みなさん、ついについに!!
プロ野球が開幕しましたあああああ!!!
今年の優勝チームはどこになるのか、144試合の1戦1戦に目が離せませんね!
そして、先日のハチテレではSSRの逢坂ここちゃんと秋乃小麦ちゃんの実装も!!
楽しみが盛りだくさんでウハウハです。
それと、ここだけの話。
近々、ハチナイのNL小説を投稿しようと考えています。
主人公は『君と夢見た甲子園』と同じ桜井春之助。
高校は花宮高校です。
なので、別の世界線だと思って読んでいただけたらなぁと思います。
それは置いといて、11話です。どうぞ
「あのさ、和香」
「どうしたの?」
「最近、朝にジョギングしてるでしょ?」
「ど、どうしてそれを…?
(おかしいわね。私がジョギングから帰ってくる頃は、まだ春之助は寝ているはず…)」
「あ、やっぱしてたんだ。練習の時のジョギングが、入部当初に比べて最近は安定したフォームになってたから」
(そんなところも気づくのね…。この人の観察眼はどうなってるのかしら?寝坊助のくせに…)
「そうよ。野球選手は投手に限らずスタミナが必須。私にはそのスタミナが欠けてるの」
「そうだね。和香は致命的にスタミナが無いもんね」
春之助の言葉に、少し和香はショックを受ける。
「そ、そんなにはっきり言うのね」
「まぁ、事実だからね」
「うぅ……」
「それでさ、僕も一緒に走らせてくれない?」
「え?」
「だから、僕も一緒にジョギングさせてって」
「一緒にって……、寝坊助さんにそれができるの?」
「う…、それは……」
「朝が致命的に弱いあなたにそれができるの?」
さっきの仕返しも兼ねて、わざと意地悪な言い方をする和香。
「……起こして下さい」
拗ねたような顔で春之助は言う。
「はぁ…、分かったわよ。5:00に起こしに来るから、ちゃんと起きてね?」
「ありがとうございます!」
(普段はこんなキャラじゃないでしょう、春之助…)
翌朝…
「ほら、起きなさい春之助!」
「……ん〜、あと5分〜」
「一緒にジョギングするって言ったのはあなたでしょう?ほら、早く!」
強引に布団を剥ぎ取る和香。
それでも起きようとしない春之助。
「ここまで朝が弱いと困るわよ……。はぁ……」
溜息をつきながらも、春之助の手を取る和香。
春之助の手を引っ張り、強引に起こす作戦に切り替えるようだ。
「よい……しょ! きゃっ!?」
和香が引っ張る寸前のタイミングで、寝ぼけた春之助が逆に和香のことを引っ張り、和香がベットに倒れ込む。
「ちょ、ちょっと!」
和香がベットに倒れたことで、2人で添い寝をしているような体勢になってしまった。
そこで、さっきまで寝ぼけていた春之助が目を覚ます。
「あれ…?」
「やっと目が覚めたのね…」
「おはよう。ベットに潜り込むなんて、随分と積極的だね和香」
「あなたねぇ…!!」
「いつも、どれくらい走ってるの?」
「…………ふんっ」
ジャージ姿でジョギングする2人。
春之助の左頬には、大きなもみじマークが付いていた。
「和香さーん。そろそろ許してよぉ」
「嫌よ。せっかく起こしに来てあげたのに、どうして私が夜這いをしたみたいに言われなきゃいけないのよ」
「だからごめんってー。マジで寝ぼけてただけだから!」
本当は和香も分かっている。
彼は寝ぼけている時には記憶が飛んでいることが多々あることを。
実際、最初に起こしに行った日だって忘れてたくらいだし。
(悪気は無いのは分かってるのよ…。でも、このまま許すのは何か悔しいわ)
「何でもしてあげるから〜」
「今、何でもするって言ったわね?」
「え、あ、うん。一つだけね」
「そう…。なら今回は許してあげるわ」
(何をしてもらおうかしら…。まぁ、後で考えるのが良さそうね)
「もっとペース上げて!ほれほれほれ!」
ジョギング開始して少しすると、いつの間にか春之助が主導権を握っていた。
「ま、待って…。そんなに速く走るとバテちゃう…」
「もうバテてない?」
「そ、そんなことない!」
そう言いながらも、かなり息の切れている和香。
それに比べて春之助はかなり余裕そうで、息ひとつ切らしていない。
「夕姫や翼はこれよりもっと速いよ?」
「そ、そんなぁ…」
和香のことを少し煽りながらも、ペースを落とす春之助。
「まぁ、徐々に速いペースで走れるようにしていこうか」
「そ、そうしてもらえると助かるわ…」
そんなこんなで、目的地の公園に着いた。
「へぇ〜、こんな所にも公園あったんだね」
「はぁ、はぁ…。えぇ、そうよ」
「あ、そうだ」
春之助が、突然何か思い出したようで、和香に尋ねる。
「和香って、体は柔らかい方?」
「硬くはないと思うけれど…」
「よし、じゃあ少し柔軟してみよう!キャッチャーをやるなら、柔軟性はかなり重要だよ」
「分かったわ」
そう言って、脚を広げて座る。
「どうかしら?」
自信ありげに言う和香だが、実際のところそんなに柔らかくない。
女の子は柔らかい?いや、そんなことはない!
