黒歴典〜悶えながら頑張る人〜   作:ぬー(旧名:菊の花の様に)

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第一頁、黒歴史持ちの常識人です。

私はよくある二次小説の神様転生をしました。

 

迎えにきた神様は老人でした。

 

ドジッ娘系神様だったら、先が思いやられます。

 

それで、転生の内容は、

 

行き先不明で能力はくじ引き。

 

まぁ、よくあるものですね。

それで、私の手に入れた能力は、

 

 

 

『厨二な呪文を唱えると、それに見合ったナニカが発動する能力』

 

 

 

私は前世、40歳で死にました。

 

高校は、遅い厨二病にかかってしまい、虐められました。

 

はっきり言って黒歴史です。

 

 

……でも、ついにその黒歴史も役に立つ時がっ!!

 

 

そう思っていた時もありました。

 

だけどね、考えてみましょう。

 

精神年齢が中年の私がそんな厨二呪文を唱えるとどうなるか。

 

1、悶える

 

2、発狂

 

3、更に厨二病悪化

 

この3つが大体です。

 

私は厨二になりたくありません。

 

発狂したくもありません。

 

だけど、せっかく力を貰ったのなら。

 

行った世界が、誰かが死ぬ世界なら、人助けするのに悶える位は耐えられます。

 

だから私は、悶えながら人を助けたいです

 

決して、

 

人外にも、

 

神にも、

 

化け物にも、

 

死人にも、

 

 

厨二病にもなりません。

 

 

私は神の目の前で神に誓いました。

 

 

その時の神は、苦笑いしていました。

 

そんなの関係ありません。

 

 

 

私は、黒歴史持ちの常識人ですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、ここは…………」

 

「やぁ、目覚めたかい?」

 

私は目覚めます。

起き上がると、自分が布団で寝ていた事が分かりました。

寝ぼけた頭で声をかけてきた人物が誰かを思い出します。

 

「あ、あなたは」

 

「うん、分かってもらえたなら嬉しい。

私は君を転生させた、神じゃ」

 

「え、でも、仕事とかあるんじゃ?」

 

私はすぐさま神様に迷惑をかけたのではないかと心配しましたが、

 

「いや、大丈夫じゃ」

 

「え、大丈夫って…………」

 

納得できなかった私に優しく説明する様に、

 

「この世界はワシの管轄じゃ。

時の流れの操作など容易い」

 

「ん?でも、どう時間を操れば大丈夫なんです?」

 

時間を止めてもダメだし、巻き戻すにしても天界?を巻き戻さなきゃいけないし。

 

「この世界の時間の密度を狭めたのじゃ」

 

すると、どこからともなく現れたホワイトボードにさらさらと何か書き込んでいきます。

 

「つまり、儂等の世界での1秒が、此方の世界では100年にもなるのじゃ」

 

ホワイトボードには、二本の短い線と長い線が引いてあり、短い線には天界と書いてあって、長い線にはこの世界、と書いてありました。

 

そして、その下には長い方の線を「圧縮」して、短い線と同じ長さにする、と書いてありました。

 

「精神と時の部屋?」

 

「そうそう、それじゃ」

 

いつの間にか消えるホワイトボード。

ここは、ツッコミをしないでおきましょう、だって、神だから。

 

「で、儂は君の親代わり、分かったか?」

 

「はぁ、大体は」

 

「じゃあ、無事に転成したところじゃ。

この世界が何の世界か教えてあげよう。

 

 

 

 

この世界は、魔法少女リリカルなのはじゃ」

 

 

「え、なにそれ?」

 

 

私の新たな人生の一頁は、前途多難でした。




今回はかなり短く。

次回、「第二頁、私の精神が…………」
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