黒歴典〜悶えながら頑張る人〜   作:ぬー(旧名:菊の花の様に)

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第八頁、諦めるな!!

私は絶賛猛ダッシュ中です。

 

「速くっ、速くっ……」

 

私は自分に言い聞かせながら走ります。

そして、走っている最中、私の目の前には障害が現れました。

 

「な、なんですか、これは」

 

私はそれを見て唖然とします。

目の前にあるのは樹、それもかなりでかいです。

 

そりゃ、7回建てのマンションと並ぶくらい…………

 

「おかしいですよね!!」

 

私は誰もボケていないのにツッコミをしてしまいます。

けど、そんな自分を落ち着かせてから、もう一度大樹?を見上げます。

 

「避けて行きましょうか」

 

私は常識人です。

こんな物にかかっていったら負けるのは目に見えています。

そう思いながら私は大樹?のないところを通ろうとしますが、

 

パクッ♡

 

 

「食べるんかい!!」

 

私の最期誰かの栄養(ため)になるんですね、という私の珍しいボケをスルーし、

 

「ここは、ポケモンのルールに則っていきましょうか」

 

私は、ネチャネチャしてて、妙にミントの香りがする体内を抜け出すため、

 

対象の確定、

 

「我に害を与える物のみに制裁を」

 

後片付けの手間を省くために、

 

「それは、対象を食らうかの様に跡形も残さない」

 

ついでに節の数が足りない分を補うために、

 

「食らった物は、力となり」

 

最後に形状の確定、

 

「炎は、焔へと、進化を遂げる」

 

食べちゃうぞ(イート)

 

すると、突然私の体の周りには炎が現れる。

 

私は大樹?の体液を体につけながら地面に落ちる。

 

「いたたたた……」

 

私は腰をさすりながら立ち上がります。

そして、

 

「ドッセイ!!」

 

気合をいれるついでに、頭を打ち付ける(正当防衛)をして、脇目も振らずに走り去る。

 

「そういえば、炎と焔の違いってなんなんでしょうね?」

 

まぁ、詠唱が成功したからいいでしょう、と思い私は目的地へと走ろうとするが、

 

「あっ」

 

私には瞬間移動があったじやないですか!!

それでは早速、

 

節稼ぎ、

 

「私が辿り着きしは、望みし場所」

 

場所の確定、

 

「望みし場所とは、我が探す一つのジュエルシードの元」

 

移動時間の確定、

 

「それは、瞬きよりも速く」

 

条件の確定、

 

「誰にも悟られず、見つからず」

 

節稼ぎ、

 

「我を誘うが良い!!」

 

唐突に現れる者(マジシャン)

 

え?詠唱が違うって?

 

いや、前と同じのを言ったら、この世界での黒歴史を思い出してしまうじゃないですか。

それを予防するためです。

 

すると、私の目の前の景色が変わる。

 

 

目の前に広がるのは、青空?

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

私の頭の中は一気にパニックになります。

そして、後もう少しで地面、というところで、私の口から詠唱がでます。

 

「風よ!!我を助けよ!!」

 

風は吹く!!(ヘルプミー)

 

私の体に風がまとわりつく。

その風に私は従い、地面にゆっくり足をつける。

 

「な、なんで、こんなことになったんですか?」

 

私は何やら緊迫した状況におかれていました。

簡単に状況を説明するとするとなら、

 

・以前に世神じいちゃんから教えてもらった「もう一人の転生者」がいて、それと向かい合うように並んで立っている八木橋姉弟。

その間にちょうど私。

 

・なんだか、転生者さんが人間の形状やめています。

分かりやすく言うのなら、蛇人間ってところですかね。

鱗ついてて気持ち悪いです

 

・今まさに私に向かって黒球が向かってきています。

 

 

あれ?またまた私ピンチですか?

