神SUMMER‼︎の言うとおり   作:明彁音

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一ノ瀬志希パートvs鬼編です
申し訳程度の飛鳥パート等も入ってます
とりあえずどうぞ


先に倒しちゃえばいいじゃん

「珠美ちゃん…逃げるよ!」

「分かりました志希殿ぉ‼︎」

 

二人は一斉に階段を降りる

志希は階段の手すりを滑り降り、どこか楽しそうに

珠美は必死に階段を駆け下りながら、とても必死に

 

「志希殿ぉ…これ逃げ切れるんでしょうか……?」

「多分無理だよ」

「無理ぃ…?」

「そんな乃々ちゃんみたいなこと言わないでー♪ ただでさえ走るのは苦手なのに笑っちゃうからー♪」

 

そう言いながらも志希の目は輝いていた

さらに志希は言葉を紡ぐ

 

「それにー…逃げ切れないなら先に倒しちゃえば良いじゃん?」

 

_________________________________________

 

二宮飛鳥は自宅でテレビを見ていた

勿論液晶に映るのは警察が回収しただるまやまねきねこである

専門家が様々な意見を述べるその中には、二宮飛鳥もよく知る人物がいた

 

「奥平叔父さん……?」

 

昔の記憶が甦る

兄も両親もボクのことを愛してくれていた

それなのに……

 

「…もうやめようか、こんなのはボクらしくない」

 

自虐的になる飛鳥の部屋に

ただ扉を叩く音だけが虚しく響く

 

「ボクの世界に乱雑な音を綴る者は誰だい? 今は他人と言葉を交わすような気分ではないのだが…」

「すいません、でもつい気になっちゃって来ちゃったっス‼︎」

 

それは荒木比奈だった

事務所が一緒では在るものの、言葉を交わすことはほぼ無いような相手なのだが……

 

「そうそう、それっス!」

「それって…この……‼︎」

 

荒木が右の人差し指を指した先にあるTV(モノ)と左手に抱えている書物(モノ)を見てボクは気付く

そして……

次の言葉は自然に出ていた

 

「行こう」

「偶然なら良いっスけど……本当なら只事では無いっスよ」

 

飛鳥たちの世界もまた

少しずつではありながらも加速し始めていた

 

_________________________________________

 

「ハクション‼︎ …誰か俺の噂でもしてんのかな? まぁこれだけのことすりゃ当然だけどよ」

 

『男』は一人

とある部屋に籠りながら『全て』を見ていた

片手に一冊の『本』を持ちながら

 

「『ゴミ箱』の方はちゃんとやってんのかな……?」

 

と、独り言をつぶやく最中に男は『彼ら』を見つける

 

「凸凹コンビ…? 面白そうな奴だなぁ…♪」

 

男はニタリと笑う

しかしその直後、背後で音が響く

それは扉を叩く音

 

「マサルさん? 早く家賃の方払って貰わないと退去してもらうからね?」

「あ、はい」

 

ここはとある2DKのアパート

そこで男は全てを見ていた

 

_________________________________________

 

「加蓮…おい加蓮……‼︎」

 

彼女たちは似て非なる

加速に取り残された人間である




実はこの状態ですでに12話までは完成してます
そこまで来たからこその解説になるんですが、既に、タンクマン等原作ルートで死んでる人は既に死んでる設定にしてくださいお願いします
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