作中の官位、爵位等はとあるゲームの引用です
正史のような長々とした肩書きはほぼ使いません。また、作中のみの肩書き等も含みます。
暁人の妹
董擢が討ち果たされた事により連合軍は解散
諸侯は自国に戻り再び世は平和を迎えた……かと思われたが時代がそれを許そうとしない
河北では先の加盟国であった袁紹と公孫瓚の争いが勃発、中原では徐州の陶謙の領内にて曹操の父である曹嵩が元黄巾族であった張闓により殺害される
身内を殺された曹操は英人達重臣の諫めを聞かずして出兵し「報讐雪恨」の旗を掲げ徐州へと向かった。陶謙は各地に援軍を要請したが応えたのは青州の孔融のみであった
寿春に退避していた袁術は曹操の背後を窺う構えを見せたが廬江に控える孫策の備えは比較的に緩かった。孫策は明菜や蓮華を廬江に残し袁術・劉表の備えとし自身は江東制圧へと出陣をする
さて、各地より寄せられた情報を見終えて俺は一息を付く
「あらかた読む限り起こりうる内容が演義よりなのだな……まあ、英人は止めただろうが曹操だしなぁ……」
恐らく止めきることは出来はしないだろう、こればかりは俺も同情せざるを得ない
「孫策の動きも特に問題は無い、留守に明菜が残ったのも自分から買って出たのだろう」
そういや明菜が呉にいる事は英人から聞いてるが直接会うことないまま終わってるんだよなぁ……さすがに君主が尋ねるわけにもイカンだろうし……
「ま、これはこっちの問題を済ませてから考えるとしよう。もうすぐ論功行賞の時間だし」
内容は我等が誇るダブルロリ軍師に丸投げである、俺が作成しようとも思ったが二人から「「暁人様はたまには休んでてください!!」」なーんて力説されてもうてな……さすがに何もしないわけにはと思い孫興に命じて各地の情報を集めて貰った。
「ってな訳で玉座の間行きますか」
キング・クリムゾン!
「全員、揃っているな?」
長安にて所属武将が一同勢揃いしていた。董擢との戦いの後に董卓の保護に成功した賈詡、胡車児も無事に合流し劉騎軍に参加することとなった
「此度の董擢との戦い皆ご苦労であった。そして……董卓……いや、月も待たせてしまってすまなかった」
そう俺は謝罪を込めて頭を下げたが……
「いえ……気にしないでください。兄上の事は済んだ事ですし詠ちゃんからも聞いてますから……」
「そうか……詠も助けに行けなくてすまない」
「別に気にしてないわよ、それよりもボクが協力するんだからちゃんと月は守りなさいよ」
「それはもちろん、約束する」
「そ、それならいいわ」
っと話がずれてしまったな……
「待たせてすまない。では先の戦いでの功績に報いるための爵位贈呈を行う。諸葛亮、内容をの読み上げを頼む」
呼ばれた朱里は予め雛里と作っておいたリストを読み上げる
「先の戦いの後、臣民の声もあり我らが主君劉騎様が雍州大将軍と昇進されました。それに伴い我々臣下の爵位が更新されます」
何進と同じ肩書きなのは気になるがまあいいや……と、入れ替わりで雛里が説明を続け始める
「で、では順序に読み上げます」
※以下、爵位更新リスト内容
文官系爵位 俸禄20
秘書令 董卓
爵位説明
宮中の図書を司る長官
侍中 諸葛亮
爵位説明
天子の下門に備える側近
留府長史 龐統
爵位説明
丞相出征時の留守を務める
大学博士 賈詡
爵位説明
五経を官使の子弟に教育する
武官系爵位 俸禄20
左将軍 劉備
右将軍 関羽
前将軍 張飛
後将軍 趙雲
爵位説明
四安将軍に次ぐ位
文官系爵位 俸禄16
謁者僕射 李儒
爵位説明
高官の任命、百官の序列を司る
都尉 陳宮
爵位説明
軍を司り、諸郡の治安にあたる
黄門侍郎 簡雍
爵位説明
