流星のメモリアル   作:スーサン

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【番外編】150話突破嬉しいな!

「祝・150話達成おめでとう!」

 パッカァンと天井に吊るした薬玉が割れ、紙吹雪が部屋に舞い、スバルは塵取りで床を掃除をしながら頷いた。

「まさか、このシリーズがついに150話なんて、夢も見すぎもいいところだろう?」

「夢じゃなく現実だけどね……」

 どこか黄昏るミソラにスバルもうんうんと頷いた。

「ここらへんでいい加減、シリアスな展開とか作りたいかな……?」

「例えば?」

「残り50話をまるまるシリーズものにしてゲームも顔負けのシナリオ重視の……」

「スバル君、それは長続きしないやり方だし、下手したら打ち切りまっしぐらだよ……」

「やっぱり、気楽に短編を繋いだほうがいいか……」

 納得したように腕を組んだ。

 ミソラもうんうんと頷いた。

「そうそう、どこで読んでも追いつけるのが短編のいいところなんだから♪」

 用意したホワイトボードに150話と書いた。

「でも、残り50話で200話達成だね! これは本格的にエグゼとの絡みを強くしないと!」

 バンッとホワイトボードをぶった。

「エグゼとどう繋がりを強くする?」

「やっぱり、一番手っ取り早いのが熱斗くん達を私たちの世界に放流して帰れなくするとか?」

「いつの間にか忘れ去られそうな設定だしやめたほうがいいよ」

 色々と失敗の例を思い出し呆れる。

「じゃあ、スバル君はなにか意見は?」

 ぶすっと頬を膨らませた。

 スバルも腕を組むのをやめ、ミソラを見た。

「逆にエグゼの世界に行って暴れまわるとかいいんじゃない?」

「さっきと変わらないじゃん……」

 あははと苦笑いした。

「まぁ、どっちにしても150話突破だよ!」

 ミソラは自分のことのようにジャンプして喜びをあらわにした。

「書けという責任がない熱斗小説の世界で150話達成は地味にすごいよ!」

「200話では熱斗くん達を出してパーティーでも開こうか!」

「そうだね!」

 ニコッと笑いミソラとスバルは頑張るぞと意気込むのであった。

 

 

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字数が足りないため、次の話も載せます。

 

 

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タイトル「ダブルバレンタイン」

 

「ハッピーバレンタイン♪」

 チョコを差し出すとミソラはテレ臭そうに微笑んだ。

「今年も本命だよ、スバル君!」

「ありがとう」

 チョコを受け取るとスバルもテレたように微笑んだ。

「はい、熱斗くんも義理チョコ♪」

「はっきり言うなぁ……」

 スバルより一回り小さな包みに入ったチョコを受け取ると熱斗は複雑な顔をした。

「だって、もっといい物は隣の女の子から貰えるでしょう?」

「……」

 熱斗の隣で正座して座っていたメイルはテレ臭そうに頬を掻いた。

「……」

 熱斗もテレ臭そうにそっぽを向いた。

「いい物……ああ、メイルちゃんもチョコを渡すんだ!」

 スバルは楽しそうに笑った。

「誰に?」

 ミソラに殴られた。

「野暮なこと聞かない!」

「じょ、冗談だよ……」

「寒い冗談はよしてよ」

 気づいたようにメイルも鞄に閉まっていた包みをスバルに渡した。

「これ、私から……」

「あ、ありがとう」

 明らかに義理とわかるチョコを受け取るとスバルはアハハと笑った。

「なぁなぁ……俺の分は?」

「アンタには帰ってから上げるわよ!」

「帰ってからか……」

 なにか妄想したのか赤くなるミソラにメイルは厳しい目をした。

「でも、結構立派なチョコだね……こんないい物、貰ったらホワイトデー大変だな」

「じゃあさじゃあさ、ホワイトデーは私とどこかデートしようよ!」

「で、でーと?」

 驚いたのはメイルだった。

「ミソラちゃん、やっぱり大胆……」

 ボソッと小声で赤くなった。

「スバル、デートって楽しいのか?」

「ま、まぁね……」

 テレるスバルに熱斗は不思議そうに腕を組んだ。

「じゃあさ、俺達もつれてみんなで遊びに行こうぜ!」

 メイルの拳が熱斗の後頭部を打った。

「いってぇ……なにするんだ!?」

「野暮なことしない! 本当、熱斗はデリカシーがないんだから!」

「デ、デリカシー……?」

 ゴチャゴチャするメンバーに電話が鳴った。

「あ、ボクだ……」

 突然鳴った電話を取るとスバルはポップを開いた。

『あ、スバルちゃん、ハッピーバレンタイン♪』

 電話をかけてきたのは事務所の社長だった。

『社長からとっておきのバレンタインプレゼントがあるんだけどいらない?』、

「いりません」

「そんなこと言わないで仕事手伝って! 急に仕事が増えてみんなてんてこ舞いなの!」

「……」

 泣き声をあげる社長の顔を見て、スバルは頭の後ろを掻きながら席から立ち上がった。

「ゴメン……仕事」

「大変だな、スバル?」

「大したことないよ」

 乾いた笑いを浮かべるスバルにミソラは指で銃を撃つようにジェスチャーした。

「じゃあ、今日の夜、サービスしちゃう♪」

「……」

 言葉を失うスバルにメイルも真っ赤になった。

「サービスってうまいものでも食わせてくれるのか? じゃあ、俺も……アタァ!?」

 メイルに殴られ、後ろ襟首を掴まれた。

「さぁ、これ以上邪魔したマズいから帰るわよ」

「お、おい……まだ、俺、飯をごちそうになってな」

「お邪魔しました!」

 二人が過去に帰るとスバルはため息を吐いた。

「じゃあ、ボクも」

「私も行くよ。二人でやればもっと早く終わるでしょう?」

「ありがとう」

 手を握り、二人は部屋を出ていった。

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