ぬら孫じゃないの!? 作:パズゥ〜
色々アイディアは浮かぶんですけどね…
あと、この小説すべての「・・・」表記を「…」に変えました。
こっちの方が見やすいですよね?
どうも、鯉影です。
あれから、2週間経って風邪も無事治り、例の計画について現在試行錯誤しています。
やっぱり、誰か頼りになる大人が必要だと思うんだよね…
とりあえずはお祖母様にバレないようにして土地神化の方法を探さないと!!
そして、今日妖怪討伐に出ていた父様が約一か月ぶりに帰って来ました。
私が風邪をひいていたことに驚いていましたが、無事治ったことを伝えると安心したように笑ってくれました。
「お前たちに紹介したい奴らがいるんだよ」
いきなり父様が私たち居残った人たちに向けて言い出しました。
紹介したい人?誰だろう?
私が首を傾げていると父様の後ろから2人出て来ました。
「ほら、挨拶しな!!」
「………首無だ」
「毛倡妓です…」
え!?
首無に毛倡妓ですと!!
そういえば、うちの組にいなかったからどうしたのか気になってはいたんだけど、って!
討伐に行った妖怪って首無しだったの!!
確かに原作でもあったけど…すっかり忘れてた…
「あっ、ちなみに首無よ」
「ッチ …なんだよ」
うわーこの頃に首無荒れてるなぁ…
温厚な性格とは全く違っていて同じ人とは想像できないな…
「お前と毛女郎の2人今日から俺の息子の鯉影の世話役だからよろしくな」
「なっ!!」
えぇ〜この触れるもの皆傷つけちゃいそうなバットボーイな首無しと一緒にいろと!!
流石に無理じゃないかなぁ…
「なぜ俺がガキの面倒なんぞ見なくちゃいけない!!」
「首無。おめぇさんは強い。だが、俺に負けた。言ったじゃねぇか?「守る者のための強さ」ってやつが知りてぇんだろ?だから、生前のケジメをきっちりつけてから紀乃っぺと一緒にうちに来たんじゃねぇのか?」
「くっ!確かに…俺はお前の強さが知りたい!!だが!」
「だがもへったくれもねえよ。いいから、世話役やってみな。違うものが見えてくるからな」
「違うものだと?…お前の息子の世話をすれば見えてくるのか?」
「ああ。鯉影は良くも悪くも色々なものを惹きつけるからな…」
色々なものを惹きつけるってのは何!?
知らないうちに何か憑りつかれそうなっていたの?それとも誘拐だったり?
意味深な事言わないでぇ~!!
「わかった…」
えっ了解しちゃうのかい!!
「頼むぜ首無」
◇◆◇◆
「首無だ。改めてよろしく頼む若」
「毛倡妓よ。よろしく若」
「奴良鯉影ですよろしくお願いします。首無さんに毛倡妓さん」
はい!!
というわけで、あの後早々に父様はどこかに行ってしまい、残された私たちで自己紹介をすることとなりました。
「首無でいい。さん付けはいらない」
「あっはい…では首無」
「私も毛倡妓でいいわ!!よろしくね若!!」
え~何か、原作で知っている首無とはだいぶ違うからどう反応を返したらいいかわからない…
せめてもの救いは毛倡妓が原作と同じような性格という事かな…
「…それとその変なものを止めてくれ。はっきり言って不愉快だ」
?…はい?
