上がっていた。

 

「よし……成功だな」

「お疲れさん、柚希の旦那。それにしても……俺達はいつもこんな風にこの中に入ってたんだな」

「まあな。さて……一度出してやらないとな」

 

 俺はこころのページに魔力を注ぎ込んだ。そしてページから光の球体が浮かび上がると、俺の隣で人の形に変化し、光が消えるとそこにはこころの姿があった。

 

「お疲れ様、こころ。『絆の書』の中はどうだった?」

「ふふ、とても快適ですよ。景色もお屋敷も綺麗ですし、とても居心地が良い場所だと思います」

「そっか、それなら良かったよ。それじゃあ改めて……これからよろしくな、こころ」

「はい、よろしくお願いします」

 

 そして俺達が笑い合いながら握手をしていると、義智が静かな声で話し掛けてきた。

 

「柚希、握手も良いが、今は他に成すべき事があるだろう?」

「成すべき事……あ、そうだ、お使いがあったっけな。まあ、大して時間は経ってないだろうし、今からでも問題は無いな」

「へへっ、そうだな。そんじゃあ使いを片して、ちゃちゃっと俺らの家に帰ろうぜ?」

「そうだな。それじゃあ早速行こうぜ、皆」

「うむ」

「おうよ!」

「はい!」

 

 夕暮れ時の中、新たな仲間である覚のこころを加えた俺達は、再びスーパーへ向けて仲良く歩き始めた。




政実「第2話、いかがでしたでしょうか」
柚希「前回は鎌鼬で今回は覚だったけど、このまま妖ばかりが仲間になっていくわけじゃないんだろ?」
政実「うん。まあ、今のところは義智以外の二体は妖だし、最終的には妖の数が多くなるかもしれないけど、基本的には東洋西洋の両方、そして妖怪以外も仲間になる予定だよ」
柚希「分かった。そして最後に、この作品への感想や意見、評価もお待ちしておりますので、書いて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします」
政実「よし、それじゃあそろそろ締めていこうか」
柚希「そうだな」
政実「それでは、また次回」
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