流星のメモリアル   作:スーサン

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二人の新境地【B編】

「スバル君! 私たちに足りないのは「B」だよ!」

「Bee(ミツバチ)?」

「ちっがぁ~~~~う!」

 ビシッと指先を鼻に向け、ぶぅと押した。

「「B」っていうのは「Aがキス」、「Cが自主規制」」

「AとCの間はミステリーだね?」

「わかって言ってない?」

 グイとキスできそうなまで顔を近づけ、ミソラは怖い顔をした。

 スバルも少し考えるそぶりを見せ、チュッとキスをした。

「「Petting(ふれあい)」」

「わかってるじゃない!」

 満足そうに顔を離した。

 途端にキスを意識してしまったのか、ポォ~~と下唇を指で撫でた。

「そ、それで、ペッティングがどうしたの?」

「あ……う、うん!」

 気を取り直し、腰に手を当てた。

「やはり、Aを経験したら、次は「B」でしょう? 私としては過程を飛ばして「C」でもいいんだけど?」

「倫理は守ろうよ?」

「ということで脱がせて!」

「唐突だな!?」

 ミソラの極端な発想にはスバルはタジタジとした。

 座っていたベッドから立ち上がり、覚悟を決めるように机に置いてあった水を気付け代わりに飲んだ。

「ゴクゴク……ぷはぁ」

 コップを机に戻すとパシンッと両頬を叩いた。

「い、いくよ?」

「う、うん」

 心なしか、ミソラまで真っ赤になった。

「え、えっと……このパーカーって、ファスナーじゃないんだね?」

「あ、当たり前でしょう? ス、スバル君って案外、見てないんだね?」

「ご、ごめん……」

 撫でるようにミソラの両腕を万歳させるとスバルは上着のパーカーをゆっくり脱がせていった。

「……うん」

 脱がせるときの感触が少し気持ちよかったのか、甘い声を出してしまった。

 肌にピッタリ張り付く赤と黄色の縞々のシャツにスバルはゴクリと固唾を呑んだ。

 よく見るとブラの形が、ちょっと見えていた。

「こ、こっちも脱がせるね?」

「よ、よろしくお願いします!」

 短パンにも手をかけ、脱がせるとピンク色の綺麗なパンティが現れた。

「じゃ、じゃあ、最後はシャツを……」

「あ、こ、これは自分が脱ぐよ?」

 スバルから背を向けると、ミソラは赤と黄色の縞々のシャツを脱ぎ、ブラの留め金が見えた。

「こ、ここからが本番だね?」

「いつでもいいよ」

 背中を見せたままミソラは身構えた。

 スバルもそっと、彼女の脇に腕を通すように背中に密着し、胸に手を当てた。

「や、柔らかい……」

「く、口に出さないでよ?」

 包むように育ちかけの胸を揉むと、スバルの呼吸も自然と荒くなった。

「あ……うぅ!?」

「痛い?」

「う、うぅん……ちょっとくすぐったい……かな?」

「そう……」

 ほんのり赤らんだミソラの肌にスバルは耳に息を吹きかけた。

「ひゃぁ!?」

 ぶるんっと身体を震わせるミソラにスバルは片腕を掴み、倒れないようにした。

「ス、スバル君……?」

「動かないで」

「ひゃん!?」

 ペロリと首筋を舐められ、甘い声を出すとミソラにスバルは身体を這うように前に回り、キュートなおへその穴に舌を入れた。

「そ、そこ、汚いよ……」

「汚くないよ……なんだか、おいしいよ、ミソラちゃん」

 へそからさらにお腹を伝うように舌を這わせ、足の付け根に唇を持って行くとチュ~~と太ももの裏を吸いだした。

「ス、スバル君……そ、そこ……」

 荒い息を吐くミソラにスバルは据わった目でつぶやいた。

「楽にしていいよ……僕がうまくリードするから?」

(な、なんだか、今日のスバル君、変だよ……なんていうか、積極的過ぎ……あ!?)

 パンツの中に手を入れられ、慌てた。

「そ、そこはまだ、ダメ!」

「おわぁ!?」

 部屋の壁に突き飛ばされ、スバルはぶつかった本棚のの下敷きになってしまった。

「ス、スバル君、大丈夫!?」

 慌てて本棚の下敷きになったスバルを本の瓦礫から救出すると首筋に手を当てた。

「よかった! 気を失ってるだけだ……でも?」

 ミソラは乱れたパンツを調え直し、下着姿のまま、部屋の中をうろついた。

「今日のスバル君、途中から変だったな……ん?」

 僅かに漂うアルコール臭にミソラは犬のように鼻をクンクンし、さっきスバルが気付代わりに飲んだ水を見つけた。

「これってまさか?」

 春のころの悪夢を思い出し、ちょっとだけ舐めてみた。

「やっぱりお酒だ……スバル君、酒乱だから、酔っ払っちゃったんだ?」

 花見のときのことを思い出し、ゾッとした。

「ミ、ミソラちゃん……」

「あ?」

 起こしてしまったかと慌てた。

 だけど、スバルは思いのほか、幸せそうな顔で口をもごもごした。

「柔らかくて甘いくて、気持ちいい……」

「もう!」

 バシンッと頭を叩き、今後二度とお酒を上げないと心に誓ったのであった。

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