ヘスティアファミリアが最強になるのは間違ってるのだろうか   作:アンキルン

12 / 23
大魔導士

「悪いっすね、おんぶまでさせちゃって」

 

「気にするな、今は体を労わる事を考えればいい」

 

俺ら3人は、絶賛背負われてダンジョン外へ搬送されている、りりも既に意識を飛ばしておりティオナに背負われている、ちなみにベル君にはアイズさん、俺はリヴェリアさんにだ、くんくんいい匂い

 

「何故PTを分散させ各個撃破の選択をしたのだ?」

 

「それを許してくれそうなら、感知した時点で逃げてたし、各個撃破なんか選択しませんでした」

 

「やはりそうか」

 

「これって、どの程度ギルドに報告します?」

 

「私達が見た事は話す予定だが?」

 

「ミノタウルスを撃破したのは、ベル君で構いませんが、あのオッタルって奴は見逃してあげてください、色々思う所があるので」

 

「なぜだ?どうして君が庇う?」

 

「殺気も感じていたしズタボロにもされました、死線を見る事にもなりました、けどアレは俺の手でいつか必ず殺します、罪で裁かせてなんかやらない、おそらく追及しても粘着女神がどうにかしちゃうでしょうし、そんなの面白くないっすから」

 

「粘着女神とは女神フレイヤの事か?何があった」

 

「以前から時折視線を感じてて、どうにか突き止めようとソナーの技術を開発して、どうにかたどり着きました、時折こういったプレゼントを渡してくるんです、さっきの戦い、ほぼ全てベル君の戦いを全部見てましたし、俺の方には視線が一瞬だけ来ましたが、後は全部ベル君の方だったので、ベル君が目的だと思います。そう言う色々な意味を込めて粘着女神ってあだ名付けてやりましたよ」

 

「やっかいなのに目を付けられたのだな、何かあれば相談しに来い」

 

「マジで頼りにしてるっすよ、俺が切り札を教えて近付いたのは、コレが1番の目的だったんですから」

 

「ふふ、そういう事か、抜け目のない奴だな君は」

 

「そうじゃなきゃ零細ファミリアでやってけませんよ」

 

 

 

話は少し時が過ぎ、ロキファミリアが全員遠征にて50階層で全員が落ち合った後

 

(僕にあれだけの事が出来るのか、あれほどの広範囲の戦場をすべて把握した上で、自分は格上の相手を引き付ける、その上で的確に指示まで出す、それほどの代物だというのか裏スキル、しかもそれは発展途上中のスキルという可能性を秘めている)

 

「おいフィン」

 

(僕が最初に覚えるべきだった、リヴェリアに譲ったのが大きな間違いだったのだ、あの後にリヴェリア達に指導を受けた全員が初段階にすら届かないでいる、皆が全員この遠征中に時間を見つけては訓練してるにも拘わらずだ)

 

「聞いてるのかフィン」

 

(この先の59階層では、何かが待ってる、最初に覚えておかなかった代償を必ず支払わされるだろう、たかがLv1の駆け出しが思い付きで始めた技術だと、僕の心の奥底で慢心があったからだ)

 

「どうしたんじゃフィン」

 

(いや、そもそも、あれだけの事を同時にできないで、彼の技術を学んだところで、使いこなせはしないだろう、今は自分の出来る事を増やす、そっからだ)

 

「彼に追いつくためにもだ!」

 

「はぁ~ようやく現実世界に戻って来たかと思えば、夢でも見ておったのか?」

 

「あ・いや、声に出てたか?」

 

「彼に追いつくためにもだーって所からじゃよ、やはり気にしておったのじゃなマフィの小僧の事を」

 

「小僧だと?僕の目指す先にあるのは彼のあの姿だ、やっと僕にも明確な目指す先が見えたよガレス」

 

「そうか、この先の貴様の働きに期待しよう、イキり過ぎて自滅するでないぞ」

 

「ぬかせ、ガレスこそしっかり頼むよ」

 

 

 

 

時は、さかのぼり俺達がミノタウロスの討伐に成功した翌日の昼過ぎ

 

「気が付いたみたいだねマフィ君、傷はもう大丈夫なのかい?」

 

目を覚ますとヘスティア様が、俺をのぞき込んで心配そうに話しかけて来る

 

「ベルとりりは?」

 

