千里山 武田信玄と呼ばれた男   作:yuzinn

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今回は恋愛編の前編です。


それぞれの会話とお誘い

体育祭と期末がおわり陣逹は二度目の夏を迎えた。

 

竜華、怜、セーラは集まって町の喫茶店でガールズトークしていた。

今回は男性陣はいないようだ。

 

「予選大会も終わったし、次は全国大会や」

 

「全国優勝するためにもうちらもより一噌強くならんとな」

 

「陣くんも今年はかなり力を入れて練習メニューを作ってるって言うとったよ」

 

「それは初耳やな」

 

「いつ聞いたんや?」

 

「昨日、電話で聞たんやけど…なんや、そのにやけた顔?」

 

セーラは意地の悪い顔をしていた。

 

「別にええんやけどな~なあ怜?」

 

「いつの間に電話で話すようになったん?」

 

自分の失言に気づいたらしく、顔を赤くそまった。

 

「べっ別に変な意味ちゃうよ!陣君に大会のことや練習合宿の日程を聞きたかったから電話しただけや」

「反応がわかりやす過ぎるで竜華」

 

怜はとどめに。「うち、そんなにわかりやすい?」

 

竜華は上目遣いで二人に聞く。

 

「この間の件もそうやし、陣に対しては積極的に行動しとるからな~」

 

「いくら嬉しいからってあんたがそうそう男子に抱きついたりせんやろ」

 

「う!」

 

竜華は自分が男子を少し苦手としているのを自覚している。

一樹逹のように無害であることがわかっている相手なら普通に接することができるが、それでも抱きつくなどできるはずがない。

 

「陣のことが好きなんやろ」

 

「(コクン)」

 

「告白せんの?」

 

「うちは竜華なら脈ありやと思けどなー」

 

セーラは竜華に対する陣の普段の対応でそう予想した。

 

「今はまだできん。うちも陣君も大会のことで手一杯や、恋愛に時間が裂けるかわからん。例え付き合えても中途半端になる可能性が高いんや」

 

「そら…ありうるわ」

 

竜華の理由にセーラは納得してしまう。

 

そこで黙っていた怜が動く。

 

「うちはすぐに告白するべきやと思うで」

 

「怜?」

 

「陣はあれでいて人気がある。特に予選大会の二冠を達成してからは学校で陣に告白した人もおったで」

 

「その話、初耳やで怜!」

 

「陣が断っとったし、告白した子達も話を広めんかったから、知っとる人もほとんどおらん。うちも偶然聞いただけや」

 

「………」

 

「陣は別に超イケメンってほどやないけと悪くもない。おまけに男子麻雀部を作り全国出場を決めるほどのカリスマも持っとる。大人気とは言わんけど告白する子がいても不思議やない」

 

話し聞いているうちに竜華のやや顔色が悪くなってきた。

 

「竜華、告白するんなら早い方がエエで」

 

「でも…」

 

「しっかりしい。竜華ならやれる!」

 

「……怜、セーラ……うち…やってみる」

竜華の決意が固まった。

だが、そこで疑問が生まれる。

 

「でも告白いうてもどうすればええんやろ?」

 

「確かにうちらにも経験ないからな~」

 

「私もようしらん」

 

三人とも恋愛経験はないのでその手の知識がない。

 

その日はいろいろ話あったが良い考えが浮かばなかったので後日集まることになった。

 

竜華逹が話している同時刻

 

陣も一樹と亮を引きつれ町にきていた。

 

「いや~欲しかったシューズが置いてあってラッキーだ」

 

「よかったですね一樹君」

 

「それはいいが、到着そうそう一時間並ばさせられるのキツイ」

 

一樹の欲しがっていた。シューズは限定50個で予約なしだったので並ぶしかなかったのだ

 

「悪い悪い、二人には感謝してるって。〇ックくらいなら奢らせてもらうぜ」

 

「わかった。それで手を打とう」

 

「ありがたくごちそうになります」

 

三人でマックに向かう。その途中。

 

「そうだ!さっきシューズを買ったときにもらったこれやるよ」

 

一樹は小さい紙を出した。

 

