少女は悲しげに呟いた。
「そのうちの一回は今の貴方達と全く同じ。」
レーザー銃を持ち、震える声でそう言った。
「その時は、地球は呆気なく壊れてしまった。」
瞳から大粒の涙が溢れる。
「だから今度は、HAPPY ENDで終わらせる。」
少女は固く、決意した。
クロスオーバー...?
物語にあまり関係はないのでタグ付けしてません。
あと怖いので一応残酷な模写のタグ付けました。
何か違反などしていたらお手数ではありますが教えてくれれば幸いです。
どちらかと言うとチート主。
更新不定期ですが、お願いします。
暗い部屋のなかで私は意識を取り戻した。
じんわりと額に残る蒸し暑さは私を現実に引き戻していく。
重い体を起こすと私の表情は一気に歪んだ。
雨戸もカーテンも締まり最低限の光さえ取り入れない部屋は全体的に黒い家具で統一されている。
私は苦虫を噛み潰した、そんな表現が似合う顔で机の上の物を手に取った。
赤黒い血液のようなものがべっとりとこびりついた銃は年季が入っている。
それを哀愁漂う表情で私は撫でる。
これは私が一番最初の人生で体験した恐ろしい
何度も何度も私は人生を繰り返してきた。
とはいっても人間は何度も輪廻転生をしているらしい。
その時に記憶は消され、まっさらな状態でこの世界に産み落とされる。
私はモンスターや宇宙人とかの人外に生まれた訳じゃない。
私だってれっきとした人間なのだ。
ではなぜ私がこうして前世の記憶を持って生まれたのか。
それには一番最初の、ゲーム人生で手に入った特殊な力だった。
最初の人生は中学校生活を勉強に捧げた女の子との狂った
死は呆気なくて、女の子を庇い、死んだ。
銃で撃ち抜かれた時はゲームに参加するまで恐ろしく感じていなかった死が急に近くに迫ってきて
痛くて痛くて痛くて痛くて、涙を流したのを覚えている。
2回目の人生は黄色い教師を殺す世界だった。
結局その教師は殺せず、前世の記憶も前世の銃も役に立たなかった。
ただただ前世の記憶を持つ恐怖と沈む世界に怯え、そして自殺した。
2回目の死は痛みと、来世の希望を願った。
3回目の人生は不思議な力を身体に宿す、死なない世界だった。
大正100年という世界は私の経験を生かすことが出来た。
首を落とされて死ぬっていう辛い死だったけど。
4回目の人生は今までよりずっとずっと平和だった。
世界中のほとんどが個性を持つ世界。
死は敵に殺されるという私自身で一番楽な死に方だった。
5回目の人生は刀を扱う世界だった。
刀に命を吹き込み、敵と戦う。
前世までの力も存分に発揮することが出来た。
しかし攻めこまれた敵に殺された。
全ての人生は場所や年代は違くとも共通することはただひとつ。
自殺やら他殺やらあったが、一回も幸せな死を遂げたことはない。
そして今回で6回目の人生が始まる。
お腹には4回目の人生でついた大きな傷がある。
腹部を貫かれた時の痛みは最初の死に匹敵するものだ。
部屋の明かりを灯し、私は涙を流した。
壁にかかっていたのは紛れもない、2回目の人生と同じ、椚ヶ丘中学校の制服。
クローゼットを開けると昔の制服、軍服、袴。
どれも私の思い出で、宝物。
テレビを付け、鞄を漁る。
やっぱりとぼろぼろと涙が零れる。
椚ヶ丘中学校 3-E
懐かしくも真新しい生徒手帳。そしてテレビに映る黄色い影。
もう一度、やり直せる。
私はあの世界に帰ってきたのだ。
それがとっても嬉しくて、幸せだった。
重くぎこちない体に鞭を打つと私は立ち上がり、ふらふらと着替え始めた。
-夢の記憶-
体は先程と全く変わらず重いが、心は軽く軽く、何でも出来る気がした。
腹部の傷も心の傷も全く癒えきったわけじゃない。
でも考えていると心が病んでしまいそうなんだ。
それに前世で教えてもらった、彼は私に笑いかけて驚きの大切さを教えてくれた。
それから私はドッキリが好きになった。
今までの人生は辛いこと、悲しいこと、悔しいこと、沢山あった。
目を背けたくなるような失敗、絶望した顔。
でもそのなかにも幸せはあった。
皆でマカロンを食べるときの笑顔。
お茶を飲みながら縁側で鬼ごっこを見る景色。
あいすくりんを食べながら飲み物を傾ける時間。
全て私の思い出。
辛いこともあったけど、それだけ楽しかったこともある。
私はそれを忘れてなんかいない。