千里山 武田信玄と呼ばれた男   作:yuzinn

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間が空いてすみません。地獄の連続バイトで5日ぶりにパソコンに触りました。


期末とプール

予選大会が終わって5日、陣達は大会優勝の余韻に浸る間もなく、期末試験に追われていた。

 

「くそ~何で大会と期末がこんなにちかいんだよ」

 

「ほんまやで~」

 

「…辛い」

 

勉強できない組みはだれていた。

 

「つべこべ言わずに勉強してください」

 

「セーラも手を止めたらあかんで」

 

最も勉強ができる亮と竜華が必死に勉強を教えていた。

 

「陣~楽な勉強メニューも作ってくれ~」

 

「無茶いうな」

 

「そうやで一樹、そんな方法があれば私がしりたいわ」

 

一樹の言葉に陣と怜は呆れていた。

 

「そういえば、薫と良介は遅いな?」

 

勉強している成瀬家の居間に二人の姿はない。

 

「あの二人は人と勉強するのが苦手だから、来ないぞ」

 

「なに!ズリイぞ」

 

「自分でちゃんと勉強してるから問題ない。ほっといたら勉強しないお前らが悪い」

 

「う!」

 

「3時になったら甘いもの食わせてやるから頑張れ」

 

「オヤツって例のあれか?」

 

「そうだ。我が祖母直伝の和菓子だ」

 

「ほんまか!なら、頑張るで~」

 

「扱いやすいな~(ぼそ)」

 

こうして期末に向けた勉強を続けた。

 

期末終了

 

「終わった~自由だ~!」

 

「声がデカイ」

 

「ゴフ!」

かなりでかい声だったので陣は裏拳をくりだした。

 

「騒ぎたいなら、打ち上げで騒げ」

 

「おっおう」

 

鳩尾に決まったのか、ふらふらしながら、一樹は教室を出ていった。

 

 

 

打ち上げ会場(同じみの成瀬家)

 

「期末テストお疲れ様さん。今日は存分に羽を伸ばすとよい」

 

「ありがとうございます。源三さん」

「「「「「「「ありがとうございます」」」」」」」

 

「それでは期末終了と男女共に全国大会の出場を祝って乾杯」

「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」

 

その日は遅くまでバカ騒ぎをして、全員成瀬家に泊まった。

 

数週間後に期末試験の結果が出だ。

無事に全員赤点を免れ、夏休みを迎えた。

 

そんなある日

 

恒例の如く成瀬家に普段のメンバー(マイナス2)が集まっていた。

 

「陣、暇や何か考えて~な」

 

「そうだ陣、なにか頼む」

 

「お前ら、俺に言えばなんでも解決するって考えないか?」

 

「「違うのか(んか)?」」

 

「ちげーよ!暑いんだから無駄なツッコミさんな ボケども!」

 

「まあまあ」

 

二人がボケて陣がツッコミ、竜華が諌める。この光景が一般化しつつあった。

 

「何だお主らだれとるの~」

 

「師範、流石にこの暑さ はきついです」

 

「確かに今日は一段と暑いからの。そうじゃな、これをお主らにやろう」

受け取った紙を見る。

 

 

「陣、なんだそれ」

 

「…NEW巨大プール水島、完成記念無料チケット」

 

「プール!」

「プールだと」

 

元気組、二名は息を吹き替えした。

 

「無料チケットって何で源三さんが持っているんですか?」

 

「知り合いが建設に関わっていての」

 

「源三さんの交友関係って…」

 

陣に視線が集まった。

 

「師範の交友関係の全ては俺も把握してないからわからん」

 

謎の交友関係を持つ源三であった。

 

「なんでもええ!プールいきたい!」

 

「俺も!」

 

「私も参加させてもらう」

 

「竜華達はどうだ?」

 

「うちも賛成や流石に暑いわ」

 

「……行くわ」

 

竜華はともかく、怜はかなりキツそうだな。

 

「なら準備して再集合だ」

 

「お~」

 

集合後、電車を乗り継ぎ到着

 

水島巨大プール前

 

「でか!」

 

「これならいっぱい遊べそうや!」

 

はしゃぐ二名

 

「ほんまに大きいな~」

 

「セーラ、先に行かんといて!」

 

「戻ってこい。チケットは俺が持っているから先に行っても入れないぞ」

 

二人を呼び戻し入って行き、それぞれ、更衣室に入る。

 

更衣室

 

「それにしても亮と良介は来れなくて残念だな」

 

「仕方ないさ。亮は祖母の家、良介は家族旅行だからな」

 

一樹に陣が答える。

 

「そういえば薫は何処だ?」

 

二人の近くに薫の姿はない。

 

「あいつが一緒に着替えたがらないのはいつものことだろ」

 

「またか!あいつ、本当は女なんじゃないか」

 

「本人の前で言って見ろ」

 

「死にたくないからやめとく!」

 

「懸命だ。そうやって騒ぎ立てるから、嫌がるんだよ」

 

「だってよ」

 

「前に薫の上半身を見たことはあるが確かに男だったぞ」

 

「マジ?」

 

「マジだ」

 

「な~んだつまらん!」

 

回転裏拳がクリティカルヒット!一樹を倒した。

 

「下らないこと言ってると沈めるぞ」

 

もう沈んでいる。

 

プールサイド

 

「薫は…いた。おい!薫こっちだ」

 

「遅かったな」

 

「このバカを沈めて引きずってきたから時間がかかった」

 

一樹を薫の見せながら答えた。

 

「なるほど。たが、そのままでは邪魔じゃないか?」

 

見慣れているので薫が動じることはない。

 

「竜華達が来ても起きないなら、そこのプールに投げ込めば起きるだろう」

 

「なら、問題ないな」

 