「なんですかそれ?」

 

「福引券だそうだ。俺は要らねえし、どっちかやってみないか?」

 

「僕は止めときます。福引は当てたことないですから」

 

「陣はどうする?」

 

少し考えたすえに「…せっかくあるからやってみるか。どこで福引やってるんだ?」

 

「駅前って言ってたぜ」

 

「マックより近いな。先に行くけどかまわないか?」

 

「かまわないですよ」

 

「俺もいいぜ」

 

予定を変更して福引をしてる駅前に向かう。

 

駅前

 

並びながら福引景品を見みると

 

一等 温泉旅行券

二等 松阪牛セット(二万円相当)

三等 商品券一万円分

四等 水族館ペアチケット五等 お食事券(五千円相当)

 

「福引券にしてはけっこう豪華だな」

 

「頑張ってください陣君」

 

「福引で何を頑張れと?」

 

「狙え商品券だ」

 

「当たればな」

 

自分の番がきたので券を渡して回す。

 

「…おめでとうございます!。四等の水族館ペアチケットが当たりました!」

 

ベルを鳴らしながら店員が大声で叫ぶ。

 

「やりましたね」

 

「残念だ。商品券じゃなかったか」

 

「一樹は商品券にこだわりすきだ…しかし」

 

「どうしましたか?」

 

「このペアチケットどうするか」

 

「使わないですか?」

 

「男女ペア専用券なんだ」

 

「竜華逹の誰かを誘えばどうだ?」

 

「そう…だな誘ってみるか」

 

そこで一樹が意地の悪い笑顔で笑う。

まあ陣が誘うのは竜華 で確定だかな」

 

「そうですね」

 

一樹に亮も賛同する。

 

「何故そう思う?」

 

陣は感情を抑えたような表情で問うた。

「わかるっての。普段、冷静なお前が 竜華の相手だと反応が違うからな」

僕もそう思います。竜華がいると陣君に空気がすこし柔らかくなっているように感じます」

 

「そうか…」

 

自分の竜華に対する反応を思い出してみて納得。

 

「竜華さんのこと好きなんですよね?」

 

「まだわかんないっての本音だな。だがこの水族館でもう一度、自分を気持ちを考えてみることにする」

 

「応援するぜ。なんならつ「先に言うがついてくんなよ。来たら…わかるよな?」すっするわけないだろ~」

 

陣の氷の笑みに冷や汗ダラダラの陣であった。

 

「でもどうやって誘うんですか?」

 

亮の疑問はもっともである。

 

「夜に電話かメールで連絡してみる」

 

「上手く誘えるといいですね」

 

「やるだけやってみるさ」

 

その日の夜

 

陣は携帯て竜華に電話をかけようとしていた。だが発信ボタンを押す瞬間で手が止まった。

 

「(やばい。麻雀打つより遥かに緊張する)」

陣も恋愛経験などないので、当然人をデートに誘ったこともない。 緊張するのは当たり前でだ。

しかしなんとかボタンを押し竜華が出るのを待った。

 

「もしもし」

 

「竜華、陣だ。今大丈夫か?」

 

「陣君!ちょっと待ってな」

 

「(妙に慌ててるな。かけるタイミングが悪かったか?)」

 

「…もうええよ」

 

「間が悪かったか?」

 

「ううん!そんなことない、大丈夫や」

 

「それならいいが」

 

「それでどうしたんや」

 

「…明後日って空いてるか?」

 

「明後日?空いとるよ」

 

「なら、一緒に出掛けないか?」

 

「みんなで行くの?ええよ」

 

「…二人でなんだか」

 

「え!(陣君と二人っきり、デートやん!)」

 

「今日、福引で水族館の男女ペアチケットが手に入ったんだ」

 

「うっうん」

 

「せっかく手に入ったから行こうと思ったときに、竜華と行こう思って、連絡させてもらった」

 

「…うちでええの?」

 

「竜華が無理なら、誰かあげようと思ってる。 無理か?」

 

「ぜんぜん大丈夫や!」

 

「よかった。なら、時間 や場所は」

 

その日は詳しい時間や場所を決めて連絡を終わらせた。

 

 

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