回生のライネル~The blessed wild~ 作:O-SUM
勇者「装備を整えよう。一番強い武器持って集合! 」
賢者「ねんがんの 火炎の剣を てにいれたぞ! 」
ヒノックス「な なにをする きさまらー! 」
勇者「すまない……すまない…… 」
※前回との時間が吹っ飛んでいるようですが、今話は『出発の夜』の続きで間違いないです。
* * *
「ギャッギャゥ!……ギガッ!? 」
ヤツらの族長と向き合っていた俺の不意をついたつもりだったのだろう。後ろから勢いよく飛びかかってきたそいつを、身体の向きを変えないまま後ろ脚で蹴り飛ばす。
襲撃者は、周りを取り囲んでコチラを伺っている赤色の体表を持つ者達よりも、いくらかの戦闘経験があったらしい。恐らくは死角であったはずの地面から飛んできた迎撃に対して、手に持っていた棍棒を自らの身体の前に差し込ませてみせたことが、その棍棒を砕きつつも骨を折るまでには至らなかった蹄の感覚で察せられた。
骨を折るつもりで放った一撃に返ってきた意外な手応えに、それを防いだ存在に若干の興味を覚える。受け流されたりその場にこらえられた訳でもなく、吹き飛ばすこと自体には成功していたので脅威を感じるほどではなかったが、違う武器を探して再び掛かってくるかもしれないと、頭だけ振り向かせてその姿を確認する。
肩越しに見える視界には、その濁った黒色の体表を持つ個体が、砕かれた棍棒に巻き付けていたらしい固く尖った骨を脇腹に突き立たせ、仰向けに倒れこもうとしている姿があった。
骨は相当深くまで腹に突き刺さっているらしく、苦悶の表情らしきものを豚顔に浮かべていたそいつの傷口からは、抑えた手では止めきれない血が溢れている。重症だ。あの体格にしてあの血の量は、放っておけば命に関わるだろう。
ドサッ、と。まもなく倒れた姿の四肢からは力が抜けており、最後まで握り込んでいた棍棒の残骸も、倒れた拍子に手の中から零れ落ちた。それを見た外野の赤色達が、悲鳴とも驚きともつかない鳴き声を上げながら救護に走り寄っている。
血止めなどの治療をするつもりなのだろうが、少なくともこの戦いに決着がつくまでの間、あの黒い子鬼が戦線に復帰することはないだろう。
……俺に向けられる周囲の赤色達の、恐怖や焦燥感がより強く増したことが感じられる。
どうやら、あの黒色は群れの中でも相当な強者であったらしい。そんな存在が後ろ脚の一撃で武器ごと沈んでしまったことで、彼らの危機感が一気に煽られたようだった。
まだ敵意を持って俺を
再び正面に戻した俺の視線を受けて、これまで決然とした顔つきを崩さなかった統率者の顔に浮かぶ、小さくも確かな怯えの色。
俺が後ろを肩越しとはいえ、振り返っていた隙にも掛かって来なかったことからもその弱気は察していたが、こうなると後は向こうの出方次第といったところか。最初は多勢に無勢であった戦闘も、残るは一対一のこの状況。俺が余力を十分に残していることを知らしめるためにも、焦って襲い掛かることもないだろう。
玉砕するも良し、降参するも良し。辺りに蔓延する雰囲気は暗く静かであり、見守ることしかできない周囲の者達も含めて、彼我の戦力差は十分に理解したはずである。素直に降参を選んでくれた方が、話が早くて助かるのだが。
なかなか決心がつかないらしいその最後の一体の決断を待つ間、俺はここに至るまでの道のりに思いを馳せることにした――。
――大陸を大回りに巡って辿りついたこの地には、南に広がる樹海に存在した
まるで嵐の海に逆立つ高波のように
俺自身、おおよその場所を事前に把握していなければ見落としてしまっていたかもしれないほど巧妙な場所に、この集落は存在した。
……いや、集落という表現には語弊があるか。
人族の拠点に見られる石造りの壁のようなものこそ備えていないが、周囲にはいくつもの
