ですが!週に最低2つ(調子がいい時は3つ)は更新できるように頑張ります。
控え室
「………」
控え室に戻った陣は無言で椅子に座った。
誰も何も言わなかったが皆の顔には悲壮感はなかった。
しばらくして
「…陣…どうだった?」
良介の質問に陣は顔を上げる
「悔しかった…が最高に楽しかったな」
顔を上げた陣の瞳には敗北したとは思えないほど晴れ晴れとしていた。
「…ならいい」
陣の答えに良介は満足する。それを皮切りにメンバーが喋りだす。
「くそ~優勝は来年まで持ち越しか~」
「それも悪くはないだろう」
「来年まで頂点の座は預けましょう」
「…来年こそ…優勝」
仲間の様子を見た陣は
「そうだな。目一杯楽しんで来年こそ、優勝するぞ」
「「「「おう」」」」
「一先ず今年の準優勝トロフィーを受け取るでも準備をするか」
陣逹は閉会式に出る準備を始めた
入口
閉会式を終えて竜華逹と合流する。
「準優勝おめでとう」
「惜しかったな!」
「みんなお疲れ」
竜華、セーラ、怜からお言葉もらったメンバーはトロフィーをもらったときより嬉しいそうだ。仲間に祝福してもらう方が嬉しいようだ。
「怜、セーラ、次はうちらの番やで!」
「おう!うちらも目指すは優勝や」
「陣逹の分まで頑張るわ」
自分逹の大会なので女性陣も燃えていた。
「大会までの最終調整は相手は俺達がやろう」
「嬉しいやけど、ええの?疲れるんやろ?」
「大切な彼女や仲間のためだ。そのくらいやらせてくれ。いいよなみんな?」
「もちろんです。ぜひとも協力させてください]
「仲間のためだ喜んで協力しよう」
「マジで相手するから覚悟しとけ!」
「…任せて…」
全員やる気満々である。
「みんな…ありがとうな」
「ほんまおおきに!」
「私もみんなに勝つ気でいくわ」
大会に向けての竜華逹の最終調整をするため、ホテルに向かう。
ホテル(お馴染みの陣の部屋)
いつものメンバーが集まった。
「全員集まったし、始めるぞ」
全員が頷いたので開始された。
数時間後
「今日はここまで」
「うちはもう限界や~」
「すー、すー」
「あかん、動く気がせえへん」
倒れこんでるセーラに竜華の膝枕で寝てる怜、二人より元気な竜華も動けないなど休みなく打ち続けた疲労かなりのものだった。
「さすがに僕達を休みなく相手にするのはきつかったようですね」
「私達も全力で打ったからな」
「…こうなるのが…普通…」
「だか、俺も少し眠いぜ」
男性陣は人数の関係状。休みが入るのでまだ元気があるようだ。
「僕たちは先に戻ります」
「了解、俺は竜華達の体力が戻ったら、部屋まで送って寝るよ」
「分かりました、おやすみなさい」
男性陣は自室に戻っていく。
陣は竜華逹が動けるようになるのを待った。
一時間くらいで
「どうだ、戻れそうか?」
「うちはギリギリ部屋に戻れそうやけど…二人はまだ無理やな」
「ごめん、怜が起きるまでは無理そうや」
セーラ復活。怜は睡眠継続中。竜華も怜を膝枕しているため無理。
「わかった。セーラは俺が送ってくるから。竜華はもう少し休んでてくれ」
「了解や」
陣はセーラをに付き添い部屋を出る。
セーラを部屋に送り戻ってくると
「「すーすー」」
寝ている人が増えていた。
「竜華も寝たか……しょうがない。俺は一樹逹の部屋で寝るか」
二人をベットに移し一樹逹に電話をかける。
しかし誰もでない。
「おいおい四人とも就寝かよ」
その後、何回か電話をかける応答なし。他の部屋で寝るのは無理なようだ。
「さてどうするか…」
考えるが妙案浮かばず。
「…壁で寝るか」
竜華逹を直接見えないところに腰を下ろし壁に体重を掛けて目を閉じた。
次の日の朝
「う~ん」
竜華起床。
「あれ?」周りを見渡すが自分達の部屋ではない。
「あのあと、寝てしまうたんやな…」
隣で寝ている怜を見て状況を確認する。
「陣君は?」
周りを見渡し陣を探すと自分達から死角になるところに足が見える。覗いて見ると壁に寄りかかって寝ている陣を発見した。
「陣君に悪いことにしてもうた」
自分達がベットを占領したせいであることに気づいたようだ。
「今更やけど…」
ベットのシーツを陣にかけて自分の膝に陣の頭をおいた。
「これなら、負担がかからんやろ…少し恥ずかしいけど…」
少しして怜が目覚める。
「ん~ここどこや?」
「陣君の部屋やで」
怜に事情説明する。
「なるほど、えらい迷惑かけてしもうたんやな」
竜華の膝枕で寝ている陣の様子を見ながら呟く。
「後で謝らんとな…それはそうと」
「なんや怜?」
「陣の寝てる姿を間近で見るのは初めてやけど、こうしとる私らと同い年なんやと思って」
「確かに陣君はいつも冷静やからな」
竜華が陣の頭を撫でる。しかし眠りが余程深いのか起きる気配はないようだ。
二人は陣が目覚めるまで寝顔を見ていた。
朝食後部屋に集まりテレビを見ていた。
大会初戦を見ていた。(千里山女子はシード校であるため一回戦はない)
「次はどこの試合なんだ?」
「次は……と龍門渕高校だな」
一樹の質問に陣が答える 。
「陣君、龍門渕って確か…」
「そう、名門風越を倒して全国行きした高校だ」
「でも私らとは逆のブロックやろ、そこまで注意して見る必要あるん?」
「僕もそう思います。勝ち上がってきそうなんですか?」
「大将の天江 衣はともかく他のメンバーの実力だと決勝まで来るのは難しいだろうな。だが…少し気になることがあってな」
「気になることですか?」
「甘江 衣が強力なスキル持ちなのはわかっているんだが、スキルの強さが日によって違う気がするんだ」
「うちはスキルについて詳しくないからわからんのやけど、それって変なことなん?」
竜華はよくわからないといった風だ。
「通常、スキルは余程使い手が悪くない限りは一定の力を発揮するはずなんだが…」
「あの子は違うってことですね」
「何かしらの理由が有るのか、はたまたそういう変わったスキルなのか?わからん」
「陣にもわからんことがあるんやな」
セーラは意外だという顔をしていた。
「まあ、俺も人間だからな」
その後も一回戦を夜まで見て、最後に麻雀を打ってその日は終了となった。