Fate/the weak〜黒髭に愛されし少女〜(一時凍結)   作:道成寺 安珍

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 くっディルムッドが時間を稼いでる内に……長らくお待たせしました。

 ちなみに最近、黒髭のプロフィールを久々に見てとある勘違いに気付きまして、タグを変更する事になりました。

 はい、実は黒髭のプロフィールによると黒髭が生きてた時代は大海賊時代じゃなくて海賊時代だったようで、そこについては深くお詫び申し上げます。

 後、ついでながら綺麗な黒髭のタグも追加させて頂きます。

「フッフフフフ、ミツケマシタヨーアーンーチーンーサマー」

「そ、それでまた!」ニーゲルンダヨー!!


第3話 無垢?いいえ無自覚です。

「報酬……ですか?」

 

 私がエドワードさんの元に来て数ヶ月がたったある日の事でした……その時、私は台所の掃除をしていたのですが、突然エドワードさんが、やって来て私に何か報酬をやると言ってきたのです。

 

「あぁそうだ! てめぇがここに来て数ヶ月だ。1様頑張ってる見てえだしな」

 

「そうですね……」

 

 私は腕を組んでしばし考える。

 

 正直言うと、此処で働かして貰いなおかつ寝床と食事を得られるだけでも私にとっては充分な報酬……

 

 それどころか虚弱の起源故の虚弱体質が原因で、良く倒れ込み周囲に迷惑を掛けてるしまつ。

 

 むしろそれでも私を置いてくれる事には、感謝しかありませんし申し訳無くも思っています。

 

 とは言え断って機嫌を損ねてしまい、それら全てを没収されては結果として本末転倒です。

 

 最悪の場合は殺される可能性だってあります。

 

「……あ、それならボロくてもいいので、それなりに丈夫な布を下さい」

 

「はっ?」

 

 私の要求にエドワードさんはなぜか目を丸くして口をポカーンと開けたまま、その場で時間が止まった様に立ち尽くしました。

 

 とは言えこれは私に取っては無難な要求です。

 

 と言うのも海賊と言うのは基本力仕事な所もあり結果的に男性の仕事と言える場所。

 

 その為か寝床は一緒くたになり、女性の為の個室は全くと言っていいほどありません。

 

 だからと言って、私もそんな野郎の巣窟で寝てるかと言えば、その答えはノーです。

 

 ではどうしているかと言いますと、実の所武器等の貯蔵庫の隅っこでまるまる様に寝てたりします。

 

 まあ実際、そんな武器の倉庫をバレない範囲ではあるが、工房として密かに利用してたりするのですが……

 

 まあそう言った事もあり、寝る時の毛布位は欲しいかなぁと思ったりするわけです。

 

「……そんなんで良いのか?」

 

「むぅ……そんなんて言いますけど、こちらは今まで掛物無しで寝てたんですよ! これだけの我が儘は当然の要求だと思いますが……」

 

「いや……そう言う事じゃ無くてだな…はぁ分かった………」

 

(良し! これで少しは安眠出来る! こちとらリポDと業務スマイルを武器に、週7基労の欠勤早退休憩返上で限界超えるまでサービスがザラだったんだ! むしろ何か仕事して無い方が落ち着かないまである。バリバリ働かさせて貰いますよ!)

 

 そして私はエドワードさんがため息をつく中、今後のスケジュールに付いて考えるのでした。

 

 

 

 

 

──────ーーーーーーーーー・・・

 

 

 

 

 

 そして私は今日一日のノルマを終え、何時も通りにさんの下に向かいます。

 

「船長さん仕事が終わりました!」

 

「おう、御苦労さん」

 

 エドワードさんも私にそう言うと、布の包みを私に渡して来ました。

 

「あ、えっと……これは?」

 

「今日言ってただろ、言われた通りの布だ」

 

「あっはい!」

 

 私は包みを受け取ります。

 

「えへへ……」

 

「たっく……どうもお前は無欲つうか、なんつうか調子が狂うぜ」

 

 エドワードさんは私にやれやれと言った感じで微笑むとすぐさま水平線に顔を向けました。

 

「ほら、今日はもう帰りな!」

 

「あっはい……それとありがとうございます!」

 

 私はそう言うとそのまま自室へと帰るのでした。

 

「えへへ、さて毛布毛布」

 

 私は急いで部屋に戻るとすぐさま包みを広げました。

 

「ふふーん、ん? あれ?」

 

 私は広げた荷物を見て驚きました。

 

 だってそこには頼んだ布と一緒に綺麗なお洋服と手紙がありました。

 

 私は手紙を拾うとそのまま目を通しました。

 

〝お前、一応は女何だからそんなボロ布何かよりこれでも着て、少しくらいおめかししろ!〟

 

「エドワードさん……」

 

 そして私はその場にいない彼に、感謝の気持ちと嬉しい気持ちから思わず笑顔になります。

 

 仕方ありませんから、明日はこの衣服で過ごしてあげますか。

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