ヘスティアファミリアが最強になるのは間違ってるのだろうか   作:アンキルン

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借金返済

「俺一応男な、でリリは女おk?」

 

主神ヘスティアも交えた新生ヘスティアファミリア初めての大会議だ、議題はもちろんリリルカ・アーデの処遇についてだ

 

リリは保護観察と言う名目でソーマからヘスティアファミリアへ編入してきた、ここで問題になったのが住む場所だった

 

部屋のキャパ考えても既に超えていた3人での同居に4人目は当然だが無理なのだ、そこで現在の部屋を俺とベル君、リリの使ってる部屋に神様とリリにしようと提案

 

ここで神様がダダをこねまくりやがったのだ、どうあってもベル君との生活は捨てる気のない我儘神様に、どうにか子離れしてくれと嘆願する他3名

 

そうなると、べると神様で元のホーム、俺とりりで暮らすって流れになり・・

 

「神様が借金作って来なかったら、4人で暮らせるホームだって考えられたのに」

 

「なんだいなんだい!借金はボクのなんだから君達は関係ないじゃないか」

 

「んなわけあるかアフォ神さま・・」

 

「むむむむむーーだんだん君の僕に対する態度がおかしくなってきてないかい?」

 

「敬ってほしかったらキャパを超え過ぎた借金すんなやゴルァ!」

 

「まぁまぁ・・二人とも落ち着いて・・ね?」

 

「ところで借金と言うのは?」

 

ここで俺がリリに全部ばらしてやることに、ケッケケッケ!

 

「えええええーーーーーーーーーーーーーっ!」

 

「こらーーっ!マフィ君ばらすんじゃない!!ベル君にまで知られちゃった・・じゃ・・な・・べるく・・・ん?」

 

「もうすでにベルにはしゃべっちゃったてた、テヘベロ」

 

「ぬぬぬぬーーーーーっ!!」

 

「ベル君に聞かれて、正直者のボクとしては隠し通せませんでしたテヘベロ☆」

 

「うぬぬぬぬぬーーっ!!」

 

「僕は気にしてませんから、一緒にがんばりましょ神様」

 

このベル君の一言で、機嫌が直る神様・・・単純すぎるだろ!!

 

「まさか億単位の借金背負ったファミリアだったなんてオラリオ1の貧乏ファミリアなんじゃないですか?」

 

っと厳しい・・とっても厳しい一言を言うリリ

 

「それだけの借金が出来るほどの力を持ったファミリアとは言えないんっすか?」

 

「そんな言葉だけを見繕ったってしょうがないじゃないですか」

 

「まぁ~・・半分程度はもしかすると何とかできそうかな」

 

「半分って、そう言えば何億なんですか?」

 

「あ、それ問い詰めるの忘れてたな、それで何億なんっすか?」

 

押し黙る神ヘスティア、俺達が冷たい視線を注ぎ込む

 

「・・ぉく」

 

「はきはきしゃべらんかい駄女神!」

 

俺はどこかのチンピラのごとく女神を問い詰める

 

「に・・二億バリスだ!」

 

「「ふ~ん」」

 

「おもってたより安かったですね」

 

「そうっすね、俺は6億くらいかと思ってた」

 

「「へ?」」

 

「まってください2億ですよ2億バリスなんですよ?」

 

「だってなぁ~ベル君」

 

「そうですね、ちゃんと神様も僕達の事を考えて価格交渉してくれてたんですね」

 

「まぁ~認めるしかないかな」

 

実はヘスティアは一切価格交渉なんかしてない、この2人の反応にヘスティアは、何言ってるの???っと不思議そうな反応をするしかなかった

 

「ちなみにベル君喋るなよ、このネタは借金返済のネタなんだから」

 

「う・うん」

 

「へ?借金返済のネタ??」

 

「全額は難しいかもしれないけど、半分は狙えるんじゃないかっていう爆弾ネタがあるんっす」

 

「マフィ君どういうことだい半分って言うと1億だぜ?」

 

「まぁ~俺を信じてくださいよ、ネタバラシは半額にした時にでもするっすから」

 

「君がそう言うなら何かあるんだろうけどさ・・・わかったよ君に任せるよ」

 

「それでヘスティア様、ヘファイストス様と面談を取り付けて欲しいんっすよ、要件は借金返済計画の件」

 

