ぬら孫じゃないの!?   作:パズゥ〜

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どうにか今日中に間に合った・・・
意外と難産でした。

今回の話の「畏」や「妖怪」については独自解釈の部分があります。なるべく原作に合わせるようにしてはいますが・・・


第5話 「畏」の勉強会!!

どうも、鯉影です。

 

葛葉お姉ちゃんとのモフり合いは紅葉祖母様の部下の人が来るまで続きました。

ちなみに、葛葉お姉ちゃんはやや顔を上気させて疲れていますが、反対に私の方はモフモフを堪能できたので気分はルンルンです!

「後で覚えておきなさいよ…」っていうつぶやきが聞こえたけど気にしな~い!!

 

そして、部下の人に連れられて奥の広間に来ました。中に入ると父様達がみんな勢ぞろいしていて私たちを待っていたようです。

 

「葛葉よ、ちと遅かったの?何をしていたんじゃ?」

 

「お、お母さま。それはですね…予想だにしないというか、思わぬ反撃を受けてしまいまして…」

 

「反撃かえ?」

 

ふふん!いつまでもやられるような私ではないのだよ!!

でも、途中からは葛葉お姉ちゃんもノリノリだったじゃんって思っていたら、余計な事は言うなという視線を貰ったので黙っておきます。

余計な事はしませんよ。えぇ、自分が大事なので!!

そんなアイコンタクトを勘違いしたのか、紅葉祖母様は

 

「ほう? いつの間にか二人は仲が良くなったみたいじゃな? 実に良いことじゃ!」

 

確かに、出会いはびっくりしたけど、葛葉お姉ちゃんは可愛くて年が近いから気兼ねなく話せるしね!

 

「可愛いだなんて…///」

 

あれ?声に出てた?葛葉お姉ちゃんは恥ずかしそうに体をクネクネしてるよ…

 

ん?そういえば、葛葉お姉ちゃんと出会ったときに「畏」がどうのこうのって言ってような…今までこの世界になれるために大変だったから、ぬら孫の世界で重要な要素と言っていい「畏」について全く考えていなかったな。というか、ぶっちゃけ忘れてたな…

いい機会だから、父様達もいることだから「畏」について聞いてみようかな?

 

「ねえ?葛葉お姉ちゃん?」

 

「何?」

 

「葛葉お姉ちゃんが最初に言ってた「畏」って何?」

 

いきなり「畏」について教えてくださいってよりは無難に聞いた方が怪しまれなさそうだよね。

 

「えっとね…「畏」ってのはね…妖が持っている、うんと…」

 

あれ?しどろもどろになっちゃった?もしかして葛葉お姉ちゃん

 

「よくわかってないの?」

 

「っっ!? だってしょうがないじゃない! いつの間にか出来るようになってたから説明できないよ!!」

 

えぇ…逆ギレはよくないよ…

 

何ともいたたまれない雰囲気になっているところで爺様が助け舟を出してきました。

 

「鯉影は「畏」について知りたいのか?」

 

「うん!知りたい」

 

「そうか…では、ワシ自ら教えてしんぜよう! 葛葉も最初の頃はワシが教えておったしな!!」

 

ということで、爺様自ら教えてくれるそうなので食後に教わることになりました。

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

「それでは、「畏」について話していこうかの?」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

夕食が終わり、紅葉祖母様に頼んで中庭を貸してもらいました。(中庭と言ってもサッカーコート一面分くらいはあるけどね!!)

 

「では、まずはワシら妖について教えようと思う。」

 

「ワシら妖は、一口に妖といっても色々な種類があるんじゃ。物や動物が長い年月を経て変化した場合、人間が恨み・憎しみなどといった強い負の感情や未練からなる場合、一つの種族として成立している場合、怪談が人々の口に上るうちに畏を得て実体化した場合。といったように色々おる。一部例外を除いて寿命は非常に長く、千年以上生きる者も存在するんじゃよ。 」

 

「そして、「畏」についてじゃが、これは色々な意味を持つ言葉でのう、簡単に言ってしまえば「妖の力」。人を驚かすために存在し始めた妖にもともと備わっている、人を怖がらせたり脅かしたりする能力や特徴でのう。相手に与える畏は「恐怖」「威圧感」「信仰」「尊敬」「憧れ」などがあって、「畏」が妖を妖たらしめるんじゃ。ゆえに「畏」を失うことはすなわち死ぬことになるんじゃ。」

 

「簡単に言ってしまえば、化かし合いじゃな!ビビってしまったものが負ける。つまり、自分の畏れで相手の畏れを破った方が勝つってぇことだ!!」

 

なるほど…妖怪たらしめるものか…

 

「どうだ? 難しいか?」

 

「うん…爺様はどう理解したの?」

 

そうだな…と言いながら爺様は顎に手をやり空を見上げた。

 

「ワシは生ませた時からぬらりひょんじゃ。ゆえに、本能的に自身の本質や特徴を理解して「畏」にすることが出来た。」

 

「葛葉お姉ちゃんは?」

 

「葛葉も説明できないのは自身の妖の血が本能的に理解しているからだと思うぞ?」

 

えぇ…考えるな感じろというのですか!?

それだと全く分からないんだけど…

 

「親父、それじゃ鯉影には理解できないぜ?」

 

見かねたのか、いつの間にか父様が声をかけてきた。

 

「ぬぅ…しかしな、なんといっていいか難しいんじゃがな…」

 

「確かに、俺も「畏」を理解するのは難しかったからな。」

 

えー父様が難しいんじゃ私では無理なのでは…

 

「嘘をつけ!! お主は齢五つで完璧に使えたではないか!!」

 

ちょっと! 五歳で完璧に使えていたら難しいもくそもないじゃないか!!それで難しいってどういうこと?

 

「いやな、半妖の俺や人間の血が四分の一入っている鯉影は生まれてきた時は人として生まれてくるんだよ。そこから、妖怪としての血に目覚めなくちゃならない。」

 

妖怪の血?それが覚醒しないと「畏」が使えないの?

 

「親父たちみたいな生粋の妖怪は存在そのものが「畏」と言ってもいいが、半妖みたいになるとなどうしても妖怪の血が覚醒しないと自身を妖怪と認識できないみたいでな。まあ、人ならざるものに、意識だけでなく体もなるんだからしょうがないよな…」

 

「妖怪の血の覚醒は人によって異なる。生まれてすぐの奴もいれば、死にそうにになって覚醒する奴もいる。こればかりは、俺や親父が教えることは出来ない。お前自身が見つけないとな?鯉影。」

 

覚醒すればおのずと「畏」を感じ、理解することが出来ると父様は笑いながら教えてくれました。

 

 

 

 

今回の「畏」の勉強会はひとまず私が妖怪の血に覚醒してから続きを行うことになりました。

 

覚醒かぁ…どうやら一筋縄ではいかぬようです…

 




読了ありがとうございました。

次回は少し投稿が遅れるかもしれません。
ご容赦ください。

ぬらりひょんの口調が難しい・・・
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