テレビの向こうではニュースキャスターが『例の事件』について話している
キャスターは一瞬の驚愕の後に続報を並べた
「ゴホン… 失礼致しました えー…今入ってきた情報によりますと…」
「新たに中国・韓国・アメリカ・スペインでも同様の事件の報告があり__」
「この一連の事件は…」
「世界規模で起こっている模様です」
_________________________________________
「お?キミたちカワうぃ〜〜〜ね♪ ちょっと俺らと遊ばな〜〜〜い?」
(嘘…あれって人形じゃないの……⁉︎)
胸に『あったか〜い』と書かれた鬼がカタカタと音を鳴らしながらこちらを向いて話しかけてくる
「アハハハハー 人間なら誰でもいいのかよーー」
「粗相の無き様に振るまわれたし」
「
他にも『つめた〜い』『まばゆ〜い』と何も書かれていない小柄な鬼がいる
「こんなHOTな状況で? ムリムリムーリー♪」
「HOTけないよぉ〜〜♪」
「解せんな…」
『あったか〜い』鬼がこちらに向かって思い切り走ってくる
(何これ…4匹の鬼にくす玉の垂れ幕からは…『はらうはるはろう』?)
「とりあえず逃げなきゃ…!」
凛はひとまず全速力で校舎へ逃げ出した
その途中で数多くの悲鳴が聞こえたが後ろは振り向かないようにした
今その光景を見たらもう動けなくなる気がしたから
「はぁ…はぁ……とりあえずここまで来たら……逃げられた…かな……?」
何秒だったか
あるいは何分だったか
無我夢中で走り続けた
周りに自分の知ってる人間がいたかなどには一切気を傾けずに
「…! 何…あれ……」
窓から見えた
さっきまで凛もいた校庭はすでに大量の死体で埋め尽くされていた
焼死体や凍っている死体など死因は様々なように見えるが問題はあの鬼がまだ生徒を殺して回っている事だ
「これじゃ…すぐにみんな……」
死んじゃうじゃない
その言葉が出る前に口が何者かの手で塞がれた
(鬼が追ってきて…!)
「安心して凛ちゃん! 私です島村卯月です!」
「卯月…いたんだ」
「はい! あと、未央ちゃんも来てます!」
「私を忘れてもらっては困るよしぶりん!」
ほっと胸をなで下ろす
鬼ではなかったことと知り合いがいるということ
どちらか、あるいは両方かは分からないが一瞬の安心に包まれる
しかし、それも一瞬のものでしかなかった
「2人とも…あれを見て……」
「あれって…さっきまで校庭にいた人たち……?」
「うっ」
卯月は笑顔とは対極にあるような表情を見せ、未央は嗚咽を漏らす
当たり前だ
私だって最初に見たときは受け入れられなかった
自分が見ているのは悪夢だと思った
でも
「卯月は未央と一緒にいて、もしもなんかあったら私のことは気にせずに逃げて」
「ち、ちょっと待ってください凛ちゃん! どこに行くつもりですか!?」
「これがあいつの言ってた『カミのオーディション』だっていうならクリアする条件があるはず! なんとか手がかりだけでも見つけて来る!」
一目散に走る
どこに手がかりがあるかなんて分からないのに
(鬼…くすだま…しりとり……)
しかし、凛を待つのは残酷な運命
「嘘…こんなところに鬼……!?」
「お、新しい人間じゃ〜〜ん♪」
そして
(これは……豆!?)
一つの希望だった
2話時点ではかみまろの存在も
ましてや事件の真犯人がいることすら明らかになってないのに飛鳥くんがかみまろの正体に気付くというユッコもビックリのサイキックハプニングが起きてしまいました
とりあえずしゅがみんパートを可能になり次第改変
場合によってはばっさりカットして別のパートに変えます()