現に、彼女は開脚して前に倒れても、肘すら地面に付いていない!
「和香、本気で言ってる?」
「え?割と本気よ?」
呆れた様子で春之助は和香と同じく、開脚して前に倒れる。
「なんでそんなに柔らかいのよ……」
「これくらいはいかなくても、せめて肘はつけるようにならなきゃ」
「そう言われても…どうやって…」
「こうやるんだよっ!」
和香の後に回り込み、背中を思い切り押す。
「っ!? 痛い痛い!無理よ!限界!」
「何言ってんのさ、人間の限界はこんなもんじゃないって」
そう言って、押す力をより強める。
「ほんとに無理!無理無理無理!」
「しかたないなぁ。じゃあ、この体勢であと10秒ね」
いつもなら想像もできないような顔で必死に春之助へ訴えかける。
「──きゅ〜う、じゅう!」
「やっと終わった…」
和香の目には、若干涙が浮かんでいた。
「次は足の裏同士をくっつけて」
「ま、まだやるの?」
「当たり前じゃん。むしろ、こっちが本番だよ」
「わ、分かったわよ」
顔を引き攣らせながらも、春之助の指示に従う。
「うわ、和香。股関節固すぎないかい?」
この柔軟運動をやったことのある人は想像してほしい。
足の裏同士をくっつけた時、とても柔らかい人なら両膝の高さは地面と同じくらいにあるはずだ。
でも和香は………そこからかなり高い──肘くらいの位置に膝がある。
「だ、だってしょうがないじゃない!今までこんなことしてこなかったんだから!」
「まぁ、和香の性格からして、胡座をかいたりしなさそうだしね」
「あたりまえじゃない…」
「しかたない…。固いなら、押して上げないとだね」
優しい笑顔で和香に言う春之助。
「や、優しくお願いね」
「当たり前じゃないか。僕は女の子に乱暴したりはしないよ」
「そうは思えないわよ、だって目が笑ってないもの!
それに、さっき思い切り押したじゃない!」
「つべこべ言わないの。大丈夫だって、ほらいくよー♪」
和香の両膝に手をかけ、地面に向かって倒す。
………もちろん全力で。
「よく耐えたね。お疲れ様」
「あなたって、鬼ね」
「いや、人だよ。心優しき人。仏。」
「心優しき人は、あんなに思い切り押さないわよ!」
「でも、あれくらいで押さないと、いつまで経っても柔らかくならないよ?」
そう言われてしまうと和香は返す言葉が無い。
和香自身、柔軟性があれば怪我の予防にもなる上に、投げる時や打つ時にスムーズに力が伝わることを以前本で読んだおかげで知っているからだ。
「ほんとは、夜にお風呂上がってすぐにやるのが1番効果があるんだ。だから和香、家で1人でやるんだよ?」
「……誰かに押してもらう方が効果が出るのよね?」
「うん、だからお母さんかお父さんに…」
「あなたにお願いするわ」
一瞬、春之助は自分の耳を疑った。
「は?」
「だから、あなたがそれに付き合いなさいよ。春之助」
「え、夜も俺?」
「何でもひとつ聞いてくれるんじゃなかったの?」
「そうだけど………。分かったよ」
春之助が承諾し、2人の日課に、毎日朝晩、柔軟運動をすることが加わった。
「てか、さっきは散々文句を言ってたのに、俺に頼むんだね。
もしかして、和香ってMなの?」
春之助の言葉を聞き、和香のこめかみに青筋がうっすらと浮かび上がる。
「右頬にも、もみじマークが欲しいようね?」
「ごめん、調子に乗った……」
すずわかでした!
何気に、すずわかと主人公2人だけっていうのは久しぶりなんじゃないでしょうか。
若干、キャラ崩壊も怖いですが、突き進んで行きます!
☆☆☆
高評価をまた頂きました!
☆8 はちないさん
ありがとうございます!
☆☆☆
プロ野球や高校野球に負けない、ハチナイ旋風を巻き起こせるように頑張ります!
それではまた!