回生のライネル~The blessed wild~   作:O-SUM

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○聡明にして清らかな姫巫女様による前回のあらすじ(魔物視点による意訳)

 「100年前のリンクが魔法のポーチを持っていないなんて、いつから錯覚していました? 貴人の警護をさせる以上、これみよがしに背負っている剣1本無くなれば徒手空拳だなんて危ういリスク管理、させるわけないでしょう? 貴方のお弟子さんが弱すぎて、ろくに振るわれてない剣が綺麗なままだったからついつい持って帰っちゃったんですって♪ 野晒しにしなくて済んだのですから感謝して欲しいところですね? ……私の騎士の力を思い知ったか蛮族め! ゲェーハッハッハ!!」

 ※4、5話の姫様が、多くのプレイヤーが伺い知れる姫様の描写です。






魔王の残滓

 

   * * * * *

 

 

 神話へと始まりを(さかのぼ)る、古の時代。

 種族間の争いを制したハイラル王国が、全土を統一した記憶も新しい時代のおとぎ話。

 

 ……時のゲルド族を率いる男。

 力を求めるその者の胸には、一つの野望が宿っていた。

 やがては大陸の全てを飲み込んだその王国への反乱を引き起こすに至るまで、男はその夢を求め焦がれていた。

 

 ……男には力があった。

 大陸を乱そうとする男を止めるべく、あらゆる種族は手を組み、男の野望を食い止めようと抗った。

 けれど男はそんな種を超えて集合する力を蹴散らすだけの、意志と能力を持っていた。

 

 ……ついには人々と時代によって選ばれた【勇者】と対峙してなお、男はただ1人で積み上げた心と力でもって、目指した夢を求め続けたという。

 

 

 ――残念ながら男と【勇者】の戦いの推移を、正確に知る者はいない。

 現代に伝えられる全ての文献において、男と戦った当時の【勇者】は勝ったとも、負けたとも伝えられており、その経過に対する見解は統一されていないのだ。

 

 

 しかし、表現の違いこそは数あれど【勇者】の勝敗にかかわらず、不思議と物語を語る結末は共通していた。

 

 ――男は【魔王】となり、その最後は魂ごと封印される ――

 

 そう結ばれて、全ての伝承は完結しているのだ。

 男の野望は叶わなかったというのが、この世界の歴史的な認識であった。

 

 ……その男が掲げた夢にどんな想いがあったかを知るにはもはや、時を巻き戻す以外に術はない。

 だが戦いに勝利した権力者達が残した資料はもとより、大陸中央より離れた辺境の生国に伝えられる物語においても、男の立ち位置は例外なく『悪』として取り上げられている。恐らくは世界に混乱をもたらし、種族を問わず多くの民を害する類の野望であっただろうことは想像に難くない。

 

 そんな男の夢を、世界は許さなかった。

 一つの異端は、安寧を願う多数の祈りを込めた勇気の"剣"によって挫かれたのだ。

 

 

 勧善懲悪。

 昔語ならば、ここで終わる物語だ。

 力を持ちつつも愚かな人間が起こした一代限りの事件として、後の未来へ伝えられる教訓の1つ程度の存在に収まっていたことだろう。

 

 しかし現代に続くハイラル王国史において、遙か神話の時代から続く【厄災ガノン】との戦いの歴史は、王国の繁栄と危機、復興を語る上で決して切り離すことの出来ない歴史の一部といった扱いを受けてる。

 それは近年において、ある占い師がその復活を予見したというだけで、最後に復活したのが1万年も前の出来事であるにもかかわらず、国は国策としてその対策に乗り出し、人々の噂話に登らない日はないほどである。

 その名前に込められた畏怖は現実を侵す確かな脅威として、国民の脳裏に刻まれ続けていた。

 

 【厄災ガノン】―― それはかつて【魔王】と呼ばれ、そしてゲルドの民にルーツを持つ男だった者の、成れの果てを指す言葉。

 

