美城家の子供に転生!?   作:お菓子

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第4話 ようこそ346プロへ

 運転手が待っている車に乗り込みさっそく346プロに移動する時間を使い、和久井さんと仲良く向かい合わせで説明タイムを受ける。

 

 「ある程度は美城会長から聞いたかもしれないけど、ユキ君はしばらくレッスンに重点を置くことになるわ」

 うん、胸元や足がセクシーですね。 目線がそちらにいきそうだがいかないように根性でカバーしながら話します。

 

 「はい、頑張ります」

 

 「それで今日は各部署への挨拶周りと346の館内説明をするからこれを持ってね、首にかけて落としちゃダメよ」

 

 渡してくれたのはずいぶん立派な社員証、ちょっと新鮮でうれしいけど中身は・・・ 

 

 

 {346プロ アイドル候補生 美城幸高 役職:特別顧問}

 

 

 What? アイドル候補生はわかるが役職?特別顧問?

 

 さすがに困惑して和久井さんに聞く。

 「和久井さん特別顧問って何ですか? 僕、何も教えれませんが」

 

 よっぽど戸惑ってたのかクスクス笑いながら

 「それは美城会長がユキ君の身を守る為に特別なお守りを作ってくれたのよ、名誉職だからユキ君は何もしなくていいわ気にせずレッスンを頑張りましょう」

 

 「え~と、つまりアイドル候補生は社員的には下だけど、お父様の息子だから偉い。

 周りが扱いに困るから役職で偉くしようということですか」

 

 「そのとおりよ、頭がいいわ」

 驚いた顔をしながら頭をなでてくれる。

 

 ふむ役職はあって困るものじゃないし将来姉が美城常務バージョンになった時に牽制もできるだろうし有難くいただいておこう。 将来はやはり美城常務VS美城幸高なのかな、どっちが勝っても美城勝利だが後味悪いしうれしくないな。

 

 「ユキ君着いたわよ降りましょう」

 

 おっと考えごとをしてる間に着いたらしい急いで車を降りたが目の前にある建物を見て思わず口が開いた。

 

 アニメでも見たが現実で見るとすごいなー。

 

 「さぁ行くわよどんどん周らないとね、広い建物だからユキ君に周りきれるかな?」

 お茶目な感じでウィンクしてくれる。

 

 「大丈夫だよ!」

 もちろん元気に返事する、今だったら富士山すら登れそうな気がする。

 

 入り口を入るとそこには

 

 「やあ、待っていたよ久しぶりだね幸高君」

 

 おぉ癒し系の今西部長じゃないか。

 早速抱きつく、お年玉をくれるやさしい人なので大好きだ。

 

 「お正月ぶりです、今西おじさんこれからよろしくお願いします」

 

 「うん、よろしく私はいつでも暇だから困ったときには遠慮なく来ていいからね」

 やさしい笑顔だ。

 

 「ありがとうございます。 一緒に探検しませんか?」

 

 「ここは広いからね、楽しそうだが年寄りにはちょっと大変かな、では和久井プロデューサー後は頼むよ」

 

 「はい、お任せください」

 満足そうな顔で移動して行く姿を見て、こちらも早く移動したくなる。 

 待ちきれないのがわかったようで微笑ましくこちらを見る和久井さんと移動を開始する。

 

 「迷子になると大変だからまた手をつなぎましょうね」

 

 「はーい、仲良く行きましょう」

 YES! 和久井さんからのお誘いとはうれしくて笑顔が3割増しになってしまう。

 

 さて、本館のシャンデリアを見た後はオフィスビルの必要部署に挨拶、七光り効果か子供効果か重役連中も他のスタッフも皆やさしく1度たりとも嫌な思いをしなかった。

 

 俳優や女優などはちゃんと部門があるのにアイドル部門がないことには驚いた。

 すっかり忘れていたがアイドル部門が出来るのは原作から2年前だったことを思い出した時結構長くシンデレラ達に会えないとショックだった。

 

 泣きそうな顔で「アイドル部門はずっとできないのですか?」と和久井さんに聞いてみたらこちらが安心するような顔で微笑んでくれた。

 

 「アイドル部門はユキ君のデビューに合わせて立ち上げするよう会長から指示があったので大丈夫ですよ」

 ホッとして笑顔が戻る。

 

 思わぬ所でアニメの歴史を変えていたみたいだが、早く出来ればその分シンデレラ達も来られるし上に行けるだろうと軽く考えることにした。

 

 中庭や噴水広場を見てはしゃいでしまう、歩き疲れた後は346カフェで癒されるウサミンがいないのが残念でならない。 見覚えのある場所についてはアニメシーンを思い出しにやついてしまう。

 

 いよいよ最後はアイドル部門(仮)のフロアである。

 アイドルゼロ状態なので部屋が余りまくりなのを利用して、僕専用のオフィスルーム室内で作詞と作曲もできるすぐれ物、さらにすぐ隣には和久井P専用オフィス。 さらに専用のダンスレッスンルーム・ボイスレッスンルームまで作られていた。 

 

 「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ! 俺は少し前に家族の前でアイドルになるのを許可してもらったと思ったら、数日後には俺専用のフロアが出来ていた。 な、何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何て言えばいいのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった、スタドリの飲みすぎだとか運営の罠だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしい美城の片鱗を味わったぜ。」

 

 ふぅ満足した、我が親ながらドン引きである。 種明しすればこのフロアはアイドル部門を作る時のモデルルームバージョンだったらしいのでそこまで手間はかかってないらしい。 それでも数日でここまでできるとは凄過ぎである。

 

 レッスンルームには若いバージョンのマスタートレーナー青木麗・ベテラントレーナー青木聖がいた。

 

 経験的にはまだ二人ともルーキートレーナーのような気もするが気にしてはいけない、頼りになるのは間違いないし。

 

 他の部門でレッスンを教えていたみたいだが、僕のデビューの為に部署移動があったらしい必ず1流のアイドルにしてみせると燃えていた。

 

 挨拶をしながら抱きついたら体を鍛えている程よい硬さと汗の匂いがした、姉妹でも感触も匂いも少し変わるんだな、これはこれで素晴らしかったごちそうさまです。

 

 これで346プロ探検も無事終了。

 明日からデビューまで一気に駆け上がるめざせ! トップアイドル!!




初めて2000字超え達成しました。
これも皆様からの応援のおかげです、ありがとうございます。

他の作品より短いのはわかっておりますが、わたしの力量ではこれが精一杯です。
これからもこのぐらいの文字数でいきますので、どうぞよろしくお願いします。
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