「二人とも憔悴しきってるよ、まだ目を覚まさない」

 

「なら大丈夫です、心配かけましたね」

 

「まったくだよ、ミノタウロスを倒したんだって、全く無茶をするんだから」

 

「ベル君1人でです、俺達は外部の邪魔を処理してましたから」

 

「どういうことなんだい?」

 

「まぁ~ロキの人には口止めお願いしてたし、約束を守ってくれたんでしょう、聞きます?」

 

「他には言わないよ、話してごらん」

 

「今回の首謀者はオッタルっていう冒険者で戦い終わって聞いたんですがLv7とか最強とか言われてる人だったみたいですね、それが首謀者です」

 

「なんだって!それをなぜ口止めしてるんだい!!」

 

「まぁまぁドゥドゥ!」

 

「ボクを牛扱いするんじゃない!それでどういう事なんだい」

 

おおよそかいつまみながらを説明していく、聞き上手なのか俺の話をよく聞き理解してくれた

 

「なるほどね、確かに粘着女神の奴ならそう考えるだろうね、マフィ君の判断に賛成はするがボクとしては、あの魔法で逃げて欲しかったかなその為の切り札なんだろ?」

 

「切り札は先に見せるな 見せるなら更に奥の手を持てって名言がありましてね俺もこの名言の支持者なんですよ」

 

「いい言葉だね、僕も参考にさせて貰うよ」

 

「全員のステイタス更新をして全部の紙を持ってきてもらえますか?」

 

「いいけど、勝手に見ちゃ不味いだろ」

 

「今後の対策にも必要なんで、これで終わるとは思えないんですよ」

 

ヘスティアは寝ている2人からと俺のステイタスを更新して戻って来る

 

「やっぱりLv2になりましたか」

 

「因縁の相手を知ってたんだろうぜ、ほんと嫌になるよ」

 

「ベル君はこのままLv2になるでしょう、りりは大幅に上がったが、少し足らなかったみたいですね」

 

「そうみたいだね、君はどうするんだい?」

 

「ベル君が発展アビリティの幸運を選ぶとして、俺は・・」

 

俺の発展アビリティにもベル同様に幸運と他にもいくつかヘスティア様も知らないアビリティが付けられるみたいだが・・・

 

「俺も幸運でいきます、Lv2への更新お願いします、それと俺だけは公表しないで行きます、ベルを隠れ蓑にするみたいでアレですが、レコードホルダーとして名乗りを上げるのに、他に隠し事をしてるとは考えないでしょう」

 

「・・・そうだね、あまり褒められたやり方じゃないけど、ベル君に知れたら黙ってられ無いと思うよ」

 

「分かってますって、うまく誤魔化しますよ」

 

俺のステイタスを更新してLv2へとし、発展アビリティに幸運を付けた

 

「まぁ~こんなもんか、予想の範囲内でよかったよ」

 

「そうかい全く君は可愛げが無いんだから」

 

「そういうのはベルに期待してください、きっと(おおおお力がみなぎってくるぜ!!!)とかって思ってるだろうし、是非今後の為にも立ち会いますね」

 

「趣味悪いよ君」

 

「いまさらでしょ」

 

「明日ヘファイストス様にお見舞いに来るように言っておいてください、槍を渡すので」

 

「分かったよ」

 

 

 

 

翌朝2人は目を覚まして、神様がベル君にいろいろやってたが華麗にするーし、ベルに話しかける

 

「Lv2おめでとうベル、レコードホルダーだそうだ」

 

俺はベルのステイタスの紙を手渡してそう言うと、嬉しそうに神様に再確認し大はしゃぎを始める

 

「それでどうするんだベル?発展アビリティは、俺と神様は幸運を推薦する、後は自分で決めろ」

 

「なにかマフィ君少し変わった?」

 

「吹っ切れた部分が合ってな、少し変わったかもしれんが気にするな」

 

「マフィ君もLv2に?」

 

「残念ながら無理だった、近い所までは来てるはずだからもう直ぐだろうって神様が」

 

「そっか、Lv2か~やっぱこう力が溢れて来る感じなのかな、ぶわーーって力とかがこう燃え盛る感じで湧き上がってくるというか」

 

俺とヘスティアは下を向いて、こらえ切れない

 

「ゴメン無理!!神様どうにか助けてくださいプププっ」

 

