ダブル帝を迎えてはや数年……各地の情勢も変わり始めていた……
河北の袁紹は公孫瓚を倒し幽州を制圧、更に公孫瓚に協力していた幷州の丁原、張燕の領土へも侵攻し制圧。それぞれ二人も捕らわれずいずこかへと姿を消した、公孫瓚は自身の生き残った一族や臣下を纏め逃亡を図ったが易京にて包囲され全滅する、後顧の憂いが無くなった袁紹は次なる標的を曹操に定めた
中原の曹操は徐州に侵攻し陶謙を討ち果たした、その際に生き残った陳珪、陳登母娘は曹操に降ったが捕縛を運良く逃れた糜竺、麋芳姉妹は青州の孫乾、琅邪の徐盛と合流を果たし揚州を経由し荊州方面へと逃亡した、後に援軍を出した孔融も曹操に敗れ降伏する
廬江の孫策軍は孫策自ら陣頭指揮を執り秣陵、阜陵を制圧。続けて「東呉の徳王」を自称する厳白虎、厳輿姉弟を打ち倒し呉を制圧し厳白虎は孫策に降る、残る会稽、章安にも休む間もなく侵攻。会稽太守の王郎を追放し配下であった虞翻は孫策に降伏した。やがて孫策は「江東の小覇王」として天下に知れ渡る事となる
さて……そんな情勢に俺はどこにいたかと言うと……
「それでは我が軍勢は陽平関に駐屯するということで宜しいですな?」
「ははっ、我が師君張魯様も決断に喜ばれることでしょう」
その日俺は天水に来ていた。北方の西涼、隴西の確認の為である、その時に張魯軍の使者が来たのである。使者との話が終わり俺はすぐに天水を出発し長安へと向かった
長安到着後、漢中軍支援部隊を結成。漢中の北にある要害の陽平関を根城としてサポートを行う形となる
かくして長安での部隊編成が終え潼関に謝雄、鞏起。長安には陳賀、孔熙等を配備し主だったメンバーを連れ駐屯先の陽平関に到着した
「さて……張魯の要請に応じて来てみたわけなんだが……」
まあ……その……なんだ……初めて張魯の姿を見たんだがコレが一軍を率いる君主なのかと……
「さあ劉騎軍の皆さん、ドンドンお米を食べてくださいね!」
完全にょぅι゛ょです、ありがとうございます。こりゃ治世には向いてても乱世には向いてないな……
「ハフハフハフハフ……もっとおかわり欲しいのだ!」
鈴々がめっちゃ食ってるなぁ食い尽くさなきゃ良いけど……お、確かに美味いな、誰か味塩持ってない?え?あるわけねーだろ?残念……
「とまあそれはさておき、張魯殿これからよろしく頼む」
頂いたメシを平らげまして張魯殿に話しかけに行く
「はい!こちらこそよろしくお願い致します。優しそうな方で良かったです!」
何ら疑いなく笑顔を向ける張魯、まあ内心までは読まれていないようだ……
これは俺達が陽平関に向かう前に朱里、雛里、鄧艾、詠、ねね、司馬懿と我が軍が誇る軍師達を交えて話し始めた時まで遡る
「さて……お前達はこの張魯の要請にどう応える?」
質問された各々は考え始める……先に話し出したのは朱里であった
「私はお受けしても良いかと思います、張魯軍の相手は劉璋との事ですが蜀の内政はあまり評判が良くないと聞いております」
「ふむ……」
そこまで話すと今度は司馬懿が話し出す
「そこで筆頭軍師の孔明殿や他の方とも協議を重ねた結果として漢中を根城として蜀を手中に収め劉騎軍の名を天下に知らしめようという魂胆でございます」
つまり劉璋の悪政から解放するという建前を活かし張魯軍を飲み込み劉璋を下すと言う訳だ
「ふむ……ならばこの話は受けて天下により近づけと……」
「はい、私達劉騎軍の名を天下に轟かせましょう」
こうして話は纏まり俺は張魯の要請を受け陽平関に入ったって訳である
「さて、問題は張魯軍自体の実力なんだが……」
お世辞も何も実戦経験が乏しく、俺らの兵が来ただけで腰を抜かしていた。これはとても期待出来そうにない
「ひとまず最初の攻略目的は葭萌関だな、アレを落とせば漢中に迫る距離はかなり縮まる」
「では部隊編成に行ってまいります」
「宜しく頼む」
さて……劉璋軍のお手並み拝見と行くか……
天然の要害である蜀の地形は私は大好きです
以下、人物紹介
張魯 公祺(ちょうろ こうき) 性別 女性
姓名 張魯 字 公祺 真名 ?? 官位 五斗米道宗主
漢中に独立する張魯軍の君主
見た目から分かる通り争いには向いてない性格の持ち主である
お米が大好きで漢中に訪れる旅人に義舎を建てて振舞っている
使用武器スタイル なし
外見イメージは三極姫2より張魯
張魯軍所属配下一覧
張衛(張魯の弟)
閻圃(張魯軍の軍師)
楊任(張魯軍武官)
楊昂(張魯軍武官)
楊松(張魯軍文官、とても貪欲で賄賂に弱い)
楊柏(張魯軍武官、楊松の弟)
※演義での名義は「楊柏」であり正史では「楊白」。また、楊松の弟設定は演義のみかと思われる
短いですがここまで、次回も宜しくお願い致します