真・恋姫†夢想~三国無双の血を引くもの~   作:疾風海軍陸戦隊

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あけましておめでとうございます。投稿遅くなって申し訳ございませんでした


魏からの来訪者

長安の街

 

「ここが長安ですか・・・・・」

 

「はい。前に来た時よりも栄えていますね曹純さま」

 

長安の大通りの道で金髪の女性と青みのかかった黒い長髪をした女性以下複数の兵士が歩いていた

 

「そうですね。これもここを収める董卓殿のおかげかもしれませんね王双」

 

「はっ・・・・しかし本当に曹操様はかの者たちを、美食の会へと招待されるのですか?一度は刃を向け合ったのに・・・・?」

 

「お姉さまにはお姉さまの考えがあるのですよ王双。それにお姉さま、沖田さんに会うの楽しみにしていたみたいですし」

 

「沖田って言うと・・・・・あの天の御使いの一人であり董卓軍の第三軍の将軍のあの沖田吹雪のことですか?」

 

「ええ、お姉さま。沖田殿の話をするときいつも楽しそうに話していましたから」

 

「そ、そうですか・・・・・」

 

と、曹純と呼ばれた金髪の少女はそう言いうと王双と呼ばれた女性とともに董卓こと月のいる屋敷へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

屋敷

 

 

「ねぇ・・・・・起きて・・・・」

 

「う、う~ん・・・・・」

 

俺は寝ている中、急に誰かの声が聞こえる。誰だ・・・・?

 

「ねえ、起きてってば・・・・・」

 

「ごめん・・・昨日徹夜したから、寝かしてくれ・・・・」

 

俺はそう言い布団をひっかぶってそう言うとまたかわいらしい声が聞こえる

 

「ねぇ・・・起きてってばぁ~お兄ちゃん・・・・」

 

さっきから思うんだが、この声は一体誰だ?もしかしてねねか?いや、あいつは俺を「兄上」とは呼んでいるが「お兄ちゃん」とは言わないし・・・季衣や流琉は「兄ちゃん」とか兄様とか言うし・・・・・もしかして香風か?確かにあいつなら俺を「お兄ちゃん」って言うしもしかしたら・・・・いやいや、その三人は今、華琳の国にいるんだから違うな・・・・じゃあ誰だ?いやそれ以前に・・・・

 

「ごめん・・・・・本当にあともう少し寝かせてくれ・・・・・」

 

俺は少し寝ぼけながらそう言うと

 

「もう・・・・起きないんだったら、こうしちゃうんだからぁ・・・・・・・はむっ」

 

「うひゃぁ!?」

 

急に誰かが可愛い声とともに俺の耳たぶを咥え始め、俺はそれに驚き体を起こしあたりを見渡すと

 

「おや?ようやくお目覚めか」

 

「せ、星?」

 

そこには星が目の前に立って俺の顔を覗いていた

 

「はい?」

 

「い、今お前、何かした?」

 

「いえ、別に。あまりにも吹雪殿がよくお休みだったので甘い愛の囁きなどを少々・・・」

 

「え?・・・でもさっきの声って・・・・部屋にいたの星だけだよな?」

 

「はい。そうですが?」

 

あれ?でも今の声は確かに星とは違う声だったよな・・・・・・俺、疲れているのかな・・・・

 

「まあ、良いか・・・・・・」

 

「おや?吹雪殿はねねのようにもっと激しい起こし方の方が良かったですかな?ふむ・・・・ならば次は吹雪の腹の上で回転して起こしましょうか?」

 

いや、そんなことしたら俺の腹えぐれるだろう・・・・・・・

 

「とにかく今度はもっとましな起こし方をしてくれ」

 

「はっ、考えておきましょう」

 

このいたずら小僧みたいな表情・・・・明らかに無難じゃない起こし方をする気だ・・・・・目を覚ましたら槍とか突きつけられてたらどうしよう・・・・いやそれよりも

 

「ところで星・・・・」

 

「なんでしょう?」

 

「どこから入ったんだ?確か鍵はかけていたはずなんだけど?」

 

