ぬら孫じゃないの!?   作:パズゥ〜

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ルーキー日間に載っていてびっくりしました!

リアルが忙しいので出来たら投稿する感じになっています。

先日、劇場版魔法科高校の劣等生を観てきました。
いや~さすおにですね!それ以外になんて表現したらいいのか分からない!

今回は少し長めです。


第6話 京観光だよ!!

は~い、どうも鯉影です。

京旅行初日は色々ありましたが、家族が増えて嬉しかったです!

 

そして、今日は京に来てかれこれ4日目。

2日間は爺様が京に来たということで挨拶に来た西側の妖怪たちの対応で忙しく出歩けませんでした…やはり、魑魅魍魎の主というのがあるのか色々な妖怪が来ますね。

原作に出ていた四国八十八鬼夜行の組長、隠神刑部狸さんや九州の九十九夜行、京都編で出ていた土蜘蛛の親父さんが来ていました。私自身もあのぬらりひょんの実孫ということであっちこっちに引っ張りだこでした…しかも、まだ3歳なのに「ぜひ、うちの娘と婚約を…」という妖怪が多いこと多いこと…

 

いやね、政略結婚とかそういうのもこの時代はほとんどだと思うけど、爺様や父様達は自由恋愛からの好きな人と結婚をしたから私自身も憧れているフシがあるからね!

まあ、可愛い子や綺麗な子であればお友達からって考えるんだけどね。

 

でもね?土蜘蛛さん。あんたはいけねぇ…

私のタイプはお祖母様や母様のようなタイプなのです。3歳で100歳以上違う、ましてやどこぞの世紀末アニメに出てくるようなムキムキのボディーを持った人ではありません!!見た目はポ〇モンのカ〇リキーみたいな人では絶対ありません!!何が「身贔屓かもしれんが豊満な肉体でな」ですか!それは豊満ではなくて鍛え抜かれた鋼の体の間違いでしょうに!!

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

というわけで、やっと暇になった今日。葛葉お姉ちゃんと一緒に外出です。一応、二人だと危険かもしれないということで、紅葉祖母様の部下の鬼童丸さんが保護者役で着いてきてもらっています。

原作でも羽衣狐の部下ということで主人公たちに立ちはだかった悪役の一人ですが、この世界では意外にも鬼童丸さんは子供好きのお世話上手らしく、葛葉お姉ちゃんのお世話役をしているみたいで、葛葉お姉ちゃんからは「じい」と呼ばれています。でも、色々振り回されているらしく苦労が多そうでした。ちなみに、父様と母様そして爺様とお祖母様はそれぞれ久しぶりにデートに行っているそうです。

 

「では、鯉影。お姉ちゃんが京の町を案内してあげるわ!!」

 

胸を張って自信満々な葛葉お姉ちゃんを先頭に有名な観光名所を観光していきます。

最初は現在の京都市伏見区にある伏見稲荷大社に来ました。当時は伏見稲荷大社ではなく、稲荷神社と呼ばれているそうです。鬼童丸さん曰く、最近では商売繁盛を願う商人が多く参拝をしているらしく、なかなか人が多いですね!霊験あらたかな山であるため妖怪の保養地として人気で、ちらほらと妖怪の姿も見えます。

普通に人の中に紛れているのでビックリしたね!出店の屋台で妖怪が営業してたしね!

 

「モグモグ…それじゃあ次行くわよ!!」

 

葛葉お姉ちゃんは花より団子でした…

 

 

続いて訪れたのは、こちらも有名な清水寺です。やはり、前世の記憶にあった清水寺よりも新しいですね! ここでも、鬼童丸さん曰く、昔から火災に見舞われることが多かったらしく、今見ている建物も徳川家光さんの寄進によって再建されたばかりだとか。いや~博識だね!鬼童丸さん。有能すぎて怖いね!!

 

 

 

そういえば、父様に言われた妖怪としての覚醒についてあれからよく考えている。

父様は、私自身が覚醒に必要なカギを見つけなくちゃいけないと言われたけど…

はっきり言って全く分からない!!