「変なものって何ですか?」
「何?自覚がないのか?若、あんたから何というか俺たちに対して何かしらの力というか…そう、そうだな畏みたいなものが向けられているんだが…」
はい!?「畏」ですと!!そんなもの向けたことないし、ましてやまだ妖怪として覚醒すらしてないんだけど…
そのことを首無に伝えると
「妖怪の血の覚醒?それについては分からないが、微弱だが畏だと思うんだがな…おそらく、ここの連中は生まれた時からいつも向けられているから気づかないんじゃないか?」
「ちょっと首無!!いきなり何言ってるの!あんたは!!」
「紀乃、お前はどうなんだ?」
「? どうって何がだい?」
「若に対して今どう思っている?率直に感想を言ってくれ」
「…男の子って言うわりに女の子っぽくて抱きしめたくなってしまう可愛さだな〜とは思うよ?」
毛倡妓…あなたもか…
「なるほどな…俺は今日奴良組に来てから一回も気を抜いていない。「畏」もすぐに発動できるようにしている。」
「なっ!何で臨戦態勢なの!!首無!それじゃ二代目やほかの人に誤解されるじゃないの!」
「いや、鯉伴もほかの連中もそのことは分かっていた。分かっていて俺がそんなことをしないと確信していたから何も言わなかったのだろうさ…そうだろう?鯉伴」
「ああ…気づいてたのかい?」
すると、首無の後ろから父様が姿を現します。
「鯉伴様!?」
「父様!?」
「いくら、奴良組本家の中にいるからって新参者の俺たちと若だけにするわけないだろ?」
「確かにな」
え…父様ずっと居たの!?
全く気付かなかった…
すると、父様は首無に続きを促せます。
「何となくだが、魅了の類だな。しかし洗脳というものではなく若の印象をよくするものみたいだな…」
「なるほど…思えばうちの組の連中はそもそも鯉影に対して何ら悪意を持つことはないからすんなり魅了されちまったってことか」
「あぁ、畏を発動もしくは心を開かない状態であれば若の魅了はかからないはずだ。実際、俺は紀乃の違って若に対しては年に似合わぬ賢い子供という印象しかないからな」
えぇ…じゃあ母様やお祖母様が暴走していた(主に女物の服を着せようとすること)のは私自身が原因だったってことか!?
それじゃあ、早く「畏」のコントロールが出来ないとエライことになるんじゃ…
「しかしな…」
「なんだ?何かあるのか?」
いきなり、何か考え込んでしまった父様に対して首無が聞きます。
「無意識で乙女や母さんたちを魅了するほどの畏だったら、鯉影自身にも影響があるかもしれないと思ってな?」
私自身に影響する?
それって私が私を魅了するってこと?
?どういう事だろう?
「……なるほど。自身の畏を受けてしまうか…この場合だと体というよりも心か?」
「たぶんな…」
「鯉影」
「何、父様?」
「もしかしたら何だがな、最近母さんたちが着せてくる女物の着物を着ていて嫌じゃないって感じることはあるかい?」
「え?」
母様たちが着せてくる着物を嫌に感じないだって?
…………ちょっと私似合うかもって思ったりしたこともあったような…
って!?待って!?
もしかして私の無意識で垂れ流している魅了が私自身をリアルに女の子にしているってこと!?
待て待て待て!!
それはアカンで!
男の娘とか要らないって!大丈夫落ち着け…私は男だ…断じて男の娘ではない…
「まぁ、お前は乙女似だから問題はなさそうだがな…」
「嫌だよ!!私は男だよ!!」
「母さんたちの私っていう一人称もこれが原因か?」
何!?やっぱり「私」より「俺」や「僕」の方が良いんじゃん!!
「だったら、「僕」って言うようにするよ!!これから!!」
「心だからそういう風に心がけていれば問題は無さそうな感じがするんだがな…」
「確かにな、鯉影。とりあえず、まだ影響は少なそうだからまだ早いとは思うが今のうちに覚醒と畏の修行を開始した方がよさそうだな…」
「お願い!!ぼ、僕も頑張るから教えて父様!!」
ずっと私だったからか、僕ってこんなにも言いづらかったっけ?
ええい!!お祖母様の事もあるのにやらなくちゃいけないことがあり過ぎぃ~~!!
僕こと奴良鯉影、「心は乙女♡体は漢!!」にならないように特訓開始!!
読了ありがとうございました。
今まで鯉影が女の子っぽい感じだった理由が今回明らかになりました。
一応、この話まで魅了が鯉影自身に影響している感じで書いてきました。
ちょっと強引な感じになってしまいましたが、次回から意識的に鯉影も男っぽくなる?と思います。
それでは、次回お楽しみ~!!