生活のための『集落』ではない。戦うための『砦』がここにあった。
そして魔物達もまた、これまでの集落とはその層が違った。これまでの平均的な集落において見かけた子鬼や大鬼の上位存在は、一つの群れに対してせいぜい2~3匹であったにも関わらず、この場に集まっていた青色、そして黒色の体表を持つ者達の数は、今朝捕まえた魚の鱗を思わず想像させるほどだ。全体の母数を考えれば、赤色の数も
はっきりと桁が違うその戦力に、よくもここまで集まるまで大人しくしていたものだと驚いたものだ。群れの長は、よほどのカリスマを持った存在だったのだろう。
事実、俺がこの地に訪れた時、青と黒によって固められた集団の先頭に立つ古傷にまみれた黒色の大鬼の姿には、確かな風格が感じられたものだ。
本来子鬼や大鬼の生活圏とは言えない雪原の中に砦を構えた上で、微かながらも世界に漂う魔王の魔力に狂わず配下も統率し続けた器は、なるほど長に相応しい。"力こそが全て"の価値観を持つ魔物である鬼族を率いている以上、その実力は群れの中でも突出しているに違いない。
俺がここに来た理由は、前もって東や南にいる部族からの
事情を知りながらも力を以って屈服したいというのならば、言葉を駆使する必要もない。その魔物らしい対応は、俺も好みとするモノだ。
号令の雄叫びのもと打ち出された数十の矢を、背中より抜いた槍を連続で回転して切り払ってみせたことにより、この戦いは始まったのである――。
「……ブゥアァァゥッ!! 」
その族長が葛藤の末、とうとう選択した行動は、降参ではなく突撃だった。
長く伸びた豚鼻の上に走る特徴的な一筋の古傷を歪ませた表情は、異種族ながらも分かりやすい決意に彩られている。
統率者のプライド。それが後退しようとする足を留め、俺に一矢報わせようとしているのか。
繰り出してくる大きな両手棍は、獣の骨で固く覆われて補強された面がしっかりと俺に向けられており、その攻撃が我を失くした末の盲目的な特攻ではないことを伝えていた。
歪な骨の凹凸に裂かれて濁った風切り音をかき鳴らす凶器が向けられた先は、人馬の境となる胴部。脚や頭では、これまでに見せつけた技量の差から避けられると判断したのだろう。当てやすく、けれど防がれやすいその場所を狙ったのは、防がれてもその勢いと重量によってコチラの体勢が崩れることを期待したのかもしれない。
実際、脚を持ち上げてくぐらせることや、伏せて避けることも一見不可能に見える絶妙な位置を薙ぎ払おうとするソレは、今日の戦いで見た攻撃の中で最も速く、巧みな一撃であった。
――しかしその
二の腕に
命を賭けた作戦を強制させることになる以上、この戦いは圧倒的な力でねじ伏せる必要があった。
後になって振り返った時、あの一撃が当たってさえいれば、などという「もしも」を作らせる余地を与えるつもりはない。
ではどうするか。右手に抱えていた槍で切り飛ばすことも一瞬考えたものの、族長が愛用する武器を失わせては、今後のリーダーシップに支障が出るかもしれないと思い直す。俺がこの地に常駐出来ない以上、強者として安定した君臨を果たしていたオスの求心力を無闇に下げる必要はない。
……そうした諸々の事情を踏まえた結果。
俺は槍を左手に持ち替え、素手となった右手を両手棍に対して差し出していた。
右腕を突っ張るように伸ばして五指も大きく広げた手のひらを、攻撃が通るだろう軌道上に置く。また、『全力』で力を込めれば鋼と化せる筋肉をそのままにしていては、それとの衝突に耐えられず、族長が持つ得物の方が砕けてしまうかもしれない。
狙われた胴部から上の上半身は弛緩させ、その時に備える。
――手のひらに両手棍が触れる直前。
肩幅に開いていた左前脚、その膝より下を持ち上げ。
ドドン!!
