美城家の子供に転生!?   作:お菓子

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第5話 アイドル部門立ち上げ

 346プロに来てから数年たちデビューに向けさまざまなレッスンをこなした。

 

 歌唱レッスン・ダンスレッスンは当たり前で、演技指導にカメラへの写り方、喋り方から笑顔まで、1流のトレーナーと1対1で途中で音を上げそうにもなったがエステルームでリラックスしたりメイドさんに抱きしめてもらったり、将来シンデレラ達に会えるという期待で何とか耐え抜いた。

 

 実力はお墨付きで各レッスントレーナーが感動するレベルに、曲のストックもかなり出来上がりむしろやりすぎた感すらある。

 

 待ちに待ったアイドルデビューが決まりアイドル部門も正式に稼動を始めた。

 

 アイドル部門立ち上げ式では、最初のアイドル兼特別顧問として舞台上で挨拶をする。 その後各スタッフが順番にオフィスまで挨拶に来てくれた、その時に武内Pにも会えた。

 

 頭を下げながら「これからよろしくおねがいします。美城顧問」と惚れそうになるイケメンボイスちょっと感動する。

 

 中学生に上がったことで子供の無邪気な抱きつきから欧米式の抱きつきに変更することに成功。 幼さが残る人懐っこい笑顔でゆっくり近づき片手で握手、もう片方の手で抱きしめながら2度背中を叩く。 身長差がありがっしりしているのでうまくできなかったが抱きつきグセは有名な為不審には思われず。

 

 「よろしくお願いします武内プロデューサー、僕のことは名前でお願いします。 後アイドルがメインなので役職は抜かして呼んでください」

 

 首に手をやるしぐさをし「では幸高さんで」

 

 「はい、それでお願いします。 ちなみに僕のアイドルとしての魅力はどこだと思いますか?」

 

 「・・・笑顔です」

 

 うん、素晴らしいナイスな決めゼリフで満足した。

 

 武内Pが退出した後も次々と挨拶に来るのでなかなか忙しい。 最後に来たのは千川ちひろさんだ。

 

 「はじめまして美城顧問、千川ちひろと申しますこれからよろしくお願いします。 武内プロデューサーから前もって聞いたのですが、幸高さんとお呼びした方がよろしいのでしょうか?」

 

 「はい、それでお願いします。会えてうれしいです」

 

 女性へは両手で抱きしめ背中を叩く暖かいなと思いながら顔を見てみると、笑顔ながらも黒い雰囲気。 背中にゾクリと冷たい汗が流れる。 

 

 ガクガクブルブル

 セクハラじゃないです、かわいい子供の挨拶ですよ。 大丈夫ちひろさんは鬼や悪魔じゃなく天使だと知ってますから。

 

 ふぅ気を取り直して、ちひろさんにある提案をする。

 

 「ところでちひろさんは自家製ドリンクを作ることができると聞きました。 それを商品として全国展開するのはいかがでしょうか? 無論美城財閥がバックアップいたしますので」

 

 ハトが豆鉄砲を食らったような顔をするちひろさん。

 「ええ~と何分、急なもので」

 

 「勿論いますぐ返事しろとは言いません。 こちらが美城側からの提案書と利益配分書です、ちひろさんに得になるよう調整しましたのでぜひ検討してみて下さい。 質問があれば後日、和久井さんへお願いします。」

 

 和久井さんが作った資料をもらい、ちひろさんに渡す。 それにしてもここ数年で和久井さんプロデューサーというより、すっかり専属秘書になってしまった。 

 

 僕がアイドル候補生だったから仕事がなく、やることといったらプロデューサー業や経営などの色々な勉強と他の部署の手伝いをして経験を積んだりしていた。

 しかたないといえばそうだが細かいことはいいか、プロデューサー兼秘書ということで。

 

 「わかりました。これで失礼します」

 ちひろさんも退出これで一息つきながら考える。

 

 

 美城常務対策その1 何でもいいから346プロの利益を上げとく。

 

 大好きな姉と姉弟対決などまっぴらごめん。 将来美城常務が強引なやり方をするのも経営側から見たら正しいのかもしれないが、現場や見てる方からは堪ったものじゃない。 未来において改革が必要のない状態、健全な会社運営をする!

 

 回避する方法は前もって利益を上げるのが1番。 先ほどのエナドリやスタドリの商品化と全国販売もその一端、曲などの前世チートで利益は出せるはず。 アニメで利益が出るのが遅いと言っていた、つまり時間をかければアイドル皆利益は出てくるということ、早くアイドル部門設立した分、利益を上げる為の時間的余裕はあるはず。

 

 美城常務対策その2 不要なものは失くすこと、立ち上げたばかりの今がチャンス不要な物は作らない。

 

 まず、言いだしっぺの自分から専用ダンスレッスンルーム・ボイスレッスンルームを失くす。 レベルがカンストしてるから、後はいずれ来るであろう他のアイドルと一緒に普通のレッスンルームでいい。

 

 そのことを重役会議で特別顧問として伝える。 名誉職だろうが役職は役職フル活用しなくては

 

 経営改善計画の反対者が出る前に会長から許可をもらっていると牽制する。 親の七光り・子供のわがまま大いに結構、姉弟対決よりはずっといい。 

 

 そしていかに経営の細かい所を改善するかというと・・・対策チームを作らせて重役達へ丸投げ! 細かい所などわかるわけがない、結果だけ教えるように相談は和久井さんへ、前世では頭より体を使う仕事でしたし無理です。

 

 他にもあれば随時実行でなんとかなるでしょう。 見てろこれで美城常務フラグを叩き折る!

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