美城家の子供に転生!?   作:お菓子

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第11話 346プロ大感謝祭準備中

 346プロアイドル部門は勢いに乗っており、このままさらに上を目指そうということで346プロ大感謝祭が企画決定される。

 

 場所は武道館に決定され、各曲のバックダンサーはまだデビューしていないアイドル候補生が参加し、経験を積む事になる。

 

 場所を押さえたり宣伝したりする為、準備の時間はそこそこあるし、何よりこのステージは僕の中学生最後のライブになるワクワクするのも仕方ない。

 

 

 レッスンにも気合が入る。 基礎はカンストするまでレベルは上がっているはずだが、前世の本物のアーティストには遠く及ばない。 指先一つまで集中、目線から見せ方を一から見直す。

 

 

 自分だけでなく他のアイドル達への激励も忘れず、ついでに遊びに行って気分転換。 まずは楓さんと川島さんが2人が休んでいる部屋にお邪魔する。

 

 「毎度見回りです、レッスンの調子はどうですか?」

 

 「いらっしゃいユキ君、レッスン期限を守ってトレーナーの機嫌をとらなきゃね、うふふ」

 

 「別な意味ですごいですね、安心しましたよ」

 今までよりも大きな舞台なのに余裕さすが25歳児だ、まだ25歳じゃないが。

 

 川島さんはエステルームとレッスンを繰り返しているみたいで。

 「バランスのいいレッスンと休憩が大切なのよ、自分のペース配分はわかっているから安心して。 ユキ君もオーバーワークはダメよ」

 

 「あー、確かにそうですね。少し気負いすぎましたかね」

 

 自分でもそうかなと感じる的確な助言に苦笑する。

 

 

 

 次に訪れるのは美嘉・美波さん・卯月の控え室へ向かう、色々経験を少しづつ積んで確実に前へ進んでいる今一番輝いているメンバーだ。

 

 「やっほー、お疲れさま様子見に来たよ」

 

 「あっ、お疲れ様ですユキさん!」

 卯月がすぐに挨拶を返してくれる。

 

 「来てくれたんだお疲れ様です」

 その後に美嘉ちゃん、二人とも事務所の先輩として慕ってくれるかわいい後輩だ。 この二人に慕われたら嬉しくなるのは仕方がない、二人の魅力に逆らえないのだがそれを許してくれないのが

 

 「お疲れ様です、鼻の下が伸びてるわよユキ君」

 個人的にセクシーランク上位に入る美波さん。

 

 卯月と美嘉に抱きついた時はおもしろいぐらい顔を赤くしてうろたえてくれたが、美波さんには素で説教されてしまった。

 

 やさしいお姉さんなんだけど、真面目なところもある感じだ。

 

 「そんなことないよ、ドリンク持ってきたから差し入れ、飲んで飲んで」

 必殺のエナドリでごまかす。

 

 「調子はどう?」

 

 「はいっ、島村卯月頑張ってます」

 目に気合がいい感じで入っているな。

 

 「私は見せ方に苦戦してるかな、カリスマ目指してるしね」

 決めポーズでウィンク、ジャージなのに輝いてるな。

 

 「いいね、美嘉は必ずカリスマになれるよ、今回のライブはカリスマになる大事な一歩だね」

 

 「うん、期待してて」

 

 「私はそうね、やっぱりボイスレッスンかな、今回ユキ君がくれた曲はすごく難しいわ」

 

 「あーだろうね、でも美波さんなら歌いこなせると思って渡した曲だから期待してるよ」

 

 「そうね、曲に負けない様にレッスンを続けるわ安心して」

 

 「うん、無理はしないようにね」

 

 

 

 最後はファストとロックザビーストか、シロヤン合格後おめでとうと一人ひとりに抱きついた時が凄かった。

 

 未央と李衣菜は動かなくなるし、なつきちはフレンドリーに抱き返してきてハイタッチ。

 

 唯は「きゃー大胆☆」とテンション高いし、晴ちんは「何するロリコンか」と蹴ってくる。

 

 ラストの有香は「す、すいません触れられると、つい反射的に技をかけちゃいました!」と技かけてくるし。

 

 

 勢いはあるがデビューしたてで圧倒的に経験が少ないし、気にかけないと。

 

 「ハローエブリワン」

 

 厳しいレッスンから癒しの休憩タイム、邪魔しないようできるだけ軽めにいく。

 

 「押忍! ……じゃなかった!お疲れ様ですっ!」

 

 さすが体育会系? 体力はまだまだ大丈夫そうだし礼儀がすごい、それにひきかえ。

 

 「あっユキちゃん、疲れたからみんなでレッスン代わりに今からカラオケ行こうよ~♪」

 

 「ゆいゆいに賛成、みんなで行けば楽しく歌えるしレッスンになるよ」

 

 「俺はカラオケよりサッカーしたいな、あっボールないか」

 

 フリーダム過ぎるプロデューサーとトレーナーさん達の苦労が目に浮かぶな。 シロヤンで見せてた僕への尊敬も無くなったし、いや砕けたこっちの方が付き合いやすいからいいんだが。

 

 「おっユキさんお疲れ様です」

 

 「お疲れ様でーす」

 

 「おっす、お疲れ様なつきちと李衣菜も今から休憩か」

 

 「これからみんなでカラオケ行くから利衣菜と夏樹もおいでよ」

 

 「カラオケかロックだね」

 

 「じゃ、シャウトするか」

 

 「み、みなさんが行くのでしたら、私も大きな声出していきますよ」

 

 「俺も行かなきゃだめか?」

 

 「きゃはーっ☆ テンション上がってきたー」

 

 収集がつかないなこれ、もう誰が誰やら何喋ってるやら。 しかし楽しそうだな僕も参加するかな。

 

 「よし、じゃみんなで行くか!」

 

 

 「…ほー、次のレッスンをサボってどこへ行くんだい?」

 

 冷たい声が聞こえてドアが開いた。 

 冷たい目で見てくるマストレさん、震える皆にやさしく笑いかける。 差し入れのスタドリ置いてそっと逃げだそうとするが。

 

 「どこへ行くのかな? ユキ君」

 

 知らなかったのか、大魔王からは逃げられない。

 

 この後、皆仲良く怒られたのだった。

 

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