転生先は桃香の兄   作:Pasukayuri

30 / 37
日常+仕込み


ダブル帝捜索隊

李儒の正体が分かってからしばらくして……

 

長安を中心に内政に着手していたが、ふとあることを思い出す

 

「劉宏と劉協どこおんねん」

 

董擢の関係でバタバタしててすっかり忘れてたわ、どこに潜んでるんやろな?ちなみに前者が霊帝と呼ばれてる人物で後者が献帝と呼ばれてる人物である

 

「探しに行きますか?長安も落ち着きましたし」

 

傍にいた朱里は俺にそう言った

 

「一応居そうな場所は検討してはいるんだが居るとは限らないしなぁ……」

 

まあとある事からの連想ではあるが

 

「まあ帝不在で保っていたと思うとある意味すごいと思うけどね」

 

「ですよねー」

 

そう話しているといつの間にか女子二人が俺と朱里の近くまで来ていた

 

「潘璋に馬忠じゃないか、訓練の帰りか?」

 

最近ウチに来た潘璋と馬忠であった、馬忠は潘璋の副官として抜擢された人物である

 

「ええそうよ、そしたら劉騎様と軍師殿が話してるのが見えたからお邪魔しに来たわけ」

 

いかにもそれっぽく言っているが俺の目は誤魔化せんぞ潘璋よ

 

「相変わらず潘璋は分かりやすいなぁ……この菓子が欲しいんやろ?」

 

それは朱里と話す傍ら俺がさくっと作った茶菓子であった。一から作って品種改良した甲斐があったもんだ

 

「テヘッバレてたか、この「かすてら」ってやつ私も好きなんだよねー」

 

そう言いながら暁人から貰った分をつまみ自身の口の中へ持っていく

 

「あっ!潘璋様だけずーるーい!劉騎様、私にも下さい!」

 

「はいはい、まだ用意してんだから慌てるなよ」

 

そう言って予め用意しておいた分を馬忠に渡す、渡された馬忠は目をキラキラさせているようだ

 

「確かにそうですよね、ほどよい甘さでありながらお茶ともよく合いますし……」

 

そう呟く朱里もすっかり気に入ってるようであった

 

帝捜索を検討しながらであったのだが……まあ大方の話は終わってるからいいだろう

 

かくして探索隊が結成され、各地に散らばり情報収集を行うこととなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探索隊を結成してたから約数ヶ月……

 

帰還し寄せられた探索隊の情報を元に俺は恋、高順、ねね、朱里を伴い洛陽郊外の河内にある司馬一族を訪ねに向かっていた

 

道中の孟津にて山賊の楊奉と韓暹に喧嘩を売られたが特に大した事はなかった、だが楊奉の元にいた徐晃だけは手間取ったぞ……

 

「ったく……こんな小さな体のどこにそんなパワーがあるっていうんだろうか……」

 

それ言うたらウチの鈴々もそうなるけどな

 

「シャンより強い……貴方……不思議な人」

 

まあお人好しもあり楊奉と韓暹は討たずにそのまま放逐しておいた。賊から足を洗う気になったら長安に来いとな

 

そしてもう一つ、一番手こずった徐晃なんだが俺らに同行を申し出てきた。個人的には魏に行ってもらいたかったがここでそれを言う訳にもいかず同行を許可することにした

 

徐晃を新たにメンバーに加え俺達一行は河内の司馬家の元へ到着することが出来た

 

屋敷の前まで到達すると何人かの人物と二人の幼子がそこに居た

 

「長安の劉騎様ですね?お待ちしておりました」

 

妙齢の女性が進み出て出迎えてくれた

 

「貴女は?」

 

「これは失礼致しました、私の名は司馬防。この屋敷の主でございます。そしてこちらに控えしは我が娘である司馬朗と司馬懿でございます」

 

そう司馬防に紹介された二人の人物は一礼する

 

そして控えていた二人の幼子は恐らく……

 

「司馬防殿、そちらの方は……」

 

「こちらのお二人は先の動乱より退避されておりました霊帝と献帝でございます」

 

やっぱりかー……劉弁じゃないだけマシか?

 

「さようでございましたか……」

 

「詳しい話は中で致しましょう。朗、懿は準備をするように」

 

母からそう言われ二人の娘は先に屋敷へと戻っていった

 

俺達も司馬防に案内され屋敷の中を進んで行った、道中案内されながら二人の帝は俺を値踏みするように見ていた、なにみとんねんワレェ

 

こうして広い場所に案内されこれまで経緯を司馬防は話してくれた。そして密かにこう告げた

 

「……正直、私は今の漢にはあまり好意は持っておりません。二人の帝を見て思いましたが政治を担うにはとても重責かと」

 

確かにな……おそらく政治もしたことないニートだろうし

 

そう話していた司馬防は間を置くととんでもない爆弾を落としてくる

 

「ですが……貴方が取って代わり皇帝となれば国は変わるかと……そんな人想が貴方から出ています」

 

「っ!?」

 

さすがは名門……内心を読まれていたか……

 

「俺は漢朝の臣を自負している……が、野望がない訳では無い」

 

「この司馬防、初めてお会いした時から貴方から出ている人想に惹かれて不思議でなりません。これはきっと我が一族も協力せよとの天の思し召しでしょう」

 

「つまり……?」

 

「我が一族持って劉騎様にお仕えしたいと思っております」

 

マジで?これ受け入れたら五丈原の戦いはなくなるな

 

「喜んでお迎えいたします、共に頑張りましょう」

 

「有り難きお言葉、身命を賭しお仕え致します」

 

こうしてダブル帝を保護してさらに司馬一族をも臣下とする事になった

 

河内の屋敷には引き続き司馬防が残り俺達は司馬防の娘である司馬朗と司馬懿を伴って長安へと向かっていた

 

その途中、徐晃は故郷の河東に用があるとの事で同行メンバーから外れる事となった

 

道中特に以上もなく一行は長安へと到着

 

やがて、帝が戻られた事を各地に知らせる……と言うか既に長安の民やら行商人には見られてるから知らせる事をせずとも広がるだろうからな

 

まあ、結局お飾りに変わりないのだが……けれども元の性格は良かったもので月に聞いてみればキチンと勉強すれば問題ないとのこと、いっそ月に教育係を命じるかな?

 

こうして俺達の軍は近衛の称号を持つ国となったのであった




ダブル帝にセリフ枠を与えない鬼畜スタイル

以下、人物紹介(爵位カット)

馬忠(ばちゅう) 性別 女性

姓名 馬忠 字 不明 真名 ??

潘璋の副官

性格は上官である潘璋とほぼ一緒である。唯一違うのは潘璋よりかは脳筋である

使用武器スタイルは曲刀

外見イメージは三極姫2の甘寧

司馬朗 伯達(しばろう はくたつ) 性別 女性

姓名 司馬朗 字 伯達 真名 ??

司馬防の長女

母の勧めで劉騎軍に参加、次女の司馬懿よりは地味であるが政治の心得を活かし励んでいる

使用武器スタイル 無し

外見イメージは三極姫4の諸葛亮

司馬懿 仲達(しばい ちゅうたつ) 性別 女性

姓名 司馬懿 字 仲達 真名 ??

司馬防の次女

姉妹の中で司馬防から最も期待されていた人物である、さりとてまだまだ経験不足が見えているためにこれからに期待である

朱里から軍略を習うこともあり鄧艾との相性も良い

使用武器スタイル 無し

外見イメージはDMMゲーム「三国志CROSS」より司馬懿

司馬防はモブ枠での登場となり以降の出番はほぼあるかわかりません

次回も宜しくお願い致します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。