美城家の子供に転生!? 作:お菓子
今回のお仕事はお笑い番組の収録の日、一緒に出演するのはかわいい輿水幸子である。
「ふっふーん、ついにかわいい僕も歌でデビューですか。 まったくユキさんが曲を作るのが遅いから番組の曲でデビューすることになるんですよ」
ご機嫌な幸子、何を隠そう半年間デビュー曲がなくお笑いの仕事ばかりやらされていてフラストレーションが溜まっているなか、番組内でアイドルグループを作って曲を出す企画が舞い込んできたのである。
「幸子にぴったりな曲が9割はできてるんだけど、後1割が出来なくてね」
苦笑しながら返事を返す。
「曲が出来たら教えてくださいね、とりあえず今日のお仕事を一緒にがんばりましょう」
収録スタート
「前の放送でもあった通りこの中から3人のアイドルグループを決めることになる」
「やったー」
「まだ決まってないぞ、幸子」
笑いながら答える。
「ふっふーん、かわいい僕に決まってます」
お笑い司会者の声に舞い上がる、それもそのはず幸子を入れて4人いる候補者。一人は現役のモデル、もう一人は引退した元アイドル、最後の一人は年のいった女優だからだ。
「発表します! アイドルグループデビューするのは」
ドラムロールが流れる。
「この3人です!」
幸子を抜かした3人にスポットライトが当たる。
周りが盛り上がっている中、ポカンとする幸子。
「えっえっ何でですか?」
「あはははは、こっちのグループはこの3人でやるから、お前らはお前らでやっとけ」
幸子と僕を指差す、期待していただけにその言葉で泣きそうな幸子。
ここで颯爽と
「お前ら! お前ら怒ったぞよくもうちの幸子を泣かせたな! こっちはこっちでアイドルグループ作ってやる勝負ダニ! ぺっぺっ」
ツバを飛ばすフリをしながら幸子を連れて退出する。
ここまでで大体わかると思うが、幸子には伝えられてないが実は番組プロデューサーとお笑い司会者と僕の台本通りの演技である。
「幸子、明日346アイドル候補生の中からあと2人選ぶぞ、それであいつらを倒す」
「僕、歌を歌えるんですか?」
「もちろんだ、出来てなかった曲の1割もあいつらへの怒りで今出来上がった。 あいつらに勝てるな?」
涙も引っ込みいつものドヤ顔で
「もちろんです、かわいい僕に敗北は似合いません」
「よし! それじゃ明日」
ここで収録終了。
次の日、幸子と番組のカメラマン・照明スタッフ・音声スタッフなどを引き連れて、346プロ内へ。
「幸子まずは仲間を集める、ついて来い」
「はい!」
ターゲットがいる部屋へ向かう。
「一人目のターゲットはこの部屋にいる。 僕が机からターゲットを引っ張り、きのこを人質にするから幸子は逃げないように抑えててくれ」
「今の話の内容で誰かわかりましたよ」
ばれないようにそーっと中に入る足音をころしながら近づき、バッと机の下を覗き込む。
キョトンとした顔の星輝子である、輝子を掴み上げ幸子にパスそして速やかにきのこを人質にする。
「フッフヒ!な、何?」
キョロキョロ状況がわからない輝子に畳み掛ける。
「フハハ、このきのこを味噌汁に入れられたくなければ、幸子とアイドルユニットを組むのだ」
「輝子さん一緒に頑張りましょう」
抱きしめながら幸子も説得する。
「えーと、さ、さちこちゃんとユニットを組めるの?」
「その通りだ」
「フヒッ、や、やるよろしくね幸子ちゃん」
「良かったです、よろしくお願いしますね輝子さん」
手を離して握手している。
「では友達も返そう」
「おかえりマイフレンド」
うれしそうにキノコを抱きしめる輝子を見ながら次のターゲットへ移動する。
「ここが最後のターゲットがいるレッスンルームだ、見ての通り何人かのアイドルがダンスレッスン中だ。 邪魔しないようターゲットだけ廊下までさらってくるからここで待っていてくれ」
「わかりました」「フヒ、待ってる」
ダンスが終わるタイミングを見計らって、ドアを思いっきり開け一気に突入。
「失礼するぜ!!」
「キャア!」 「えっ何!?」 「ユキさん?」
悲鳴が上がるのを無視して、勢いよく中に入り速やかにターゲットのみを抱きかかえ廊下へ戻ってくる。
「任務完了! 最後のメンバーは白坂小梅に決定!」
パチパチパチ、2人が拍手で迎える。
「え・・・えと、何?」
まったく状況を読めずうろたえている小梅に
「おめでとうございますデビューが決まりました! 幸子・輝子・小梅でカワイイボクと142's結成です!!」
スタッフと一緒に拍手。
「わ、私デビューできるの?」
「その通りです、これからよろしくお願いしますね。小梅さん!」
「よ、よろしく」
「えーと、う、うんよろしくね」
微笑ましい、いつまでも見ていたい光景が広がる、感動的なまま収録終了。
「さっ、ユキさん曲を教えて下さい」
「質問なんだけど、幸子は自分が好きか?」
「もちろんです、こんなかわいい僕を嫌いなはずありません」
「生まれ変わっても幸子になりたいか?」
「くどいですね、何回生まれ変わってもかわいい僕になります」
ドヤ顔で決めてくる。
「ぴったりだ、センター幸子、ショルダーキーボード輝子、キーボード小梅」
「キ、キーボード弾いたとないよ」
「わ、私もない」
「今回はとりあえず当て振りでいいから、ノリと歌うことに集中。 詳しい話しはレッスンしながら教えるから」
「楽しみですね」
「フヒ、楽しみ」
「わ、私も」
「ああ、楽しみだ勝ちにいこう」
さていよいよ勝負の時、CD売り上げ対決が本当なら良かったが時間がかかりすぎるということで対バンライブを行いその場で観客に決めてもらう、負けた方は即解散。 テレビ番組だけにかなりの観客が動員された。
舞台袖で準備が整った。
「ついにこの日が来たな、自信のほどは?」
「ばっちりです、あの時の悔しさを返す時です」
「う、うん幸子ちゃんの仇をとる」
「フヒヒ、か、仇をとろう」
「2人共、僕は死んでませんからね」
「準備が整ったみたいだな、よし行って来い!」
勢いよく飛び出す3人組!
「みなさんカワイイボクと142'sでーす。 僕達負けませんから聞いてください。
YELLOW YELLOW HAP○Y! 」
勝負はカワイイボクと142'sの圧勝に終わった、このまま順風満帆に行くかと思いきや。
しかしこの後、346プロ社長が勝手にアイドルユニットを決めたことに激怒。
本当に世間から支持されているのか確かめる為に100万人署名、達成できなければ即解散。
輝子と小梅の当て振りがバレ、音楽のみのライブ1つでも間違えたら即解散。
346プロからの刺客ユニット、小関麗奈・二宮飛鳥・早坂美玲 のブラックシンデレラとの対決やっぱり負けたら即解散。
数々の試練がカワイイボクと142'sを襲う。
頑張れカワイイボクと142's! 負けるなカワイイボクと142's!!
力の限り生きてやれー!!!
ここで1度打ち切りにしました、現在は再開しています。