侍中の下で尚書奏事を処理する
太史令 田豫
爵位説明
史書の編纂を司る
武官系爵位 俸禄16
安国将軍 呂布
思慮将軍 張郃
破慮将軍 高順
討逆将軍 鄧艾
爵位説明
雑号将軍の名称、大抵は討伐等のその時のみの肩書き
文官系爵位 俸禄12
郎中 鍾繇
爵位説明
朝廷発布の文書を起草する
従事中郎 徐庶
爵位説明
各府に属し、謀議に参与する
長史 陳羣
爵位説明
各府に属し、官使を取り仕切る
司馬 袁渙
各府に属し、兵を管理する
武官系爵位 俸禄12
威東将軍 陳到
威南将軍 劉封
威西将軍 関平
威北将軍 張繍
爵位説明
雑号将軍の名称の一つ
文官系爵位 俸禄8
太楽令 張角、張宝、張梁、波才
爵位説明
祭祀の時に宴の音楽を司る
大倉令 馬良、馬謖
爵位説明
地方からの穀物を受納する
武庫令 辛評
爵位説明
執金吾に属し、武器を整える
衛士令 辛毗
爵位説明
衛尉に属し、衛士を統べる
武官系爵位 俸禄8
牙門将軍 高覧、周倉、廖化
偏将軍 呂曠
裨将軍 呂翔
爵位説明
雑号将軍の名称の一つ
護軍 潘鳳
爵位説明
将軍出征時に置かれる非常職
文官系爵位 俸禄4
主簿 曹性
爵位説明
各府に属し、庶務を取り仕切る
諌議大夫 張既
爵位説明
天子の顧問応対を行う
侍郎 沮授 中郎 韓馥
爵位説明
庶殿門を宿衛する
武官系爵位 俸禄4
忠義校尉 李厳
昭信校尉 潘璋
儒林校尉 董旻
建議校尉 侯成
奮威校尉 魏続
宣信校尉 宋憲
破賊校尉 牛輔
武衛校尉 李粛
爵位説明
将軍に次ぐ武官職の一つ
いやー……改めて聞いているとメッチャ長いっす……って言うかケツが痛い……
「爵位の更新は以上となります」
と、そこまで言うと今度は朱里が話し出す
「上位の方はより一層の働きを期待しています、また下位の者も精進を怠る事がないように、我が軍は能力で評価し成果次第で昇進できます」
「以上で論功行賞の発表を終了する。今後の任地の変更がある者はここに入室の際に割符を渡された人物が該当者である。雍州方面の者は諸葛亮へ荊州方面は龐統に確認しておくように」
こうして論功行賞と各地の配備が決まり解散となった
俺は解散後にとある人物こと李儒を探していた。あの時はバタバタで確認出来なかったが時間が出来たので尋ねてみようと探していた
そしてちょうど、後ろ姿の李儒を見つけ俺はさっそく声を掛けることにした
「李儒、今大丈夫か?」
呼ばれた李儒は振り返るとこう答える
「ええ、大丈夫よ……兄さん」
やはり彼女は……
「ここじゃ話しづらいな……俺の部屋まで来てくれないか?」
「あら、夜伽のお誘いかしら?まだ日は高いわよ?」
「うぐっ……そう捉われても確かにおかしくはないが……」
「冗談よ。さ、行きましょう」
ったく……調子が狂うなぁ……
「それで、聞きたいことは何かしら兄さん?」
「やはりお前はレナなんだな?」
「ええそうよ、貴方の実の妹である「東城玲奈」で間違いないわ」
やはり見覚えあると思ったが間違いなかったのか……
「しかし何故お前がこの世界に?もしかしてお前も現世で何かあったのか?」
「私も詳しくは覚えていなかったの、それでこの世界に来る前に貂蝉に見せてもらった事で分かったの」
「……」
「その前に兄さんがここに来た原因は?」
「俺は事故死だ、あの時はちょうど成人式の帰りで飲んでいたのもあるから周囲をよく見てなかったんだ。直前までは覚えていたが死んだ後は貂蝉に見せて貰って分かったな」
「そう……やはり兄さんと同じ経緯か……」
「同じって……まさかお前も誰かに殺られたのか!?」
おのれ!現世から退場したとは言え人の妹に手を出したアホはどこのどいつだ!?
