なのでところどころ原作とは違う内容になります。
二年の初登校日から1週間が経過した。
同時に女子麻雀部のレギュラー決め日まで一週間間を切った。
「陣、頼みがあるんや!」
セーラはいつもの勢いで陣に頼みごとをしてきた。
「頼みの内容は今日から俺の家で最終調整をしたいっやつか?」
陣はセーラの頼みごとを事前に予想していた。
「なんでわかったんや!」
「この時期頼みごとをなんてそれしか思い付かないからな」
「ま~ええわ。それで?ええんか?」
「いいぞ。その調子なら 竜華と怜も誘ってあるんだろ?」
「当然や!」
陣は竜華達を家に招くことに抵抗はないようだ。
男子麻雀の方はレギュラー陣に誰も敵わないのでレギュラーに変化はなかった。
「予想はしてたから準備はできてる。帰って準備したら家にきな」
「おおきに!」
成瀬家
「陣の地獄練習メニューはやっぱり辛いわ~」
「確かに全く慣れへんな 」
「…慣れる日がくるんやろか?」
竜華逹はぐったりしていた。
「練習メニューは少しづつレベルを上げているから慣れることはないぞ」
お茶と和菓子を持った陣が現れてた。
「なんとなく気づいとったけどやっぱり難易度上がってたんやね」
竜華は難易度アップに気づいていたようだ。
「なんで上げとるや~」
「慣れたら地獄の練習メニューの意味ないからな」
「そういえば船久保はどうなんや?」
「うちも気になるわ。物にできそうなんか?」
「才能はあるから覚えられるだろう。簡単じゃないけどな」
「へ~有能株やね」
「なら今年のレギュラーもありうるんか?」
「それはないのは竜華逹もわかってるだろ。船久保は完璧な分析型だ。あの手のタイプは分析力といざというときの柔軟性の二つを鍛える必要があるから人のより時間がかかるんだ」
「なら今年中にレギュラーになる可能性は低いってことやな」
「そうだ。けど一度もある域まで鍛えてしまえばかなり強くなれると俺は考えている」
「女子麻雀部を土台から支える一人になりそうでうれしな~」
雑談しながらも麻雀は続いていた。
次の日からは他の男子麻雀のメンバーを代わる代わるやってきて竜華逹の最終調整に手を貸した。
そして女子麻雀部のレギュラー決めの日がやってきた。
「みんな、本当にありがとう!」
「ほんまにおおきに!」
「私ら、頑張ってくる」
竜華逹は陣逹はより一足早く学校に向かった。
放課後
男子麻雀部部室
「う~ん」
一樹は唸りながら、部室内をうろちょろしといた。一年逹は何事かと一樹を見ていた。
「落ち着け一樹」
「だがよ~薫、心配なんだよ」
「…あれだけ…練習した…大丈夫」
「良介君の言う通りですよ」
「そうだな…ところで陣はどうした?」
「陣はそこで新入生の練習メニューを作ってるぞ」
陣は部室の奥で練習メニュー作りに励んでいた。
「…こんなところか?新入生!メニューできたから取りにきてくれ」
完成した新入生を新入生に配って一息ついた。
「お疲れ様です。陣君」
亮がお茶を入れてくれた。
「サンキュー亮。流石に人数が増えると練習メニュー作りも楽じゃないな」
「現段階では陣の代わりがいないのは痛いですね」
「今年は無理でも来年には練習メニュー作りを手伝える人が欲しいのが本音だな」
「船久保じゃダメなのか?」
「ダメじゃないが一人だと男子麻雀部まで手は回らない」
「女子麻雀部は人数多いですからね」
「まあ来年に期待だな」
数時間後
女子麻雀部のレギュラー決めの対局が終わったとの報告が入った。
「陣、竜華逹の所に行くか?」
「止めといた方がいい。他の部員の邪魔になる可能性もある」
「ならどうする?」
「竜華達には対局後、余裕があったら俺の家に来るように言ってある。家に行くぞ」
「了解だ。陣」
部活の終了時刻は過ぎていたのでレギュラーメンバーで陣の家に向かった。
