神SUMMER‼︎の言うとおり   作:明彁音

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ここ殆ど原作と変わりない場所なのによく投稿してませんでしたねこの人(責任転嫁)
少なくとも神罰ババ抜きは完全に流れ再解釈が完了しているのでなんとなく出来るとは思うのですが、7×7不思議をどうするか迷ってます。


ちょちょいのチョイス

この学園にいる人間は皆、死と隣り合わせである

皆がそのことを再び噛み締め、深い悲しみに沈み始めたその時

窓の外から

シャンシャンシャン……

と鈴の音が聞こえてきた

 

「それではそろそろ次のオーディションに移りたいと思います 心地良い鈴の音が聞こえてきましたねー」

「鈴の音…『く』…成る程ね……」

「わわっ、次は何が始まるんですか…?」

「私も分からないよ…でもみんなでならきっと乗り越えられる、そうでしょ?」

「お、しぶりん良い事言うー♪」

「言うー♪」

「これ乗った方が良い流れなのですか? それとも敢えて断ち切る…? うぅ…珠美にまだバラエティの心得は……」

「こんなん乗ったもん勝ちだよ? 珠美ちゃん♪」

 

その時、外から見えてきた大柄の男は、日本だけではなく、外国でもよく知られる聖人の姿をしていた

そう、それはまさしく……

 

「サンタクロース…そう言う事……!」

「何か分かったんですか凛ちゃん⁉︎」

「凛ちゃんも分かってきたねー♪」

「志希ちゃんも次のオーディション分かってるんですか⁉︎」

「まぁねー でも、すぐ分かるし良いじゃん! ドキドキは長いほど楽しい‼︎」

「志希殿…今はそう言ってられるような状態では…‼︎」

 

「ほほほーい メリークリスマーース だよーーーん」

 

三つの顔を持つサンタクロースがそう言いながら学園に舞い降り

自分たちに新たなゲームの開始を告げる

 

「学校をサボった悪い子達にプレゼントを届けにきたぞ 3っつのうちから選びなさ…」

「⁉︎」

 

カチ…

と言うボタンを押したような音が流れた後

サンタクロースは

 

「とか何とかいきなり言われても選べないであろう きちんと説明してやろうではないか」

「顔が変わった…⁉︎」

 

隣の怒った顔へとチェンジし、口調も先程とは全く別の物となった

 

「まず第一にプレゼントの中身は『受験票』也 お主らは3つの試験場の中から1つを選ぶべし」

「今ここにいるのは全部で98名 それがそれぞれ36・32・30名の3チームに分かれる規則(さだめ)

 

またも顔が

ぐるん‼︎

と勢いよく回り、今度は悲しい表情が現れた

 

「ヨーホホ 別れた3つの場所で試験内容はそれぞれ違うのです で あるからして… クリアできる人数も違うから注意してください それでは3つの違いを紹介いたします ホホホ」

 

「1つ目は音楽室で行われる『いすとり』の試験 定員は36名 合格者は最大18名 二つ目は

年B組『すなとり』の試験 定員は32名で合格者は最大34名」

「……」

「そして3つ目が体育館を使って行われる『あやとり』の試験 これの定員は30名 合格者は最大10名となります ホホホ」

「三年B組…ビンゴ……!」

「これはお前らの運命を変える選択だ 袂を分かつ三択になるだろう」

「さぁ選んだ選んだ ちょちょいのチョイス」

「早い者勝ち売り切れ御免」

「三択ロースの『[ク]リスマスプレゼント』だよーん」

「わーい!」

「ちょ、ちょっと志希殿ぉ⁉︎」

「と言ってももう夜は深い…?」

 

説明の終了すら待たずに一ノ瀬志希は一目散にサンタクロースの元へと走って行き…

 

「一番乗りぃ♪」

「時間はまだたっぷりあるのに…あわてんぼうだよ〜ん」

「早く早くぅ〜♪」

「二次試験開始は明朝10時 それまでは宿泊棟で休むと良いよ〜ん 時間を守らない子は殺っちゃうよん?」

 

その言葉と同時に空は一気に暗くなった

が、未だ何もかもが受け入れられないここにいる全ての人間にとってそれはさほど重要なことにすらならない。

ただ一人

一ノ瀬志希だけはそもそもそんな『小さな』超常現象を気にも留めていないようだったが

 

(今が午前2時…あと8時間って事……)

「まぁ受験票早い者勝ちだけど明日10時までなら変更してもよし 誰かと交換してもよし じゃあ順番になれんでよ〜ん」

「私『すなとり』〜!」

 

一ノ瀬志希が真っ先に受験票を貰いに行く中、渋谷凛たちは戸惑っていた

 

(なんで普通にすぐ決めちゃうの…?)

 

自分の命を懸けていると言っても過言では無いどころでは無く、その言葉通りの意味を持つこの選択

それを一瞬たりとも迷わずに決める一ノ瀬志希は彼女達にとっては特異の象徴的でもあった

 

「ナニナニ、どうしたの? みんなして私の方見ちゃって…見惚れちゃったかにゃ♪」

「し、志希ちゃん…」

 

ギフテッドであるという話は聞いていた。

またそれが常人を越えた存在であるという理解もしていた。

しているつもりであった。

否、それもまだ正しい認識ではないのだろう。

ずっとそう理解していると認識することで全てを隔離(ほうき)していた。

 

「し、志希殿ぉ…?」

「みんなはどうするの? あと8時間で決めなきゃいけないよ?」

「それもそうね」

「⁉︎」

「おぉー…やるねぇマキノちゃん♪」

 

八神マキノがモーセのように人海を割って現れる。

それとほぼ同時

 

「お…俺も」

「俺もだ‼︎」

「私も‼︎‼︎」

 

モーセが渡りきった後に海が元ある姿に戻るように

堰き止められていた流れが勢いを取り戻すように

彼らは散り散りになって整列を始めた。

意思を持たぬ海のように何の規則も持たずに散り散りになった。




ずっと迷ってたら多分変に寄り道して尺稼ぎとかするかもしれません()
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