 ……そう。

 "かつて男だったモノ"は、決して世界に屈してはいなかった。

 

 

 神話の時代に芽吹いた男の夢は、それから数万年という間隔を開けながらも幾度となく復活し、その時代時代の世界を席巻すべく懸命に花を開かせようとし続けた。

 【魔王】と化した男は既に人の身の常識からは外れた存在となっており、時の流れの中に消滅するようなことはなかったのだ。

 

 しかしその花が満開を迎えた事例は、過去に一度も存在していない。

 何故ならば【厄災ガノン】が封印を打ち破り現世に復活すれば、世代を越えて受け継がれた退魔の力を宿した"剣"を振るう無双の騎士と、聖なる力を血によって継承した"姫"の奇跡によって、再度封印され続けてきたのだからだ。超常の力を持って不死の存在へと至った【魔王】であったが、万物の力と世界を管理する女神の加護を受けた二つの力の前には、常に敗れ続ける他なかったということである。

 

 【魔王】も何度なく復活する間、決して闇雲に復活していたという訳ではない。復活する地を変え、自らの力と共鳴する魔物に力を与え、あるいは人であった頃は敵対していた存在に連なる者達を誑かし、こちら側に引き込む手管さえ振るいもした。

 しかしそんな試みもことごとく失敗に終わる。終わり続ける。

 そして繰り返し強いられるのは、数万年の時を費やす封印の牢獄だった。

 

 

 男が掲げた夢は、野望だったのだろう。

 【魔王】が望んだ世界は、覇道だったのだろう。

 如何なる理由からか数多くの障害を払ってなお進むことを決意させたその意志は、鋼の如く強固であることは間違いない。しかし、その為に宿した力はあまりに魔的であり、それゆえに味あわされた永劫の孤独と封印も、鋼を歪めて摩耗させるには充分過ぎるほどに長過ぎた。

 

 男の夢も【魔王】の矜持も、全ては残酷な時間が砕いて呑み込んでしまった。

 いつしか現状をもたらした"剣"と"姫"、そしてその背後にいる女神へと募らせ続けるしかなかった怨念と憎悪のみが、ただ"かつて男だったモノ"を【厄災ガノン】の形に保たせていた。

 

 

   *   *   *

 

 

 ――グジュリ

 

 ……封印の地にて、誰にも知られることのない胎動が響く。

 

 今日もまた、昨日より少しだけその拘束力が弱まっていることが分かり、その()()は数千年ぶりの歓喜が、自身の内よりいよいよ滲み出すのを感じていた。

 明るい感情の震えは露のように怨念と憎悪の渦の中に混じって消えたが、ただ盲目的に恨み言を繰り返すことに飽いた塊は、その感情を切っ掛けにして久方ぶりに湧いた自我に微睡(まどろ)んだ。

 

 ――ブジュッ……

 

 思えば今より1万年前に迎えた目覚めは、過去最悪と言えた。

 "マスターソード"と"姫巫女"が揃って待ち構えていただけではなく、高度な技術が発達する世となっていたのか、自らを傷付け得る4体の巨大兵器と無数の自動兵器に囲まれ、恐怖の叫びをまともに浴びることも出来ないままに封印の屈辱を強いられてしまったのだ。

 封印の苦痛の中、何億回と繰り返し浮かべた当時の情景を思って未だぶり返す憎悪に、せっかく沸いた自我が吹き飛びそうになる。

 

 ――ニチャ、ニチャリ

 

 だが、分かる。

 アレは初見だったからこそ不覚を取ったに過ぎない、と。

 分かるのだ。あの兵器は"マスターソード"と異なり、女神の加護が宿ってはいない。魂も意思もない絡繰に過ぎないと。……ならば無から生命を作り出せる自身に、それを御せない理由などない。

 

 果たして自分達を守り支えるはずの存在に、裏切られ後ろから撃たれる状況となった時、あの女神の加護を受けた者共はどんな表情を浮かべるだろうか……。

 

 『魔』の祝福を受けない哀れなヒト共に、どうすればより深い苦痛と悲嘆を与えることが出来るのか。緩慢な思考は、怠惰にその欲望を満たす妄想に更け続けた。

 

 ――ブチャ! ボタッボタタ……!