「私だって無理だぞマフィ君!うっこえがぼれぞお・・ぷっぷぷ」

 

追記堪えきれず2人して大爆笑する事になった

 

「いあ~ごめんベル、予想通りの反応するもんだから、もう堪え切れなくってさ」

 

「ひどいですマフィ君も神様も」

 

 

 

「それでベルに新たなスキル英雄願望アルゴノート、俺の方に全ての魔法が一覧から消えて大魔導士オーバーロードっすか」

 

「どちらも聞いた事のないスキルだ、大魔導士の方は予想は出来るけど、裏スキルと呼んでいるアレがスキルとして発現したんじゃないかと僕は思う、やっぱり裏スキルと言う概念には少し疑問があったんだ、裏スキルは大魔導士を得る為の通過点に過ぎないって事になるね、もう少し検証は必要だけどね」

 

「そうだろうな、今教えてる誰かが発現すれば確定だから様子見って事になるけど、確定したらやっぱ公表するしかないよな?」

 

「そりゃそうさ、ロキの所の子供にも教えてるんだろ?」

 

「深い所までは教える気が無いけど、自力で極めないとも言い切れないかな」

 

「ロキの奴の子供に先を越されるのは癪だけど、今公表するのは嫌なんだろ?」

 

「当たり前だ、自分から切り札晒すとかありえないな」

 

その後の話し合いで結局、ロキの所よりも早くウチのメンバーの誰かが発現する様に指導して、予想通り大魔導士が発現し確定したら時期を見て公表するという事で一致した

 

 

 

その後ヘファイストス様がお見舞いに来てくれたので、武器を渡す事に

 

「確かに形態が変わってるわね」

 

「次段階の形状は魔装ロンギヌス、スロット3に増えるだけですね」

 

「それじゃ暫く借りるわね、スロットも次段階記念に無料で私の好みで入れておくわ」

 

「お任せします、零細なんでホント助かります」

 

「ちゃんとそんな顔しなくても用意してあるわよ、怪我が治ったら顔を出しなさい渡してあげるわ」

 

「すいません、何から何まで」

 

「段階を超えた様だしね」

 

「ははは・・分かります?けど少しの間、黙っておくので見なかった事しておいてください」

 

「それはいいけど、どうしてなの?」

 

「レコードホルダーになりたくないからっす、次回にはうちのベルがレコードホルダーとして昇格しますんで、その次かまた次くらいに提出しようと思ってます」

 

「そう、いいわ見なかった事にしておくわ」

 

「ありがとうございます」

 

 

 

翌日、朝の訓練が終わるとベル君はエイナさんのアドバイスを聞きたいという事で、飯も食べないで突っ走って行った、戻ってくるとLvアップの更新をするというので、りりと駆けつける事に

 

「ベル様おめでとうございます!」

 

「おめでとうベル、お前がレコードホルダーだ、うんよくやった!オラリオの歴史を塗り替えたんだ胸を張るといい、それと今日の祝勝会までにベルの二つ名も決まるらしいから合わせて祝杯を挙げるぞ、ヘスティア様がきっと素敵な二つ名を獲得してくるはずだ!」

 

「ありがとう、りり、マフィ君」

 

「今日は祝勝会だ今日の主役を称えてあげよう!」

 

「「おおー」「ありがとうみんな」

 

「ヘスティア様ぜひとも色兎の二つ名をgetしてきてあげてください、主に世界平和のために」

 

「なにいってるんだよ!絶対に嫌ですからね神様!」

 

「任せておくんだベル君、無難なのを勝ち取って来るよ!」

 

 

 

 

さっそくダンジョンへ行きたいのだが、俺の獲物が無い為、ヘファイストスの所へ寄っていくと言うと

 

「ボクもLv2になったから防具を一新しようと思ってるから、見てきていいかな?」

 

「りりも矢の補充とかしたいので、今日は買い出しにしませんか?」

 

「そうだな、無理にダンジョンいかなくていいか、じゃ~祝勝会に遅れないように自由行動って事で」

 

「「はーい」」

 

さっそく俺はヘファイストスに会いに行くと、案内されて部屋の中へ

 

「ほら持って行きなさい、いい知らせと悪い知らせがあるわ、どちらが知りたい?」

 

俺は新たな槍を手渡されると、ヘファイストスの返答に悩む

 

