ヘスティアファミリアが最強になるのは間違ってるのだろうか   作:アンキルン

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ひまわりの神様

「それで、アポロンファミリアの奴らが探りを入れて来てると?」

 

俺はLvアップをした2人を祝う祝賀会に行こうとして準備をしていたら、アスフィに緊急の案件があるからと、半ば強引に引きずられ話を聞く事になった

 

「はい、あからさま過ぎて何を考えているのか、狙いはベル・クラネルでほぼ間違いなさそうです」

 

相変わらず、色兎はもてもてやなぁ~っなどと思いつつも話を続ける

 

「それで粘着女神は、この件知ってるのか?」

 

「粘着女神とは???」

 

「あーゴメンえ~っと・・・フレイア?フレイヤだっけかな、そう言う名前の女神いない?」

 

「・・・・怒られますよ、絶対に他では言わないでくださいね」

 

「あーいいから、それでフレイヤファミリアは知ってそうか?」

 

「さぁ~なにゆえフレイヤ様の所が関係してるので?」

 

「あそこもベル君に執着してるからね、あの粘着女神にしてみたら面白くはないでしょう、下手に探るのは不味いな、俺自ら出向くか、、あー不味いなオッタル君と再戦になるな、何かいい案ないです?」

 

「まずどこから突っ込めばいいのです?とりあえず頂点と再戦って所から聞かせて貰えます?」

 

俺、誠実に説明中・・・

 

「良く生きてましたね、っていうかこの件を私に話してよかったんですか?」

 

「あーいいよーヘルメス様への土産話にでもどうぞ」

 

彼女達元ヘルメスファミリアの全員ではないが、未だにヘルメス信仰者はいるし、それを分かった上でコンバートを許可してる

 

「全く・・それでですね、一応私の方で話を入れておきます、あそこはウチの客でもありますんで」

 

「そうしといてくれると助かるよ、それでヒマワリの神様は、どういう性格してるか知ってる?」

 

「・・・ホントいい加減にして頂けます?本気で怒りますよ、性格はヘスティア様に聞いた方が早いと思いますよ、少なからず因縁があるとの事ですし」

 

「了解、聞いておくよ、動きからして、せっかちなのかアフォなのか判断がしづらいな、一応暫くの間ファミリア全員手狭だけど、ここで団体行動だな、バカだった場合誘拐とかする可能性がある、ミジンコ並みの低脳なら誰かに言いがかりをつけて来るかな、ちょびっとおりこうさんならこのあからさまな探りを利用して警戒させまくってジワジワ嫌がらせして俺達の反応を伺うかな、まともなら今後は手出ししてこないかな」

 

「なるほど、一理ありますね、相手がおりこうさんだといいですわね」

 

「そうだね、また神を失脚させると、俺の二つ名に影響しかねんし」

 

「またですって?!」

 

「あー悪い、以前にソーマを解体したんだよ、なので今回は辞めて欲しいかな、まだ俺の二つ名が決まるの先だしさ」

 

「すっごく個人的な理由ですのね、それで他には対策はされるので?」

 

「いや、これ以上はちょびっとおりこうさんだった場合、相手に乗る事になるから面白くないですね、なのでここまでにして様子見をします、この建物の中なら俺のサーチ範囲内ですし」

 

「構わないですが、彼らは元ヘルメスファミリア全員が、ヘスティアファミリアにコンバートした事知りませんがよろしいので?」

 

「はぁ?こないだギルドで登録したじゃん、どゆこと?」

 

「ギルドは、登録したとしても公表とかはしませんよ、聞かれれば答えるでしょうけど」

 

「もしかして、そう仕向けた?」

 

アスフィは、あからさまに視線をそらし話を続ける

 

「それでメンバーを全員ここへ集めるのですか?」

 

「あー・・そう、そうなんだ、アスフィの手腕は怖いっすね、この件でアポロンが潰れたらアスフィのせいだからな!絶対だぞ!!」

 

「私は知りませんよ、ただファミリアの情報漏洩を阻止しただけですので」

 

「うわぁ・・・責任逃れだ、政治家みたいだ、ひっどぉーーっ」

 

「話を進めてください、アフォロンじゃなかったアポロンだけに構ってられるほど、私達は暇じゃないんです」

 

「言いつけてやる、あの2柱に言いつけてやるからな・・さっきの話は撤回して現状維持で、狙われるのは俺達3人と1柱だけだし」

 