 

 ……やがて肉塊は再び一つ、大きな身震いを起こす。

 黒く淀んで濁った泥のような血が、封印に抗った反動で破れた表面から噴き上がった。

 同時に常人が当たれば即死するだろう濃密な魔力が拡散するが、そこは封印の地の奥深く。そんなおぞましい光景を目撃した者は1人としていなかった。

 

 ひどく満足げな吐息にも似た魔力は膨大であり、封印の空間を満たすも綻びかかった結界は全てを収め切れず、僅かにその残滓を内側から零した。

 

 零れて離れていく残滓の行方を気にすることなく、束の間浮かんでいた思考は再び、憎悪と怨念の渦の中にその意識を沈めていく。再び浮き上がるのは百年後か、もしくは千年と掛かるのか…… それとも、間もなく世界に響くだろう悲鳴の叫びを耳にすることが叶うのか。

 

 

 ――幾万年の月日の中で独り積み上げた、怨嗟の感情を枕に眠り始める肉塊が、真に目覚める復活の時は、もう目の前。

 

 

   * * * * *

 

 

 【厄災ガノン】より吐き出された魔力が、空を漂う。

 

 封印が弱まったからこそ起こり得たその漏出であったが、実の所こんな事態は初めてではない。

 誰も観測しなかったために記録には残らず、知る者もいない事象ではあったが、同様の事例は1万年前、同じように封印の力に陰りが見られた頃にも起こっていた。

 

 更に付け加えるならば、当時漏れ出ていた魔力は大陸の広範囲へと行き渡る規模ではあったが、ハイリアに住まう人々に影響を与える力は微々たるものでしかなかった。流出した期間は長かったものの、精々が魔物達を活性化させる程度の結果に留まっている。

 

 また、その程度の漏出ならば今回の厄災復活が噂されている近年でも度々起こっており、それも例外なく魔物を少々活気づかせるといった規模の影響しか生んではいない。

 確かに魔物が暴れれば、それだけ人の生活圏は荒れるだろう。しかし、それだけでハイラル王国を中心とした人間達が危機に瀕することは有り得なかった。

 優れた装備を揃え始めた軍や、発掘された超常の力を持つ古代兵器群、各一族から選び抜かれた四英傑、そして"マスターソード"。これだけの戦力を擁する人間種からすれば、改めてこの影響が国を脅かすほどの異変をもたらすモノである、などと捉える者は皆無と言えた。

 

 恐らく、厄災への対策を真摯に取り組んでいる者からしても「魔物の活性化は厄災復活と何らかの因果関係があるのでは? 」と予想し、気を引き締めるくらいの危機感しか抱けないに違いない…… 既に時代は、1万年前には確かに存在していたという「魔物の脅威をヒトに忘れさせる武力」を、人の国にもたらそうとしている。

 

 よって怨念と憎悪を源とした【厄災ガノン】本体が依然として封印されたままである以上、この漏れ出した僅かな魔力も所詮は、大した影響を世に与えることなく霧散するのだ。

 

 

 

 ――本来ならば、そうなるはずだった。

 

 

 怨念と憎悪の渦の中に呑み込まれたはずの、【魔王】の自我がたまたま浮き上がった時に発生した魔力が特別だったのか。それとも、封印の網がたまたま混沌とした負の狂気だけを濾過してしまったのか。

 空中を漂う魔力には邪智めいた思考力と言うべき、男が【魔王】であった頃の残滓のようなものがこびりついていた。

 

