って訳でボチボチギャグ展開をば
方針が決まった次の日
彩華を馬車に乗せ暁人達は幽州の公孫瓚の元へ向かった
道中何度か山賊どもが現れたが愛紗や鈴々、美優等の活躍も有り大事になることはなかった
やがて「右北平」と書かれた場所に到着した。城門に赤い髪の女性と男性、白を基調とした服装に水色の髪色をした女性の姿があった
「お前達が噂の義勇軍の者か?」
赤髪の女性が発言する
「ああそうだ。俺の名は劉騎、盧植将軍から紹介されこちらに参った」
「私の名は公孫瓚、ここの太守をしている。それでこっちが客将の趙雲、こちらが医者の華佗殿だ」
紹介が終わると同時に華佗と呼ばれた青年が話し出した
「それで患者の容態は?」
「こちらで応急処置は済ませているが野営続きだった為にしっかりとした治療が施せてないのが現状だ」
「分かった、俺がこの場で治療を行う」
そう言うと華佗は針を取り出しこう言った
「我が身、我が針と一つなり、一心同体、全力全開、病魔括滅!元気になぁぁぁぁれぇぇぇぇ!!」
その場が一瞬眩しくなるがすぐに見えるようになる
「……!?」
「ど、どうだ……?」
「うむ、問題ない治療は成功だ」
そう言ってはにかむ華佗
「すまない華佗殿、恩に着るよ」
「礼には及ばないさ、治療が仕事みたいな物なのだからな」
そう話していると目が覚めたのか彩華がコチラに気づいたようだ
「ん〜…?どったの暁兄ぃ?って言うかここ何処……」
「彩華!!」
周り事よりも今は彩華の事だ
「うわっ…ちょ……どしたの暁兄?」
「良かった……元気になってくれて……」
「なんか暁兄らしくないなぁ………でも、ありがと……」
雰囲気を読んでくれたのか、やがてタイミング見計らって華佗が話し掛けた
「念のために二、三日安静にして頂きたい、それで……えっと……」
急に吃る華佗
「華佗殿?」
「……申し訳ない、貴女の名前をお伺いしていなかった物で何とお呼びしたら……」
ああ、真名で呼んでたから紹介していなかったな
「先程は助けていただきありがとうございます、劉騎が義妹の田豫と申します」
「わざわざすまない。田豫殿、先程も申したが暫く安静になされるよう願いたい、軽い政務をこなすくらいならば問題は無い」
「分かりました、ありがとうございます」
その次に発言したのは趙雲と呼ばれた女性である
「しかしまあ、いつ見ても華佗殿の治療は不思議な物ですな」
「その話はもう何度も話しているでしょう趙雲殿」
「はっはっは、申し訳ない。さて、伯佳殿。せっかくお越しになられた方を立たせたままではよろしく無い、城内に案内しては?」
「そうだな、劉騎と義勇軍の方々。屋敷を手配してるのでそちらを使ってくれ」
「ご配慮ありがとうございます」
こうして俺達義勇軍は右北平の領内の屋敷を割り当てられそこに居を構える事となった
その日の夜
俺は彩華の部屋へ向かっていた、ちなみに到着後は趙雲のメンマ談義に付き合わされ半ば干からびる感覚でいた
だが、決して無駄ではなかった。曰く彼女が言うには
「伯佳殿は一介の太守には向いてるだろうが天下に挑むには無理であろうと、機が有れば是非私を軍に加えて欲しいと、客将であるが故に義理を果たせば不義理にはなるまい、既に義理は果たしてますからな」
との事であった。ちゃっかり先の考えを読まれてたか……と、それより彩華の様子はっと………入る前に所在確認のノックだな
コン、コン、と扉を二回叩く……
「もしかして寝ちゃったかな?」
安静にと言われてるのもあってもう眠ったのかな?年頃の女の子の部屋を開けるのは忍びないがそっと開けて中の様子を伺う。すぅーすぅーとテンポのいい寝息が聞こえるようである
「……起こすのはやってはいけないな、元気になったらまたバカ騒ぎしたいものだ」
開いてた扉を再び閉じ俺は自分の部屋に戻るのであった
それから数日が経過した、彩華の容態は完全に回復し通常業務をこなせるまでとなった
その頃暁人達はというと……
「今日こそ大将の球を打ち返してやるぜ」
「いくぞ呂欽!」
いつぞやの野球を再び行っていた、ちなみに球種の単語やコースはみっちり叩き込んで覚えさせた。ピッチャーが暁人、バッターに呂欽、キャッチャーが彩華、判定に劉瑜である
「(さて彩華のサインは……)」
「(ボールを呂欽の頭に向けて……)」
「って、お前は俺に部下を殺めさせる気か!」
そこへ太守の公孫瓚が姿を現すのであった
「お前ら何をやっているんだこんな所で!」
「げっ、公孫瓚だ!お前らズラかるぞ!」
「「「うおーす!」」」
散らばって逃げる俺達、その逃走中同じ方向だった彩華がサインを送ってきた
「なんだこんな時に?えーと……フォークを公孫瓚の脇腹に……?」
やめーや、俺らが追い出されてまうやろ
「取り敢えず持ち場に戻ってくれー!」
その場に響いたのは公孫瓚の悲痛な叫びであった……
やっぱギャグを書くのが1番
余談ですが史実の公孫瓚は声がデカイ事が有名な様です。
恋姫の描写には反映されてませんがね