「まさか撮影してるのですか?だとしても無意味ですよ、ヘルメス様は旅に出られましたし」

 

「アフォロンとかびっくりだわ、俺の言ったヒマワリの神様のほうがまだかわいいぞ?、・・・しばらくあの2名と一緒に鍛えてくるから、運営任せるよ」

 

「勝手に任せないでください、貴方が団長なんですよ、私もここへ頻繁に来てたらバレます」

 

「構いませんよ、俺達小遠征するから居ないし、ヘスティア様の面倒だけ見てくれれば、そうだミアハ様に頼むか」

 

「それで行きましょう」

 

 

その夜、ベル君達とアフォロンが喧嘩をして帰って来た・・・ミジンコだったな

 

即座に該当者3名とヘスティア様を呼び出して、詳しく話を聞く事に、丁度アスフィは戻ってしまったので居ない

 

「まず、怪我もなく一方的に、ぶっ倒してきたんだな?」

 

「ううん、ヴェルフは少しやられちゃったよ、それで、ごめんなさい」

 

どうやら、ベル君はここに来る前ににヘスティアに少し怒られたようで、しょんぼりしてる

 

「あーいいからいいから、こうなるのは想定の範囲内だったんだよ、今日俺が行けなかった理由もそこにあったし、アスフィからその件の説明受けてたんだ」

 

「どういうことなんだいマフィ君」

 

「最近うちの近辺を探ってるのか分からんが、アポロンの奴らがこの近辺をウロウロしてるらしいから対応を考えて欲しいってアスフィが言ってきたんだよ」

 

「なるほどね、次に相手のやって来そうな事の中に、誰かにちょっかいをかけて来るんじゃないかって考えてたんだね?」

 

「3つほどパターンは話し合ってたけど、ミジンコ並みの行動ですね、なので今後の対応もやりやすくて助かります、ヴェルフは本当の被害者かな、悪かったなウチのごたごたに巻き込んで」

 

「いや、俺は全然いいぜ、ダチの為だからな気にすんな」

 

「相変わらず男前っすね、この後の話どうする?聞いてくか?」

 

「もちろんだ、俺にも知る権利があるから聞いたんだろ??」

 

「そういう事だ、もうヴェルフも当事者だからな、話の続きをするけど、おそらく相手が次に仕掛けて来るのは近日中だ、神々の集まる宴って次は何時です?ヘスティア様」

 

「う~~ん聞いてないかな、けど誰かがそろそろ主催してもいいかもしれないけど、どうしてだい?」

 

「次に仕掛けるとしたら、アポロンの神自らが出て来るはず、こんな早いタイミングで動いた事から、相手の神はせっかちでこらえ性が無く、頭はミジンコ並み、ヘスティア様はあのヒマワリの神様と何か因縁があるって聞きましたが、俺の推察はどうですか?合ってます?」

 

「相変わらず、神を神と思わない奴だな君は、そうだね、おおよそ合ってると思うぜ」

 

「なら次の会合が決まってないなら、アポロン主催だろうな、そこで因縁をつけて対立し戦争遊戯に持ち込むはずだ、これでほぼ間違いない違う可能性があるとするなら、俺達の事をもっと詳しく調べて手を引くかだ」

 

「おいおい、話デカくなってねーか、本当にそうなるって言うのかよマフィ」

 

「まず間違いないね、2~3日後には必ず動くはずだ、そうでなくては今日の騒ぎの意味がない」

 

「ボクも同じ意見だね、アイツなら明日にも動いてくるだろうさ」

 

「決まりだな、ヘスティア様は神々の会合出るなよ?時間を稼ぎたい」

 

「何をするんだい?」

 

「相手が少数弱小と思ってるなら相手の土俵で、確実に完璧に勝つ!けど今の俺達3人ではアポロンの所に、何をどうしたって全く歯が立たん、なので出来る限り鍛えに行く小遠征だ、準備を明日1日で行い、その後1週間の遠征へ向かういいな?」

 

「うん!」「はい!」「ちょっと待てよ!」

 

「ヴェルフなんだ?」

 

「元ヘルメスファミリアのメンバーに頼らないのか?」

 

「そうだけど?何か問題がある??」

 

「無茶過ぎるだろ!どう考えたってアポロンファミリアは小さなとか弱小なんかじゃない!」

 

「仕方ないだろ、手伝ってくれないんだもん」

 

