USELESS   作:ゼパル・ガルベスク

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派手な闘いは最初ありません。
主人公は鬼畜なのでご了承ください…はい。

それと最初は『アカメが斬る!』のコラボです、タツミが可哀想ですがお許しを…いや、嫌いじゃないんだよ?嫌いじゃ無いんだけど話の関係上仕方ないんだよ?

それではどうぞ!!



序章:今こそ、主役が集う時!!
第−3話:白銀の羅刹【前編】


この話はとある男…いや、人物?いや……人でもなければ性別もない生き物を辞めた存在の話……

 

 

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とある、ブラック・スポットと呼ばれる場所には怪物が住んでいると噂されている。

 

その怪物は人の型をしているものの、全身が白く、コモドドラゴンの様に太い尾を持ち、胸に逆三角形の紫色の水晶を嵌め、大きな三角形の目玉を持った、銀髪のオールバックの怪物だと言う。

 

その怪物は悪党がいる所には必ず現れて裁くのだが、そのやり方が恐ろしかったりする。他人を犯す輩は全身を隈なく殴り潰し、重税で金を搾り取る大富豪を絞殺しては蘇生しを繰り返し、殺人鬼は人を殺した回数分その死因と同じ傷を付けて、意味も無く拷問をする者には恐怖と絶望を与え、兎に角圧倒的な力で相手を屠るのだ。

 

そんな怪物には様々な呼び名がある。

子守唄の盗賊(ララバイヴァンデット)』、『審判の支配者(ジャッジ・マスター)』、『秒殺の皇帝』、『箱の中の魔術師』、『強欲将軍』、『不滅の破壊者』などなどets………

 

そんな事怪物にはもう一つ二つ名がある、その名は…………

 

 

 

 

 

 

 

暗黒英雄(ブラック・ヒーロー)』と……………。

 

 

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「ホラホラホラァッ!もっと鳴きなよ!!」

 

「グァァァァァァァッ!?」

 

ここは帝都、そして帝都にある貴族の家の倉庫、ココで少年、タツミが少女アリアに腹に焼けた焼き石を押し付けられる拷問を受けていた。

 

アリアの家は旅人を見つけては家に入れて、ある程度信用させてから倉庫に連れ込み痛めつけるのだ。

 

勿論、家の従者達もこの事を知っている。が、知ってなお見て見ぬ振りをしている…オマケに命令で暴行も行っているのだ。

 

「アリアー!もうすぐご飯だから早めに切り上げなさいねー!」

 

アリア「ハーーーイ!!さてと、次はどうしようかなぁ?」

 

タツミ「ひっぐ、もう、許してぐでぇ…」

 

今のタツミは右目を刳り抜かれ、両腕に杭を打ち込まれ、両足を膝の部分まで擦り切られ、傷が無いところが全く無いほどだ。

 

兵士A「あ、アリア様…本当に大丈夫でしょうか?」

 

アリア「え?何が?」

 

兵士B「噂の怪物です。盗賊などを狙っては残虐な殺害をする血も涙も無い悪党がこの帝都に潜んでいるそうです、実際にオネスト大臣も命を狙われていますし危険度はナイトレイドを超えています」

 

ナイトレイド、それはこの帝都を中心に活動している殺し屋集団で必ず夜襲を仕掛ける事からそう呼ばれているらしい。

 

アリア「問題ないよ?だって田舎者は家畜も同然なんだよ?だがらこれは良い事なんだよ?」

 

兵士A「は、ハァ…」

 

 

《ガチャ》

 

兵士C「失礼します!」

 

兵士D「お嬢様ご無事で!?」

 

すると、二人の兵士が大慌てで入ってきた。

 

兵士A「おい、どうしたんだ?」

 

兵士D「屋敷中が死体だらけになっているんだ!ご主人も既にやられた!!」

 

兵士B「なに!?もしかしてナイトレイドの連中が!!?」

 

兵士C「ちがうんだ、違うんだよ…ナイトレイドのやり方とは違うんだ。屋敷の出入り口には瓦礫が積まれているし、死体も人間がやった物とは思えないものばかりだ!」

 

兵士A「な、そ、それってもしかして…あの伝説の『暗黒英雄(ブラック・ヒーロー)』が!?」

 

タツミ「(ぶ、ブラック、ヒーロー……?)」

 