「だからナイフの借金はボク個人の契約書なんだから、そうさ!この契約書がベル君への愛の結晶誰にも渡したりなんかさせないさ」

 

「けど半額になるかもって時、動揺しましたよね?」

 

俺の凍える様な視線に・・

 

「ううう・・分かったよ、だから見捨てないでおくれ、それに本当に半額になんてなるのかい?」

 

「ヘファイストス様にあった事も無いから性格とか分からないし確実ではないですが、神々が本当に刺激を求めて下界に降りて来たってなら興味のある事にならお金は惜しまないと思うんっすよ」

 

「ヘファイストスの興味を引きそうな事かい?」

 

「はい、ヘスティアナイフの価格が安いのは単にヘスティア様と仲が良いってだけじゃないと思うんですよ、あれ自体が興味の対象だったんじゃないかって」

 

「それで君はあのナイフに隠された何かを掴んだんだね」

 

「まぁ~そういう事です」

 

「分かったよ、君の言う様に借金返済計画について話がしたいって伝えておくよ」

 

 

 

 

 

後日ヘスティア様の働きかけにより、俺とヘスティア様は、ベル君のナイフを借りてヘファイストス様との面談が行われることになった

 

「始めまして、ヘスティアファミリアのマフィといいます、お忙しい中、時間を作って頂き本当に感謝しております」

 

「ふふ~ヘスティア貴女の子供にしてはちゃんとした子じゃない、ヘファイストスよよろしくね」

 

「早速ですが返済計画をお話しする前に、いくつかお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

「ええいいわよ」

 

俺は懐からヘスティアナイフを取り出して机の上に置くと

 

「このナイフは持ち主を指定し、持ち主の能力に呼応して一緒に強くなるで合ってますか?」

 

「ええそうよ」

 

「他にはないですか?」

 

「ないはずよ・・・」

 

ここでヘファイストスの片方しかない眼球の目線が動いた、どうやら気配を感じたのかどうか分からないが・・・

 

「もし他の効能が出てた場合、それは失礼ですがヘファイストス様の能力をもっても見極められなかった不良品という事でしょうか?」

 

「・・・・何かあったのね?はぐらかされるのは嫌いなの率直に言って貰えるかしら?」

 

一気に機嫌が悪くなるヘファイストス様、そりゃそうだ自分の自信作が不良なんじゃね?とか言われてまともじゃいられる訳ない、職人なら誰だってそうだ

 

「結論から言いますが、先ほど言われた性能以外性能がこのナイフには発現しています、このネタいくらで買いますか?」

 

「そのナイフは使用者に合わせて進化するのよ、他の性能が追加されたとしても変ではないわよ」

 

ここで先ほどヘファイストスの視線が動いた先にある布でくるまれた槍を机の上に出す

 

「他の武器に影響が出ました、そのナイフではなくこの武器にです」

 

「なんですって!!」

 

飛び上がる勢いでヘファイストスは立ち上がり、目を輝かせて机の上に置いた槍を手に持とうとするが俺はそれを制する

 

「待ってください、それでこのネタいくら払いますか?それが決まったらお貸ししますので」

 

彼女は気になってしょうがない事をひた隠し、俺に強い視線をぶつけて来る

 

「それも想定の範囲内よ、他の武器に影響が出たのは持ち主によるところだと思うわ、だからメンテナンスの為にも特別に両方今回だけは無料で見てあげるわ」

 

「いえ、結構ですヘスティアナイフに綻び所か細かな傷一つありませんから、それでは返済計画についてなんですが、こちらで計画書を作成してきましたのでお手数ですが目を通して貰えますでしょうか」

 

そう言って割引の無いパターンで用意してた用紙を数枚取り出し武器を元に戻した後、机に出すと、肩をすくめたヘファイストスは

 

「分かったわよ言い値でいいわ、この私にここまでの交渉するなんて褒めてあげるわよ」

 

「では遠慮なく借金全額でお願いできますか?」

 

「あーーもう!分かったわよ、だから早く出しなさい!!」

 

言われた通り再び槍を机の上に出すと、ヘファイストスは手に取って布をはぎ取り、槍を見て真剣な表情に

 