「お前団長だろうが!そういう事を言ってる場合なのか?!!」

 

「あいつらは、まだコンバートして1週間も経ってないんだ、万が一があるんだよ、それに、あいつらは俺が原因でファミリアごと潰されたんだ、後ろから狙われるなんざ御免だね」

 

「っち勝てんのかよ、たった3人なんかで」

 

「2週間引き延ばして可能性は1%だろうな、数の差は絶対に不利になる、かといって信用しきれないメンバーで挑めば1%とて危うい、まぁそういう事だとりあえずヴェルフは気にするな、所詮は他所のファミリアの話なんだ、話を最後まで聞かせたのは親友だからだ」

 

ヴェルフは何かを想いながら押し黙り、暫くした後部屋を出て行った

 

 

 

 

その後、小遠征の話し合いをした後、ヘスティア様と話の場を設ける事に

 

「それで宴なんですが、行かずに無視した場合なんですが、次にする行動はおそらく襲撃か誘拐だと思われます」

 

「あり得る話だね、それでどうしたいんだい?」

 

「戦争遊戯が決定してから開催までに、どれだけの時間が必要だと考えます?」

 

「・・・う~ん、3日~1か月くらいかな、規模によってとか色々あるからね、1対1の決闘の場合はスグだろうし」

 

「やはり間に合いませんね、襲撃が予想されるターゲットですが恐らくヘスティア様になります、明後日から俺達は居ませんし」

 

「あーーもう、やっぱそうなるのかーー、嫌だぞボクは」

 

「アスフィを護衛に付けたいのですが、元ヘルメスのメンバーもターゲットにならないとは言えないんですよね、なのでヘファイストスファミリアに暫くの間滞在するか、ロキファミリアに頼るくらいしかないんですよ、後者は出来れば避けたいですね」

 

「宴に出て、そっから時間稼ぎしたほうがいいんじゃないのかい?」

 

「できますか?出来なければベル君を失いますよ、相手のターゲットはベル君なんですから」

 

「本当なのかい?!何故それをもっと早くに言わないんだい!!」

 

「間違いない情報ですよ、アスフィが言うんだから間違いない」

 

「信用してるんだね、ならなおさら彼女達を使うべきなんじゃないのかい?」

 

「使いますよ?何を言ってるんですか?」

 

「はぁ?君は信用しきれないとか、恨みを買ってるんかもしれないからって・・」

 

「あの場で本当の事を言える訳ないでしょうが、俺はこの機会に乗じてヴェルフが欲しかったんだ」

 

「・・・・悪魔」

 

「何とでも言えよ、とりあえず種は蒔いたんだ、後は運に任せるしかないかな、それとアスフィ達は使うけど、戦闘には使いませんよ、こんないいチャンスは無いですからね、ベル君にはもう1段階強くなってもらういい機会ですし、利用しまくりますよ、相手がミジンコですからね、やりたい放題です」

 

「相手が可哀そうになって来たと思うのは、ボクの気のせいだけなんだろうか・・・」

 

「何を言ってるんです?ヘスティア様がカギを握ってるんですよ、ベル君との永遠の愛の扉の鍵を」

 

「そんな事を言って、どうせ負けても何かしらの手段でどうにかしちゃうんだろ?」

 

「あらま、最近ヘスティア様って賢くなってきました?」

 

「いいから聞かせろよ、ボク達が負けた場合は何をするつもりなんだい?」

 

「ホームごとぜーーんぶ深層へ置き去りの刑かな、残念ですが、神を含めて全員皆殺しです、ベルはその前に助けるけど」

 

「・・・・分かったよ、絶対に時間を稼ぐから、絶対に勝つんだ、宴に参加して戦争遊戯の開始時間を出来る限り引き延ばして見せる」

 

「じゃ~1か月は最低伸ばしてね」

 

「うっ・・・それはいくら何でも無理がある気がするんだよ」

 

 

 

 

予想よりも早く、アポロンから宴の招待状が翌日に届けられ、「どんだけせっかちなんだよ」と思いながら、内容を聞くと子供同伴って条件だそうだ

 

「それで君達は明日から出発なんだろ?ボクはベル君と行きたいのに」

 

「しゃーないな、俺が付いて行ってやる、その時間だけ戻って来るから」

 

「えーーやだよ悪魔と行くのは」

 

「ざけんな!遊びに行くつもりだったのかよ!!」

 