「悪い方からで」

 

「次段階の魔装ロンギヌスにするには君が強くなるだけでは無理らしく、この槍でその魔物を討伐する事の2点が条件みたいね」

 

「分かりました、それでそのモンスターとは?」

 

「ブラッドドラゴン、サンダードラゴン、ヴァルガング・ドラゴンの計3体ね」

 

「それでどの階層あたりに?」

 

「それぞれが30~50階層付近に現れるらしいわね、Lv2がどうにか出来る階層じゃないわ今は力を付ける事ね」

 

「いい知らせはなんですか?」

 

「スキルスロットの理論を確立したわ、試作品が今渡したその槍よ、スキルは土精剛腕ね、本来はドワーフ族の専用のスキルなの、体が頑丈になり、腕力が上がるスキルよ、それと土属性の魔法を習得しやすくなるという説もあるわね」

 

「それは有難いですね、検証結果をレポートに纏めて提出します」

 

「それとその武器には不壊属性も付いてるから簡単には壊れないけどメンテが要らない訳じゃないから注意してね」

 

「ありがとうございます」

 

 

店を出ると、ベルが居るので話しかけると、欲しかった作者の防具が無かったので、明日の昼にアポを取ったらしい、その事で俺に相談したいというので

 

「そうだな、明日は俺とりりで潜るよ、その鍛冶師にLv2である事を言うと言いな、運が良ければ専属契約が結べる事もあるらしいから」

 

「専属契約か、確かにあの名前の作者の作品って前使っててすごく良かったから」

 

「とはいえ専属契約ってのは色々面倒も多いらしいから、交渉にベルだけってのも危ないな、やっぱ俺が付いて行く事にする、どんな危険な契約結んでくるか分かったもんじゃない」

 

「あはは・・・信用無いんだねボク」

 

「その為のファミリアさお互いが助け合う為にあるんだし」

 

「うん、分かったよ」

 

「時間余りそうだな、明日暴れられない分、暴れて来るか?」

 

「そうだね、久々の2人での探索だね」

 

時間までダンジョンで暴れた後、そのままベル君の祝勝会へ

 

「それではヘスティア様からベル君の二つ名を発表してもらいます!」

 

「こほん、ベル君の二つ名は未完の少年リトルルーキーだ!どうだ無難だろ?」

 

「異議ありありだ!そんな可愛らしい二つ名じゃ余計色兎の毒牙にかかる女が増えるぞ!」

 

「ボクももうすこし格好のいいのがよかったな」

 

「なんか普通な感じですね」

 

「なんだいなんだい!この僕が必死になって頑張って来たというのに」

 

「どうせ末席で、目立たない様に白波立てない様にしたんだろ、わざわざ会議直前になってLvアップ報告したのだって俺の策だかんな、急すぎてギルドが情報提出できないだろうって」

 

「分かってるさ!君に言われなくたって、そうだよ君の言う通りさ文句があるのかい?」

 

「そんな事よりだ、レコードホルダーの方はうまく誤魔化せたのか?」

 

「大変だったさ、君が見逃した借りを返すつもりか知らないけど、粘着ストーカーが庇ってくれなかったら危なかったよ」

 

「そっか、ならいい方向に向かったみたいだな」

 

「何の話です?」

 

「あのぉ~そんなにレコードホルダーって不味かったんですか神様」

 

「ベル君は気にしなくていいよ、何も知らないベル君を犠牲にして、のうのうとしてる奴だって居るんだからね」

 

「人聞きが悪いな、俺に言ってるみたいに聞こえるぞ?」

 

「そりゃそうさ君に言ってるんだからね」

 

「まぁまぁ~二人とも落ち着いてください」

 

「そうだな、すいませーーん!話が終わったので料理お願いします」

 

イケメン美女エルフのリューさんと、銀髪の腹黒系美女が料理を持って来てくれると

 

「Lv2おめでとうございますリトルルーキ私は好きですよ」

 

「ランクアップおめでとうございます、クラネルさん」

 

っと店の店員からも祝福の言葉と共に、俺は女主人に目で合図すると了解を得られたので

 

「お二人さんも一緒にいかがですか?、じゃんじゃん今日はいきますんで!」

 

「「はい!」」

 

どうやら俺達の話が他の耳に入ってしまった様で、噂話が聞こえる有名税ってヤツだね、ガンガレ!べる超ガンガレ!