 もし、これにほんの少しだけ、もう僅かに籠められた魔力が多かったならば、魔力で全身を構成する類の平凡な魔物が1匹、生まれて終わりだっただろう。

 しかしそうした生命体へと成るために必要な魔力を、その霞のような存在は封印の檻の中から持ち出すことが出来なかった。

 そして親と呼べる肉塊がある場所には、結界が立ちはだかっている。

 その隙間から抜け出れたことは偶然でしかない。もう二度と、生まれた場所に戻ることは叶わないだろう。

 つまりは、その魔力が少しばかり行動を選択できる能力を持っていたところで、いずれ空気に溶けて消えるという運命に変わりはない。

 

 

 だから、魔力に篭った思念は判断した。

 ――外に出なければ、と。

 自分という自我が備わっているのに、それが無為に消えるということは許されない。

 ならばあの憎い憎い"マスターソード"と"巫女姫"を見つけ出し、少しでも本体が復活した際の助けとなる呪いを残さねばならない、と。

 

 幸いにして都合の良いことに戦闘中であるらしく、あの忌々しい"マスターソード"の気配はここよりさほど離れてない土地から濃厚なほどに漂ってきている。

 1万年前に感じていたものと同質の気配が、記憶の印象に勝るとも劣らないほどの強力な波動を放っていることに歯噛みをしつつ、魔力はまっすぐにその場所―― オルディン峡谷へ向けて、ゆっくりと移動を開始した。

 

 

   *   *   *

 

 

 ……魔力に宿る思念は落胆していた。

 

 目的とする場所への移動中、地上の様子を俯瞰しながら得られた印象から考えるに、どうやら魔物の勢力圏は山や森の奥地まで大きく追い込まれたままであるらしいことが察せられてしまった。1万年前の人間が持っていた高度な軍事力を思えば、全滅に追い込まれていないだけでも幸いと言えるのかもしれないが、それでもこの時代においても魔物を兵とした運用をさせられそうにないというのは、あまり愉快な現状ではない。

 

 しかも、だ。

 "マスターソード"の気配を追ってようやく辿りついた峡谷に広がっている光景には、無いはずの眉を(しか)めたくなるような光景が広がっているのだからたまらない。

 

 雲の高さほどの上空から見回してみれば、峡谷の頂上へと至る道らしき場所に点々とゴミのように転がる、夥しい数の死体、死体、死体。

 それがハイラルに連なる者共のモノであればさぞかし愉快な気持ちにもなれただろうが、そうではない。その正体は間もなく復活するはずの本体がもし自我を目覚めさせた時、兵隊となって我に尽くしてくれるはずの魔物達だった。

 

 倒れた者達をよくよく見れば、なんと死体の中には上位種と見られる体色を持ったモノも少なくなかった。

 絶対数が減少しているだろう魔物の中でも、比較的有用だったはずの戦力の喪失。恐らく下手人はあの剣と魂を受け継ぐ勇者の系譜に連なる者なのであろうが、未だ強力な退魔の気配を放っていることから考えても、当代の勇者はまだ健在であるのは確実だった。

 ならばこの者達が我の復活を待たずにこうして死に果てているのは、無駄死以外の何物でもない。

 

 ……この時代における魔物の戦力は、前回と比べてさえ衰えてしまったのでは? とすら思える眼下の光景は、正直に言えば期待外れでしかなかった。

 やはり今回も、本体は単独でヤツらを叩くしかないのか…… そんなことを思考していた魔力であったが、ふと己の感覚に引っ掛かるものがあることに気付く。

 

 ――戦闘中であると確信できるほどに女神の加護を強く励起している"マスターソード"が、先程から一向にその気配を弱めていないのだ。

 

 頂上付近で戦闘が行われていることは強過ぎる気配からも明白であったが、感じる魔力の動きから察するに、どうやら生き残っている魔物は1体のみであるらしい。恐らくはその個体が、我が兵隊達を勝手に集め、こんな無益な死へと至らしめた存在なのだろう。

 "マスターソード"を知る者からすれば、その継承者にはこの程度の魔物をいくら集めたところでほとんど意味のないことは常識である。愚かな魔物もまた、遠からず死を迎えることになるのは確実とすら思えた。

 

 ……だからこそ。

 その"マスターソード"に宿る退魔の力を、恐らくは最も受けてきた者の分体だからこそ気付くことがある。

 

 ――野良の魔物風情たかが一匹。なぜ"マスターソード"は仕留め切れていないのだ?