「わかってるさ!そのくらい・・・だけど」

 

「ああん?!」

 

むりやり納得させて、俺が宴に参加する事にしてやった、いい出会いがありますように、と心の奥底で祈り続けたり・・

 

「アスフィは、留守の間頼みますよ」

 

「はいはい、気を付けて行ってきてくださいね、それでその日だけ、どうやって戻ってくるつもりなのかしら?」

 

「あれだよ、ぴゅーっと戻って、ぴゅーっとまた出かける感じ、おわかり?」

 

おもいっきし殴られた、、、痛いよママン

 

「痛ったいなぁ~~もう、知りたかったら自分で少しは考えろよ」

 

「それで?なんなのシャキシャキ答える!早く!ハリーハリー!」

 

「それで遠征に居る食料とかを、あまり目立たない様に、生鮮食品とか腐るものとかも全然おkだから、騒ぎにならない程度で仕入れて来てくれる?」

 

「遠征に生鮮食品?何を言ってるんですか頭腐りましたか??」

 

「いいから!早く行ってこい5人分を10日分でちゃちゃと買って来い!ハリーハリー!ハリアーーップ!」

 

今度は蹴り飛ばされました、暴力女とか嫌いとです・・・マフィです

 

「いってーーな!何するんだ、あーそっか、生活用品とかも頼むわ、言うの忘れてた件だね、じゃ~いってら~」

 

「いい加減にして頂けますか?私ってそんなに信用できませんか?」

 

「だってさーベル君達にも詳しく言ってないし、神様は少し知ってるかな、なので信用を得る為にも行って来てよ」

 

「・・・いつか絶対に教えるって約束できますか?」

 

「わかったよ、今回の遠征でベルとリリには話すから、その後な?いいだろ?」

 

 

ようやく納得して、アスフィは手配をする為に部屋を出ていった

 

「いいのかい?」

 

「ベル君とリリにはそろそろ幹部としての自覚を持ってもらう為にも教えるつもりだったし、アスフィに関してはアポロンの件が終わって様子を見ながらですね」

 

「そう決めたならボクは何も言わないけど、かくまってるくれる場所って君のあの場所でいいんじゃないのかい?」

 

「いっそ神様も行きます?精神と時の部屋バージョン2へ」

 

「はぁ?ダンジョンへ行くんじゃないのかい?」

 

「時折行く感じですね、ほぼ全て?を精神と時の部屋バージョン2で修行します、ベル君はあり得ない速度でステイタスだけが強くなってしまった弊害を感じてないみたいだけど、俺はそうは思ってなくって、速度に技術とか経験が追いついてないんですよ、今回はそれを見つめなおす旅ですね」

 

「なるほどね、ボクもその意見には賛成だけど、その精神と時の部屋バージョン2ってのは何だい、嫌な予感しかしないんだけど」

 

「前のバージョンは、時間の流れを変えただけの昼と夜があるだけの何もない部屋、今度のは時間の流れが違うのは勿論、劣化と言う概念が無い、進化とか成長とかはするけど、さらに重力がここの5倍あります、結論として、こっちの世界に居るより何倍もの時間を使え、重力が強いので居るだけで鍛えられ、年を取ったりしない、食べ物とかも腐らない劣化しない、素晴らしい環境にございます」

 

「あのさぁ・・自重って言葉知ってる?」

 

「じゃ~反対するの?」

 

「しないけど、ボクも行けるんだろ?連れて行ってくれよ」

 

「重力強いっすよ?」

 

「限定解除は?」

 

「しろと?」

 

静かににっこり笑いながら頷くヘスティア様、言うんじゃなかった・・・

 

 

夕方、ヘスティアファミリア幹部会が行われ、今後の予定について話し合う事に

 

「明日早朝から小遠征に向かいます、18階層を起点にするので物資の補充などは現地でも行えるので、なんとかなります、問題は武器などの消耗品になるんですが、一度こっちに戻るので、その時に補充するので食料と合わせて準備の方よろしくお願いします」

 

「はい、予定に合わせて準備しておきますね、用意した物資はかなりの量ですが大丈夫なの?」

 

「問題ないです、後で整理しに行きますので、それと続いてですが、ヘスティア様が狙われる可能性が非常に高いですので、とあるファミリアに匿って貰う事になっています、場所は俺とヘスティア様、そして匿って頂ける神様のみが知っているだけにします、嘘を見抜く神が相手の場合の事を考えての処置です」

