真・恋姫†夢想~三国無双の血を引くもの~   作:疾風海軍陸戦隊

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本編の話がまだ、まとまっていないのでここで郭汜こと桜花の拠点フェイズを書きました


拠点フェイズ 桜吹雪

「郭巳小隊長。仕事お疲れ様です」

 

「主任ご苦労様です」

 

「おう、李権にお前らもお疲れさん!」

 

吹雪の部下であり副隊長補佐役である郭巳こと桜花が部下の警邏隊士に笑顔でそういう。今、桜花は警邏隊や吹雪隊の予算の書類作業をしていた。普段はボーイッシュで他の警邏隊からは「戦闘狂」とか呼ばれている彼女だが、実は計算が得意中の得意で戦の無い日は警邏をしたり、そして隊士たちの給金や部隊の資金などのお金の管理を任せられている。

 

「あれ?小隊長。なんか機嫌がいいですけどどうかしたんですか?」

 

と、女性隊士の一人がそう訊く。しつこいようであるが吹雪隊の隊士の大半が女性隊士で、大体6~7割くらいが女性である。なぜこうなったかというと志願兵の多くが女性であったからだ。

話を戻そう。実際に桜花はどこか楽しそうな、まるで遠足に行く直前の子供みたいに嬉しそうな笑みをしていた

 

「ああ、実はな隊長に買い物に誘われて明日、二人で買い物に行くんすよ」

 

と、そう言うと

 

「「「えーーー!!」」」

 

いきなりその場にいた女性隊士たちは声を上げ

 

「主任それって逢引きじゃないですか!!」

 

「きゃ~うちの小隊長にもとうとう春が!!」

 

「めでたいわね!!今夜は赤飯でもたく?」

 

と、桜花の部下たちがそう騒いでいると桜花は首を傾げ

 

「おい、あんたら何言っているんすか?明日はただ隊長と買い物に行くだけっすよ?」

 

と、そう言うと

 

「小隊長(主任)は全然わかってない!!」

 

「え・・・・え?」

 

隊士たちの言葉に桜花は目を丸くしうろたえると

 

「主任。隊長と二人っきりなんですよ!!」

 

「そうだぜ!男と女が二人っきりで買い物。これを逢引きと言わずしてなんていいましょう!!」

 

「お、おう・・・・」

 

と、桜花は苦笑すると頭を掻き

 

「でも逢引きってやっぱり大げさだよお前ら・・・・それにあたいって斗志やアンチョビ姐さんと違って、がさつだし男勝りだし、全然女の子っぽくないからな。そんな人が隊長と釣り合うはずないっすよ」

 

と、少し寂しそうに言うと

 

「そんなでっかい武器を持っているのに何を言っているんですか小隊長!!」

 

と、女性隊士は桜花の胸を指を指してそう叫ぶ

 

「郭巳小隊長にはそんな大きいのがあるじゃないですか!!それを使って隊長を誘惑すれば一発で落ちますよ!!」

 

「そうですよ!李郭副長ほどではないですけどその胸なら、どんな男でもいちころですよ!!」

 

「そうですよ主任!それに主任は料理もできるんですし。女の子の魅力は十分ありますよ!!」

 

「そ、そうっすか?」

 

と、ぐいぐいと詰め寄る隊士たちに桜花は自覚がないのか首をかしげると、隊士たちは

 

「まあ、それはいいんです小隊長。それで明日の隊長と一緒の買い物どのような服で出かけるんですか?」

 

「え?いつもの警邏服っすけど?」

 

「「「「えっ!?」」」」

 

桜花の言葉に隊士たちは絶句し。そして円陣を組む

 

「(ねえ、李権さん。どう思います?)」

 

「(どう思うも。これじゃあだめよ。ここは一つ私たちが主任のために一肌脱がないと)」

 

「(そうですよね!)」

 

とそう何かひそひそと話した後、隊士たちは桜花を見つめ

 

「ん?どうしたんだお前ら?」

 

と、桜花は隊士たちを見て不思議そうに首をかしげると

 

「小隊長」

 

「ん?なんすか?」

 

「これも小隊長のためです。お覚悟を」

 

「・・・・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもと変わらない日常の中、俺は街でポツンと立っていた

 

「遅いな・・・・・桜花の奴・・・」

 

と軍帽をくいッと上げてそう呟くと

 