自業自得だが、哀れ一樹

 

「お待たせ!」

 

「待ったか!?」

 

「お待たせ」

 

竜華、セーラ、怜が姿やってきた。

 

「どや!うちらの水着姿は?」

 

声には出さないが竜華と怜の目も感想を求めていた。

 

「ストレートに聞いてくるな」

 

薫はあまりに直球な質問に困っていた。

 

「それなら、ストレートに一人一人答えよう」

 

陣はしっかりと観察していった

 

その後の直球な感想に今度は竜華逹が照れていた。

 

「そういえば一樹はどうしたんや?」

 

「怜の探しているのはこれか?」

 

未だに起きない一樹を見せた。

 

「探してはないわ」

 

「そうか」

 

そう言って陣は一樹を先程の予告通りにプールに投げ込んだ。

 

「だっ大丈夫なんか!?」

 

「何言うてんねん竜華、一樹があれくらいでどうにかなるわけないやん」

 

竜華の心配も怜にバッサリ切られた。

 

その後、プールから上がってきた一樹を回収して遊び始めた。

 

昼の12時半

 

「なんや腹減ったな~」

 

意味ありげな瞳で男子勢を見るセーラ

 

「買ってきてやるから、待ってろ」

 

「ありがとうな陣!」

 

「ええんか?」

 

竜華がすまなそうに聞いてきたが

 

「かまわない。俺と一樹で買ってくるから、待っててくれ。薫は二人といてくれ」

 

「わかった」

 

陣と一樹は食べ物を持って歩いていた。

 

「薫を残してきたが大丈夫か?」

 

「薫ならナンパされても 撃退するから問題ないだろ」

 

「俺が心配してるのはナンパした方だ!」

 

薫は過去に自分を女扱いした男に重傷を負わせた経験を持つ。

 

「…ヤバイ?」

 

「忘れてたのか?」

 

珍しく忘れていたのか、陣は冷や汗かいていた。二人は急いで竜華達の元に向かった。

 

そこには今まさにナンパしてる男が二人いた。

 

二人はアイコンタクトをした。

 

「「(ナンパ男が薫を女扱いする前に沈める!)」」

 

「近づくなと言っている」

 

「なんだ!かわい「「消えろ」」げは!×2」

 

陣と一樹は息の合った飛び蹴りを繰り出し、男達をプールに沈めた。

全ては男達を最小限の傷で返すために!

 

「一樹後は任せた!」

 

「おう!」

 

一樹がナンパ男達を担いで奥に消えていった。

 

「何がおきたんや?」

 

あまりの急展開にナンパされた側は理解できていない。

 

「気にしないでくれ。俺達がナンパ男を追い払った。それだけだ!」

 

「あの男、私を女扱いしようとしなかったか?」

 

「竜華達を見て言ったんじゃないか?そうで無ければ気のせいだ。気のせい!それより、早く食べよう!」

 

陣が慌てているところを初めて見た竜華達は聞いてはいけないことであることを即座に理解した。

 

一樹もすぐに戻ってきて食事をしながら薫の気を別の話題に必死でそらした。

 

二時間後

 

かなり遊んだので怜の体力も考え一旦休憩をいれることにした。

 

「ごめんな。私、体力なくて」

 

「うちらが好きでやってるや気にしたらあかんよ怜」

 

「そやで~ごちゃごちゃ言うとると怒るで」

親友二人はいつもの様にそういってくれる。

 

「謝られるより、感謝される方がこっちとしても嬉しいな」

 

「そうだぜ!怜」

 

「私達は園城寺だから、こうしているんだ」

 

「…みんな、ありがとうな」

 

怜の体力が戻ったのを見計らい、その後も遊び回った。

 

夕方

 

「そろそろ帰るぞ」

 

「そうやね。そろそろ帰らんとな」

 

「まだ遊びたいんやけど しゃないわ」

 

陣、竜華、怜が帰り支度を始める。

 

「ええ~まだええやん!」

 

「俺もまだ、遊びてえ!」

ハイテンション組はまだ遊び背足りないらしい。ここに意外な人がいた。

 

「私もまだ帰りたくないな」

 

「珍しいな薫もか?」

 

「やりたいことがあるんだ」

 

「やりたいこと?」

 

「それは…花火だ」

 

有料花火場

 

「うわーキレイやな」

 

「うちはこのゴッツイのやるで~」

 

「打ち上げ花火は最後にやでセーラ」

 

女性陣は大満足のようだ 。

 

「なんだ、この花火は?」

 

「円盤花火って書いてあるな。火を点けて空に向かって投げるらしい」

 

「俺がやってみる!」

 

男性陣も充実していた。

 

打ち上げ花火もやり、最後は線香花火をやる。

恒例の花火をやりつくした。

 

「満足♪満足♪」

 

「夏休みにやりたいことの3割を1日でやった気分屋」

 

「多いだか少ないんだか解らん割合だな」

 

「まあセーラにしては多いほうやないか?」

 

「セーラはやりたいことがたくさんありそうやからな」

 

「夏休みにやりたいことは全部やるで~」

 

「うちらもそれに巻き込まるんやろ」

 

「当たり前や、みんなでやる楽しいことやからな!無理矢理でも付き合って貰うで!文句はいわせん」

 

セーラは巻き込み宣言をした。

 

「可能な分は付き合ってやるよ」

 

「俺は当然参加だ!」

 

「私もだ」

 

「人の迷惑にならん範囲なら、うちも参加する」

 

「私も体かついていく範囲ならええよ」

 

そこにいるメンバーにはお許しがでた。

 

「おっしゃ~!今年は暴れるで~」

 

「(今年の夏は退屈しなさそうだな)」

そう思う陣だった。

 

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