「ちょっと落ち着いて兄さん、確かに私も現世で死んでこっちに来たけど私が病弱だったの覚えてるでしょ?」
「あっ……そういえば……」
そういえば言われて思い出した。そうだ、レナは昔から身体が弱くて入院生活が長く続いた事もあった。色んな医者に見せて何とか持たせていたが成果は芳しくないとの事だった。俺はレナが少しでも元気になればと色んな医学の勉強もしてきた
「それじゃレナは……」
「ええ、治療の成果も虚しく現世において死亡したわ、最後に覚えていた朧気な景色はお父さんとお母さんの泣き顔ぐらいね……」
「……」
「ここから先は兄さんとは違う、兄さんはこの世界で生まれ育った記憶も残っているでしょう?」
「ああそうだ、桃香達とは小さい頃から育った記憶はバッチリ残ってる」
「私の場合はその記憶が全然ないの、気が付いたら「李儒」としてあの男の軍師となっていたの」
「だが送り込まれた経緯は俺と同じで貂蝉からなんだろ?」
「ええそうよ。けれども本来ならばこの世界に来ることすら危うかったのよ」
「どういう意味だ?」
「貂蝉達からして見れば言わばイレギュラーよ、この外史には兄さんを含めた三人以上は存在出来るかが危ういとね」
「なにそれ怖い」
「それで出された選択肢は「既存」の人物に成り変わること、「憑依」とは別物で現世に近い姿にはなるけども「誰」に成るかは分からないってね」
「随分とギャンブルな事するなお前……それで降り立った先が「李儒」だったって訳か」
「そういう事ね、後から来た貂蝉は「運が良かったわね」と言っていたわ」
「だから俺はうっすら覚えていたんだな……まさかこんな形でお前に再会出来るなんてな」
「それは私も同じよ兄さん、やっと兄さんの元へ戻れたんだもの」
そう言ってレナは俺に身を寄せてくる
「すまなかったなレナ……向こうで何も出来なくて……」
涙を堪えていたがちょっと限界である、それに気付いたのかレナはこう答える
「それは言いっこなしよ兄さん。でも……今はこうしていたいかな……」
普段の俺なら恥ずかしさの余りぶっ倒れそうだが実の妹に会えたんだと言う感情がいっぱいでそれを忘れていた
その日は時間が許す限りではあったが俺とレナは積もる話も兼ねて話し込んでいた
シリアスサーセン
以下、人物紹介(馬良、馬謖、徐庶は過去ログ参照、爵位省略)
李儒(りじゅ) 性別 女性
姓名 李儒 字 不明 真名 玲奈(レナ)
董擢軍の軍師
その正体は暁人の妹である玲奈であった
現世に置いて病弱な為に入院生活が多く、室内で本を読んで過ごす日々が多かった。また、家族との過ごした時間が少ない為に家族への憧れが強い
現世にて本を読む事が多かった為にか兄の影響で兵法書を読み始めたが三日もしないうちにおぼえてしまったと言う
病弱の影響がないとは言いきれないが現世よりも体調は良い
使用武器スタイル 無し
外見イメージは三極姫4より李儒
潘璋 文佳(はんしょう ぶんけい) 性別 女性
姓名 潘璋 字 文佳 真名 ??