兵士達のそんな事会話を耳にしながらタツミは気を失っていった。

 

 

***

 

「ふふふ、今日も楽しかったわね♪」

 

とある暗い廊下を一人の女性、アリアの母親が歩いていた。手元には日記帳があり。まるで初恋をした少女のようにはしゃいでいる。

 

アリアの母「明日はどんな事をしようかしら?」

 

「どんなのってなんだ?」

 

アリアの母「あのタツミって子の事よ、どんな風に殺そうか楽しみなのよね」

 

「へぇ、じゃあ俺のオススメ聴きたい?」

 

アリアの母「えぇ!是非…え?」

 

 

アリアの母親はココで気がついた、いつの間にか自分が別の誰かと話している事に…その人物は真っ黒なローブに覆われているも大きな眼孔がこちらを睨んでいる事が理解出来た。

 

その人物はアリアの母親の足首を掴むと、一周するようにベキベキと骨をへし折り、叫べないように喉を思い切り掴んで壁に叩きつけた。今にも千切れそうな勢いだ。

 

「そのタツミってガキはどこにいる?さもなくば今この場で嬲り殺す」

 

アリアの母親「ひっ!?向こうのそ、倉庫にいるわ…」

 

「よしご苦労、じゃあ死ね」

 

 

アリアの母親を天井に向かって放り投げると、口を大きく開いた。その口は鋭いギザギザの歯が見えており舌は蛇のような太さと長さを持っていた。アリアの母親の足に噛み付くとそこからギャリギャリと音が響いた、ジワジワと襲ってくる痛みに自分の足を見ると恐ろしい物が映った。

 

口の隙間からギラギラと月光を反射する小さい刃が円形になるように並んで、それぞれが逆方向に回転しながら足をミンチにしているではないか。それまさに、地獄のシュレッダーだった。

 

アリアの母「あ、いや、嫌だ、誰か助けて、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

アリアの母親の体が完全に無くなると、その人物は口から赤いドロドロした物を壁にぶち撒けた。その液体の中には長い金髪が少し混ざっている。

 

「ふん!ゴミムシが…さてと、確か倉庫だったな。

トゥ!」

 

その人物は窓を突き破ると、倉庫へ向かって走っていく。その道中兵士達が攻撃して来たが、持っていた槍を端折りそれを額に突き刺し首を捻り折る。

 

そんな光景を見ていた者が居たとも知らずに……。

 

 

***

《ズダァン、ダン、ドガン!!》

 

「オォォォォウラァァァァァッ!!」

《ガッシャァァァァン!!》

 

謎の人物が倉庫の扉を蹴り開けると、泡を吹いた四人の兵士が槍や剣で謎の人物を身体を貫いた。カッと目を血走らせ、驚いた様にその姿を確認する。

 

「まさか、待ち伏せとはなぁ……」

 

アリア「あらあら?随分と呆気ないですね」

 

すると、奥の方からアリアが顔に血をつけて出て来た。手には鎖が繋がれていてその先にはタツミがいた。しかし、タツミの両腕両足には膝と膝の先端が無く、鉄の円形の物が埋め込まれていた。

 

タツミ「う、ぐぅ、うぅ……」

 

アリア「この子ですか?可愛いでしょう♥︎

あんまり泣き叫ぶものだからついつい腕の取っちゃいました、どうせですしこのままペットにしようかなぁって思いまして。ですから貴方は必要ありません。喜んで死んで下さい」

 

「笑って欲しいのか?つまらん茶番を見せやがって…いつまでふざけているつもりだ、お前の正体は分かってるんだよ………超一級危険犯罪者『死去の魔女・ロンネク』!!」

 

タツミ「ろ、ロンネク…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どういう事が説明して貰おうか?先輩」

 

突然背後から声が聞こえ聴こえると、野性味溢れる金髪の女性、レオーネと刀を持った赤目の黒髪少女、アカメがいた。

 

「お前ら、ナイトレイドだな?俺の事を知ってるなら大体解るだろ?俺は普段、ブラック・スポットを根城にしている。そこである依頼を受けたのさ…【とある魔女が帝都に忍び込んでるから殺処分してくれ】ってな。ロンネクは厄介な奴でな?死体を操る死霊術師(ネクロマンサー)で何かと闇が多いこの帝都に入り込んだらしいんだわ。死体置き場を漁ってたからそこで仕留めたと思ったんだが魂だけになって逃げ出してな…探してたらこの家に辿り着いたんだよ」

