真・恋姫†夢想~三国無双の血を引くもの~   作:疾風海軍陸戦隊

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今日は星と吹雪の話を書きます


天水日常編
星と吹雪のメンマロマンス


「ん~今日も天水は平和だな」

 

黄巾党の乱から、数日後、俺はいつものように警邏の仕事をしていた。

本当に今日はいい天気で事件一つもない。

 

 

「あ、吹雪!」

 

「あ、アンチョビさん」

 

俺がそんなことを考えていると、同じく警邏に出ていたアンチョビさんに出会う。

 

「どうだ?警邏の様子は異状ないか?」

 

「ああ、ないよ。アンチョビさんはどう?」

 

「ああ、こっちも問題ないぞ。ああ、そうだ。吹雪、明日の件忘れていないな?」

 

「ああ、あれだろ?黄巾党の乱終結を祝っての宴会だろ?確か・・・場所はいつものとこだよな?」

 

「ああ、あそこだ」

 

アンチョビさんが言うあそことは料理屋「朱雀」という名前の料亭だ。あそこの料理はおいしく俺達警邏隊もとい吹雪隊行きつけの店となっている。特にそこに給仕している典韋っという子の料理がおいしく今じゃ、あの店に飯を食いに行かない隊士はいない。

 

「まあ、そういうわけだから、忘れるなよ」

 

「ああ、アンチョビさんもね」

 

そういい俺はアンチョビさんと別れた。アンチョビさんもこの警邏の仕事に慣れてきたようだ。今ではうちの隊の姉貴分みたいな感じでみんなを引っ張ていている。特にうちの部隊は問題児が多く、武術訓練の教官は斗志、兵法や戦法などの筆記式は志乃。ちなみに志乃は隊士からは「先生」って呼ばれている。。そしてアンチョビさんは人としての道徳や国際社会を考えラテン語なんかを訓練生や隊士に教えている。

本当に助かるよ・・・・そう思っていると・・・

 

「おや?吹雪殿」

 

「ああ、星。」

 

今度は星に出会う。ちなみに彼女は非番だ。

 

「さっき、アンチョビ殿にあってな、吹雪殿も聞いたのか?」

 

「ああ、聞いたよ。明日、料亭『朱雀屋』で宴会だろ?」

 

「ああ。あそこの店はいい。特にメンマがな」

 

「星は本当にメンマが好きなんだな」

 

本当にそうだ。星のメンマ愛は尋常じゃない。この前も桜花がうっかり「メンマのどこがいいんっすか?」なんて言ったときは星は目をきつく光らせ、5時間以上メンマの話をしていた。この前なんかも、星のメンマをつまみ食いした女隊士に至っては、星にこってりと絞られたりと、吹雪隊では「星(趙雲)にメンマの悪口は言うな」っという暗黙のルールができていたりする。

 

「当たり前だ。メンマこそ。史上最強の食品・・・・」

 

あぁ…これは長くなりそうだ。急いで話題を変えなければ・・・

 

「そ、そいえば星。たしか俺に用があったんじゃないか?」

 

「あっ・・・・そうでした。吹雪殿少しだけ付き合ってはもらえぬか?」

 

「ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここって・・・・・・メンマ屋か星?」

 

星に連れてこられた場所はメンマ屋だった。

 

「そうここは、メンマの園。私が一番好きな場所で老若男女の憩いの場……って言いたいのですが・・・・ここに来るのはみんな酒をお供にメンマを食べたいと群がるおっさんのたまり場!そうおっさんのたまり場なんだぁ!!」

 

「(星・・・・本当にメンマのことになるとキャラ変わるな・・・・)」

 

酒を飲み項垂れる星。そして酒をグイッとのみ、星の顔はぐっと俺の顔に近づける

 

「吹雪殿!!我が愛するメンマは今、おっさんたちの食糧と化している。メンマを食べてくれるのは良いが、若人たちが食べに来ないのは大問題ですぞ!」

 

すごい剣幕で俺に言う星。本当に星はメンマのことになると性格が変わるな・・・・

 

「・・・・・で、星は俺にどうしろと?」

 

「簡単なことだ吹雪殿。天の国の知識でこの状況をどうにかできませぬか?」

 

どうにかって言われてもな・・・さてどうするか。メンマでしかも若い人たちに受ける手立てはあるのか?