少ししたら話の続きをと考えていたが、その俺の考えが甘かったことに気が付いた、女神は本棚にある隠し扉を開けると、奥にある作業場へ行ってしまったのだ

 

「これってどうなると思います?神様」

 

「あーなったら当分は出てこないぜマフィ君」

 

「あの神様を現実世界に戻って来させられる人物に心当たりありません?」

 

「椿っていう子供が可能性あるんじゃないかな」

 

「呼び出す事って可能なんです?」

 

「ボクのここでの扱い知ってるかい?ここの連中は神を神と扱わないんだぞ、遠慮なくこのボクを扱き使うんだ」

 

「大変っすね・・」

 

「分かってくれるかい?」

 

「ええ・・これ俺ってヘスティア様にとてつもなく大きな借り作れましたね」

 

「うぐぐぐぐ・・分かってるよ!」

 

しょうがないので椿って人を呼んでもらおうと、部屋を出て訪ねるが取り合って貰えず、部屋に戻ると

 

「うわあああーーっ」

 

鬼の形相というか血走った眼を光らせてヘファイストス様が腕を組み足をパタパタさせている

 

「これに刻まれている文字の中に読めない部分があるんだけど、これ貴方読める?」

 

「あーそれっすか」

 

そうなのだ、この槍には2種類の文字で刻まれている、1つはヘスティアナイフと同系統の文字、そしてもう1つが現代日本語だ

 

「早く教えなさい!」

 

そう言って俺に槍を手渡すので俺は手に取って

 

「高いですよ?ここに書いてあるのは俺の故郷の文字っす、内容はこの槍の性能と次の進化した時の形態っすね」

 

「やっぱりそうなのね、ヒエログリフで刻まれてる方はメンテナンスの方法だけ、それで性能は何なの?!」

 

「そんな怒らないでくださいよ、びびって読み間違えちゃうじゃないですか」

 

「いいから!早く教えなさい!」

 

「ヘスティアファミリアのホームに使っている教会の権利及び修繕費と引き換えでどうです?」

 

「貴方ねーっ!冗談じゃないわ!!」

 

「じゃ~槍もう見終わったみたいですし帰ります」

 

「本気で怒るわよ、今の貴方達に戦争遊戯を仕掛けたっていんだからね!」

 

「構いませんよ、仕掛けた時点で槍は砕いて処分しますんで、その時俺達が何を賭け皿に乗せればいいのかは知りませんけど」

 

「ヘスティア、貴女には色々世話をしてあげたわよね、貴女から彼に言ってやってちょうだい!」

 

「うううーもう十分だろマフィ君、ヘファイストスを怒らせていい事なんかないんだ」

 

「いえ、交渉をぶち壊してるのはヘファイストス様ですよ?それに弱小だから言いなりにならなくちゃいけないってのがオラリオという世界だとしたら、神達はなぜそんなつまらない世界に降りて来たんです?」

 

「ったく、いい性格してるわね、それで教会の権利と修繕費だったわよね、分かったわよ君にあげるから教えてくれないかしら」

 

「分かりました、まず現在の形態での性能はヘスティアナイフ同様の持ち主指定と持ち主の成長に同調するなんですが、今の形態は初段階で次の形態になると【魔装】の掛け声で槍に変化が出る様になります。」

 

「マソウってのは?」

 

「あれ?通じないですか??魔装どうです?」

 

「あ~そういう事ね、概念の違う言葉だからみたいね、それで続けて」

 

「次段階になると現在のヘスティアランスという名称から魔槍ホールドランス、に変わるらしいです」

 

「なるほどね進化したら必ず持ってくる事いいわね」

 

「そりゃ~もちろんですよ、期待して待っててください」

 

「それでまだ何かあるの?」

 

「スキルスロットっという概念があるそうで、詳しくは分からないんですがスキルを2つセットできるみたいなんですよ、槍に書いてある内容と槍から送られて来た内容はこれで全部です」

 

「なるほどね、ちょっと色々試してみたいわね」

 

「スキルスロットは俺の方でもいろいろやったんですけど何もなかったんで、ヒエログリフの方じゃないんです?」

 

「そうね、全部読んだけど見落としがあるのかもしれないわね、これ勝手にスキル入れれそうなら入れるけど構わない?」

 

「構いませんよ、全てお任せします、けど何日もかかるようでしたら困るんですけど」

 