――手のひらに両手棍が触れた直後。
宙に浮いたその蹄を、元の位置よりやや外側の地面へと叩きつけた。
2つの音が重なり合ったような激突音が響いた一瞬後、雪原に降り積もっていた厚い雪が高く舞い上がり、俺と族長の周囲を雪煙となって包み込む。
自らが所属する陣営の明らかな劣勢に静まりかけていた周囲の観客達は、自分達のボスが放った一撃によって引き起こされたようにみえる尋常ではない光景に、息を吹き返したかのような喝采を上げた。
もちろん空中へ大量に吹き上がった雪は、俺が雪原に向かって蹄を打ち込んだことに起因するモノだ。しかしこれは、相殺するためにはこれだけの勢いが必要となるだろうと判断した、族長の誇りを賭けた一撃に対する俺の評価でもある。
結果として、相手の力不足によってこちらが勢い余ってつんのめり、丁度2人の姿を隠す程度の規模しかない白煙から姿をハミ出させるといった事態は起こっていない。今も両者が白い幕に包まれているのは、俺が地面を叩くことによって得た推力を、族長の一撃が完全に殺してみせたという証だと言えるだろう。
……もっとも、お互いがその場から動いていないという結果は、俺がその威力に押されて後ろへと態勢を崩すこともなく、薙ぎ払いの一撃を完璧に抑え込んだという事実でもあるのだが。
本気で地面を叩いたなら、この巨体をしばらく空中へと留まらせるほどに強靭な脚力によって生み出した推力は、繰り出される一撃とは逆向きの力となってその大部分の威力を相殺させていた。そしてわずかに残った勢いも、しなやかに脱力させた上半身の筋肉とバネによって、残り3本の脚を動かすことなく吸収され尽くしたというのが、2人の身体が動くことなく雪煙の中に留まってる事態の真相である。
一族の望みを託された族長の力は、俺の体の軸を揺らすことすら叶わなかった。
受け止めた瞬間に爪を立て、引き戻されないように確保していた棍は、その爪によって傷つけてしまった固い骨の箇所を除き、目立った新しい損傷は負っていない様子であることは確認できた。――おおむね、全ての要件は満たされたと言えよう。
ならば後は、この戦いに決着をつけるだけ。
捕えた両手棍を握り締めた右腕はそのままに、左腕の槍をぐるりと半回転。刃を付けていない側の
後の目的のためコチラに優れた戦士を殺すつもりは無いにしても、最後まで戦う意思を捨てずに挑んできた者に武器を奪って終わり、という結末は納得できないだろう。
わずかな隙も見逃さないとばかりに細められていた目を今は限界まで見開き、異種族である俺にも分かりやすい驚愕の表情を浮かばせる戦士の長。
勇猛果敢に戦ったその闘争心を認めながらも容赦はしない。
俺は貫通しない程度の加減を加えた石突を、その腹部に向かって突き出した。
ズドッッ!!……――ドザァ、ザシャシャァン……
低く短い、悲鳴とも
短い滞空時間の末に地面を一度跳ね、更にはもう一度地面に叩きつけられてからなお少し滑った身体は、うつ伏せの体勢をとった後にピクリとも動かなくなった。
その族長の背中に、立ち上がろうとする雰囲気は皆無である。
完全に声を無くした周囲の赤色達と、沈黙を守ったまま地に伏せ続ける青と黒の群れ。その雪原に相応しい無音の空気を破るように、『砦』の全体に響くだけに抑えた獣王の雄叫びを轟かせる。今より従うべき強者は誰なのか、魔物が持つ本能に理解させるために。
長く伸びた耳を伏せ、一斉に頭を垂れる赤色達。
俺の視線を浴びて縮こまる子鬼達の顔にはもう、わずかなわだかまりも残っていない。
――東の大集落、制圧完了の瞬間であった。
……全ての赤色が、戦いの結果を飲み込んだ様子を見届けた後。
俺はまだしばらくは意識を戻さないだろう集落の元ボスに代わり、この戦いに参加して傷を負ったり、気を失っていたままだった者達への治療をさせていた。
