七つの指輪   作:桜陰

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駒王学園に転入

 

ーーー暗い

 

そのとき俺は暗闇にいた。

 

父さんや母さんが俺たちをかばって死んでいく。

 

心が暗闇に支配された時、力がわきあがった。

 

 

 

《七つの指輪》

 

 

 

     +    +

 

 

 

~sideリューガ〜

 

「ーーほら、起きて。学校でしょ」

 

俺は、みなみ姉の声で目を覚ました。

 

「……みなみ姉。……おはよう」

 

俺はどうも朝が弱い。

 

「おはよう、じゃないわよ。もう、朝はテンション低いんだから。今日から駒王学園に転入でしょ。急がないと遅刻するわよ」

 

「……うん。準備するよ。」

 

 

 

     +    +

 

 

「今日からこのクラスに転入することになった高城龍雅くんだ」

 

今、自己紹介の真っ最中だ。

 

緊張するぜ。

 

第一印象は大切だからな!

 

爽やかに、爽やかに。

 

「高城龍雅です。リューガって呼んでください」

 

最後に一応笑っておいた。

 

「きゃーー!超かっこ良くない!!!木場君に負けてないわ」

 

おお!好印象みたいだな!よかった。これで、友達の一人はできるよな。

 

うっ!三人の男子が睨んでるぜ。

 

…やっぱ、不安だ。

 

 

      +    +

 

 

友達たくさんできたぜ!

 

よかった、よかった。

 

特に女の子が話かけてくれたな〜。

 

俺は今、家に向かって歩いている。

 

俺は昔、ここに住んでいた。両親が死んでから、おばさんのところにお世話になったが、こうしてもどってきた。

 

なつかしなー。

 

おっ!ここ公園じゃん。昔、紅髪の女の子が泣いてたなー。あれから、10年以上たってるけど、どうしてるかな。

 

また会いたいけど、顔しっかり覚えてないんだよね。駒王学園にも紅髪の女の子いるみたいだし。結構いるもんなのかね、紅髪って。

 

なにげなく公園に入ってみる。

 

あの噴水なつかしー。

 

 

その時、俺は衝撃的なものを見てしまった。

 

ーーー少年の腹に光みたいなのが刺さっている。

そして、黒い翼がはえている女の子が近くに立っていた。

 

あの、黒い翼、どこかでみたことある…。

 

腹に穴をあけて重傷な少年は、自己紹介の時俺をにらんでいた奴の一人だった。

 

急いで助けようと、神器を発動させ、少年の前に立つ。

 

「!お前は、今日転入してきた…」

 

「ちっ。邪魔が入ったわね。まぁ、ターゲットは殺せたわけだし、逃げさせてもらうわ。そこの少年、命拾いしたわね。」

 

くそっ。追いかける前にこの少年をどうにかしないと!

 

その時、地面が赤く光り、魔方陣のようなものから紅髪の女性が現れた。

 

「あら、死にそーーーあなた、もしかして!!!」

 

倒れている少年を見た後、俺を見て驚愕している。

 

普通、反応が逆じゃないのか。

 

 

これが、俺と紅髪の女性の10年ぶりの再会だった。

 

 

 

 

 

 

 




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