 

私の中に流れている妖怪の血って言われても、前世を含め流れる血から何かを感じるということを経験したことがないからなぁ~

何か、前世の気合いだぁ~で有名だったアニマルな人みたいに気合でどうにかならんかね?

そんなことを考えてしまうくらいにスランプでございます。

 

 

「あれは…まさか!!」

 

 

昼食を挟んで、家族に何かお土産でも買って帰ろうかということになり、お土産屋さんで色々と見ている時、近くで私たちのことを見ていた鬼童丸さんが向かい側の茶屋の方向を見て驚いた顔をしました。

 

「ん?鬼童丸さんどうしたの?」

 

「いえ、少々用事が出来てしまったため、鯉影様は姫様とこちらでお待ちいただけますかな?」

 

鬼童丸さんは私が答えるよりも早く、急ぐように向かい側の茶屋に行ってしまいました。

 

(いきなりどうしたんだろ?鬼童丸さん)

 

気になったので、鬼童丸さんを追いかけていくと

 

「貴様!また仕事を抜け出したな!」

 

「なっ!?鬼童丸か!びっくりさせるでないわ!吾は休憩中だ!」

 

「休憩しかしていないだろ!貴様は!!」

 

そこには金髪で小柄な女の子が鬼童丸さんと何かを言い争っていました。

っていうか鬼童丸さんがあんなに怒っている初めて見たかも!

 

「ちょっと待ってよ!鯉影。いきなり行かないでよ!いったいどうしたの?」

 

後ろから葛葉お姉ちゃんが私を追いかけてきました。

 

「ごめん葛葉お姉ちゃん。鬼童丸さんが焦ったようにあそこの茶屋に行ったから気になって追いかけたんだ。そしたら、あの女の子と言い争っているのが見えちゃって」

 

「女の子? ん? …あぁそういうことね…」

 

なぜか葛葉お姉ちゃんは金髪の女の子を見ると納得したようにため息をつきました。

 

「葛葉お姉ちゃん。あの子知っているの?」

 

「えぇ。あの人は茨木童子。お母さまの傘下の京鬼組合の副長で、じいのお母さまである酒呑童子の盟友よ」

 

え!!茨木童子って女の子なの!?

 

あれ?よくよく見ればあの茨木童子さんの容姿ってFate/Grand Orderの茨木童子にそっくりじゃない!?

 

えぇ…ここは、ぬら孫の世界だよね?型月の世界なのか?よくわかんなくなってきたわ…

まぁ、ポジティブに考えよう!!ぬら孫の茨木童子よりFGOの方が断然いいね!

可愛いは正義だよ!

 

って待ってよ?茨木童子がそうなら葛葉お姉ちゃんがさっき言っていた酒吞童子は、

 

「どないしたん?茨木?」

 

ほら~やっぱりね!予想した通りのFGOの酒吞童子じゃんか~

 

「母上。やはりあなたもこちらにいらしていたんですね…」

 

鬼童丸さんが疲れたように酒吞童子さんに話しかけます。

 

「もちろんやわ。茨木が遊びに出かけようと抜け出すもんやから、うちもついていっただけや?鬼童丸こそ何してはるん?」

 

「私は姫様と京に遊びにいらした鯉影様が京観光をするため目付役をしておりました。」

 

「鯉影? あぁ…ぬらちゃんのとこのお孫さんやねぇ? 今一緒におるん?」

 

「ええ。向かい側の土産屋にてお待ちいただいているのですが…」

 

ちょうど鬼童丸さんがこちらを向いてきたので葛葉お姉ちゃんと一緒に向かいます。

 

「鯉影様に姫様。なぜこちらに?」

 

「ごめんなさい。鬼童丸さんが慌てて行ってしまったのでどこに行くのか気になってしまって…」

 

「いえ、謝らないでください鯉影様。確かに慌ててどこかに行ってしまえば気になってしまいます。目付け役としては失格です。」

 

「そうやなぁ、鬼童丸。いくら今は治安がいいからと言うても短時間とはいえ、子供2人だけにするんわいただけないなぁ?」

 

「その通りです母上。いささか気を抜いておりました。このこと関してはいかなる処罰でも覚悟も」

 

「ちょっと待って!!」

 

「鯉影様?」

 

何か鬼童丸さんが切腹しそうな雰囲気になっていて、まずそうだよ!!