新しいボスの号令によって動き出した赤色達の行動は迅速であり、その動きに迷いはない。
これまで自分達を率いていた存在が目の前で打ち倒されたばかりにも関わらず、
そもそも、圧倒的な強者との力の差を理解した魔物という生き物は、自分の生命がいたずらに脅かされない限り、その上位者に対しては従順な存在だ。この地の族長が下した力で打ち負かされれば従うという判断は、戦士以外の一族達に余計な反逆心を持たさず、かつスムーズな権力移行を行える下地を整えるものであった。
力だけを信奉する傾向にある大鬼には珍しく、弱者にも及んだ一族全体への配慮は素直に好ましい。この厳しい自然の中に砦を築いた統率力と合わせてまさしく、族長の器であると言えるだろう。
……そうして先程まで行われた戦闘を振り返りつつ、砦と化している集落の中を動き回る赤色達を眺めていると、西の空より1匹の魔物が飛んでくる姿が目に映った。
それは一般的な
だがこの魔獣こそは遠征で得た者の中で、かなり重要な働きを果たしている存在であった。
いくつもの子鬼の部族に分かれた集落が寄り集まって形成された集落郡。西の地方を彼と巡っていた際、その土地を発見したことがこの遠征の手順を見直す大きな契機となったのである。
* * *
――その集落郡の頭目であった年老いた黒い子鬼から聞いた話によると、元々多くの独立した部族が存在していたその西の土地にて、ある時に大規模な飢饉が発生したらしい。多くの餓死者を出すほどに追い詰められた子鬼達は、部族間の縄張り主張の食い違いから始まり、ついには直接的な武力行使による食料の奪い合いへと発展していったという。
共食いするような凄惨な争いの末、生き残ったのはいくつかの部族。それも狩猟を担う戦士が討ち死にしていたり、メスが全滅していたり、子供が全て餓死していたり。それぞれが歯の欠けたようにどこかしら重大な問題を抱える有様であったらしい。
多くの同族が死んだことにより、結果的に種族全体が餓死に追い込まれる当面の危機は去ったものの、それまで殺し合った関係にあるはずの互いと寄り掛からなければ生活もできない。そんな状況に直面して、とうとう子鬼達は互いの集落を寄せ合い、足りない部分をそれぞれの部族が補完することで生き残ることにしたのである。
それが現在の西の集落郡を形成するに至る成り立ちであるが、通常の集落と違う点にその集落の一つ一つでは、自給自足を行っていないシステムであることが挙げられる。
戦士を失った一族は生産を担い、戦士しか残っていなかった部族は狩猟を一手に引き受けた。そして成体の少ない部族もまた違う形で集落全体を支える仕事を作り出し、それぞれの分野に特化した集落が集まったコミュニティで生活が回っているという形式が今も続いているのだ。
その中に新しく生まれた産業の一つ。
それが蝙蝠の魔物を用いた周辺地域に住む子鬼との外交と貿易であった。
子鬼という魔物は、自らの種族が持つ頭蓋骨を模した形状にくりぬいた大岩を好んで棲み処とし、その内部を生活の場とする種族だが、必ずしも単一の種族で暮らしているということはない。大鬼であったり、時にはゼリー状の魔物と一緒に生活している場合もある。そうした中で、子鬼とかなり高い割合で共生関係を築いている魔物こそが、蝙蝠の魔物なのである。
そして西の集落郡の一画。成体の多くを失った一族の大岩には、失った個体によって広がった生活スペースを埋めるように、平均より多くの蝙蝠達が住み着くようになった。そして狩りも満足に行えないでいた子鬼達は、その魔物を使って何かが出来ないかを考えたのだという。
一族は蝙蝠の生態を独自に研究し続け、一見無意味な試行錯誤のもと、やがて同じような形式の大岩の間を往復させることが可能ということを奇跡的に突き止めた。そして偶然か必然か、任意の大岩へと飛ばすことを可能とするまでの調教技術を、いつの間にか獲得することに成功していたということだ。