 

酒も進み、にぎやかな話が続くがどこにでも絡んでくるアフォは居るもので、魔力操作で足を引っかけると綺麗にすっころぶ

 

「大丈夫ですか?酒が回り過ぎてるんじゃないですか」

 

リューさん視線が痛いです、辞めて頂けないですか?

 

「くっそーなんだ一体、おう!それよりよ~PT探してるんだって?」

 

「いえ全く探してないですよ、酔いが回り過ぎて空耳が聞こえてるんじゃないですか?明日に差し支えますし休んでは如何です?」

 

回りからもヤジが飛ぶ、笑い声とヤジでいたたまれなくなった男は

 

「ちっ」

 

彼はそう言うと席に戻って行った

 

「凄い上手にかわすんですね、見直しちゃいました」

 

「その腹黒い笑顔って天然なの?そうだとすると神々からの支持は低そうっすね」

 

「うっなんでわかるんですか?」

 

「気を付けたほうがいいですよ、頭の悪い男なら引っかかりますけど、少し頭のいい奴ならスグに気が付いちゃいますしね」

 

「それと何か言いたそうですねリューさん」

 

「貴方ほどの手練れがLv1には見えませんでしたので、すいません」

 

「奴に何したか見えてましたもんね、リューさんて強いんですね」

 

「いえ、見えはしなかったです、何かをしたのだしか」

 

 

その後も飲んで騒いで楽しい祝勝会の翌日

 

「ヴェルフ・クロッゾさんですか?」

 

「おう、昨日は悪かったな俺の防具を探してるんだって?」

 

「はい、ありますでしょうか?」

 

「あるぞ!リトルルーキー、俺の事はもう知ってると思うがヴェルフ・クロッゾ、ヘファイストスファミリアのまだ下っ端だけどよろしくな」

 

「あ・僕はヘスティアファミリアのベル・クラネルです」

 

「俺は付き添いで来た同じヘスティアファミリアのマフィだ家名は無い」

 

「それでベルは俺の作品を2度も買いに来てくれた、俺の顧客違うか?」

 

「はい、そうですね」

 

「俺達下っ端の鍛冶屋は客を取り合ってるんだ、有名になれば向こうから来るが、無名だとそうはいかない、俺達の作品は駆け出しが財布と相談して買いにくるくらいだ」

 

「はぁ」

 

「ベルには難しいか?有象無象と本物の差ってヤツだ、俺達も今はちょっとだけ名が売れたが、少し前まで有象無象だ、ここまで分かるか?」

 

「なるほど、名が売れなきゃいい物を作っても売れないから名を売るために顧客獲得競争してるんですね」

 

「そうだ、俺にしてみりゃこれはチャンスだ、そこで頼みがある俺と直接契約を結ばないか?」

 

その言葉を待ってたとばかりに、おれとベルは顔を見合わせ、俺は頷くと

 

「はい、お願いします!」

 

「よかったなベル」

 

「それでさぁ~もう1つ頼みがあるんだけどいいか?」

 

「なんですか?」

 

「俺をお前たちのPTに入れてくれないか?」

 

ベルは俺の様子を伺うので

 

「俺がPTリーダーやってるんだ、いいぜ好きな時に来いよ、その代わりしっかり働いてもらうぜ?」

 

「あー任せろ!」

 

その後、直接契約の手続きまで見届けてから、明日から一緒にPTに参加するという事で、りりに話を通しておくことに

 

翌日から4人PTになったという事とベルがLv2になった事もあって11階層へ進出した俺達

 

「やってきたぜ11階層--っ!」

 

「子供か!」

 

「ここが11階層なんだ~~うわあ」

 

「ベルもかベルもなのか?!」

 

「マフィ様大丈夫なんですか?」

 

「まだ大丈夫だ、このフロアの大半は把握できてるしな」

 

「それってホント便利ですね、りりはようやく纏が出来る様になったばかりなのに」

 

「常に維持しておけよ、これも重要な訓練であり命を守る技術だ」

 

「はい教官!」

 

「おーい2人共、そろそろ作戦を伝えるぞ」

 