俺はドアに鍵をかけてたはずなんだけど・・・・・何で星がここにいるのかが不思議であった。すると星は

 

「は、入り口の鍵がかかっておりましたので窓から侵入させていただきました」

 

「ま、窓?」

 

「はい・・・・それよりも吹雪殿、不用心ですぞ。私が刺客であったなら吹雪殿のお命はありませんでしたぞ?」

 

「気を付けるよ・・・まあ、俺に暗殺されるほどの器があるかはわからないけどな。まあ暗殺されるようならそれまでの人間なんだろうな」

 

俺が少し笑って言うと

 

「吹雪殿・・・・・たとえ冗談でもそれは笑えませんぞ」

 

いつもと違い星は真剣な顔つきでそういう

 

「吹雪殿はただの一般市民ではないのです。あなたは天の御使いでありこの軍の一軍の将兵を預かる将軍であり、警邏隊の隊長であり、そして何よりも皆、あなたのことを慕っておいでなのですぞ」

 

「星・・・・・・」

 

「それに私だって、吹雪殿を心から慕っているのです。ですから軽々しくそう言うことは言わないでいただきたい。」

 

「星・・・・・・すまない。俺少し寝ぼけていたみたいだな」

 

「ええ、今の言葉はただの寝言とということにしましょう」

 

「すまない星・・・・・ところで星。一体何の用?他国が攻めてきた…て感じじゃないけど?」

 

急用だったらこんな呑気な起こし方はしないし、何よりもし何かあったら斗志か志乃が起こしに来ているはずだ。すると星は

 

「何。ただ単に吹雪殿の可愛らしい寝顔を見に来ただけですよ」

 

「そ、そうか・・・・」

 

と、俺はそう言い起きて軍服を着ようとするのだが、

 

「おや?もう着替えてしまうのですか?何ならもう一眠りしてもよろしいのですぞ?」

 

「いや、もうそろそろ起きないといけないと思ってな・・・・」

 

「ふむ・・・・それはいけない。何ならわたくしめが添い寝して寝かしつけましょうかな?」

 

と、そう言い星は俺をベットに押し倒す

 

「え?ちょっと星?今の話聞いていなかった?俺起きるって言ったんだけど!?」

 

「聞いておりましたがまだ、日は昇っておりませぬし寝るのにまだもう少し余裕があります。それとも吹雪殿は私に添い寝されるのが嫌だと?」

 

「い、いや…そういうわけじゃ・・・それに星のような美少女に添い寝されるのを拒否するなんて還ってなんか罰が当るよ」

 

「何なら別に問題ないではありませぬか・・・・・」

 

と、妖艶な笑みを見せる星。すると、

 

ドドドドッ!!!

 

と、ドアの向こうから足音が聞こえ、そして誰かがドアを蹴破って入って来た。そして

 

「兄上~かわいい妹のねねが起こしに着てましたぞ!感謝するのです!!」

 

とそこに入って来たのは母さんの軍師であり俺の義理の妹である陳宮ことねねであった。ねねは嬉しそうにニコニコと笑みをこぼして俺に言うのだが・・・・・

 

「さあ、起きてください兄う・・・・・・・・っ!?」

 

ねねは俺が星に押し倒されているところを見ると硬直し、やがて顔を下に向けわなわなと震えだす。その間彼女の体から赤いオーラが見え始めて・・・・

 

「朝から何をしているのですか兄上!!!」

 

と、顔を真っ赤にしてそう言うのと同時に

 

「スーパーちんきゅーキィークッ!!!!!」

 

「どわぁー!!!?」

 

ねねの必殺技の飛び蹴りを喰らい俺はベットから吹っ飛ばされるのであった。因みになんだが星はどさくさにまぎれ姿を消していたのであった

 

 

 

 

 

 

 

「いてて・・・・・ねねの奴思いっきり蹴りやがって・・・・・」

 