残念ながらその奇天烈極まる調教の様子は、とても俺達の一族で流用しようとは思えない代物であったが、その成果たる「迅速な情報の空輸手段」だけは、是が非でもこの遠征を通して活用したいと考えさせるモノであった。
俺達はすぐさま頭目と交渉。そして蝙蝠の魔物を飼育する一族の長老に、人間への攻撃を行う際にこの集落郡からは戦士達を抽出しないという条件の元、数体の蝙蝠を貸し出すことを快諾させたのである――。
* * *
西の空から飛んでくる蝙蝠の魔物。
それが野生か、それとも調教を受けた個体であるかを見分ける方法は容易であった。
野生の個体はそれぞれの縄張りの中をゆっくりと旋回するように、2匹連れ立って飛ぶのが基本的である。群れを成して飛ぶ光景も時折見られるが、今回それは除外しても構わない。つまり今、遠い空から一直線にコチラを目指して単独で飛ぶアレは、調教を受けた情報伝達を行う個体であると判断して良い。
雪原に舞う雪の中、遠目にも確認できる蝙蝠の色は、ほのかに雷光を瞬かせる黄色。炎を宿した赤色ではないため緊急連絡ではないようだが、それなりに重要な連絡事項を持って飛ばされたモノのようだ。
大集落の端、特徴的な大岩に降り立ったその蝙蝠。この地に到着して間もないため確率は低いが、もしその体に括りつけられた文が俺宛てであれば、子鬼の誰かが知らせてくるだろう。
……間もなくして、俺の元にバタバタと走ってくる赤色の子鬼が1体。その手には、獣の皮を薄くなめした物が握り込まれていた。予想に反し、あれは俺に宛てて送られたものであったらしい。
受け取った皮は小さく、広げても手のひらの中に隠せてしまうほどの大きさであり、そこに書かれている文章もそう長くない。そこには、見慣れた彼の文字でこう書かれていた。
『ニシ ト ミナミ ノ ドウゾク ヘノ セットク カンリョウ』
――何とも後味の悪い滑り出しで始まった俺達の遠征だったが、その後の経過は極めて順調であった。
長すぎるプロローグを、思い切って章を使って区切らせて頂くことにしました。
原作ボコブリン(子鬼)とモリブリン(大鬼)は、その体色で強さが変化する魔物です。赤<青<黒<白銀<金色で強くなります。白銀以上はガノンの凶悪な魔力を受けて生まれる個体なので、厄災復活前の現環境では存在してません。
なお今回登場した東の大集落と西の集落郡ですが、原作には登場しません。
※遠隔地の魔物同士が連絡を取るとして、郵便手段を持たない彼らの情報伝達手段とは?
今話登場した蝙蝠の魔物キース。原作では手懐けた馬を乗り回すほどに知能の高いボコブリンがこの魔物を「調教」、遠くの同族への連絡手段に用いているという設定を加えました。キースは通常、黒の体色ですが、地域環境によって炎・冷気・電気属性を宿した個体も存在してます。その青→黄→赤の3色で、連絡の重要度を示していたり。
そして主人公はこれをジャイアンしています。慎ましやかに生活するボコブリンの財産を大義名分のもと奪い、我が物とする主人公の【ライネル】を得る前の個人名は多分たけし。
加えて衣服通り越して、明らかに鍛冶の技術が必要そうな鎧や武器を自作している文明レベルを誇るライネル族なら、魔物文字だって開発してると信じてます。ボコブリン等は流石に絵文字的な表現になるかもしれませんが、上位個体が装備している「竜骨ボコ」シリーズは『これを装備している個体は強力』等と広く世界で規格化されている意味合いに取れる説明文から、もしかすると知識を正確に全地域で共有する手段を持っているかもしれませんね。
※蝙蝠の魔物=キース
ゼリー状の魔物=チュチュ
黒小鬼の棍棒=トゲボコこん棒
黒大鬼の両手棍=トゲモリブリンバット