「隊長。お待たせしましたっす!!」

 

と元気のいい声が聞こえ俺は

 

「おお、桜花。待っていた・・・・・」

 

と、振り向くとそこにはいつもの軍服姿とは違って女の子らしい奇麗なワンピースを着た桜花がもじもじしながら立っていた。

 

「ど、どうしたんだ。その格好?」

 

「あ、あのっすね隊長。これは・・・・その李権たちが無理やり着せたんですよ」

 

「李権?李権って桜花の副官の?」

 

「そうっす。あいつに「主任も女の子らしくしなきゃだめですよ」って言われて・・・・・でもやっぱり変ですよね。あたいがこんなヒラヒラな服なんて似合わないっすよね。やっぱりいつもの警邏服に着替え直したほうがいいっすよね」

 

恥ずかしそうに顔を赤くしてそう言うと俺は首を傾げ

 

「え?そんな必要はないよ」

 

「え?」

 

「確かに一瞬驚いたけど。桜花、その服に合っているじゃん。結構可愛いよ」

 

「か、かわっ///!?」

 

と、桜花は顔をさらに赤くする

 

「ん?どうした桜花?」

 

「な、なんでもないっすよ隊長!!さっ!さっさと買い物に行きやしょう!!」

 

「え?ああ、そうだな。じゃあ行こうか」

 

俺は桜花の慌てように疑問を感じながら桜花とともに買い物に出かけるのであった。そして俺と桜花は街中を歩いている時、

 

「あ、あの隊長。そう言えばなんであたいを買い物に誘ったんすか?誘うなら斗志や志乃たちでもよかったんじゃないっすか?」

 

「ん?それは秘密だよ桜花。まあ一緒に買い物すればわかるよ」

 

「そ、そうっすか・・・・」

 

とそう言ったきり桜花は黙ってしまった。すると桜花は俺の服を見て

 

「そう言えば隊長の服ってその枯草の軍服だけっすか?」

 

と、そう言う。そう今淹れの来ている服はいつもの旧陸軍の九八式軍衣の格好だった

 

「いや、ほかにもあるけど俺はこっちの方がしっくりくるからな・・・・」

 

「他の買おうとは思わないんすか?」

 

「ん~買っていることは買っているんだけど、似合わないからな・・・・・」

 

と、頭を掻いてそう言う。そう俺は今着ている軍服以外にも買っているのだが、結局、ほかの隊士に「誰?」とか言われたり、川内に「モブの一般市民」と、からかわれたりと、結局人前ではいつもの軍服姿のまんまなのだ。

すると桜花が目をキラキラさせ

 

「じゃあ、値が隊長に似合う服を探すっすよ!!あたい、よく斗志と一緒に服とか買いに行っているすから、いい店知っているんです!!」

 

「え!?ちょっ!!?」

 

俺は桜花に腕を引っ張られて服屋に連れて行かれるのであった。そして

 

「桜花、ここって・・・・」

 

「はい!あたいの一番のおすすめの店っすよ!ここはありとあらゆる服が置いてあるんすよ!」

 

「おお、そうかそれは楽しみだ」

 

俺が笑顔でそう言うと桜花は

 

「よっしゃぁー!気合が入って来たっす!!少し待っててくださいっす!!」

 

と、そう言い店の中にいる店員に俺の似合いそうな服がないか聞いてその定員と一緒に俺に似合いそうな服を探しに行くのであった。

 

「やれやれ、桜花はお転婆だな」

 

ふっと笑う。まあそれが彼女の魅了だ。軍だと他の師団の隊士からは「お気楽」だとか「戦闘狂」なんて言われているけど。俺はそれはそれでいいと思っている。誰が何と言おうと桜花は俺の大切な仲間だ。それに確かに桜花は喧嘩っ早いところがあるが身分に関係なく誰にでも気軽に接したりと、フレンドリーで優しいな子だ。

そう言うことを思っていると

 

「隊長!お待たせしましたぁ!!」

 

と、桜花は一着の服を持ってきて俺の所に来る。

 

「これなんかどうっすか!色もそんなに派手ではなく地味でもない。けど、まさに隊長にピッタリの服っすよ!!」

 

「桜花。少し落ち着けって」

 

