『みんな~~~……トリックオアトリート~~~~~♪』
『トリックオアトリート~~~~♪』
観客席から響き渡るファン達の声援にミソラは満面の笑みで叫んだ。
『お菓子をくれないと歌っちゃうぞ~~~~♪』
『おぉ~~~~~~~♪』
『で・も♪ 私はいい子だから、みんなのためにお菓子を持ってきたぞ~~~~♪』
『やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪』
『さぁ、お菓子は歌の後に食べてねぇ♪ 人数分、用意してあるから大丈夫だよ!』
『やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♪』
プツンッとモニターの画面が黒くなった。
「……」
テーブルの上に置いてあったパンプキンケーキをフォークで一口大に切り、口に運んだ。
「あむ……むぐむぐ……」
先日行ったハロウィンライブの映像を見ながらスバルは伸びをした。
「先日の仕事はうまくいったなぁ……」
歓声と熱気に包まれたスバルにとっての初めての仕事を思い出し、苦い顔をした。
「でも、まさか、ミソラちゃんが会場の人数分のケーキを用意してあったのは意外だった」
ミソラの独断で突発的に用意されたパンプキンケーキのサプライズプレゼントは完璧に周りのスタッフの考えを超える大胆な計画であった。
「……」
ケーキの無料配布は思いのほか好評を得て、ライブの大成功を飾る要因の一つとなった。
「ただ……」
首を上げ溜め息を吐いた。
「ボクに内緒で勝手に勧めてた計画だったんだよなぁ……」
本人はみんなをビックリさせたい一心でやったことだが、まだ仕事を始めたばかりのスバルにはとても痛い仕打ちであった。
「なんで、あれくらいのサプライズ、考えつかなかったんだろう?」
本来ならサプライズはプロデューサーの自分が考えないといけない仕事なのにミソラはそれを自分ひとりで考え、実行し、成功させたのだ。
アイドルをステージに集中させるよう完璧に仕事をこなすのがプロデューサーの仕事なのにそれが出来なかった。
ミソラがライブに対してどれだけ真摯に挑んできたか……
それがこのあまり品が出るほど大量に作られたパンプキンケーキに込められてるようで余計に悔しかった。
「……もっと精進しないと!」
ライブ映像を最初から流し直し、直すべき点はないか確認するため、ノートを取ろうとした。
「トリックオアトリート♪」
「うん?」
いきなり居間に入ってきたミソラにスバルは再生したビデオを止めた。
「どうしたの、その格好?」
「いいでしょう~~……♪」
魔法使いの衣装に身を包んだミソラはテレたようにクルリと身体を回転させた。
「ハロウィンの日に着ようと思って作った魔法使いの衣装だよ♪」
「かわいいね……」
惚れ惚れとするくらい可愛く着こなされたミソラの魔法使い衣装にスバルはポケ~~とした。
マント状の紫の魔法使いの衣装に三角の魔法の帽子……
手には竹で出来た箒を持ち、その姿はなんとも言えない可愛い魔法使いの弟子と言えた。
「えへへ♪ 見惚れるのもいいけど、なにか忘れてない?」
「それはこっちのセリフ!」
スバルも呆れたようにテーブルに肘を付いた。
「ハロウィンはとっくに終わってるよ。なのになんでいきなりハロウィンしようとしてるの?」
ミソラの顔がムッとなった。
「だって……」
手に持った箒でなぜか床を掃除し始めた。
「肝心のハロウィンは仕事で遊べなっかったんだよ……だから!」
箒でスバルを指差した。
「今日は遊べなかったハロウィンの分、遅れてハロウィンパーティーをしようと思ったの♪」
「納得するような納得しないような……」
ミソラは問答無用と指差していた箒を乱暴に捨て、両手を物欲しそうにクイクイと振った。
「トリックオアトリート♪ お菓子をくれないとイタズラしちゃうよ♪」
「お菓子……か?」
スバルは食べかけのパンプキンケーキを一口大に切った。
「はい、お菓子♪」
「やったぁぁぁ♪」
パクッと幸せそうにパンプキンケーキを食べるとミソラは難しい顔をした。
(私が作ったせいかやっぱり微妙な味だ……)
いや、そもそも自分が作ったお菓子をもらってもしょうがないんじゃとミソラは思ったが突発ゆえお菓子を用意してないのも事実。ここは我慢するしかないだろうと納得した。
「さて……」
フォークをテーブルに起き、スバルは椅子から立ち上がった。
「じゃあ、ハロウィンパーティーだけど、なにをやるの?」
「と・う・ぜ・ん♪」
「おわぁ!?」
ドンっと押し倒され、スバルは目を白黒させた。
「なにすッ!?」
文句を言い終わる前にスバルの唇がミソラの唇で塞がれた。
「ッ!?」
ミソラのゲリラキスはいつものことだが、やっぱり油断してる時のキスは何度味わっても慣れなかった。
(あ……?)