俺は首筋を叩きながら廊下を歩く。あの後ねねはプリプリと怒りながらどこかへ行ってしまった。それよりもあの蹴り技。すさまじいな・・・まるで某仮面ヒーロー並みのキックだな・・・・実際に喰らったことはないけど。俺がそう思いながら首筋をさすっていると

 

「吹雪様。おはようございます」

 

「おはようございます吹雪さん」

 

「ああ、志乃に鈴。おはよう」

 

あくびをしながら志乃と鈴がやってくる。

 

「どうかしたんですか吹雪さん。首をさすっているみたいですが?」

 

「ああ、朝ちょっとな」

 

「大方。星が吹雪様の部屋へ忍び込み、夜這い・・・・いえ朝這いをかけているところをねねさんに目撃されて彼女の飛び蹴りを喰らったのではありませんか?」

 

流石は天下名軍師の司馬懿。すごい勘だな・・・・まるで見てきたような言い方だな・・・・

 

「ああ、まあそんなところだよ・・・・・・・」

 

「はぁ~まったくあなたという方は・・・・・」

 

となぜか志乃に呆れた顔でため息をつかれた。え?なんでだ?なんか俺ため息つかれるようなことしたかな?そんなことを思ってると、桜さんがやって来た

 

「あら。三人ともおはよう」

 

「あ、桜さん。おはようございます」

 

「おはよう桜。・・・あれ?なんか慌ててるみたいだけど、どうしたの?」

 

「ええ、さっき、月の所にお客が来てね。その人にお茶とお茶菓子をお持ちすることになっなのよ」

 

「お客?」

 

「そう言えば、さっき街を歩いたのですが、何やら他国の使者らしき人が護衛の兵士を連れて歩いているのを見ました」

 

「ほんと鈴?」

 

「はい先生」

 

「他国か・・・・・・桜さん。そのお客って誰だかわかる?」

 

俺がそう訊くと桜さんは考えるそぶりを見せて

 

「う~ん・・・・・確か曹純さんとか言っていたような・・・・・」

 

「曹純?」

 

桜の言葉に鈴が首をかしげると鈴が

 

「確か・・・・魏の曹操殿の従妹であり、曹魏最強を誇る親衛隊「虎豹騎」の指揮官のはずです」

 

「華琳の従妹か・・・・・会ったことないな?」

 

「私もです。私と吹雪様が曹操殿の客将をしていた時はいませんでしたから・・・・・」

 

俺と志乃が首をかしげてそう思っていると桜さんが

 

「まあまあ、良いじゃないのそんなことはとにかくお客様がいらしたのでしたら、ちゃんと御もてなしをしないといけないからね。それじゃあ私は行くけど、吹雪たちも来る?」

 

「ええ、ぜひ。それと客人のおもてなしのお手伝いもしますよ桜さん」

 

「あら、ありがとうね。志乃ちゃんはどうする?」

 

「私も行きます。主が行くのに軍師である私が行かないのは変ですから」

 

「わ、私も行きます!!」

 

と、そう言い俺たちは桜さんと一緒に月や客人のいる広間に向かうのであった

 

 

 

 

 

 

「美食の会・・・・ですか?」

 

一方、宮中では魏から来た曹純が月と詠と会話していた。

 

「はい。当家では月に一度、華琳お姉様自ら腕を振るって、招いた客人をもてなす美食の会というものを開いております。そこでお姉さまは董卓様との親睦を深めたいと是非、皆様方を魏へ招待したいとのことです」

 

「そうですか・・・・」

 

と月は曹純から渡された華琳からの手紙を読みながら頷く。すると、

 

「わかりました。そのお誘い謹んでお受けします。詠ちゃんもいいよね?」

 

「え?僕は断る理由はないけど?でも、今はいつ袁紹の軍がこっちに攻めるか警戒しているのに大丈夫なの?」

 

「うん・・・確かにそれも心配だけど、せっかくのお誘いを断ったら悪いと思うの」

 

「月・・・・わかったわ。じゃあ、国境の警備の編成と残す軍。そして月の護衛の人数はあとで吹雪たちと相談してみるわ」

 

「うん。ありがとう詠ちゃん」

 