兗州陳留郡出身
暁人達が近隣の人材募集を行った際にやって来た人物である
曹操の考え方がイマイチ自身とそぐわないと思い声がかかる前に陳留を出発し許昌を抜けて宛までやって来た際に募集を見て参加
自分を満足させてくれる人物にはトコトン尽くすタイプである
使用武器スタイルは双鞭と弓
外見イメージはDMMゲーム「三国志CROSS」より潘璋
鍾繇 元常(しょうよう げんじょう) 性別 男性
姓名 鍾繇 字 元常 真名 無し
許昌にいた在野の人物
その後各地を放浪する最中にて陳羣、袁渙より誘われ劉騎軍に参加し、後に政治の要となる
使用武器スタイル 無し
外見イメージは「三国志13」より鍾繇
袁渙 曜卿(えんかん ようきょう) 性別 男性
姓名 袁渙 字 曜卿 真名 無し
陳羣と共に潁川にて在野として過ごしていた
後に暁人達の人材募集を見て陳羣と共に劉騎軍に参加する、後に陳羣と共に鍾繇を推挙する
使用武器スタイルは長剣
外見イメージは「三国志13」より袁渙
陳羣 長文(ちんぐん ちょうぶん) 性別 女性
姓名 陳羣 字 長文 真名 ??
袁渙と共に潁川にて在野で過ごしていた
後に暁人達の人材募集を見て友人の袁渙を誘い劉騎軍に参加する
鍾繇に劣らない政治能力を持っており、鍾繇と政治の双璧を成す人物とまで言われている
使用武器スタイル 無し
外見イメージは戦極姫5より島津歳久
張既 徳容(ちょうき とくよう) 性別 男性
姓名 張既 字 得容 真名 無し
長安郊外にある臨晋にて過ごしていた人物
折しも暁人達が人材募集をしているところの長安を通りかかりそのまま参加を希望する
守備戦を得意としており内政の心得もある、本人自身の武はからっきしである
使用武器スタイルは長剣
外見イメージは「三国志13」より張既
李厳 正方(りげん せいほう) 性別 男性
姓名 李厳 字 正方 真名 無し
荊州の宛に居た在野の人物
以前から何度か誘っていたが功が実り参加をしてもらえた
軍事、内政とどちらもオールマイティーにこなしていく万能タイプ
使用武器スタイルは薙刀
外見イメージは「三国志13」より李厳
徐庶 元直(じょしょ げんちょく) 性別 女性
姓名 徐庶 字 元直 真名 ??
各地を放浪していた撃剣の使い手
各地の君主を見て周り一番良いと思ったのが劉騎軍だった為に朱里や雛里にお願いして参加した
尚、普段は怒ることなく優しく接してくれるが怒りの度を超えてしまうと大の男をもぶっ飛ばしてしまうほどの力を発揮するとの事、その為に普段は抑えているのだがたまにリミッターが外れる
使用武器スタイルは撃剣
外見イメージは三極姫4より徐庶
馬良 季常(ばりょう きじょう) 性別 女性
姓名 馬良 字 季常 真名 ??
襄陽の「水鏡女学院」の生徒
後に卒業し劉騎軍に妹の馬謖を連れて参加する
劉騎軍加入後は愛紗の補佐に付くこととなる
使用武器スタイル なし
外見イメージは戦極姫6より毛利元就+白眉
馬謖 幼常(ばしょく ようじょう) 性別 女性
姓名 馬謖 字 幼常 真名 ??
「水鏡女学院」の生徒
後に卒業し姉の馬良と一緒に劉騎軍に参加する
自他ともに認める自信家であり、雛里を弄ったりして遊ぶこともある。その度に姉より怒られるがめげる事はなかった
しかし頭は良いのだが内容が口先だけになってしまうこともあるために周囲の評価はイマイチ
黙っていれば可愛いロリなのにと思ったのは暁人とレナだけであった
使用武器は指揮棒(直接は戦闘しない)
外見イメージは三極姫3より馬謖
長くなりまして申し訳ございません、次回も宜しくお願い致します