ぬら孫じゃないの!?   作:パズゥ〜

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どうも皆さん初めまして、パズゥ~と申します。
今作が処女作なので至らない点が多々あると思いますが、どうか温かい目で読んでください。


幼少期篇 其の壱
第1話 生まれたよ!!


江戸のとある奴良組と書かれた立派な武家屋敷で一つの小さな命が満月の夜に生まれた。

 

「おぎゃあ!! おぎゃあ!!」

 

「奥様! 御生まれになりました! 元気な男の子でございます!」

 

「えぇ… 私と、鯉伴様の子…」

 

産婆から赤子を渡された見目麗しく濡れ羽色の髪をした女性、山吹乙女は愛しそうに我が子を抱きしめる。

 

「乙女!!!」

 

その時、勢いよく襖が開き黒髪の少し癖がある男性、乙女の最愛の夫であり、関東任侠妖怪奴良組二代目総大将でもある奴良鯉伴が入って来た。

 

「フフフ…どうしたのですか? いつもの飄々としたあなたらしくもない」

 

乙女は今にも泣きそうな顔をしている夫を見て、面白そうに笑う。

 

「当り前じゃねぇか! 俺とお前の子が生まれたんだ。こんなに嬉しいことがあるかよ! …乙女本当にありがとう…」

 

「あなた…私からもお礼を言わせてください あなたと結ばれてこんなに可愛い我が子を抱くことが出来て、私…山吹乙女 いえ、奴良乙女は幸せです!」

 

「乙女…」

 

「あなた…」

 

二人は見つめあい、どちらともなくお互いの顔を近づける。あと少しで重なるところで

 

「おぎゃあ!!おぎゃあ!!」

 

乙女の腕の中で寝ていた赤子が泣き出し、二人はお互い顔を見合わせ「ハハハ!!(フフフ!!)」と笑い出した。

 

「おおぅ ごめんな お前の母さんばかり構ってしまったな 鯉影(りえい)」

 

「鯉影ですか?」

 

「おう この子の名だ 俺たちの子供だから俺の名の鯉伴から鯉をとり、乙女からは山吹の別名の面影草から影をとり合わせて”鯉影” どうだい? 良い名だろう?」

 

「えぇ! 鯉影…私の、私たちの子…フフフ よろしくね 鯉影お母さんですよ!」

 

愛おしそうに自分たちの子供をあやしている夫婦を江戸の月が優しく照らしていた。

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

はぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~!?

 

 

何?どうなってんの?気が付いたらぼんやりと女の人の声と男の人の声が聞こえてきて声が出ないし、身体も動かない~

誘拐されたのか!?いやでも、うちにそんなお金があるわけでもないし…

あれ?うちってどこだっけ?思い出せないな…

 

うわっ!?

 

急に体が浮いたと思ったら何か包み込まれるような感覚がしてきたよ!!

別に怖いという感じがするわけじゃなく、むしろ気持ちのいい感じ、 やばっ だんだん ねむくなってk…

 

 

◇◆◇◆

 

江戸をそして、東京を裏で支配し魑魅魍魎の主としてこれから妖怪に人に畏れられる鯉影と呼ばれた赤子は、今はまだ声なき叫びを上げ、母の腕の中で段々と寝てしまうのであった。

 

 




読了ありがとうございました。
不定期更新ですが頑張ってなるべく早く投稿できるように頑張りたいと思います。

それでは、また次回。
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