俺は苦笑して桜花が持ってきた服を見てみる。それは一見、警邏隊の着ている黒服に似ているが、少し違ってどちらかというと土方歳三が函館戦争で着ていたあの西洋風の黒服に似ていた。俺はその服を試着してみる。うん、どのサイズもぴったりだ

 

「どうっすか隊長?」

 

「ああ、すごく着心地がいいよ。よし、これにしようかな」

 

「マジっすか!?」

 

「ああ、桜花。ありがとな」

 

とニコッと笑うと桜花は

 

「そうっすか!あたいも頑張った甲斐があったっす!」

 

と嬉しそうに笑うのであった。そして俺はその服を買うて桜花の方へ行くと桜花は何かじっと見つめてた。

 

「桜花。何見ているんだ?」

 

と桜花に訊くが桜花は聞こえていないのかただじっとある物を見ていた。俺は桜花の見ているものを見るとそこに置いてあったのは俺のいた世界の学生服であった。しかもその制服はどちらかというと第二次大戦のイタリア少女団のような制服であった。これで黒マントなんかあれば完璧なんだがな

 

「‥‥桜花?」

 

「ふぁ///!?」

 

と俺はもう一度桜花に声をかけると今度は気づいたのか、俺の方へ振り向く

 

「桜花。もしかしてその服。着てみたいのか?」

 

「え・・・・え!?ああ、いや…そのなんでもないっすよ!ただこの服アンチョビ姐さんが着たら似合うかな~てあははは!!」

 

笑って誤魔化す桜花だが、明らかに着たがっているのがすぐわかる。

 

「桜花。やせ我慢しないで素直に着てみたらどうだ?」

 

「え、そんな。やせ我慢って。それにあんなかわいらしい服。ガサツで男勝りなあたいには絶対に似合わないっすよ」

 

「そんなことないよ。絶対に似合うって一度着てみたら。わかるよ」

 

「ほんとっすか?着てみて『やっぱ似合わない』って言って笑わないっすか?」

 

「ああ、言わないよ本当だ。」

 

「・・・・・・・・じゃあ、着てみるっす」

 

と、そう言い桜花はその服をもって試着室に行く。そしてしばらくすると試着室からうかがでてきて

 

「ど、どうっすか?」

 

と、もじもじしながら出てきた桜花。彼女が着ている服は先ほどの学生服で、とても可愛らしい姿であった

 

「ああ、とても似合っているよ桜花」

 

「ほんとっすか?」

 

「ああ、本当だよ。とってもかわいいよ」

 

俺は素直な気持ちでそう言うと桜花は嬉しそうにそして恥ずかしそうに顔を赤くし

 

「良かった・・・・」

 

と、小さな声でつぶやく。そして桜花は

 

「じゃあ、これ買ってくるっす!」

 

と、嬉しそうにそう言い。その服を購入するのであった。そして店を出たのであった。そして俺は桜花が服を買っている時に不意に奇麗な髪飾りの方を見ていた。

 

 

 

 

 

 

あれから翌日、

 

「う~ん・・・・今日も書類が多かったな」

 

俺は部屋で書簡とかの書類仕事をしていて今やっとのことで書き終え背伸びをしていると

 

コンコン

 

と、ドアからノックの音がする

 

「ん?誰だろう?どうぞ」

 

俺がそう言うとドアが開き

 

「隊長。失礼しまっす!」

 

そこへ桜花が入ってくる

 

「おう、桜花。どうしたんだ?」

 

「いえ、今日の警邏報告書の提出を」

 

「そうか。ご苦労さん。後で書くからそこに置いといてくれ」

 

と、俺は肩を叩きながらそう言と

 

「隊長。肩がこっているんすか?」

 

「まあ、ずっと書類仕事ばっかりだっらからな」

 

そう言うと桜花は

 

「じゃあ、あたいが隊長の肩を揉んでやるっすよ!」

 

「え?いいのか?」

 

「はいっす!任せてください!!」

 

「そうか?じゃあ、お願いしようかな?」

 

とそう言うと桜花は俺の肩に手を置き肩を揉む

 

「隊長。力加減はどうっすか?」

 

「ああ、ちょうどいいよ。とても気持ちいいよ桜花」

 

俺がそう言い振り向くと桜花は嬉しそうに笑みをこぼし、そして

 

「隊長。昨日はありがとうっす。あたいなんかにあんな奇麗な服を選んでくれて・・・・・女の子として見てくれて」

 