 

レオーネ「……って言ってるが実際どうなんだ?嬢ちゃん」

 

アリア「クックック、なぁんだ…もうバレたか。この子で遊んだら次は皇帝でも狙おうと思ってたのに…ま、いいか」

 

アカメ「…?、何だ?」

 

 

アリアは『キエエエェエェエエェエエエ!!』と奇声を上げると口からドロドロした黒い液体を吐き出した。その液体は形を変えると女性の形へと姿を変えた。

 

タツミ「ヒィッ!!?」

 

「……ロンネク」

 

ロンネク『ふはぁぁぁ、折角可愛いペットを見つけて、丁度いい隠れ蓑にも慣れたと思ったのにアンタの所為で台無しになったわ』

 

アカメ「…隠れ蓑だと?」

 

ロンネク『そうよ、そいつに肉体を破壊されて路地裏を彷徨ってるところに涙目で震えてるこの子を見つけてね?妖精って嘘ついて話を聞いたらこの子の両親が死体を作ってるそうじゃない。こんな上手い話は無いと思ってすぐに取り憑いたわ、それで両親と取引をしたの金儲けを手伝うから死体とこの体をを寄越せってね…そしたら喜んで引き受けたわよ!!本当にありがたいわぁ!!オーホッホッホ!!!」

 

レオーネ「この、外道がぁ…!」

 

アカメ「…許さない!」

 

 

 

 

 

「まぁ待て、アレは俺の獲物だ」

 

謎の人物は手を出し怒る二人を制した。

 

レオーネ「あんたには悪いがコレは帝都で起きた問題だ、ここまでやってもらって何もしないわけには行かないよ」

 

アカメ「それに、私達には帝具がある」

 

謎の人物は二人を見るとハァ…と頭を横に振りながら溜息をついた。

 

「お前らのそれ、帝具の『ライオネル』と『村雨』だろ?じゃあ無理だ。奴は一流の死霊術師(ネクロマンサー)だ、奴の操る死霊従者(ネクロマンシー)は頭を潰すか特殊な方法でしか倒せない。それに、調査結果ではあのガキ、タツミって奴のダチの死体もあるそうだ…そいつらもう一回殺して、あいつに恨まれるのは俺だけで充分だ」

 

「「!?」」

 

そう、謎の人物はタツミの知り合いがここにいるのを事前に調べて知っていたのだ。ココで彼女らが彼の友を再び葬れば、恨まれるかもしれない、もしその通りになったら、例え頭では分かっていても心は理解出来ないのだ。

 

「てか、まだ気づかないのか?急所に槍とかぶっ刺さってる人間がこの世にいるか普通?幾ら喋れてもこんなペラペラ喋れるわけないだろうが」

 

レオーネ「あっ!そう言えば」

 

その通り、当たり前の様に話しているが本来槍が刺さって大丈夫な筈が無いのだ。それどころかやらを引き抜いて兵士達に刺し返している始末だ。

 

アカメ「そう言えば貴方、人間の気配じゃない…危険種とかの生き物の気配がする。それにその目、人殺しが当たり前になっている眼…」

 

ロンネク「アラアラァ?まだ言ってなかったの?

盗賊さんたら焦らすの好きなの?」

 

「アホ言うな、まぁいい、見せてやろう!聴かせてやろう!我が名を、我が姿をなぁ!!!」

 

謎の人物はローブを脱ぎ棄てた、その人物は全身が白く、コモドドラゴンの様に太い尾を持ち、胸に逆三角形の紫色の水晶を嵌め、大きな三角形の目玉を持った、銀髪のオールバックの怪物。伝説の姿そのものだった。

 

 

 

 

 

 

 

「さぁてと、貴様らに改めて説明をしよう!!俺様はブラック・スポットを根城にする最強の傭兵部隊『子守唄の盗賊(ララバイヴァンデット)』のリーダー兼ダークヒーローの、『暗黒英雄(ブラック・ヒーロー)』ジャッカル・デーモン様だぁぁ!!!」

 

今ここに、伝説が復活する。

 

 

 




次回からガチバトルですが、アリアを良い子にしました。

因みにサヨとイエヤスは助かりません…助かるわけには行かんのですよ設定上……。

では、また今度!!

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