ちょっとだけ目を離しただけなんだからそこまでしなくてもね?

鬼童丸さん真面目過ぎだよ!!

 

「鬼童丸さん。そこまでの事ではないから大丈夫です。折角楽しく京観光したのに最後がこれだと台無しです!!」

 

「しかし、これでは羽衣狐様やぬらりひょん様方に申し訳ないと言いますか…」

 

どんだけ、生真面目なんだこの人は!?

原作だとこんな感じだったっけ?

この様子だと何かしらの処罰をしないと納得しなさそうだな…

 

「わかりました。では、鬼童丸さんは私に剣術を教えてください。」

 

「剣術をですか?」

 

「はい。父様から聞きました。剣術に関しては鬼童丸さんが一番だと。それなので、今回の件は鬼童丸さんが私に剣術を教えることで不問にしましょう。強くなれば一人になっても問題ないですからね?良いですね?」

 

「わかりました。しかし、鯉影様はまだ幼いためもう少し大きくなられてからにいたしましょう。」

 

「はい。よろしくお願いします!!」

 

やったぜ!鬼童丸さんに剣術を教えてもらうことを約束してもらいました。これなら、鬼童丸さんも納得しますし、私も強くなれてwinwinです!

ちなみに、鬼童丸さんと父様はお互い半妖ということもあってか結構仲が良く。飲み仲間なのだとか。

 

「あんたはん、おもろいなぁ?」

 

私たちのやり取りを黙って見ていた酒吞童子さんが声をかけてきました。

 

「あんたはんが鯉影ちゃん?」

 

「はい、そうです。 ぬらりひょんの孫の奴良鯉影です!」

 

「しっかりしてるなぁ~いくつや?」

 

「3歳になりました。」

 

「3歳か…さっきのやり取りを見てとても3歳には思えんわぁ~ …いいわ。気に入った!」

 

「はい?」

 

何やら、全身をなめるように見られ突然お気に入り宣言をされました。

 

「鯉影ちゃんとうちは呼ばせてもらうな?その代りにうちの事は酒吞ちゃんって呼んでな?ちなみに敬語も堅苦しいから無し!」

 

酒吞ちゃんですか…本人がそう呼んでって言ってるんだったら遠慮なく呼ばせてもらおうかな?

 

「はい。ううん、わかったよ酒吞ちゃん!!」

 

「よろしい!」

 

 

 

こうして、伝説の鬼の首領である酒吞童子に気に入られ、その後の観光を一緒に行くことになりました。

後で、茨木童子さんが「酒吞がちゃん付けなら吾もちゃん付けで呼べ」と言われたので「茨木ちゃん」と呼ばせてもらうことになりました。

 

 

余談ですが、帰ってからこのことを父様達に話したところ、あの酒吞童子がそこまで気にいるなんて珍しいと驚かれました。ちなみに、お土産は健康祈願のお守りを家族分買ってきてお祖母様に特に喜ばれました。

 

 




読了ありがとうございました。

今回登場した酒吞童子と茨木童子は羽衣狐の傘下の京鬼組合(きょうおにくみあい)と呼ばれるところの所属です。

鬼童丸は酒吞童子の実子ということで、ぬら孫ではなくFGOの酒吞童子を登場させたら面白い組み合わせになるんじゃないかなということで登場させました。

ちなみに、鬼童丸から見た2人は
酒吞童子:実の母。色々振り回されるが尊敬している。
茨木童子:母の悪友。歳的にははるかに上だが手のかかる妹的な存在。尊敬は多少はあるが、いつもの素行のせいで評価はマイナス。

こんな感じです。
次回は、いよいよ京観光も終わりです。
それでは、お楽しみに~
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