流星のメモリアル   作:スーサン

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クリスマスに優しいぬくもりを

『みんなぁメリークリスマーーーーース!』

「クリスマーーーーース!」

 ファン達の喝采にライブ衣装に身を包んだミソラは満面の笑みでステージの上を駆け出した。

『それじゃ、今夜最後の曲はもちろん!』

「シューティングスター!」

 ミソラの代名詞といえる曲のタイトルをファン達も叫び会場は夏のような盛り上がりを見せた。

『行くよ~~~~~~!』

 ギターを構え、弦を弾いた。

『ウェーブロード♪ 広い世界♪』

 ミソラの歌声が会場に響き、ファン達の心が熱く雪すら焼き尽くす限り盛り上がった。

『ありがとぉぉ!』

 一人の少年の笑顔が心の中で浮かび上がりミソラは自然と涙が溢れた。

(本当にありがとう……スバル君)

 ファン達の喝采とステージ裏で見守ってくれている恋人の視線にミソラは最高の夜だと心から思った。

 

 

 ライブも終わりクリスマスも終わる時刻になる頃、スバルとミソラは公園のベンチの上で火照る身体を冷ましていた。

「ふぅぅ……」

 充足感のある顔で首に巻いたマフラーを巻き直すとスバルは同じマフラーを巻いたミソラに微笑んだ。

「今日は最高のライブだったよ、ミソラちゃん!」

「当然!」

 大きく育った胸をぷるんっと揺らし、ミソラは自慢げに笑った。

「スバル君が企画したライブだもん!」

 さらに胸がタプンと揺れた。

「最高のライブにするよ!」

「ありがとう……」

 ミソラの肩を抱いた。

「ミソラちゃん……」

「え……?」

 耳を優しく触れるスバルの手にミソラは身体を固めた。

「こ、これって……?」

 ミソラはポケットに入れたコンパクト鏡を見た。

「これって……!」

 耳に飾られたイヤリングにミソラは感動に泣いた。

「スバル君、ありがとう!」

 首に手を回すように抱きついた。

「ウジュゥ!」

 唇にキスをしミソラは優しく微笑んだ。

(ミソラちゃん……)

 ミソラの目を見てスバルも幸せそうに微笑んだ。

「うん……」

「ぷはぁ……」

 身体の熱を奪い合うように唇を離すと二人は潤んだ目で見つめ合った。

「スバル君……」

「うん?」

 スバルの目がミソラのぷるぷるの唇に注がれた。

「メリークリスマス!」

 二人はまた優しく奪うようにキスをした。

 

 

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字数が足りないため、次の話も載せます。

 

 

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タイトル「新年のカウントダウンを君と」

 

「ただいまぁ……」

 疲れた顔でミソラは家に帰ってきた。

「今年最後の忙しさだったね……」

 自然とため息が漏れた。

「まぁ、私達は労働基準法で早く帰ってこれたけど……」

 もうそろそろ午前零時を回ろうとしていた。

「スバル君、早くしないと新年来ちゃうよ!」

「え、あ、やばい!」

 ミソラに手を引っ張られ、スバルは居間まで走りテレビをつけた。

『もうそろそろ今年も終わりますね!』

 BGMにミソラのテーマソング「シューティングスター」が流れ、スバルとミソラはワクワクした。

「新年まで残り十秒!」

 テレビに映るミソラの先輩タレントの指がパァになり、一つずつ折られた。

「九!」

「八!」

「七!」

「六!」

「五!」

「四!」

「三!」

 スバルの手の指が三本になった。

「ニ!」

 ミソラの手の指が二本になった。

「一!」

 二人の手がパンッと叩かれた。

「ゼロ!」

 テレビの中の会場から色とりどりの花火が舞い上がり綺麗な火花が散った。

「新年明けましておめでとう!」

 スバルとミソラは三指で頭を下げあった。

「今年もよろしくね、ミソラちゃん!」

「こちらこそ♪」

 満面の笑みを浮かべた。

「今年もよろしくねスバル君!」

「うん!」

 手を握り立ち上がった。

「今年始めの空を見ようよう!」

「ちょ、ミソラちゃん!?」

 手を引っ張られながらスバルは家の外へと引きずられていった。

 

 

 外に出るとスバルとミソラはあっと声を出した。

「雪だ……」

「綺麗だねぇ……」

「うん……」

 小さく降る白い雪にスバルとミソラは手をギュッと握りあった。

「今年もよろしくね、スバル君」

「うん!」

 ミソラの肩を抱き、スバルも満面の笑みを浮かべた。

「今年だけじゃなく来年も再来年もずっとずっと……」

「よろしくね!」」

 二人の唇が重なり優しいぬくもりが二人を包み、幸せを感じさせた。

 これからもよろしくお二人さん。

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