ぬら孫じゃないの!?   作:パズゥ〜

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昨日初めて投稿してから一夜明けました。UAが1000を超え、しかもお気に入り登録が30人!?ありがとうございます。この調子で頑張りたいです。


第4話 私の義理の叔母は可愛い!?

「ん…知らない天井だ…」

 

どうも、皆さん奴良鯉影です…

どうやら、寝ていたようで広い部屋の中に一式の布団に寝かされています。

 

あれ?そういえばなぜ寝ていたんだっけ?

 

ん~…モフモフ?…ケモミミ?…

 

あっ!そうだ。紅葉祖母様に抱き着かれて、そのままキュッと絞められちゃったんだ・・・

 

「いくら、可愛いって言っても義孫を気絶させないでよ…」

 

流石に、京旅行初日で三途の川は渡りたくないしね!!

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

さて、外は日が落ちているのか暗くなっているな。京に来たのがお昼くらいだからだいぶ寝ていたんだね…

とりあえず、誰か近くにいる人を探して父様達がどこにいるのか聞かないとね!

 

「お腹が空いたな~」

 

晩御飯が終わってないことを切に願いたいな…

 

 

 

 

 

 

「何? お腹が減ってるの?」

 

 

 

 

っっっ!!?いつの間に!!

 

半ば条件反射でその場所から飛び跳ねて後ろを睨めつけた。

そこには困った顔をした紅葉祖母様に似ている女の子がいた。

 

「そんな怖い顔をしないでよ…」

 

いや、だって突然自分の後ろから声が聞こえたらびっくりするじゃん!!

少し呆れた顔をしていたからか女の子は少し焦ったように

 

「畏れを使うことが出来ると思ってたんだもん!!まさかずっといたのに全く気付かないなんて!!」

 

え?ずっと居たって?

 

「どこから聞いていたの?」

 

「もちろんあなたが目が覚めて「知らない天井だ…」って言ったところからよ?」

 

コテンと首を傾げる女の子可愛い~

ってそうじゃなくて!!聞かれていたの~!!恥ずかしい…

 

私が羞恥心で悶えているとしびれを切らしたのか

 

「もう!!うじうじしないの!お母さまから夕餉だから連れてくるように言われたんだから早くいくよ!!」

 

ちょっと待って!強く引っ張らないで~

 

「えっと鯉影だったよね?私の名前は葛葉。奴良葛葉よ。」

 

「奴良鯉影です。よろしくお願いします。」

 

自己紹介をしてくれたのでこちらも名乗らないとね!

葛葉ちゃんか…お母さまがって言っていたけどもしかして…

 

「紅葉祖母様の子供?」

 

「そうよ。一応あなたとは義理だけど叔母と姪の関係よ。」

 

そうか~叔母と姪の関係か~って

 

「女の子じゃないよ!?男だよ!!」

 

「えっそうなの!?てっきり、女の子だと思ったわ…可愛いのに…」

 

やめてぇ~奴良組の女衆が私を女の子にしようとするぅ~

やっぱり一人称が「私」っていうのがよくないかな?ちょっと前に「僕」や「俺」って使ったら母様とお祖母様が「私って言いなさい」ってすごい怖い顔をしながら言われたんだよね…っと!

 

「ほら!!また考え込まない!早くいくわよ!」

 

「えっと、待ってよ葛葉叔母様!!」

 

急いで後を追いかけようとしたら葛葉叔母様がいきなり止まった。

 

「葛葉叔母様?」

 

「叔母様はヤメテ」

 

えっでも、何て呼べばいいの?

 

「私と鯉影は4つしか歳が違わないんだから葛葉叔母様じゃなくて、葛葉お姉ちゃんって呼んで!!流石に、7歳で叔母様って呼ばれたくない!!」

 

確かに、4つしか歳の差がないといきなり祖母様って呼ばれたら困るよね。

 

「うん!分かった。よろしくね。葛葉お姉ちゃん!!」

 

「っっっ!!」

 

あれ?葛葉お姉ちゃんが顔真っ赤にしてしまったよ?

あ、これはもしや紅葉祖母様と同じシチュエーションではないのか!?

マズイぞ!同じ轍を踏まないように逃げようとしたら、案の定。

 

「いや~ん!!可愛い~ほんとに男の子?こんな妹が欲しかったのよ~」

 

やめてぇ~親子そろって抱きしめないで~

流石に、紅葉祖母様ほどの力で抱きしめてこないので平気だけどね。

 

よし!こうなったらやられてばっかりだから反撃してやる!!

 

よく見れば、葛葉お姉ちゃんは紅葉祖母様に似た金髪をボブカットにしていて、目は黒い。しっぽは、一つしかないが見るからにモフモフしている。私は別にケモナーではないが、このモフモフを前にしたら誰だってモフモフしたくなるでしょ!!

鯉影行きまーす!!

 

「ひうっ! ちょっと!?いきなりしっぽを触らないで!」

 

良いではないか~良いではないか~

そっちがやって来たんだから是非もないよね!!

 

 

…しかし、一体いつになったら私はご飯が食べられるのでしょうか…

 

 

◇◆◇◆

 

そんな二人のやり取りを陰から見ている人たちがいた…

 

「こうやって見てみると姉妹みたいだな。紅葉、あの二人は」

 

「確かにのう…妾たちの娘の葛葉もそうじゃが、鯉影も可愛いの~♡」

 

「見た目だけなら姉妹だけど、葛葉は一応俺の腹違いの妹なんだよな…って紅葉母さん!よだれ、よだれ!」

 

「む? じゅるり すまないの鯉伴。」

 

「紅葉義母様。葛葉ちゃんと鯉影のお揃いの着物を作ったらどうでしょう?きっと似合うと思いますよ?…もちろん両方とも女物で!!」

 

「いいですね!乙女さん!紅葉様やりましょう。二人とも可愛いから絵になると思いますよ?」

 

「ふむ、そうじゃな…では、京中いや日の本中の腕の良い着物職人を集めて日の本一の着物を作ろうではないか!!!」

 

 

 

奴良組女集が一致団結して日の本一の着物作成計画について計画を練っているその横で、奴良組総大将の初代と二代目である、ぬらりひょんと鯉伴は今も廊下で葛葉に抱き着かれたり抱き着いたりしている鯉影を哀れんだ目で見ていた。

 

「「鯉影。強く生きろ…」」

 




読了ありがとうございました。

今回出てきた奴良葛葉ちゃんはオリジナルの妖怪です。父がぬらりひょん。母が羽衣狐という超サラブレットなのです!

次回は今回ちょこっと出てきた「畏れ」についての話です。

それでは次回お楽しみに~!!
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