 

「分かりました、我々は自分達の身だけを守っていればよろしいのですね?」

 

「はい、アスフィさんに全てお任せします、ミアハファミリアの方も一時的にアスフィさんの所で寝泊まりなどをして貰えればいいと思います」

 

「うむ、すまんが世話になるぞアスフィよ」

 

「はい、お任せください神ミアハ様」

 

「それで最悪の場合ですが、ホームとか店舗を捨ててでも人命優先でお願いしますね、これだけは全員が厳守してください」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「次に神の宴に関する件ですが、ミアハ様も今回は出席してください、ウチからはヘスティア様とベル君に行かせます」

 

「え?」「昨日と違うじゃない」

 

「色々考えた結果です、俺とアスフィは外からガードしますんで、アポロンの挑発にうまく乗って戦争遊戯を受けてください、その時の対価とかはヘスティア様に任せます、遊戯方法はファミリアvsを俺達は狙ってますが、あえて1vsを狙うような発言でこちらの手の内を見せない様にする事いいですね?」

 

「分かってるさ、ボクを信じろ」

 

「その後は出来る限り、時間を引き延ばすために、ヘスティア様は病気になり緊急入院しますんで、ミアハファミリアの力が必要になります、面会謝絶を絶対に守ってください」

 

「うむ分かった」

 

「バレた場合ですが、すっとぼけてくれて構いません、後で何とでも出来ますから」

 

「その何とかなるが怖いと思うのはボクだけなのだろうか・・ミアハ本当に頼むぞ色々な意味を込めて」

 

「あはは・・怖いな、だが了解した」

 

「今回の遠征で、恐らくですが、ベルでアスフィを超えるくらい、りりで今のベルを超えるくらい、俺は性悪団長を超えるくらいになるのを目標に頑張ってきます」

 

「性悪団長って?」

 

「フィン・ディムナって野郎です、まーっ性格の悪やつでしてね、今回の遠征の1番の目的は奴に勝つ!その為の遠征ですから」

 

「それって勇者ですよね?勝てると思ってるのですか??」

 

「いけるっしょ、アレ結構対人戦苦手なんじゃないかなって思ってるんですよ、俺的にはオッタルの方が対人戦だけに絞れば10倍は少なくとも強く感じたし」

 

「比べる対象がおかしいですマフィ様、けど期待してますよマフィ団長」

 

「こんな感じの意気込みで頑張ってきますね」

 

 

 

翌朝、俺達3人は荷物を纏めて集合する

 

「神様行ってきますね」

 

「うん、がんばろうねベル君」

 

「よし、行くぞ!」

 

「どこへ行くんですか?出口はあっちですよ!」

 

「こっちでいいんだって付いて来い」

 

有無言わさずにりりとベルを引き連れて俺の部屋に入り、扉から精神と時の部屋バージョン2へ向かおうとすると

 

「どういう事なのかりりにも分かる様に説明してくださいマフィ様!」

 

「めんどくさいな、入ったら教えるから付いて来いよ」

 

俺達は扉から精神と時の部屋2に入り、そこで説明を改めてする事に

 

「まず、俺の魔法は異空間とか別空間を作る魔法、そして扉を作る魔法、扉の鍵を作る魔法の3つがある、そしてこの空間が精神と時の部屋バージョン2って訳だ」

 

「やっぱりあの時の事はコレだったんですね、リリをバカにして!」

 

「そういうなよ、この魔法のヤバいのは、やろうと思えば階層主を地上に出すことだって嫌いな奴を深層へ送り出したり異空間に閉じ込めることだってできる、これがどれほど危険かくらいわかるだろ?」

 

「そうですね、絶対に知られては不味いですね」

 

「それよりもなんで神様が居るんですかーーっ!」

 

「ボクの事は気にしなくていいよ、君達のお世話をする為に来たんだ」

 

「何を言ってるんですか?!マフィ君どういう事なの?」

 

「ここ安全、俺達修行、世話してくれる人必要、秘密を喋っていい者限定、おわかり?」

 

「おわかり?じゃないですよ、マフィ君の言う事は分かるけど、神様にお世話をさせるなんて恐れ多いです!」

 