と、俺の肩を揉みながら桜花はそう言い

 

「あたい。小さい頃から男勝りでお転婆でさ、他の女の子みたいにおしゃれとか可愛い服とか着たことないし。あたい全然女の子らしくないからさ・・・・」

 

と、少し寂しそうに言う

 

「桜花・・・・・・」

 

「でもっすね・・・・」

 

と、そう言うと桜花は俺の肩を揉むのをやめ、代わりに俺の首に抱き着くいわゆるあすなろ抱きってやつだ。俺は桜花の方へ振り向くと桜花は

 

「でも、あたいは隊長に可愛い・・・女の子らしいと言われて本当に嬉しかったっす。こんなあたいでも隊長と一緒なら女の子でいられる。そう、思ったんすよ」

 

桜花は柔らかい笑みでそういう。その笑顔は文字通り桜の花が咲いたような奇麗でかわいらしい笑みであった。

 

「桜花・・・・」

 

俺は彼女の笑みを見て自然と笑っていた。すると俺はふっとあることを思い出す

 

「あ、そうだ。桜花。お前に渡したいものがあるんだよ」

 

「へ?」

 

俺の言葉に桜花は首をかしげると俺は机の引き出しから小さな袋を出し桜花に渡す

 

「た、隊長。それはなんすか?」

 

「開けてみろよ」

 

俺がそう言い桜花は袋を開けて出すとそれは奇麗な桜の形をした髪飾りであった

 

「隊長・・・・・これは?」

 

「桜花。今日は何の日だか知っているか?」

 

「え?今日っすか?う~ん・・・・隊長の誕生日・・・・・・いや違うな。斗志の誕生日でもないし・・・・・何の日でしたっけ?」

 

「桜花。今日はお前の誕生日じゃないかよ」

 

「え?そう言えば今日はあたいの誕生日っだったっすね。今まで忘れてたっすよ。て、あれ?隊長はあたいの誕生日の日。知っていたんすか?」

 

「ああ、斗志から聞いた。で、これは俺からの誕生日の贈り物だよ。もっといいのがないか探してたんだけどこれしか思い浮かばなくて・・・・」

 

と少し照れ臭そうに言う俺に桜花は首を横に振り

 

「いいや。隊長があたいの誕生日を覚えてくれたこと・・・あたいの為に贈り物を考えてくれた気持ち自体が贈り物みたいなものっす・・・・あ、あの隊長。この髪飾りつけてもいいっすか?」

 

「ああ」

 

俺は頷くと桜花は髪飾りをつける

 

「ど、どうっすか隊長?」

 

「ああ、とっても似合っているよ桜花」

 

と、そう言うと桜花はにこっと笑い。

 

「隊長!ありがとうっす!あたい一生、隊長についていきますね!」

 

元気いっぱいの笑みを見せる。良かった。桜花の奴気に入ってくれたみたいだ。そして桜花は

 

「隊長。もう日が暮れたし、そろそろ夕飯の時間ですから今夜は斗志たちと一緒にご飯食べに行きましょう!」

 

「ああ、そうだな。行こうか桜花」

 

「はいっす!」

 

と、俺と桜花はともに部屋を出て、斗志たちのいるところへと向かうのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、桜花はいつものように警邏服に着替え駐在所に来ると

 

「主任。仕事お疲れ様です」

 

副官の利権以下数名の隊士が待っていた

 

「おう、李権。今日もあたいらの班は西地区を警邏するから気を引き締めろよ」

 

「はい。・・・あら?主任。その髪飾りは?」

 

と、そう訊く桜花の髪には桜の髪飾りが飾られていた

 

「ああ、これっすか。この髪飾りはあたいの大切な人からもらったものっすよ」

 

「へ~小隊長。因みに誰からなんすか?」

 

「秘密~♪ほら、さっさと行くっすよ」

 

と笑顔でそう答え先に行く桜花を見て隊士たちは

 

「小隊長。昨日は上手くいったみたいだね」

 

「そうね。やっぱり主任は隊長と一緒にいるときの笑顔が一番輝いているよね」

 

と、微笑ましそうにそう話し合う中、桜花は

 

「(やっぱり、あたい。隊長と出会ってよかったす)」

 

と満面の笑みでそう言い、彼女の差している髪飾りがきらりと光るのであった

 

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