 

「いやぁぁぁぁぁ!!」

 

だけど、その黒球はどんどん小さくなっていって、消えました。

 

「へ?」

 

私は素っ頓狂な声をあげてしまいます。

 

あ、攻撃したあとだったんですか〜

 

私は冷静になった頭でその答えに辿り着いた瞬間、

 

「だ、誰だお前は?!」

 

「み、御門君…………」

 

タイミング良くもう一人の転生者……杉岡(すぎおか)十蔵《じゅうぞう》さんと、八木橋さん(これからは舞美を八木橋さん、弟を八木橋弟と表記します)は私に話しかける。

それに対し、私は両者を一回ずつ見たあとに、

 

「えーと、ご注文はなんでございましょうか?」

 

「「「……………………」」」

 

はい、しらけましたね。

もうボケはやらないと誓いましょう。

そこで、私はもう一度杉岡さんのことを見る。

 

彼は確か、世神じいちゃんから聞いた話によると、この人は何やら特殊な体質を持っているらしいのです。

 

その内容は、「中途半端になってしまう体質」というもので、発動は不定期で、そのせいで前世では寿命を全うすることができなかったため、転生したとのことらしいです。

世神じいちゃんは「この人を転生させた神にちょっとツケがあっての」とのことらしく、この世界にきたと言うのだ。

 

そして「ねぇ!!」彼は「ねぇってば!!」な「聞いてるの?!」

 

「なんですかうるさいですよ」

 

「いや、うるさいじゃないわよ。

さっきから硬直してどうしたのよ」

 

私は八木橋さんの声で現実に引き戻される。

八木橋さんは、私の肩を持って揺すっていたらしいのか、肩を掴んだままだった。

私はさりげなく離れ、顎に手をやり、

 

「え?そんなことは…………してた?」

 

「えぇ、十分に」

 

あぁ、そうですか、と私は呟きながら杉岡さんの方を見ると、

 

「めぇぇぇぇぇぇ」

 

そこにはかめはめ波の二回目の「め」を言い終えたらしい杉岡さんがいました。

 

いや、え、パクリですよね。

だめですよね。

いや、ほんと……

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「ダメですって〜〜!!」

 

杉岡さんの顔が鱗がついている上に必死の形相だったので、私は尻餅をついてしまいます。

そして、放たれたかめはめ波は私の目の前まで迫り、私は目をつぶりました。

 

だが、私の体に以上が見られませんでした。

そっと、私は目を開けてみると、

 

 

私は宙に浮いていました。

 

 

「へ?」

 

2回目の空中で、少し慣れた?のか、私は唖然としたままプランプランと浮いていました。

 

そこで私は誰かに抱きかかえられていることに気づきました。

私は首を回せるだけ回して後ろをみると、

 

バッサバッサ

 

ガラスでできたかのような透明な翼が生やした八木橋さんがいました。

私はまたも意味不明なことに?マークを頭の上に浮かべながら、

 

「えーと、これは…………」

 

「……………………」

 

私の質問に八木橋さんは黙りこくったままでいました。

私は顔を見ようと頑張って首を後ろに向けますが、私に顔を見られたくないのか、俯いたままでした。

 

まぁ、私は空気を読める男ですので、深くは詮索せず、この場をなんとかするため、勝手に詠唱を始めて行きます。

 

さぁ、本日4回目の特典の使用、流石に泣く方での処置では、ダメでしょうね。

そんな自分に苦笑いしながら、半分くらい厨二に染まってしまった脳から出てくる厨二ワードを言葉にします。

 

 

でも、宙に浮かんだままっていうのはめちゃくちゃ怖いですね。

 

 

条件の確定、

 

「杉岡 十蔵、我の言葉に従え」

 

さらに、条件の確定、

 

「逆らうことを許さぬ」

 

もういっちょ最後に条件の確定、

 

「それは操り人形のように」

 

節稼ぎ、

 

「誰の言葉も届かない」

 

節稼ぎPart2、

 

「体の一つ一つが我の所有物」

 

 

「はぁぁぁ!!」

 

そこで杉岡さんは、私のことが危険だと分かったのか、さっきより威力の小さいかめはめ波を撃ってきます。

だが、私はそんなことに動じず、詠唱を続けて行きます。

 

節稼ぎPart3、

 

「感情なんてあるはずがない」

 

節稼ぎPart4、

 

「記憶なんてものもあるはずがない」

 