詠の言葉に月は頷くと、曹純が

 

「あ、あの・・・・ところで御使い様である沖田様は今どこに?」

 

「え?吹雪?あいつなら・・・・・・」

 

と、詠がそう言うと・・・・

 

「お茶をお持ちしました」

 

と、そこへお茶を持った桜と吹雪がやってきて桜さんが湯飲みや皿を置き、志乃と吹雪が机の上にお茶菓子を置く。そして鈴が

 

「まずは長旅によって喉が渇いていると思うから喉を潤してください」

 

と鈴はそう言い少し大きめの湯飲みにぬるま湯で作った茶を入れて出し

 

「さあどうぞ」

 

「え?ええ、ありがとうございます」

 

最初は首をかしげた曹純だったが、言われた通り大きめの器のお茶を飲む。最初はちょっとずつ飲んでいた彼も、ぬるま湯で飲みやすいと分かった瞬間、煽るように飲み干した。そして鈴は少し小さめの器に熱いお茶を入れる

 

「では、次にこちらの熱々のお茶をお飲みください」

 

と、そう言い勧め、そう仁はその茶を飲む。それを見た吹雪は

 

「(これって・・・・まるで三杯の茶だな)」

 

と、鈴のお茶のやり取りがかつて戦国時代、まだお寺の小姓だった石田三成がその寺にある土地の領主であった豊臣秀吉をもてなすために行った三杯茶のやり取りに似ていた。そして曹純さんはその茶を飲み干しそして出された茶菓子を食べるとふぅーと一息つき

 

「美味しいお茶とお茶菓子ありがとうございました。お心遣いに感謝します」

 

と、曹純さんはにこっと笑って俺たちに言う。そして俺は小声で

 

「鈴。さっきのお茶のやり取りって・・・・」

 

「はい。前に屋敷の書庫で読んだ。『お客様が来た時のお茶のおもてなし方』という題名の本を読んときのを参考にしました」

 

「なるほど・・・・・」

 

俺が納得したように頷くと、曹純さんは俺のほうへ向き

 

「初めまして。あなたが噂に聞いた枯草色の御使いの沖田吹雪さんですね」

 

「え?ええそうですよ」

 

と返事をすると曹純さんがにっこりと笑い

 

「やっぱり、あなたが沖田さんですね!お姉さまからよく話を聞いています」

 

と、嬉しそうにそう言う。彼女が曹純か・・・確かによく見ると華琳に似ているな。特に笑った時の顔なんかがそっくりだ

 

「初めまして。私の名は曹純。性が曹、名が純・・・字が子和と申します。以後、お見知りおきを沖田様」

 

「こちらこそ、俺は沖田吹雪です。それと様付けはいいですよ曹純さん。俺のことは沖田でも吹雪でも好きなように呼んでください」

 

「では、吹雪さんとお呼びさせていただきますね。それと私のことは柳琳と呼んでください」

 

「え?それ真名だけどいいのか?」

 

「はい。お姉さまが信頼する殿方なので是非」

 

「ああ、よろしく柳琳」

 

と俺は手を差し出すと柳琳は首を傾げ

 

「あ、あの・・・・・これは何ですか?」

 

「え?ああ、。そう言えばまだ握手とかそういう習慣って言うのはないか・・・・・これは握手っといって。互いの手と手を握る天の国の挨拶の一つだよ」

 

と、笑顔で俺はそう言うと柳琳は少し顔を赤く、恐る恐る俺の手を握り

 

「はい。こちらこそよろしくお願いします吹雪さん」

 

と笑顔で言うのであった。それを見たほかの皆は

 

「あらあら♪」

 

「はぁ~もう吹雪様ったら・・・・・・」

 

「アハハ・・・でもそれが吹雪さんですから・・・・」

 

「あ~もう、なんで吹雪は知らずのうちに・・・・」

 

「はうう・・・・」

 

と、みんな呆れた目でそういう。え!?なんで?俺ただ曹純さんと握手しているだけだよ!?俺はみんなの視線に疑問を持ちそして苦笑するのであった

 

 

 

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