 

「う~ん・・・・」

 

俺は腕を組んで考える。何かいい方法はないか・・・・・・・

 

「あっ!そうだ。あれがあった。ちょっと待ってくれ星」

 

そういって、店の奥にいる店主のおっちゃんになにか言う。すると店主は店の奥へと行き

 

「はい。これですね」

 

少し大きめのツボを渡された。

 

「ありがとな」

 

俺は店主にを言うと、星の座る席へと戻りツボのふたを開ける。そこに入っていたのはメンマだったがそれはただのメンマじゃなかった。

 

「吹雪殿・・・・・これは長いメンマですか?」

 

そう、吹雪が取り出したのは普通のメンマより長いメンマだった。

 

「このメンマが若者たちに人気が出るんですか?どうやるんですか?」

 

「ああ、これはね。星、メンマ咥えてみて、俺は片方のメンマ咥えるから」

 

「ふ、吹雪殿・・・・・片方咥えましたけど、顔が近いです/////。で、これをどうするんですか?」

 

「そのまま、ゆっくりと食べるんだよ」

 

といい、吹雪と星はゆっくりとメンマを食べ始めた。そしてだんだん二人の顔が近くなる。星は顔を真っ赤にしながら食べる

 

「ふ、吹雪殿・・・・///」

 

そして、吹雪と星の顔がくっつこうとする瞬間

 

プツンッ

 

と、メンマが切れてしまった。それを見て星は切ないというか残念な顔をする。

 

「あ・・・・・・」

 

「残念。どうやら切れてしまったな・・・・・・おや?星どうしたんだ?複雑そうな顔をしてるぞ?」

 

「あ、・・・・いや。・・・・・・なるほど、確かにこれはいい案ですな///」

 

星は顔を赤らめてそう言う。

そう、今吹雪がやったのはメンマ版ポッキーゲームだった。これなら若い人でも受けるだろうと思ったのだ。

 

「吹雪殿。もう一度だけお願いできますかな?」

 

「え、ああ・・・いいよ」

 

と、もう一度ポッキーゲームならぬメンマゲームが開始された。そして、二人はゆっくりと長いメンマ1枚を食べる。そして二人の顔が重なりそうになったとき・・・

 

(ここらで噛み切ったほうがいいかな?)

 

吹雪はそう思い噛み切ろうとした瞬間

 

「むぐっ!?」

 

 

星が勢いよくメンマとともに吹雪の唇に自分の唇を重ねたのだった。吹雪は急な出来事に言葉が出ず顔を赤らめるのだった。

 

「ぷはぁっ!」

 

「ふふ・・・・申し訳ない。メンマがちぎれそうだったので食べようと思ったのですが、メンマと一緒に吹雪殿の唇も食べてしまいました。・・・・・・おや?吹雪殿どうかされたのですかな?なんとも複雑そうな顔をしておられますが」

 

「////」

 

星に、いたずらと妖艶を合わせたような笑みで言われ今度は吹雪が顔を赤くするのだった。

 

「さて、吹雪殿。今度は吹雪殿の部屋でやりたいのですが」

 

「えっ!?」

 

星が吹雪を誘おうとしたが・・・・・・

 

 

「・・・・・・吹雪?星?」

 

「「!?っ」」

 

急に誰かから声をかけられその方向を見ると・・・

 

「母さん!!」

 

「恋!?」

 

そこには恋がいたのだった。

 

「・・・・・・ここで何をしてるの?」

 

と、恋は目を細めて言う

 

「あ、あのこれは・・・・」

 

吹雪が何か言おうとすると、恋は長いメンマを見て・・・

 

「・・・・・もしかして・・・・・ポッキーゲームをやっていたの?」

 

「えっ!?母さんこれ知ってるの!?」

 

ポッキーゲームのことを知っていた恋に吹雪は驚く

 

「・・・・・吹雪が生まれる前。総司とよくやっていた」

 

(父さん・・・・・母さんと、いつもそんなことやってたの?そういえばじいちゃん。父さんと母さんのことを聞いたことがあったけど『あれはまれにみることのできないバカップルだった』とか言っていたな・・・)

 

吹雪はふとそんなことを思い出す。

 

「ポッキーゲームは仲がいい人しかやらない遊び・・・・二人とも仲がいいのは良いけどほどほどにね」

 

「「は、はい・・・」」

 

と、軽く注意されるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

あれから数日後、そのメンマゲームは若いカップルに結構受けて今ではメンマブームとなり星行きつけのメンマ屋は、星の念願通り若者たちが多く訪れるようになったのだが・・・・・

 

「あ、あの・・・・隊長。近頃はこういう遊びが流行ってるって聞きましたのでやりませんか///?」

 

「隊長!これ最近流行りの遊びっす!!二人でやりましょ!!」

 

「吹雪様・・・・あの///」

 

「・・・・・・・」

 

 

と、斗志や桜花、志乃や雪風、それに月や詠もこのゲームにはまり、吹雪はしばらく胃薬なしではいられなくなったのであった。

 

 

 




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