「ベルフは最初俺とベルの3人で組んで各自が邪魔にならない程度の距離感で各個撃破していくスタイルで行く、大型なんかは俺が指示出すから従ってくれ、難しい事は言わない大型は俺が引き付けて他が敵の死角からタコ殴りするだけの簡単なお仕事だ」

 

「ここまでで質問無ければ行くがいいか?」

 

「おう!」「うん!」

 

「ベルが先頭で次がベルフ俺が次で最後がりりの隊列だ、ベルあの方向30の2からいく」

 

「うん!」

 

「ちょっとまってくれ30の2ってなんだ?」

 

「30メートル先に2匹いるから向かって倒せだ、察しろよ」

 

「まてまてまてなんで分かるんだよ」

 

「冒険者の基本の索敵だ」

 

「ベルフさん気にしたら負けです、マフィ様は広範囲で索敵が出来る人だと思えばいいです」

 

「わかったよ」

 

そのままベルが先頭で敵を倒し始める、ベルフも攻撃を始めるのを確認して各自にバッフをかけてから

 

「右15の4だ、俺が2匹受け持つ」

 

次々と倒していく、ベルフの様子を見ながら次々と倒していき

 

「ベルフサポートへりり前へ、ベル前30の6各自2づつだ、終わったら他のサポート」

 

その後も戦い続けていると、大型が出たらしく何人かが逃げているのを感知

 

「救援要請だ、大型が居る俺の攻撃5秒後に攻撃開始、ついてこい!」

 

そのまま大型の居る場所へ行き、他の冒険者を横目に、俺が突進して一気に目玉をぶっつぶし距離を取ると、腕に変な輝きが

 

りりとベルにも出ている事からスキル英雄願望だと判断して

 

「全員距離を取れ!ベル魔法を食らわせてやれ!」

 

ベル君のファイアボルトで一気に敵は崩れ落ち煙となってきえる

 

全員を集合させて、休息を取らせる

 

「全員良く俺の指示通り出来てたヴェルフも合わせるの大変だろうけど、ウチはこういう感じだ、嫌なら戻るがどうする?」

 

「いや、マフィお前凄いなこんな凄いPT見た事無いぞ」

 

「そりゃ誉め言葉として受け取っておく、続きやりますかね」

 

この後は危ない事は何もなく次々と殲滅していき、今日の探索は終わりとなった

 

翌日は休みとしていたので、ベルはヴェルフに装備を作って貰いに行き、りりは何か用事があるらしいので

 

「さてと行きますかね!」

 

最近コツコツと扉を設置して、各層の何か所かに自由に行けるようになってるので、こっそり時間を見つけては潜っている

 

ちなみに今日は12階層からだ、中層と呼ばれている13階層へ今日は行くつもりだ

 

13階層は大量にモンスが出たりモンスの能力も格段に上がるらしいが

 

予定通り13階層へ到着しアルミラージらしき大群とヘルハウンドらしき反応が多数探知できる

 

人の反応は無い、ならばする事は1つだけだ!

 

買っておいた盾を装備して、突っ走る!!

 

「おーいちゃんとついてこいよ!俺と一緒にマラソンだ♪」

 

(間もなく、焔は放たれる。忍び寄る戦火、免れえぬ破滅。開戦の角笛は高らかに鳴り響き、暴虐なる争乱が全てを包み込む。至れ、紅蓮の炎、無慈悲な猛火。汝は業火の化身なり。ことごとくを一掃し、大いなる戦乱に幕引きを。焼きつくせ、スルトの剣――我が名はアールヴ)

 

大量のモンスを引き連れて怪物行進をし、広場に到着する前に詠唱を終わらせて

 

「レア・ラーヴァテイン」

 

 

一斉に集まっていたモンスが焼き払われる、即座に燃え尽き魔石だけを残して消し飛ぶ、やっぱこうでなくっちゃね

 

調べたら詠唱は公開されており、様々な魔法を取得に成功した俺は、発現した大魔導士に相応しい威力の攻撃魔法も使える様になった事から超範囲狩りをしに来たのだ、うんチートだね絶対に人に見られちゃいけない奴だわwww

 

「さて、この階層も後1回集めたら終わりかな」

 

人が居ない事を言いことにやりたい放題、人が来てしまったら場合によるが少しでも巻き込みそうなら扉からさようなら

 

絶対に誰にも知られてはいけない狩り方だが、ソロで探索を続けていくなら、この程度は致し方ない

 