お馴染みの成瀬家
陣逹は打ち上げの準備をしていた。
そこで一樹がある疑問をぶつけてきた。
「前から気になっていたんだか」
「なんだ?」
「この打ち上げの代金は誰が出してるんだ?」
「師範だけど」
「俺達、しょっちゅう打ち上げしてるけどそれを平然と出す源三さんは何者なんだ。道場だけの収入じゃないだろ」
「…交友関係もそうだが、 金銭の取り扱いは師範が全て、行なっているから俺もわからん。
わかってるのは師範の弟子の中に現代格闘技のトップが複数人いることくらいだ」
「トップ!?…改めて考えるとすごいし謎の多い人のだな~」
「孫の俺でもそう思うよ」
謎の老人 成瀬 源三
準備が終わって10分くらいでインターホンがなった。
「「「お邪魔します」」」
「いらっしゃい三人とも 」
「お招きありがとう陣君」
「ほんまおおきに!」
「お邪魔するでー」
「打ち上げの準備はできてるから、上がってくれ」
「「「はい」」」
居間
今では男子麻雀部のメンバーが揃って待っていた。
「よう!三人ともお疲れ!」
「お疲れ様です」
「…お疲れ…」
「お疲れ様」
メンバーは口々に弔いの言葉をかけた。
「みんなも協力してくれて、ほんまありがとう!」
「うちら、全力で頑張ったで~」
「今回のはかなり緊張したな~」
三人とも少しやつれてる感があった。
「詳しい話は後にして今は楽しもう。席についてくれ」
「陣の言う通りだ」
「そうやな!今日は騒ぐで~」
「乾杯だ~」
「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」
騒ぎ始めて一時間が経過したころ。
「それじゃ~今日のうちらの成績を報告をさせてもらうで~」
「頼むぜセーラ」
「先ずはうちからや!今日の成績はなんと負けなしの全勝や!」
「「「「おお~」」」」
「流石セーラだな」
「すごいですセーラさん 」
「応援してくれてほんまおおきに」
「次はわたしやね。私はセーラに負けてしまったけどそれ以外は負けなしや」
「…怜も好成績…すごい」
「強豪千里山高校でだからな。よりすごさがわかる」
「最後はうちや!うちも怜と同じで負けは一回のみや!」
「流石だ竜華、そしてお疲れ様」
「ありがとう陣君!それにみんなが最終調整を手伝ってくれたからや」
「この成績なら三人ともレギュラー入りを逃すことはなさそうだな」
「うん!結果楽しみにしててや」
この後はいつものように 大騒ぎした。
数日後
「陣くん!おる!?」
「竜華?」
竜華がすごい勢いで部室に入ってきた。
「レギュラー決めの結果が出たんや!」
「聞かせてくれ」
竜華はうつむいてすこし震えていた。周りの空気が悪くなると思った瞬間。
「三人ともレギュラー入りや~!」
嬉しさのあまり陣に思いっきり抱きついた。
「な!りゅ、竜華!?」
「これでうちらも正式に陣君と一緒に全国優勝目指せる~」
「わかったから竜華」
流石の陣も異性に思いっきり抱きつかれた経験はなく。
動揺してうまく動けないで、顔もうっすら赤くなっていた。
しかし喜びの絶頂にいる竜華に陣の声が届かない。
「陣君も竜華さんに抱きつかれたら動揺するんですね」
「冷静だな亮」
「普段見れない陣君を見れて新鮮ですから」
亮と薫は後ろで楽しく談笑していた。
一樹は先程、薫に沈められているので静かだ。
良介は恋愛ざたには興味がなさそうだ。
「ほんまありがとう陣君のおかげや~」
無理矢理引き離すこともできず、怜とセーラがくるまでこの状態が続いた。
冷静になった竜華は顔を真っ赤にして陣に謝った。自分も冷静になれなかったので気にするなと陣も必死に竜華に説得した。
これで一年前に約束した全員が全員優勝を目指せる土俵にたった。
今年は去年以上に白熱した一年になりそうだ