原作と同じ展開の部分はワラキアさんがカットしてくれてます。
これからワラキアさんは休みなしです。
ワラキアの夜「!?」
最初に呼ばれた日から数日後、俺は改めて仕事を手伝うことになった。俺の最初の手伝いは……なんと、いきなりの実戦である。
何故この間までなんの変哲も無い(そうでもないけど)男子高校生の俺が、悪魔の戦いに出るとは。
それまでは普通にお茶を飲んだり、談笑したりと『やることが特にない部活』と大して変わりはなかった。
……時折、いきなり空の彼方まで吹き飛んだり、首が真後ろを向いたまましばらく元に戻らなくなったり、上半身だけやけにでかくなったり、いきなり服が弾けてパンツ一丁になったと思ったら骨だけになったりもしたが……それでも僕は元気です。
「テツ、あなたは私たちのサポートメンバーに回ってもらうわ」
「いいぞ。」
「戦闘そのものは私たちが行うから、イッセーと共に後ろで見てくれればいいわ」
「いいぞ。」
「……前から思っていたけど、その話し方はどうにかならないかしら?」
バグのせいで無作法な喋り方になってる俺に対し、軽くため息をつくリアス先輩。
「どうにも ならないんじゃないかなあ」
「……実際自分じゃどうにも出来ないみたいだし、仕方ないわね」
「すまない! やるだけのことは やったんだが・・・・」
ちなみに俺は、不動の姿勢、つまり「気をつけ」の姿勢のままスィーッとスライドしている。他のメンバーは普通に移動しているだけに、かなり目立つ。
〜原作と同じところはカットカットカットオオオオオオ!!〜
by 二連勤のワラキアの夜
「あらあら、まだ元気みたいですね?」
またもや時間が飛んだ気がするが、バグのせいだろう。
今現在、我がオカルト研究部がはぐれ悪魔バイサーをボコっている最中である。
……そして今、何故か俺の脳裏に8bitサウンドが響き渡る。
あれ、このパターンって……
「それならこれはどうでしょうか?」
うおっ、まぶしっ!
「ぎゃああーっ!獣王記やりまーす!!」
何故か姫島先輩の落とした雷が俺にも落ちてきた。
嫌な予感はしていたのだ。
「えっ、ええっ!?」
「ちょっ、ちょっと朱乃!?何してるのよ!?」
味方に誤射したせいか、とんでもなく慌てているリアス先輩と朱乃先輩。隣にいたイッセーは腰を抜かしているし、木場と塔城もポカンとしている。
「あ、大丈夫みたいっす」
「そ、そう……ならいいのだけど。朱乃、後で謝っておきなさいよ」
「は、はい」
見た目は黒コゲで顔面もモザイクがかかったみたいになったが、それに反してダメージはないようだ。
ただ、俺の体は左右に激しくぶれているが。
「それでは、気を取直して……最後に言い残すことは?」
「……殺せ」
覚悟を決めたような顔つきと共に、バイサーはそう言い放った。
「そう、なら消し飛びなさい」
ドン、という大砲が発射されたかのような音と共に、ドス黒い魔力の塊が部長の手から発射され、バイサーを包み込んだ。
数秒もすると、魔力の塊は消え去る。バイサーがいたそこには……
「!? 手応えはあった、完璧に消し飛ばしたハズなのに……!」
バケモノとしての姿は完全に消え去った、一糸纏わぬ完全に人間の姿になったバイサーが倒れていた。
実際豊満な良パーイが上下していることから、生きているのは確認できる。
「お、おおっ。ここだけ見るとただの見せたがりのお姉さんにしか見えないなぁ」
「(うわ。」
すけべ根性丸出しのイッセー、たいしたもんである。
「……私がミスをした?だけど、この程度の悪魔なら余裕で消し飛ばせるほどの威力だったはず……」
「すいません、それ俺のせいかもしれないです」
「どういう事かしら?」
怪訝な視線を、俺に送るリアス先輩。
俺だって意識してやったわけじゃないんだが。
……あ、なんか色々と情報が入ってきた、
「あー、今わかったんですけど、バイサーは『強制的に悪魔に変えられ、その上で強靭な身体を持つ異なる悪魔に意識を乗っ取られた』みたいです。男を誘う疑似餌として操られてたみたいです」
「男を誘う疑似餌」と聞いて、イッセーがドキリとしたような表現をしていた。
「強制的な転生……なるほど。そういう事をする輩もいるわ。でも、それと私の攻撃がどう関係あるのかしら?」
「いや、言いにくいんですけど……その、バイサーに俺のバグが少し移ったらしくて……そのせいで『元々のバイサーの接触判定』が消えたらしくて、それで『操ってた悪魔』のみが消し飛んだみたいですね。ゆるして クレイン」
「う、うう……」
倒れていたバイサーが、うめき声と共にむくりと起き上がった。
それを見て、一行が身構える。
「こ、ここは……そうだわ、私は……いきなり身体を乗っ取られて……」
「はぐれ悪魔バイサー、今までした事を覚えているのかしら?」
「……」
力なく頷くバイサー。
「操られていたとはいえ、許されることではないわ……好きにしなさい」
その言葉を聞いて、しばらく考え込むリアス先輩。
少しの間、場に静寂が流れた。
「もし、貴方が私の下僕になる、これから人は襲わない。この二つの条件を飲むというのなら、貴方を助けましょう」
「……断る理由はないわねぇ。いいわ。あなたの下僕になりましょう」
「契約成立ね」
満足げに頷いたリアス先輩。
オカルト研究部の戦力増大である。
「部長、大丈夫ですか?バイサーの討伐が今回の依頼でしょう?」
木場が疑問を口に出す、その疑問は当然である。
「いいのよ。『人々を襲っていたはぐれ悪魔』は実際に死んでいるのだし、問題ないわ……テツ!あなたの家に住まわせなさい、戸籍とかはこっちで何とかしておくわ」
「いいぞ。 ……よし、終わりよければ全て良しってことで!宴の準備じゃあ!」
ΩND
「誰よ今の!?」
「よしおかです」
木場「僕たちのシーンは……」
小猫「私のセリフ……」
テツ「カットされました。これ ダークライの しわざです。」
このバイサーは実際ほぼオリキャラですね。
……いいじゃないですか、女ザコ系のキャラが好きでも。