 

 発している退魔の気配は、1万年前の我が本体との戦闘で身に纏っていたモノとほとんど大差が無い。にもかかわらず、生き残りの魔物はそんな「魔を宿す存在の天敵」と呼んでも過言ではない状態の絶対者と『戦闘』を行えているらしかった。

 接触前に何かしら怨敵の弱みを探ることは出来ないかと、峡谷の中腹辺りで行われた戦闘の跡を見て回るべく地表に近づいていたために、岩盤の向こう側に隠れた山頂の様子を見ることは叶わない。

 しかし今や、その確認こそが最も優先されるべきなのは間違いなかった。

 

 魔物は何か特別な力を持った個体なのか?

 それとも、今回の【勇者】の力量が"マスターソード"を持ってしても補えないほどに弱いのか?

 

 もし後者であれば、こんな状態の己でも干渉することが叶うかもしれない。

 

 

 

 出来れば後者であってくれと、萎んでいた期待を少しだけ膨らませながら。

 思念は目減りし続ける残り少ない魔力を出来るだけ消費しないよう、慎重に高度を上げた。

 

 

 

 





 【厄災ガノン】さんは作中において人であった頃の面影もなく、自我を失った怨念の塊として語られていますが、拙作が魔物の勇者を主人公とした作品である以上、リンクを『ハイラルの勇者』に導く謎()の声と同じような存在があってもいいじゃないか! と思って書いたお話。


 ※【厄災ガノン】がゲルド族にルーツを持つ男に端を発する存在であることは、公式によって明かされています。厄災ガノンの元となった男……一体、何ドロフなんだ……?

 ※私は100年前のリンクは既に、それこそ回生の眠りに入るずっと前の時点で「ポーチ」を持っていると考えています。
 (以下は独自設定からはみ出す妄想 )
 まず原作においてリンクをプレイヤーが動かせるようになる初期も初期、パンツの他には何も持っていないはずの主人公がシーカーストーンよりも前に唯一持っていた道具。それが「ポーチ」です。
 武器・弓・盾・素材・料理に区分けされ、拾った木の枝や謎の老人から盗める焼きリンゴ、果ては皿に盛られた暖かいスープやリンクの頭身を超えかねない武器まで収納してみせるスゴイ品。
 初見では新種の魔物と間違える、森の妖怪ボックリンを怪しく踊らせるだけで収容能力をさらに高めることが可能であることから考えても、明らかに魔法に類する力が宿っているものと思われます。
 これほどの技術が種族を超えて公開されれば、人々の暮らしが豊かになること間違いなしです。
 しかし。
 100年後の世界を旅している行商人達は大き過ぎるバックを背負って移動してますし、【大厄災】による国家の断絶を経ていないゾーラ族の王、ドレファンが後世にゾーラ史を伝えるために彫らせた石碑の中に在位中の100年も持たず、字がかすれて読めないほど朽ち始めているものがあるではありませんか。
 ……恐らくこれは国のパワーバランスを保つため同盟国にすら秘匿され、パラセールと同じくハイリア王族がほぼ独占していた技術に違いありません! シーカー族から技術を奪って追い出した過去を公式に抱えていたりと、なんて闇が深いんだハイリア王国……!
 リンクは近衛の家が持つ資金力にあかせてコレを手に入れたか、籠絡した姫様に貢がせたのでしょう! これで常に模範足れを意識した理想の騎士などとは笑わせるぜ……!
 (……とある音楽家リト族の師匠である宮廷詩人が、【大厄災】前に姫様への横恋慕を拗らせた末、リンクにこんな感じの妄想してたらと思うとほっこりしますね )

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