「ベルの話は後回しだ、後1時間くらいするとヘスティア様以外の俺達は2倍の重力に襲われる、1週間後に3倍、1ヶ月後に4倍、半年後に5倍に増えていく様に設定してある、ここでの1年は俺達の世界の1日だ、たっぷり時間を使って修行できる」

 

「それだとりりは人より早く老けちゃうじゃないですか!」

 

「それも対策済みだ、この世界において劣化といった概念は無い、進化とか成長と言った概念はある、ダンジョンとかよりも魔力の回復が早いおよそ20倍かな」

 

「いろいろ修行するのに便利な場所なんですね、それでリリ達は何をするんです?」

 

「まず、りりは裏スキルを完成させろ、時間はたっぷりある」

 

「はい!」

 

「ベルは、俺とエンドレスバトルだ、怪我しても回復してやるから気にしないで殺す気で来い」

 

「マフィ君が怪我しちゃったら?」

 

「言うじゃねーか!」

 

 

こうして俺達の修行は幕を開けた、事前に作ってあった湧き水の施設や畑や果樹園なんかの施設があり、飲む食べるには困らない、持ち込んだ食料を合わせれば1年は持つだろう

 

宿泊施設も完備しており、俺の趣味がふんだんに盛り込まれてるのでオラリオよりも快適かもしれない

 

ヘスティアは俺達の修行の様子を、微笑ましく想いながら見守り、食事や掃除などといった事をしつつ、時間を見つけては様子を見に来たりした

 

修行内容は、1vs1を始めは順番にやっていき、自分に足りない物、課題を見つける事から始めた

 

1時間後には重力が倍になったがLv2に全員がなっているので、それほどの苦にはならなかったが、それでもかなりの負荷となり着実に力を付けて行った

 

課題が見つかると、それぞれが思い思いに修行を開始する、俺の場合は予備動作のない槍捌きを習得するために、鏡の前でひたすら槍を使い続ける

 

ベル君は、パワー不足と素直過ぎる攻撃に課題を見つけたので、イメージトレーニングをしたり、シャドーのやり方を教え架空の相手見据えその相手がイメージ通りに出せる様に四苦八苦している

 

りりは、裏スキルの次の段階の身体強化と基礎訓練に重点を置いて修行している、ときおり俺が手助けをしながらやる事で、確実に成果を出してきている

その他に2匹の召喚獣を出して、じゃれてるじゃなかった組手を行っていたりもしている

 

1週間がすぎると重力にも完全に慣れ、成果が少しでも出れば手合わせを行い、その中で新たな発見をしたり、次の課題を見つけたりし、着実に力を付けて行った

 

ステイタスの方は、毎晩夜行い、数字の変化を細かく記載して何をするのが効果的なのかを探ったりもした

 

ステイタスはダンジョンに潜る方がやはり上昇する数値が大きい事から、モンスターを倒すとLvに応じて苦戦とか関係なく入手できると分かり、今後の役に立てようと考えた

 

そしてステイタスが、概ねカンストしたのは俺とベルが4ヶ月後、りりが半年後にそれぞれステイタスがカンストしLvを引き上げさらに精進した

 

「Lvアップおめでとうりり、ようやく許可が下りてよかったね」

 

「はい、ベル様も次の段階までもう少しなのでは?」

 

「Lvアップもまだ出来ないみたいなんだ、まだ先は長そうかな」

 

「これでようやく全員Lv3になった訳だ、明日はLvアップによる体の変化に慣れる為に、俺とベルで徹底的にしごくから覚悟しろよりり」

 

「はい、お手柔らかにお願いしますね」

 

「しっかし、まだこれだけ滞在して半日なんだろ?、予定では1年なんだから、まだ半年もあるし、もう少しゆっくり修行してもいいんじゃないのかい?」

 

「だめですよ神様、まだ僕は全然マフィ君に勝ててないんですから、休むなんて出来ません」

 

「けどねベル君、無理しすぎても良くないと思うぜ、明日くらい全員Lvアップした記念に休んでもいいんじゃないのかい?」

 

「それはそうなんですが、絶対に負けたくありませんので、りりとマフィ君と神様で休んでは如何です?」

 

「りりは休みませんよ?今すっごく調子いいんですから、勿体ないです」

 

「俺もパスかな、ベルに負けでもしたら、たまったもんじゃない」

 

「はぁ~・・分かったよ、気がすむまでやって来るといいよ」

 

 

 

 

こうして精神と時の部屋バージョン2の修行は後半へ続くのだった

 

 

 

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