全身の力が抜けるのを感じた。
(ニヤリ♪)
唇を奪っていたミソラも好機と力の抜けたスバルの口に自分の舌を入れた。
「うぶぅ……」
いきなり口の中に舌を入れられ乱暴に中を舐められ、スバルはますます身体の力が抜けていった。
(あ……きもちいい……)
ハッキリしていた思考が衰え、口の中に溢れる快感に身をゆだね始めるとミソラは優しく微笑んだ。
(あ……)
気づいたら腕は床に垂らし、ミソラの思うがままにされ、スバルは完璧に快感に負けていた。
「ぷはぁ……♪」
最後にスバルの口に大量の息を送りつけるように唇を離すとミソラはペロリと下唇を舐めた。
「トリックオアトリート……イタズラパーティーだよ♪」
「ミ、ミソラちゃん……」
顔を真っ赤にするスバルにミソラも幸せそうに笑い、馬乗りになった身体を起こした。
「じゃあ、次はスバル君の番ね? さぁ、イタズラしてみて♪」
馬乗りしたまま、手をクイクイと振るミソラにスバルは少し考えた。
(そういえば、ケーキ、後、一欠片、残ってったっけ?)
仰向けのままちょっと背の高いテーブルを見つめ、馬乗りしたミソラの肩に手を置いた。
「ちょっとごめんね?」
「え……キャッ!?」
押し返されるようにミソラとスバルの立ち位置が変わり、逆に馬乗りされてしまった。
「ス、スバル君……?」
なにをされるか期待し、ミソラはドキドキした。
「え、えっと……シャ、シャワー浴びようか?」
「動かないで!」
「はい!」
ビシッと身体を硬直させるミソラにスバルは馬乗りしたまま、テーブルの上に置いてあったケーキに手を取った。
「汚れるのは許してね?」
「え……あ?」
魔法使いの衣装の胸の上にチョコンと食べかけのケーキの一欠片を置くとスバルはわざといやらしく笑った。
「おいしそう♪」
「も、もう、スバル君ったら……♪」
スバルがやろうとしてることに気づき、ミソラは恥ずかしそうに赤くなった。
「意外と大きいよね?」
「意外は心外!」
ムスッと可愛くむくれるミソラにスバルはぷるぷる揺れるミソラの可愛い胸に顔を近づけ、口を開けた。
「でも、ケーキより美味しそう……」
「あ……♪」
胸を食べるようにケーキを口に含むとミソラはビクンッと身体を揺らした。
(これ……気持ちいい……♪)
間接的に自分の大切なところを食べているスバルに妙な快感を感じ、ミソラは身を震わせた。
スバルも胸から口を離すことなく、まるで本当に胸を食べてるようにモギュモギュとミソラの胸を口で揉んだ。
「あ……」
口がモギュモギュと動くたびに言い知れない快感が股のキュンっとするところに響き、甘い声を出した。
「ああぁ……♪」
胸の先から痺れるような甘い快感が走り、ミソラはをどこか宙に浮いたような錯覚を覚えた。
「すばるくん……」
口からヨダレを垂らし、ミソラは自分の胸を食べているスバルに感じたこともない強い欲望を覚えた。
(わたしのむね……もっとじかでたべてほしい……♪)
ピンッと立っている桃色の胸の先がジンジンと疼き、舐められたそうにしており、ミソラは今すぐにでもこの邪魔な服を脱いでしまいたい気持ちになった。
(すばるくん……わたしのおっぱい……きっと……あまいよ……)
これでミルクが出ればきっと自分はとミソラは思い背中がビクンッと鳴った。
「ああ……スバル君、わたしもう……」
「ふわぁ……」
ヨダレだらけになったミソラの胸から口を離し、スバルは服の上からもペロリと舌を這わせ止めといわんばかりに舐めた。
「あぁぁぁぁ……♪」
ビクンビクンっと身体を何度も痙攣させ、女の子らしい悲鳴を上げるミソラにスバルはニコッと笑った。
「トリックオアトリート♪」
「ス、スバル君の……変態」
動くこともできないくらい快感に負けたのかミソラは顔を恥ずかしそうに背け、ちょっと涙ぐんだ。
「ミソラちゃん……」
そんな可愛らしいミソラの態度にスバルは思わずキスをした。
「大好きだよ」
「う、うん……」
上手く力の入らない手でスバルの身体を抱きしめるとミソラは恍惚と染まった顔で微笑んだ。
「だいすひゃん♪」
首の筋を舐められまた甘い声を出すミソラにスバルはニタァと笑った。
「まだ、イタズラは終わってないよ♪」
「ちょ、まって……もう……げんひゃぁぁぁ♪」
首を中心に今度は手の指をぺろぺろと舐められ、服をまくられお臍を中心に円を描くように舌を這わせられ、最後は足の指の付け根を甚振るように舐められミソラは今まで感じたことない感覚に押し寄せられ、スバルに逆らうこともできずずっと快感を与え続けられた。