感想に喜び、いずれ完結する。
俺は徹夜しながら真ギレンの脅威アクシズの野望というゲームをプレイしていた。
これはある人気アニメをモチーフにしたウォーシミュレーションゲームだ。
MSや戦艦、航空機などを開発、生産して敵を倒すわけだ
アクシズの野望とか言っときながらアクシズ編はDLCという話は置いておこう。
「だーだー、だーだー、開発部より新兵器の開発が…はいはいスキップ。お、地球降下作戦も終わってやっとV作戦か、まぁソロモンに連邦のほとんどの部隊がいるから、敵の新兵器とか関係ないな、わろす」
やっているのはベリーハードのギレン編である。
本来のストーリーでは宇宙に棄民とか、不当な税を課したりした地球連邦に反感をもつ宇宙の人達のためにジオンは立ち上がる、とかなんやかんや良い事言っていたのだが、結局人々虐殺して、コロニーを地球に落としたり、優良種による支配だとか言ったり、父親殺したりまでしたその挙句の果てに妹に殺される、って感じのジオン公国総帥ギレン・ザビという報われないというか哀れな男が主人公のモードだ。
本来のストーリーでの戦争の結果は、って?
もちろん負ける。
だいたい勝てる訳がない。
どんな手段を使ったってこの1年戦争は国力の差で必ず連邦の勝利に終わるはずだっていうのが俺の持論だし、よく言われている。
まぁジオン独立の可能性はあったとは思う。
まぁ正直ストーリーは関係ないな、これはウォーゲームだ。
ゲームのはじめに今までシナリオクリアを重ねて手に入れた歴史介入ポイントを使ってリゼルという数世代も先のMSを入手。
そして宇宙要塞ソロモンに配置して連邦のほとんどの部隊、230部隊くらいか(このゲームでは部隊数は300という上限がある)を引き入れて戦う。
1対230でソロモン防衛である。
あえて敵を倒さず耐えるだけである。
ゲームだからこそだな。
こうでもしないと俺はベリーハードはクリアできんのだ。
俺のゲームセンスのなさよ……。
まぁそれは置いといて、あとは残り70部隊ほどで地球を埋めていけばいい。
連邦は新兵器なんか数部隊しか使うことはできない
だから先ほどの連邦のV作戦(笑)だ。
おっと連邦の唯一の宇宙拠点ルナツーにも別の宇宙要塞、ア・バオア・クーから攻略部隊を向けておかないとな。
ソロモンを避けて通るから遠回りで時間がかかるから今のうちにね。
「それにしても気づいたらもう朝か、流石に眠いな。だが今寝ると完全な夜型……できるだけ起きていよう」
そうして最終的に俺はゾゴック、ジュアッグ、アッグ、アッグガイを用いて無事ジャブローを攻略し、優良種による人類支配というギレンの理想を叶えたのだった。
これってなんかバッドエンド感あるよな。
ザビ家の弾圧の下でも平和は尊いものだ。末長く繁栄するだろうみたいな終わりである。
だからギレンの脅威なのかーとか思いながらクリアに満足した俺は寝た。
はずだった。
「兄貴っ! 聞いているのか⁉︎ V作戦を察知した! シャアを送る許可が欲しい! おいっ! おーい! 返事をくれ! 映像も止まったままだし、どうした兄貴っ! おーい! くそっミノフスキーの通信障害か! レーザー通信のはずだろ、人を呼ぶわけにはいかんぞ……聞こえているかっ!」
目の前には厳つい男がいた。
混乱した。
少しの間俺は静止した。
少しじゃなかったかもしれない。
だが何故か頭が冴える、世界が違って見える。
これがIQ240の世界というわけか。
おっと冴え渡る頭脳が一足先の感想をもたらしてしまった。
その前に思うことがある。
これはあれか、憑依、転生 とかいうやつか。
俺はギレンになってしまったようだ。
それもV作戦というジオンにとっては不吉なワードがドズルの口から聞こえている。
これはもう1年戦争も中盤のあたりだ。
ドズルが連邦のV作戦の為にシャアを派遣する許可を取りに来るこれは確か八月九月あたりの話だったはずだ。
ジオン公国のピークといったところか。
「聞こえている、そう騒がないで欲しいものだな」
「おおっ、兄貴っ! 聞こえているか! V作戦だぞ!」
騒ぐドズルを見ながら俺のギレンとしての戦いが始まった。
以後全然関係のない設定。
真ギレンの脅威アクシズの野望
主人公のいた世界線で発売されているシリーズ物のシミュレーションゲーム。前作との比較で、本作の目立った特徴は、ほとんどのシナリオがDLC、戦闘システムの改悪、グラフィックの向上などが挙げられる。
主人公はこのDLCと戦闘システムの変化にぐちぐち言いながらもDLCで追加される以外の全てのストーリー、全難易度をクリアしている。