目の前に迫る白い光線。

だが、私の体は動き、その光線は私の横を通り過ぎてしまう。

 

使用方法の確定、

 

「我の口から発せられる言葉にのみ従え」

 

保険のために、

 

「汝が死ぬのを我が許すわけがない」

 

締めくくりに、

 

「さぁ、始めよう人形遊びを!!」

 

許されざる人形遊び!!(Beドール)

 

すると、杉岡さんはいきなり手の力が抜けたようにダランと両手を下げます。

 

「八木橋さん、もう大丈夫ですよ」

 

私がそう言うと、私の体は地に近づいて行き、足をつける。

 

そして、

 

 

 

「ドッセイ!!!!」

 

 

ドッカァァン

 

 

私は頭を打ち付ける(正当防衛)をしました。

 

だが、威力が強すぎたのか、私は意識を手放してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、自分が気づけなかったジュエルシードが発動してしまったことが悔しかったですが、封印するために現場に向かいます。

 

「こ、これは…………」

 

ユーノ君は、この景色を見て冷汗を浮かべていました。

 

「結界は張っておいたけど、封印に失敗すれば、他の人にも危険が及ぶ」

 

「えっ、それって……」

 

「多分、このくらいだと、なのはの全力の封印でないと行けないのかもしれない。

チャンスは……一回だよ」

 

「うん」

 

私はセットアップをし、今一度街に現れた大樹を見つめる。

それは、もう街にあるビルより二倍くらい高くて、私が見たことがないような物だった。

 

「まず、ジュエルシードの本体を探さなきゃ」

 

ユーノ君の言葉に、私はサーチャーを使おうとするが、

 

 

ボッ

 

 

突如、五本あった大樹の内の一本に火がついた。

 

「な、なんで?!

あれに火が付くなんて?!」

 

私は何も言わず、その炎を見つめる。

その炎は、まるで私の知っている人のようだった。

そこで思い出す先輩の言葉。

 

「もう一人の魔法使い」

 

「え、今なのは何て言ったんだい?」

 

「え?いや、ううん、違うの」

 

私は笑顔でごまかしたが、頭の中はもう一人の魔法使いのことでいっぱいだった。

 

「ま、まさか、そんなことが……」

 

ユーノ君は、それに対して驚きの表情を浮かべている。

 

それはそうだ。

 

 

炎が五本あった大樹を全て燃やし尽くしたからである。

そして、燃えきった大樹から出てきたのは、ジュエルシード。

だけど、そのジュエルシードはまたしても炎に包まれ、

 

 

 

消えた。

 

 

 

「う、嘘でしょ……」

 

ユーノ君は地面に座り込み、絶望したかの表情をしていた。

 

そんなユーノ君に目もふれず、私は肉眼で、炎の発生源をじっーと見るが、そこには、人の姿は見られなかった。

 

「ユーノ君、ちょっと聞いて欲しいの」

 

「ん、ど、どうしたんだい?」

 

声は震えていた。

よほどジュエルシードが破壊されたことがあり得なかったかもしれないけれど、私は話を進めて行く。

 

「あのね、この街には、もう一人の魔法使いがいるんだ」

 

「えっ」

 

「だからね、この炎はその人の仕業なのかもしれない」

 

「で、でも……」

 

「私はその人とあって話をして見たい。

同じ魔法使い同士で」

 

「僕も、僕も手伝うよ」

 

ユーノ君の目には決意が宿っていた。

きっとユーノ君はもう一人の魔法使いさんにあったら、すごい勢いで今日の事を問い詰めるんだろうな。

私はそう思いながら、踵を返し、帰ろうとするが、

 

 

ピクッ

 

 

ユーノ君も気づいたようだった。

私とユーノ君は目を合わせた瞬間走りだし、もう一つのジュエルシードの元へと向かった。




タイトルと新キャラの名前で、誰がベースになっているかは分かりますよね。

それと、一つご報告が、

受験生となった私は、日々勉強に追われています。

そのため、更新が遅くなります、すいません。

次回『第九頁、諦めるなって言うのは、諦めた時に言うセリフです』
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