「代わりの武器好きなの持って行っていいわよ」

 

「借りれませんよ、壊したり無くしちゃったら零細ファミリアなんですから弁償出来ないですし」

 

「じゃ~後で1本あげるから持って行きなさい」

 

「さすがヘファイストス様ふとっぱら~♪」

 

「それじゃ~暫く借りるわね、私はこれからしばらく篭るから、適当に帰ってくれていいわ」

 

「最後に1つお願いなんですが、ヘスティア様を1年程度貸し出すんで今後もこき使ってあげて貰えませんか?、お金の大切さを学ばせるいい機会ですので」

 

「ちょっと!何言いだすんだい君は!!!」

 

「あらそれは有難いわねフフフ」

 

「賃金は3等分でヘスティアファミリアとヘファイストスファミリア、そしてヘスティア様という形でどうでしょう?」

 

「そうね、それがいいわね」

 

「ちょ!勝手に話を進めるんじゃない!おい!マフィ君!!」

 

「それと休日は週休2日、1日の労働時間は6時間で休憩は計1時間って所っすかね?」

 

「それだと労働時間が少なすぎないかしら?」

 

「今後うちのファミリアも大きくなっていくと思うんで、そう言った事を考えるとこの辺りが限界かなと」

 

ヘファイストスは、ヘスティアの本気で慌ててる表情に笑いをこらえきれず噴き出しながら

 

「そうね分かったわ、ヘスティアあきらめなさいフフフ・・」

 

「いい加減にしろーーー君達--っ!!」

 

「ではお忙しい中ありがとうございました、失礼します」

 

「いやああああああーーーっ!!」

 

ヘスティア様の絶叫がバベルの塔に響き渡るのだった

 

 

 

 

 

 

ホームに戻って4人での報告会にて

 

「今日は祝賀会だ!野郎ども飲んで騒ぐぞーーーっ!!」

 

集まるなり俺がそう話すと、他3名がなんか冷たいとです・・

 

「マフィ君何があったの?」

 

「そうですマフィ様、祝賀会って何かいいことあったんですか?」

 

「なんだい自分だけ得しちゃってさ」

 

なんかとっても冷ややかとです・・

 

「借金返済!、ホームの権利get!教会の修繕費get!俺の武器get!この上なくたくさんの協力が得られました!これもひとえに俺様の力によるもの!皆の者、俺様を称えよ!褒めまくってくれ!さぁ!さぁ!って祝賀会なんだおわかり?」

 

「「ええええええーーーーっ!」」

 

ベル君とりりは余りの事に大声を張り上げて驚きまくってる

 

「どうなったら、そんな事になるんですかマフィ様!!」

 

「マフィ君、借金が半額になるかもしれないって、それがどうなったら・・え?何がどうなってるんですか神様?」

 

「どうしたもこうしたもあるかい、せっかく借金チャラになったのに、このボクをタダ同然で1年間ヘファイストスに売ったんだぞ、この悪魔くんは!」

 

「どういう事なんですか神様、マフィ君」

 

「色々貰いすぎたのと、神様にお金の大切さを勉強してもらおうという、俺から神様へのプレゼントだよ、ついでにヘファイストス様に媚びを売りたかったのもあるけど」

 

「なんでそうなるんだい!」

 

「よく考えてみたまえ、ヘスティア様の店員としての衣装、あれって確実にヘファイストス様のセンスによるものだろ?ってことはヘファイストス様は確実にあの衣装を着たヘスティア様を気に入ってたはずだ、それが脅しに近い状況で速攻取り上げられたら機嫌悪くなるに決まってる、今後どうしたって鍛冶屋に頼る事は多くなる、その時に印象悪いと色々まずいっしょ?」

 

「あーもう、それだったらあんなにも色々むさぼり尽くさなくたってよかったじゃないかーーっ!」

 

「それはそれ、これはこれおk?」

 

「マフィ様ってやっぱ怖いんですねベル様」

 

「うん、本気で僕もマフィ君が恐ろしくなってきたよ」

 

「ってわけだ、祝賀会用の資金は稼いできたかね?ベル君リリ君」

 

「「もちろんですボス!」」

 

祝勝会は大盛り上がりとなり翌日全員?が二日酔でにうなされる事になった

 

 

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