扉をいくつか作ったら、残り半分を処理し、次の階層へ向かう

 

次の階層も人はおらず3回に分けて処理して次へ次へと向かう

 

魔石拾うのが面倒になって扉を床に設置して自動回収したりする方法も考え出し、効率はさらに酷い事になって行った

 

1回だけ人の気配がしたので、モンス共を俺の空間へ招待してモンスを処理したが、他は人がいる事も無く順調に進んでいった

 

「ゴライアスいるかな?」

 

次の階層の最後に居るというゴライアスという階層主をソロで倒して今日は終わろうと向かったが残念ながら倒されており会う事が出来ず、18階層に到着後扉を分かりにくい場所へ設置して今日の昼前の探索を終わる事にした

 

換金をして、昼飯を食べてから、再び続きに戻る前に鍛冶屋でいくつか武器と防具を購入して、部屋で超重装備のフルフェイスの頭防具を付けてセーフティーゾーンを通過し、再び奥へ向かう

 

流石にいくつかPTがあり、この階層は旨みが無いのでさっさとモンスを避けて次へ向かう

 

いくつか下りて、ようやく人の居ない階層までたどり着き、再び範囲狩りを始める

 

22階層まで進み、範囲狩りを続けると、やはり徐々に敵の攻撃が痛くなって来たので、危険と判断し、今度は階層を戻りながら、うまみのある階層で狩りを続けた

 

「よし!結構進んだな、帰ろっと」

 

本日の収入は昼前が120万で昼からが250万となり計370万也!やっばいわコレ

 

ちなみにソロでの収入は全部隠し財産として俺の宝物庫の空間へ、前に手に入れたグリモアも有るけど他の宝はまだない

 

ちなみに範囲狩りをやるとドロップアイテムのほぼ全て灰になるので残念ながらドロップアイテムは非常に少ないがそれでもそれなりにあったりする

 

換金所のいいところは、相手の顔を見ずに身元証明も必要のない所にあるが、大量の素材を一気に出すのは持つのも大変なので持てるだけ換金する事に

 

翌日からPTでの狩りを再開し、俺は中層への進出を提案し、ギルドで意向を言うとエイナさんに、全員がサラマンダーウールを装備する事を条件に出したので帰りに購入した

 

「さて条件も揃った事だし、明日から中層へ行くんだけど、隊列とかは変わらないし作戦も同じだ、何か質問あるか?」

 

「俺は特にないぜ」「ボクも無いかな」「りりも無いです」

 

「じゃ~明日に備えて英気を養うか、今日は俺のおごりだ好きなだけ食え」

 

夕食を終えてホームに戻り、ヘスティア様に明日から中層へ行く意向を伝えて寝る事になった

 

翌日から13階層を探索する事になり、試しに戦わせてみるが問題なので、先へ進みある程度多い数の場所へ向かい全員でする戦いをする事に

 

さすがに大勢の敵を相手にするのは皆が苦手らしく、俺が細かく指示を出す事でどうにかする事が出来た

 

「ちょっと無理かな、各自が視野をもっと広げて戦えるようにしないと、指示出すだけで喉がカラカラだっての」

 

「マフィが異常すぎるんだっての」

 

「ほんとうです、どういう視野してるんですか」

 

「マフィ君はやっぱりすごいね」

 

「明日から早朝訓練にヴェルフも来い、今のままでは足手まといだ、先へ進みたいが纏までは全員が覚えるまで探索は12階層までだな」

 

「なんだよ纏って」

 

「ヘスティアファミリア独自の技術だよ、特別に教えてやるけど他に漏らすなよ?」

 

「マジか!そりゃ~楽しみだ」

 

「マフィ様、以前りりにロキファミリアから覚えて来たとか言っていませんでした?」

 

「ギクリ・・」

 

「何を隠してるんですか?!リリにも言えない事なんですか?」

 

「あ~説明するの、めんどかったからロキファミリアのせいにした、すまん」

 

「まったくーりりを何だと思ってるんですか!」

 

「まぁ~あれだ、俺が開発した以上!」

 

 

 

翌日、早朝訓練を終わらせてダンジョンへ向かう途中、ミアハファミリア所属ナァーザさんがベル君を呼ぶので、何かと思い付いて行くとクエストを受けて欲しいとの事で、詳細を聞く事になった

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。